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FMEA

資料 11 運行ルート等が決まっていない場合の 潜在的な危険の掘り起こし方法

タクシーのように、走行するルートや時間帯が一定でない場合の潜在的な危険の掘り 起こし方法は、以下のとおりです。

対策を立てる際、事故の当事者、当該事故の状況に対する対策だけを考えるのではな く、その対策が有効と思われる潜在的な危険を明確にし、当事者と似た立場のドライバ ーや類似した状況にも広く適用することが、対策の水平展開です。

例)

個別の事故に対する対策 対応する潜在す的な危 険

対策の水平展開

ド ラ イ バ ー A に 対 し 、 個 別 に、発進時の基本動作の徹底 について指導する。

基本動作(指差し呼称)を実 施しない。

ドライバー全員に対し、基本動作の状況 を確認し、基本動作をする意味、基本動作 を怠りがちな場面とそれへの対応につい て指導する。

ド ラ イ バ ー A が 乗 務 し て い たバスに、補助ミラーを取り 付ける

車内ミラーに死角がある 全車両について死角がないか確認し、必 要に応じて補助ミラーを設置する。

バ ス が 遅 延 し た 場 合 の 対 応 マニュアル、運行調整の方法 を決める。

乗客からクレームが出て、あ せる。

乗客から出る可能性のあるクレームを考 え、それらのクレームが出た場合の対応 マニュアル、突発的な事態が起こった場 合の運行調整の方法を決める。

ド ラ イ バ ー B に 対 し 、 個 別 に、疲労や慣れ、気のゆるみ について指導する。

時 間 帯 や 乗 務 開 始 後 の 経 過 時 間 に よ っ て 、 疲 労 が た ま る。

ドライバー全員に対し、疲労がたまりや すい時間帯等の対処法を指導する。

空 車 に な る と 気 の ゆ る み が 生じる。

ベテランドライバーに対し、運転への慣 れや気のゆるみによって生じうる事故に ついて教育する。

新人ドライバーCに対し、事 故 が 起 こ っ た 場 所 の 地 理 に ついて教育する。

地 図 を 見 て ル ー ト を 確 認 す る際に脇見する。

新人ドライバー全員に対し、地理が複雑 な箇所の道順や走行の仕方について教育 する。

対策の水平展開

ルートや走行する時間帯が決まっていないと、業務に潜在する危険を、業務の流れに 沿って事前に予測することは困難です。

そこで、様々な場面を想定して、どのような箇所に危険があるかを予測する訓練を行 い、いざその場面に遭遇した際に、危険を予測して事前に避けられるようになることが 望ましいと考えられます。

そのために有効な手段が、危険予知訓練です。危険予知訓練は、一般的には紙面上に 交通場面の絵を描き、どのような危険があるのかを挙げていくものです。

また、ドラレコ画像があれば、事故やヒヤリ・ハット画像を、事故やヒヤリ・ハット に至る前に止めて、「この次に何が起こるか」を挙げ、危険を洗い出すという方法もあり ます。

車内ミラーに映った乗客の様子を、図で示した教材です。

図を見て、バスのドライバーが、車内人身事故防止のために注意が必要な乗客や、運 転する際に気をつける点等を検討します。

危険予知訓練

バス会社の例

事故やヒヤリ・ハットのドライブレコーダー画像について、衝突等が起こる前の段階 で映像を停止し、

・ この先何が起こるか

・ 何に気を付けて運転すればいいか 等 について、意見交換します。

映像の例 その1

タクシー会社・トラック会社の例

映像の例 その2