• 検索結果がありません。

本市は、東西約 52km、南北に約 73km、総面積 1,558.06 ㎢と全国で 2 番目の広大な市域を擁し、首都圏と 関西圏の 2 つの経済圏のほぼ中間に位置するという地理的な条件を備えている。また、東海道新幹線や東名 高速道路等交通条件にも恵まれ、東京、名古屋、大阪等の大消費地に近く、東西への農産物流通の拠点と なる立地条件にある。

地形は、天竜川中流域の急しゅんな中山間地、扇状地に広がる下流域の平野部、河岸段丘の三方原台地、

そして浜名湖から太平洋の沿岸部によって形成されている。

各区においては、これらの様々な地形を活かし、山間地域である天竜区ではお茶やしいたけ、浜北区では かき、なしや植木、北区ではみかんやネーブル等の柑橘類や畜産、ばれいしょ、だいこん等、西区ではたま ねぎやちんげんさい、菊やガーベラ等の花き、東・南区では水稲やメロン、セルリー、エシャレット等、特色 ある農産物が生産されている。

指標(単位) 浜松市 出典元

総農家数(戸) 11,954

2015 年農林業センサス

農家率(%) 3.67

経営耕地面積(ha) 7,099

2015 年農林業センサス

耕地比率(%) 4.6

耕作放棄地(荒廃農地)面積(ha) 704 農地利用課(平成 28 年 12 月)

農用地区域(ha) 12,413 農地利用課(平成 29 年 3 月)

市内総生産(農業)(千万円) 2,612 平成 24 年静岡県の地域経済統計

農業産出額(千万円) 5,405 農林水産統計年報

(平成 18 ~ 19 年)

畜産農家戸数(戸) 105 農業振興課(平成 28 年 2 月)

農業委員会設置数(委員会) 1

農地利用課(平成 29 年 3 月)

農業委員数(人) 48

認定農業者数(経営体) 1,153

農業振興課(平成 29 年 3 月)

新規就農者数(経営体) 86

農地所有適格法人数(社または法人) 86 農業水産課、農地利用課

(平成 29 年 3 月)

農業参入している農業外法人数(社または法人) 59 農業水産課

(平成 29 年 4 月末)

10041 9007 8562 7099

1095 1175 1181 1166

0 2000 4000 6000 8000 10000 12000

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

(ha) 225

172 205

320 318

564

929

1435

1745 1602

1658 1400 1003

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000

15~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上

2,006

5,471

2,143

3,959

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

専業農家 兼業農家 平成22年

平成27年

平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

浜松市 17,728 16,314 14,932 13,855 11,954

全国 3,443,550 3,120,215 2,848,166 2,527,948 2,155,082 0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000

0 10,000 20,000 30,000

浜松市(戸) 全国(戸)

(人)

(戸)

全国と浜松市の総農家数

男女別年齢階層別農業就業人口(販売農家)

経営耕地面積と耕作放棄地面積

専兼業別販売農家数

(戸)

自給的農家・販売農家

浜松市 全国

6,378

7,477

5,852 6,102

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000

自給的農家数 販売農家数

平成22年 平成27年

経営耕地 耕作放棄地 資料:2015年農林業センサス

資料:農林業センサス(2010年.2015年)

資料:農林業センサス(1995年から2015年) 資料:農林業センサス(2010年.2015年)

浜松市 静岡県

浜松市 静岡県

(戸)

(戸)

(戸)

(戸)

農産物販売金額規模別販売農家数

経営耕地面積規模別販売農家数

耕作放棄地割合(%)

販売な

50万円 未満

50~

100 100~

200 200~

300 300~

500 500~

700 700~

1000 1000~

1500 1500~

2000 2000~

3000 3000~

5000 5000~

1億円 1~3億

3~5億

5億円

以上

浜松市 549 1,421 859 897 562 570 333 363 343 183 154 113 62 32 7 5

静岡県 3,103 8,743 4,446 4,353 2,634 2,719 1,684 1,682 1,604 736 659 399 219 122 25 15 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000

0 500 1,000 1,500 2,000

浜松市 静岡県

経営耕 地なし

0.3ha未

0.3~

0.5ha 0.5 ~

1.0 1.0 ~

1.5 1.5 ~

2.0 2.0 ~

3.0 3.0 ~

5.0 5.0 ~

10.0 10.0~

20.0 20.0~

30.0 30.0~

50.0 50.0~

100.0 100ha以

浜松市 37 594 1,613 2,234 863 381 345 259 80 34 7 5 0 1

静岡県 211 2,343 8,482 11,089 4,340 2,052 2,126 1,511 644 233 51 45 12 4

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000

浜松市 静岡県

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

浜松市 9.83% 11.54% 12.12% 14.10%

静岡県 9.02% 10.57% 10.94% 12.45%

0.00%

5.00%

10.00%

15.00%

浜松市 静岡県

資料:2015年農林業センサス

資料:2015年農林業センサス

資料:農林業センサス(2000 年から 2015 年)

2 浜松市の主な農産物 

①ばれいしょ

 三方原台地の酸性土壌の赤土と太陽 の光をいっぱいに受けて育ったのが「三 方原ばれいしょ」。でんぷん質が豊富 で肌のきれいな高品質なばれいしょと して全国で高い評価を受けている。ほ くほく感のある「男しゃく」、煮くずれ しにくい「メークイン」の 2 品種が栽培 されている。

②大根

 三方原台地では、ばれいしょの裏 作としてつけもの用品種が導入され た。肉質が緻密で辛味が少なく、多 汁で甘味が強いのが特徴である。現 在は、調理用の品種が広い地域で作 られている。

