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%超の高収益事業体を目指して

ドキュメント内 Annual Report 2017 (ページ 55-60)

強い部材事業で稼ぎ、 B 2 C 事業を伸ばす

利益率 10 %超の高収益事業体を目指して

 長期的な戦略としては、継続的に事業ポートフォリオを 見直すことで伸びる領域で着実に収益力を高めていきます。

 加えて、「ハードウエアの継続的な差別化」や「ソリューションレ イヤーアップ・サービス体制強化」、そして「顧客密着と新技術導 入による新しい事業の柱の創出」にも取り組んでいきます。これ らの成果によって、利益率10%超の高収益事業体を目指します。

2017 年度、 2018 年度の増収増益に向けて

 2017年度の売上高は、ベルギーの物流ソリューション 会社ゼテス社の新規連結などにより1兆1,030億円(前年度 比105%)を見込んでいます。営業利益は、前年度に計上した 一過性費用の影響もあり、690億円(前年度比137%)と 増益を見込んでいます。2018年度も増収増益を狙い、売上高 1兆1,860億円、営業利益880億円を目指していきます。

(各表示年3月期)

(見込み)

(各表示年3月期)

(見込み)

10,512 11,030

504

690 グローバルシェア

No. 1

国内シェア

No. 1

構造改革事業改革

狙 う 領 域 を 明 確 に し 、成 長 に 向 け て 足 場 固 め

選択と集中の実践

ハードウエアの継続的な差別化による収益確保 ソリューションレイヤーアップ・サービス体制強化 顧客密着と新しい技術導入による次の柱の創出

利益率

10%超の高収益事業体 CN

S社設立

収益力を持続的に高める

2016年度 2017年度 2018年度 2021年度

※ プロセスオートメーション事業 不採算事業の方向付け

家電事業移管 PA事業移管

’17/3 ’18/3 ’17/3 ’18/3

各カンパニーの戦略

車載・産業分野への事業転換が進展

2016 年度の業績(旧体制ベース)

 2016年度は車載および産業分野への事業転換が着実に 進展しましたが、為替の影響が大きく、売上高は2兆5,612 億円(前年度比95%)となりました。為替影響を除く実質 ベースでは増収を確保しています。営業利益は、1,093億円

(前年度比218%)と大きく改善しました。

 一方、車載関連への開発投資や米国の車載電池工場の 立ち上げ費用など、将来の事業成長に向けた積極投資に よる固定費の増加が増販益を上回り、その他損益と為替 影響を除く実力ベースでは減益となりました。

 2016年度の主な取り組みとしては、車載分野において、

急拡大する環境対応車市場に対応すべく、米国と中国の 車載電池工場新設に積極的な投資を実施しました。

 さらに、2015年度から資本提携していたスペインの自動車 部品・システムサプライヤーであるフィコサ社との協業を 強化するため、追加出資を行い連結子会社とすることを 決定しました。この他、ドイツの車載ソフトウェア開発会社

2017 年度の増収実現に向けて

今後の戦略( AIS 社)

 事業構造の変革を完遂したことで、2017年度は反転攻勢 に出る年と位置づけています。これまでに実施した構造改革 や車載・産業分野への仕込みが着実に実を結び、売上高は 前年度を上回る見通しです。

 オートモーティブ事業においては、成長分野であるIVI、 eコックピット、ADAS、電動化の重点4カテゴリーの受注 獲得に注力していきます。エナジー事業では、車載分野に リソースを集中し、車載電池の売上拡大を図ります。イン ダストリアル事業は高付加価値商品である車載・産業向け デバイスへのシフトで収益力を強化するなど、「選択と 集中」の徹底によって、3事業いずれも収益を伴った成長を であるオープンシナジー社の買収や、国内開発拠点におけ る車両試験場の新設などを実施。インフォテインメント、

ADAS分野の開発スピードを加速させています。

詳細はP89

車載・産業を軸に、安心・快適な社会づくりに貢献します。車載事業では、運転者負荷の軽減や交通事故の撲滅といった社会の要請のほか、

世界的な環境規制の強化を背景にクルマが進化する中、積極的な投資を推進、業界平均を上回る事業成長を目指しています。

オートモーティブ & インダストリアルシステムズ社( AIS 社)

