第!項 調査の実施方法についての説明会
調査校には、所長名で、調査の協力の依頼書を送付した。そして、調査校からは調査の協力の承諾 書を送ってもらった。そのとき、調査学級の児童(生徒)数と、調査の事務連絡を担当する教員を報 告してもらった。調査の実施方法についての説明会への出席、学校の中での他の教員に対する調査の 実施方法の説明、調査のとりまとめなどは、その教員が挺当した。この教員を、以後、担当者と呼ぶ
ことにする。(第2章第4節第4項の調査校の名簿の中で、担当のところに記載した。)
調査の実施方法について説明するための説明会は、次のように開催した。調査の手引きを手渡して、
それをもとにして、説明した。説明には、言語教育研究部の部員が、十握してあたった。
陳京都]
年・月・日 場 所 対 象
昭和57年10月25日 国立国語研究
椛謔P会議室
昭和57年11月の定着度調査と昭和58年5月の到達度調 イ査校(小学校28校)
昭和57年11月12日 国立教育会館
蜑?議室
昭和57年11月の定着度調査と昭和58年5月の到達度調 イ査校(中学校20校)
昭和58年10月31日 国立教育会館
蜑?議室
昭和58年11月の定着度調査と昭和59年5月の到達度調 イ査校(小学校28校・中学校30校・高等学校10校)
第2節 調査の実施方法 47
[秋田則
年・月・日 場 所
対 象
昭和58年5月6日
秋田市教員研C所2号室
昭和58年5月の到達度調査の調査校(小学校8校〉
昭和59年5月8日
秋田市立泉中w校相談室
昭和59年5月の到達度調査の調査校(中学校3校)
捺良県]
年・月・日 場 所
対 象
昭和58年4月28臼 奈良市春日野
痩?議室
昭和58年5月中到達度調査の調査校(小学校13校)
昭和59年5月15
奈良市立富雄¥学校会議室
昭和59年5月の到達度調査の調査校(中学校3校)
秋田県・奈良県の場合は、調査校の数が少ないこともあって、説明会には、ほとんど全部の学校が 出席した。しかし、東京都の場合、担当者の都合がつかず、説明会に出席しなかった学校が、何校か あった。したがって、上表中、「対象」のところに記した学校数は、必ずしも説明会に下席した学校の 数というわけではない。だが、そのような学校には、島村が資料を持って、調査の実施方法について 説明をしに行った。なお、昭和59年11月の定着度調査の調査校(東京都の小学校・高等学校)、およ び昭和60年ll月の定着度調査の調査校(東京都の小学校・申学校・高等学校)は、ほとんどの学校が、
前年度依頼した学校であったため、そのための説明会は開催しなかった。
第2項 調査用紙の発送と返送
発送は国語碕が行ったことであり、返送は調査校が行ったことである。どちらも、郵便局または宅 配便を利用した。
東京都の場合、調査用紙1種類について、1つの学年の児童・生徒を200人得ることを目標とした。
そして、秋田県・奈良県の場合、それぞれの県で、調査絹紙1種類について、1つの学年の児童・生 徒を100人得ることを四二とした。しかし、1学校時間以内に調査を完全に終了することができるよ
うにするために、児童・生徒1人の負担は、調査用紙3枚以内にすることをあらかじめ決めていた。
そのため、児童・生徒1人が調査用紙を受け持つパターンは、次の3つになった。
・読み1枚・書き1枚 ・読み2枚・書き1枚 ・読み1枚・書き2枚
調査用紙は、調査学級ごとに、図3−4のような袋の中に、次のように入れた。
①1國に1枚だけを実施するように、1回分ずつ、束ねて入れた。
48 第3章 調査の方法
②児童・生徒の漢字の読み書きの能力に関して、無作為に 配られるように入れた。
③学校側から報告を受けた児童数・生徒数の分しか入れな かった。しかし、報告を受けた後、転入してきた児童・
生徒がいることが考えられた。そこで、数人分の調査用 紙を、学年ごとに、別の袋に入れた。
④同じ児童・生徒に、同じ調査用紙が配付されないように、
あらかじめ計算して入れた。
回収した調査用紙は、それが入っていた袋に入れて、調査 終了後、学校全体でまとめて、国語研に返送した。
読み・轡きの区別
ge3−4 調査用紙を入れた袋
麟慰撫㈱ \疏
o加 y訂懸
学校名
第3項 学校の中での調査の実施手順
説明会のときに、調査の実施手ll頁について、図3−5・図3−6に示す経路で説明するように、各学校の 担当者に依頼した。図に示したように、小学校の場合と、中学校・高等学校の場合とでは、その経路 は若干異なる。そして、小学校の場合、調査者は、各学級の旧任教師であるが、中学校・高等学校の 場合は、国語科の損当教師である。
図3−5 説明の経路(小学校の場合)
