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ア セ ス メ ン ト ツ ー ル を 使 用 す る た め の し く み づ く り と し て 、 ツ ー ル を 使 用 す る こ と を ル ー チ ン 化 し 、 す べ て の メ ン バ ー が 行 え る よ う な し く み を ま ず 作 る こ と 、 そ の う え で 、 使 い 続 け る た め の 教 育 、 振 り 返 り 、 環 境 の 構 造 化 が 行 わ れ て い た 。

ア セ ス メ ン ト ツ ー ル を 全 例 に 使 用 し て い る 病 院 で は 、 ツ ー ル が な い 時 期 に は 未 遂 者 へ の 対 応 に 負 担 感 を 感 じ て い た が 、 ツ ー ル を 使 用 し て リ ス ク ア セ ス メ ン ト す る し く み を つ く る こ と で 、 未 遂 者 へ の リ ス ク ア セ ス メ ン ト は 「 負 担 感 」 か ら 「 す べ き ケ ア 」 あ る い は 「 自 殺 に つ い て た ず ね る こ と は 当 た り 前 」 と 認 識 が 変 化 し た 可 能 性 が あ る 。

現 在 、 教 育 や 、 ア セ ス メ ン ト ツ ー ル を 使 用 し て い な い 救 急 医 療 機 関 で 、 こ れ ら の 条 件 を ど う 取 り 入 れ 、 地 域 と の 連 携 の し く み を ど う 構 築 す る か が 今 後 の 課 題 で あ る 。

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引 用 文 献

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福 田 紀 子 , 石 川 崇 子 , 久 保 ま ゆ み , 他 (2006). 救 命 救 急 セ ン タ ー に 入 院 し て い る 自 殺 企 図 患 者 に 対 す る 看 護 師 の 認 識 や 態 度 . 日 本 看 護 学 会 誌 ,15(2),15-24.

船 水 祐 美 子 , 神 恵 子 , 相 馬 純 子 他 (2013). 救 急 外 来 に お け る 自 殺 未 遂 者 の 傾 向 と 対 応 検 討.健 生 病 院 医 報 ,36: 51-54.

平 佐 田 和 明 , 向 江 剛 , 福 本 花 恵 他 (2012). 自 殺 企 図 患 者 の 情 報 収 集 用 紙 の 評 価 . 山 口 大 学 医 学 部 付 属 病 院 看 護 部 看 護 研 究 集 録 平 成 23 年 度 , 38-41.

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McCann TV, Clark E, McConnachie S, et al. (2007).Deliberate self-harm: emergency department nurses’ attitudes, triage and care intentions. J Clini Nurs, 16: 1704-1711.

長 田 敬 子 , 嶽 本 直 子 , 白 子 隆 志 他 (2012). 当 院 に お け る 自 殺 企 図 患 者 の 現 状 と 取 り 組 み ~ 救 急 医 療 機 関 と 精 神 科 医 療 お よ び 地 域 と の 連 携 を め ざ し て ~. 髙 山 赤 十 字 病 院 紀 要, 36:37-41.

日 本 臨 床 救 急 医 学 会 (2009). 自 殺 未 遂 患 者 へ の 対 応 救 急 外 来 ・ 救 急 科 ・ 救 命 救 急 セ ン タ ー の ス タ ッ フ の た め の 手 引 き . 東 京

奥 間 愛 , 浦 谷 幸 男 , 島 袋 弘 美 他 (2012). 自 殺 未 遂 患 者 用 ア セ ス メ ン ト シ ー ト 活 用 の 効 果. 沖 縄 県 看 護 研 究 学 会 集 録, 81-84.

大 谷 典 生,前 田 千 尋,柳 澤 八 恵 子 他 (2010). 自 殺 企 図 患 者 に 対 す る 再 企 図 リ ス ク 評 価 シ ー ト 運 用 - 専 属 精 神 科 医 不 在 の 救 命 救 急 セ ン タ ー と し て の 試 み -.中 毒 研 究, 23 :47-53.

杉 本 圭 以 子,影 山 隆 之 (2013). 一 地 域 の 救 急 医 療 機 関 お よ び 精 神 科 医 療 機 関 を 受 診 し た 自 殺 企 図 者 に 関 す る 調 査 - 医 療 者 に よ る 「 死 ぬ 意 図 」 の 確 認 に 注 目 し て - こ こ ろ の 健 康 28(2):39-50.

杉 本 圭 以 子 (2014). 自 殺 未 遂 者 へ 救 急 看 護 師 が 行 う 心 理 社 会 的 ケ ア 及 び そ の 実 施 に 影 響 を 与 え る 要 因 に つ い て の 文 献 検 討 こ こ ろ の 健 康

29(2) 49-58.

