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38 リクエストファイル(施設)
カラム 項目 説明
1~n 施設入力ファイルの 1カラム目~
施設入力ファイルの1カラム目以降と同じ。
エイリアスと施設設定に必要なカラムのみ値を出力。
n+1 リクエスト時間 リクエストした時間 n+2 リクエスト回数 試行回数
リクエストファイル(Lyncプロファイル設定)
カラム 項目 説明
1 処理区分 有効化・無効化
2 Identity リンクプロファイルを設定するユーザーのログイン名
3 Enabled 有効・無効フラグ
4 レジストラ プール レジストラ プール
5 SipAddress SIPアドレス
6 リクエスト時間 リクエストした時間 7 リクエスト回数 試行回数
4.2. リクエストエラーファイル
遅延実行バッチがリクエストを処理した結果、以下の状況となった場合に、リクエスト内容をリ クエストエラーファイルに退避し、管理者にメールします。
リトライ回数が既定の回数に達した
リクエストエラーファイルには以下があります。
種別 フォルダ リクエストエラーファイル
予定表フォルダ作成 [AAEフォルダ]¥Data¥system¥
delay
createCalendarError.txt 予定表アクセス権設定 accessRightsFolderError.txt
施設設定 resourceError.txt
Lyncプロファイル設定 lyncProfileError.txt リクエストエラーファイルはCSVファイルです。フォーマットは以下のとおりです。
カラム 項目 説明
1~n - リクエストファイルからリクエスト時間、リクエスト回数を除いたもの n+1 最終処理時刻 最後にリクエストを処理した日時。「yyyy/MM/dd HH:mm:ss」形式。
4.3. 遅延実行でエラーが発生した場合の対処
遅延実行バッチのログファイルを参照してエラーの原因を特定してください。エラーの原因を 解消し、以下の手順に従い手動で設定してください。
「予定表作成」や「予定表フォルダ作成」に失敗した場合 以下のコマンドをExchange管理シェルで実行します。
Set-CalendarProcessing -Identity 'ID' -AllBookInPolicy $false Set-CalendarProcessing -Identity 'ID' -AllBookInPolicy $true
Set-MailboxCalendarConfiguration 'ID' -WorkingHoursTimeZone 'Tokyo Standard Time'
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Set-MailboxRegionalConfiguration 'ID' -Language ja-jp -LocalizeDefaultFolderName:$true
‘ID’には該当メールボックスのDNを指定します。
予定表アクセス権の設定に失敗した場合
以下のコマンドをExchange管理シェルで実行します。
Add-MailboxFolderPermission 'ID' -User 'User' -AccessRights 'Access'
‘ID’には「該当メールボックスのDN:¥予定表」を指定します。
‘User’ にはアクセス権を付与するユーザーのDNを指定します。
‘Access’には付与する権限を指定します。
施設の設定に失敗した場合
施設の設定方法は個別メンテナンス項目設定の内容によって異なります。遅延実行バッチ のログを参考にして、実行するコマンドを作成し、Exchange管理シェルを実行してください。
Lyncプロファイルの設定に失敗した場合 以下のコマンドをLync管理シェルで実行します。
Enable-CsUser -Identity 'ID' -RegistrarPool 'RegistrarPool' -SipAddress 'SipAddress'
‘ID’には該当メールボックスのDNを指定します。
'RegistrarPool'にはレジストラープールを指定します。
'SipAddress'にはSIPアドレスを指定します。
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