Advanced Driver Assistance System(先進運転支援システム)。

Panasonic IR Day 2017 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社説明会資料」PDF)もご覧ください。

Panasonic Annual Report 2017

55

AIS社の事業戦略概要

• インダストリー4.0、IoT活用の進展 技術

• フィコサ社、オープンシナジー社との シナジー

• 高容量・高信頼性を誇る電池技術

• 車載ソフトウェア開発量の急増

売上高(新体制ベース)

30,000 20,000 10,000 0

(億円)

’17/3 ’18/3

営業利益(新体制ベース)

1,200 900 600 300 0

(億円)

2017年度の位置づけ

(各表示年3月期)

(見込み) ’17/3 ’18/3

(各表示年3月期)

(各表示年3月期)

(見込み)

(見込み)(見込み)

24,166 26,600

930 930

す べ て の 事 業 で「 選 択 と 集 中 」を 推 進

In-Vehicle Infotainment(車載情報通信システム)。

※ フィコサ社を除く。

実現していきます。

 これらの取り組みにより、2017年度は売上高2兆6,600 億円(前年度比110%)を目指します。営業利益については、

将来の事業成長に向けた積極的な投資を継続することで、

前年度同額の930億円となる見込みです。ただし、引当金

などに関連する一時的な要因を除けば、実力ベースでは、

投資による固定費増を増販益でカバーし、増益を達成できる 見通しです。

オートモーティブ 重点4カテゴリー

IVIeコックピット、ADAS、電動化)

の受注構成比拡大

エナジー

車載へリソースを さらに集中

インダストリアル

車載・産業向け デバイス拡大

2016/3 2018/3 2016/3 2018/3 2016/3 2018/3

売上高・営業利益推移(億円) 収益を伴う成長

車載・産業比 大規模先行投資

車載・産業へ転地

(新体制ベース)

’13/3

(各表示年3月期)

’14/3 ’15/3 ’16/3 ’17/3 ’18/3 ’19/3 車載・産業

既存

反転攻勢

57% 62% 66% 70% 76% 79%

4カテゴリー その他 車載 その他 車載・産業 その他

営業利益 930 930

1,600 売上高 24,166 26,600 30,900

受注構成比 受注構成比 売上構成比 売上構成比 売上構成比 売上構成比

(見込み)

(見込み)

各カンパニーの戦略

2018 年度目標「売上高 2 兆円」

――業界平均を上回る成長を追求

今後の戦略(車載事業)

フィコサ社連結による成長加速

当社車載事業の有効需要予測

 交通事故の撲滅や環境負荷の低減といった社会の要請を 受けて、クルマの電子化・電動化が進んでいます。例えば、

eコックピットやADASは安全で快適な運転をサポートする ほか、電気自動車(EV)の普及はCO2排出量の削減に貢献 することができます。こうしたクルマの進化に伴い、当社 がターゲットとする車載電子機器の有効需要は年率7%の 成長が見込まれています。

 当社は開発スピードの加速、システム領域への事業拡大、

生産能力の拡大を通じて業界平均を上回る成長を追求し、

2018年度売上高2兆円の実現を目指します。

快適領域の戦略

 快適領域では、安全で快適なドライビングに対するニーズ の高まりを受けて、IVI、eコックピットなどのシステム受注 が順調に拡大しています。その一例として、ジャガー・ランド ローバー社向けにセンターディスプレイやヘッドアップ ディスプレイといったeコックピットシステムの納入を 2017年度から開始。強みのディスプレイ技術で快適ドラ イブの実現に貢献しています。また、2017年度後半から IVI新規大型案件の本格納入も始まります。

 これらを踏まえ、2018年度の売上高目標は6,300億円に 設定しています。

安全領域の戦略

 安全領域では、ADAS事業に注力し、車載カメラモジュール やソナーなど強いデバイスを核に、画像処理技術などグループ が保有する先端技術を掛け合わせ、システム事業の拡大 を図っていきます。すでに量産中のリア検知カメラから、