柳 澤 八 恵 子 (2011).『 自 殺 未 遂 ア セ ス メ ン ト シ ー ト 』 を 作 成 し て - 看 護 師 の 関 わ り 方 の 変 化 に つ い て 総 合 病 院 精 神 医 学 23(3):260-267.

74 表 1 . 対 象 者 の 背 景

対 象 者 a 1 a 2 a 3 b 1 b 2 b 3 c 1 c 2 c 3 d 1 d 2 d 3 e 1 f 1 f 2

所 属 病 院

年 齢 4 5 3 0 2 6 3 2 3 9 5 3 3 8 2 6 5 4 3 7 3 7 5 5 2 9 5 3 2 9

性 別

職 位

副 師 長 ス タ ッ フ

ス タ ッ

ス タ ッ

主 任

ス タ ッ

主 任

ス タ ッ フ

師 長

ス タ ッ

ッ フ

ス タ ッ

ス タ ッ フ

ス タ ッ

ス タ ッ 看 護 師 経

() 2 0 1 1 4 1 0 1 5 3 0 1 0 6 3 0 1 5 1 6 3 3 8 3 0 9

救 急 経 験

() 2 0 8 4 5 1 0 9 4 4 3 9 3 8 4 1 0 2

対 応 未 遂

者 数( 人 ) 2 0 0 2 0 0 1 0 0 5 0 2 0 5 0 4 0 3 0 3 0 5 0 2 0 5 0 1 0 1 0 1 5

教 育 経 験 院 内 講 習 受 講 P E E C 講 習 受 講 自 治 体 の 研 修 受 講 な ど

3 名 経 験 あ り

P E E C 講 習 受 講 院 内 で 勉 強 会 開 催 独 学 な ど 2 名 経 験 あ り

学 会 の 手 引 書 で 独 学 1 名 経 験 あ り

看 護 協 会 研 修 受 講 1 名 経 験 あ り

な し 院 内 講 習 受 講 2 名 経 験 あ り

ア セ ス メ ン ト ツ ー ル 使 用 状

再 企 図 ア セ ス メ ン ト ツ ー ル 使 用 ( 全 例 )

再 企 図 ア セ ス メ ン ト ツ ー ル 使 用(全 例)

再 企 図 ア セ ス メ ン ト ツ ー ル 使 用 ( 全 例 )

再 企 図 ア セ ス メ ン ト ツ ー ル と 退 院 時 チ ェ ッ ク リ ス ト が あ る が 、 看 護 師 に よ り 使 用 状 況 に 差 が あ る 。

導 入 の き っ か け

院 内 で 再 企 図 イ ン シ デ ン ト 帰 宅 し た 未 遂 者 が 既 遂 対 応 を 考 え て い た 時 、先 行 研 究 を 読 ん だ

I C U に 入 院 し た 対 応 困 難 な 未 遂 者 事 例 を 経 験

運 用 グ ル ー プ

有 ( 救 急 外 来 に 精 神 科 係 ) 有( 研 究 グ ル ー プ の メ ン バ ー )

有 ( 救 急 外 来 に 精 神 科 係 ) (異 動 に よ り 一 名 で 対 応)

所 属 病 院 : A :3 次 救 急 I C U ; B :2 次 救 急 外 来 ; C :2 次 救 急 外 来 ; D :2 次 救 急 外 来 ; E :3 次 救 急 外 来 ; F :2 次 救 急 外 来 P E E CP s y c h i a t r i c E v a l u a t i o n i n E m e r g e n c y C a r e (日 本 臨 床 救 急 医 学 会 研 修)