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図3−6 説明の経路(中学校・高等学校の場合)
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各学年の責任者
︐
調査者
(国語科の担当教員)
調査者
(各学級の学級担任)
調査の手引きは、調査用紙といっしょに調査学年の数と同じ数だけ送った。(担当者には、説明会 のときに渡した。)この理由は、各学年の責任者のもとに、調査者の1人1人が調査の実施方法につ いて十分に理解してから、学年単位で実施してもらいたい、ということにあった。小学校の場合、ほ とんどこのように行われたようである。しかし、中学校・高等学校の場合、調査者が國語科の担当教 員であったため、自分の受け持ち学級で、授業時間に行うということもあったようである。
調査は、次のように実施するように、調査の手引きの中で説明した。
①調査用紙は、児童・生徒が1回に1枚だけを解答するように、袋のなかに1囲分ずつ束ねて入れ 第2節 調査の実施方法 49
てある。調査者は、1回に1枚の調査用紙を児童・生徒に配付する。児童・生徒1入が2枚また
は3枚解答するわけであるから、調査は、2回または3回のテストに分けて行われることになる。ただし、日を変えたり時間を変えたりしないようにする。
②配付する順番:を一定にして、児童・生徒に調査用紙を配付する。
③テストとテストの間には、児童・生徒に若干の休みを与える。
④最:初に、次のようなインストラクションを与える。
「これは漢字の読み(書き)のテストです。はじめに、学年と自分の名前を書きなさい。そして、
男の子はilおとこ書を、女の子は『おんな書を○で囲みなさい。そして、先生が窪やめ選と卜う までやりなさい。[児童(生徒)が書き終えたのを確認してから、]それでははじめなさい。」
⑤調査用紙1枚について、読みの場合は約10分、書きの場合は約15分という目安があるが、全員が 解答を書き終えたことを確認してから回収する。
(付)調査の手引き
以下に、昭和58年度の調査の手引きを掲載する。昭和57年度・59年度の手引きも、ほとんどこれと 岡じである。
漢字の習得度調査 調査事引き轡
珊兄課題 鵬場1箕字σ}yt M没踏配当のための境礎的餅鬼
1 H究の§的
櫃,IIS.わが纏の文化の群喧・免展1こと一ゲC,欠くことのできない謀体です.,したが って,教育罰間中の児轍・生i毛に対して, 趣字の読み唱S;きを始裏鳶「1かつレ分に学押 させることは、教育の1新:要な伍務の一つであるとltわれまず。そして.このたびの「需 堀漢宇表.iの告示によって、現行の漫字の学習設賠繰」」iを再検諒することが,緊急の諏 題となっております.
そこで,本研究では,児暇・生斐が,どのような学押段階で,どのよう砿拠字を学渥 したらよいのかを換超するための雄礎的な研究をけうことをけ的としておりまず。この ことによって.現行の演字の学習段階醗当を再検11・1する上で必要と献る賓軽を提獣する ことができると思われます界具体的には,次の5つのことを雛います、,
①漢宇の督1得環講癒「村 IMB三胴【Ft、:痕目語研冗湧歪「語較f蓄研究認部琵}理i
麟eの1逼字が,児唾・生純によってどの凄V.度習得されているかを轟責します、.
③教聾、謬ゆ評ll轟F洲ド調fピ「轟鯉秀夫qlq㌔ス国誕}研フ緬iζ語、ま携}研究麟二瑚∂斑」
小・中学績瑚数科,U こJuいられた語鍵と趣字について調尭します。
③1餐字の眠能度に相する既究捗押q郎(筑波大学文芸r「語学系教擾)町1 倒々の漢字の機簡罠(通語性}について議愚f亡しまず。
④阻}二の黙熟度に殿レζる鍋究「臨尺罰亮(筑覆κ学心藍=〜署学系敦摂》斑5 麟々の凝字の熟知度(児ri噛.・tに徒の漢字にt重する製近員》について調霞します・、
⑤漢字学習彫蘇の実態・意楓に「賃}ずるアンケート凋配f村石昭.tMl
較踊を対象にして.〜筆字学習指導の実讐・意識について,アンケートによる V h.
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④到達度謝糞
小L岬小6配馬漢字について, それぞれ学段での学習の終ゴ時点で, 膏麗別驚み
1匹赫羅在を行います。
①悸望得餓潤蓬
中圭・高匙各IG名に対して, 常用漢字全数の音無肘鰹み警き認在を行います。
5 予竃褒(留和58隼6月〜瑠和59隼4月)
6月 7月8月
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