将来的には電子ミラー用カメラシステム、自動駐車システム、

さらには自動運転へと展開・拡大していきます。

 なお、2017年4月に連結子会社化したフィコサ社との 協業も順調に進んでおり、電子ミラーなどの協業商品の納 入を2017年度から開始します。今後も両社の強みを融合 し、シナジー効果を高めて成長を加速させていきます。

 安全領域では、これらの取り組みによって、2018年度に 売上高6,200億円を目指します。

両 社 の 強 み を 融 合 し 、シ ナ ジ ー を 追 求 シナジーによる売上拡大 受注/提案商品

(各表示年3月期)

’19/3

’17/3 ’18/3

2017/3 2019/3

年平均+7%成長

(各表示年3月期)

快適

受注済み

2017年度納入開始)

提案中

電子インナーミラー

通信モジュール

電子サイドミラー

カメラ洗浄システム

電子シフター

19.3 21.9

安全

環境

快適

安全

環境 コネクティビティ

(クルマの情報化)

自動運転

(クルマの電子化)

xEV拡大

HEVPHEVBEV クルマの進化 出所:当社推定

(兆円)

パナソニック フィコサ社 前期比126%

フィコサ社既存事業 協業事業

Panasonic Annual Report 2017

57

ソフト再利用率アップ

プラットフォーム化推進

(各表示年3月期)

(各表示年3月期)

’16/3 ’17/3 ’18/3

(見込み) ’19/3

(見込み)

2018年度に向けた車載事業の戦略・目標

オートモーティブ事業における開発費マネジメント 量産に乗り出す計画です。

 当社の車載電池は、カーメーカーと密に連携することで 着実に受注を積み上げています。2017年3月時点でカー メーカーに採用されているモデル数は累計で50モデルに まで増加し、さらに18モデルの受注が決定しています。将来 の需要拡大を見据えて、国内外で生産能力の拡張を進め ています。

 これらの取り組みに加え、フィルムコンデンサやEVリレー など環境対応車向けデバイスの増販により、環境領域では、

2018年度に売上高7,500億円を目指します。また、環境 対応車の主力は、将来的にハイブリッドカーからプラグ インハイブリッドカー、そしてEVへとシフトしていくと 予想されることから、高エネルギー密度の電池開発にも 注力していきます。

開発費の適正化に向けて

 オートモーティブ事業では、受注増加に伴い増加傾向に ある開発費の適正化に取り組んでいます。社内外のリソー スや、開発したソフトのプラットフォームを有効活用する ことにより、開発効率を向上させ、今後売上が大幅に増加 する中でも、開発費は微増で推移する見通しです。

入ってきました。これまでの戦略投資、先行投資の成果が 着実に積み上がり、すでに売上目標に対する受注率も9割 を超えています。

 今後は、オートモーティブ事業におけるシステム商材の 販売拡大や、ADAS需要の確実な刈り取り、エナジー事業 での車載電池の商品力強化・生産能力増強を重点的に進め、

2018年度売上高2兆円を通過点として、さらなる事業成長 を目指します。

社 内 外 リ ソ ー ス を 徹 底 活 用

売上高 2017/3

1.3

兆円

5,400

億円

3,700

億円

4,000

億円

2019/3

2.0

兆円

6,300

億円

6,200

億円

7,500

億円

快適

安全

環境 強み:高度な電池・電源技術

展開:能力増強・受注車種拡大 強み:センシング・画像処理技術 展開:社内外との連携で開発加速 強み:車載・民生デジタルAV技術 展開:システム開発、ADAS連携

(注)研究開発費には資産化分を含む。

売上高/研究開発費 効率化

AVC社技術リソース 編入

社内リソース

フィコサ社連結子会社化

オープンシナジー社買収 MA

年平均+24%成長 売上高 研究開発費

※ フィコサ社を除く。

ドキュメント内 Annual Report 2017 (ページ 55-60)