75 表2.アセスメントツールを使用することについての認識

カテゴリ サブカテゴリ

ツールの準備・改訂 1<受診時のアセスメントツール作成>

2<学会の手引書を当院用に修正し作成>

3<チェックしやすいようにツールを改訂している>

4<退院時チェックリスト、ルール、条件作成>

5<県の相談窓口リスト準備>

6<嘱託医に情報を送るしくみ作成>

ケア内容の明記 1<大事なこと、するべきことを明記>

2<対処の具体例を明記>

3<点数化し、次のアクションを明記>

4<院内他部門との決め事を明記>

5<地域との連携体制を明記>

6<抑制の方法、基準を明記>

使

ツール使用の利点 1<看護師誰もが同じ管理ができる> 2<ツールがあるので恐怖心がない、負担が減る> 3<するかしないか悩まない、確実に聞ける>

4<院内で情報が共有できる>

5<記録に残る>

使用方法を伝える 1<運用メンバーが使用方法を伝える> 2<新人と異動で転入したスタッフに伝える> 3<勉強会、広報を頑張っているわけではない>

4<他の人の対応から聴き方を学ぶ>

5<ケアの根拠や「死ぬ意図はたずねるしかない」ことを伝える>

6<フローチャートを壁に貼り共有、声かけ>

7<救急対応の教育優先で後回しになる>

8<教育プランに入っていない>

スタッフの関心レベル 1<ツール使用を医師も周知している>

2<未遂者ケアに興味がない人もいる>

3<他の重症患者と比較しケアの優先度低い>

4<ツールを知っている人知らない人がいる>

ツールの運用 1<看護師何名かでツールを運用している> 2<継続して受診した未遂者の統計を取っている> 3<これまでの例を検証しツール使用を継続している>

4<スタッフの異動でツール使用継続する動機付けが下がった>

A:再企図リスクアセスメントツールを使用している病院(3次救急ICU)

B:再企図リスクアセスメントツールを使用している病院(2次救急外来)

C:再企図リスクアセスメントツールを使用している病院(2次救急外来)

D:再企図リスクアセスメントツールを作成したが運用できていない病院(3次救急外来,ICU)

E:再企図リスクアセスメントツールを使用していない病院(3次救急外来)

F:再企図リスクアセスメントツールを使用していない病院(2次救急外来)

76 表3.再企図リスクアセスメントについての認識

カテゴリ サブカテゴリ

たずねることへのとま どい

1<「死にたかったの?」と聞けない>

2<どうやって聞いたらいいか、どういうことに注意して聞いたら よいか悩む>

3<自分だったら話したくないかもしれない>

4<どこまで聞いたらよいか迷う>

5<聞くか聞かないか迷う>

深 入 り し な い と い う 認識

1<長い時間しゃべらない、詳しく聞かない>

2<ルーチンではできるけど深い話はできない>

3<いきなり来る人にゆっくり話す内容ではない>

関わりの自信のなさ 1<どう接していいか戸惑う>

2<自分の言葉がどう影響するかと思う>

3<精神科の患者が苦手な人もいる>

4<声かけに気をつかう>

5<家族背景聞けない、介入できない、フォローできないと思う> 6<聴くことしかできない、聴くのも負担、緊張する>

7<勉強不足、経験不足>

未遂者の拒否 1<聞いても言ってくれない人がいる>

2<聞かれるのが嫌という人がいる>

3<攻撃されることもある>

4<連絡先を教えてくれない、又はいない>

時間、空間の制限 1<他の患者がいる、プライバシーへの配慮がない空間>

2<短時間で聴けない>

3<他の患者が搬送されてきたら困る>

自傷に対する認識 1<本当に死にたいわけではない>

2<自分を知ってもらいたい>

3<自分のきつさをわかってほしい>

4<パフォーマンス的アピール>

行動からの判断 1<自分で電話してきたので死ぬ意図はない>

2<初回じゃなかったから死ぬ意図はない>

3<まだ「死にたい」と言っていれば帰すのは危険>

4<身体は軽症だけど語ってなければリスクは高い> 5<自殺未遂した時点で危険という判断>

6<入院している病院を無断離院して企図したのでリスク高い>

退

未遂者の退院後の心配 1<このまま帰すと再企図の心配> 2<院内企図や帰宅後企図の例があった>

3<繰り返す人もいる>

4<本当に精神科受診するかわからない>

5<付き添い、迎えの人がいない>

不十分な外来のケア 1<医師は身体症状がなくなれば早く帰そうとする>

2<退院時ケアしないことの後悔>

3<外来で安全確保できない>

4<退院の判断基準がない>

す る べ き こ と と い う 認識

1<ツールがあるので聞かなきゃいけない> 2<看護師の誰かが聞かなきゃいけない>

3<最初に聞かないといけない>

4<一年目でもすべきものだという認識で対応する>

5<ちゃんとしたかかわりをしなきゃいけない>

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カテゴリ サブカテゴリ

たずねることの抵抗の なさ

1<全例に聞くのがルールになっている> 2<希死念慮を聞くことに抵抗がない 聞くのが当たり前>

3<聞けばちゃんと答えてくれる>

A:再企図リスクアセスメントツールを使用している病院(3次救急ICU)

B:再企図リスクアセスメントツールを使用している病院(2次救急外来)

C:再企図リスクアセスメントツールを使用している病院(2次救急外来)

D:再企図リスクアセスメントツールを作成したが運用できていない病院(3次救急外来,ICU)

E:再企図リスクアセスメントツールを使用していない病院(3次救急外来)

F:再企図リスクアセスメントツールを使用していない病院(2次救急外来)

:ツール作成前

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