③浜松茶

 明治初期の三方原台地の開拓事業 によって茶樹の植え付けが始まった。

「浜松茶」は、三方原台地を中心とし た地域で生産される茶である。温暖 で日照時間が長い恵まれた条件のも と、味わい深く、香りが高い良質のお 茶が生産されている。

④天竜茶・春野の茶

 山間地特有のすがすがしい気候、森 と清流、そして肥沃な台地の恵みを受 け、古くからお茶の栽培が行われてい る。霧の発生をうけてできる独特な渋 みと香りの高い山のお茶は、全国や県 の品評会等で高い評価を受けている。

近年では、減農薬、減肥料、有機茶 の栽培も盛んに行われている。

⑤ピオーネ

 イタリア語で「開拓者」を意味する ピオーネ。都田地区が県内唯一の産 地となっていて、6 月には日本一早く 収穫することができる。大粒でありな がら甘味と香りに優れている。

⑥トマト

 浜松のトマト栽培の歴史は、大正 6 年に現在の芳川地区でメロン温室を 利用して冬場に栽培したのが始まり。

現在、主な産地は和地・伊佐見地区 で、ビニールハウスにより栽培されて いる。養液栽培方式を導入し、一年 中生産をする農家が増えた。

⑦セルリー

 シャキッとした歯ごたえで、静岡県 を代表する洋野菜、セルリー。浜松 市は長野県と並ぶ、二大産地である。

生産時期も冬場は浜松産、夏場は長 野産と二分される。

⑧ちんげんさい

 栄養豊富な中国野菜として広く人気 を集めているチンゲン菜は、昭和 47 年の日中国交正常化以降、中国から日 本国内にもたらされた。農協で女性・

高齢者を対象にした農業として試験栽 培を開始。昭和 56 年頃からは浜松・

浜北で生産され、日本でも 1・2 位を 争う産地となっている。

⑨米

 水稲の栽培は、市内全域で行われ ている。生産基盤の整備と担い手へ の農地集積により経営規模を拡大し、

新技術の導入によって生産性の向上 を図っている。需給動向に即した良 質米の生産を奨励している。

⑩温室メロン

 マスクメロンは、メロンの王様。現 在の品種は大正時代末期に導入され た。入念な水管理が行われ、1 株か ら1果のみを収穫している。現在では、

大型温室の導入により生産規模を拡 大する農家が現れている。

⑪たまねぎ

 浜松のたまねぎは、温暖な気候と 砂地の特性を活かして、大正時代に篠 原地区で産地化された。今では日本一 早く出荷する「新たまねぎ」の産地とし て有名で、東京などでも高い評価を受 けている。産地では出荷の時期別に「白 たまねぎ」「黄たまねぎ」「赤たまねぎ」

⑫かんしょ

 かんしょは、古くから市内全域で 栽培されてきた作物である。現在で は、浜松市農業バイオセンターから 供給される優良な苗を利用して高品 質なかんしょが栽培されている。

⑬エシャレット

 浜松の海岸地域で栽培されている エシャレット。本来、つけもので利用 されていたラッキョウの栽培方法を改 良し、みずみずしく、辛味とほのかな 甘味のある高品質エシャレットとして 出荷されている。

⑭葉ねぎ

 昭和 50 年代になると市場でも新野 菜として、葉ねぎが注目されはじめ、

計画的な生産出荷が可能なことから、

栽培面積も拡大した。現在では、従 業員やパートタイマーを雇って大規模 で企業的な経営が行われている。

⑮次郎柿

 皇室へ献上されることでも知られる 次郎柿は、出荷先である東京、名古 屋でも高い評価を得ている。柿の生 産は、明治中期に浜北で広がった。

毎年 11 月に収穫のピークを迎える。

⑯ネーブル

 静岡産ネーブルの農業産出額は、

全国でも屈指である。細江の白柳ネ ーブルと三ヶ日の森田ネーブルが主力 品種。いずれも大玉だが、味のしっ かりした香り高いものとして評価を得 ている。

⑰みかん

 三ヶ日や細江は浜名湖の北岸にあ り北・西・東と三方向を山に囲まれた 南傾斜の丘陵地である。日照量が多 く、冬は冷たい季節風を山がさえぎり、

夏は浜名湖を渡る風が涼しさを運ぶ といった自然に恵まれた地でみかん は育てられている。

⑱しいたけ

 山間地ならではのすがすがしい気 候、緑豊な自然がはぐくんだ香り豊な 肉厚しいたけの美味しい味を楽しむこ とができる。

⑲ブルーベリー

 ブルーベリーは龍山地域の気象条 件に適した果樹として、平成 13 年春 から栽培が始まった。採れたての果 実は生食用にするほかジャムに加工し て出荷される。自然食品として人気が ある。

⑳ガーベラ

 色とりどりの種類で暮らしに潤いを 与えてくれるガーベラは、静岡県内だ けでも 100 種類以上が栽培されてい る。浜松市のガーベラは全国シェア の割合も高く、一年中出荷されている。

㉑菊

 国内で流通する花の 3 割から 4 割 は菊である。浜松市は全国でも屈指 の菊の産地であり、温暖な気候を利 用し、浜名湖周辺地域を中心として 市内全域で栽培されている。菊生産 の歴史は大正の初期に芳川地区で夏 菊が栽培されたことから始まった。

㉒ほおずき

 夏の風物詩としてテレビにも登場す る「浅草のほおずき市」。このほおず きのほとんどが浜松市で生産してい る。昭和 23 年に引佐で栽培が始まり、

現在でも浅草の市場をターゲットに生 産を展開している。7月には京浜方面、

8 月には中京・関西方面へ出荷される。

関連したドキュメント