第 5 章 計測・制御学習による技術評価・活用力の形成状況を把握するための標準評価問
3.6 評価規準
視点を体験的に学べるようにした。
といった計測・制御システムの構成要素を説明したりすることができているかどうかを評 価することとした。
これら(1)~(4)の考え方に基づき,前述した各単元の主な学習活動に対して評価の観点 と規準を表 6-5 のように設定した。
4.まとめ
本章では,第 2~4 章で得られた知見に基づき,計測・制御学習において対する生徒の技 術評価・活用力を育成する学習指導方法を構築するために,走行ゲーム課題型から生活課 題型へと至る計測・制御学習の題材を開発した。
1)題材開発のコンセプトとして,技術評価・活用力育成の観点から,①社会や生活に利用 されている計測・制御システムの基本的な仕組みを理解し,②計測・制御システムの構 築に関わる創造的な問題解決を経て,③これからの社会を構成する計測・制御技術の在 り方や方向性を評価する能力と態度を育成する,という 3 つの要件を設定した。
2)上記の 3 要件を満たすために,第 3 章で得られた知見に基づき,①走行ゲーム課題型を 用いた基礎的・基本的な導入題材,②生活課題型を用いた問題解決的な主題材を組み合 わせた学習指導計画を構成した。
3)走行ゲーム課題型の導入題材は,従来型の自律走行型ロボットを用いた迷路抜け課題と した。その後,生活課題型を用いた問題解決的な主題材では,生徒が生活の中での利便 性を考え,システムのアイディアを構想し,そのモデルを構築・制御する課題とした。
次章では,本章で開発した題材を試行的に実践し,第 4 章で開発した「計測・制御学習 における技術的な見方・考え方尺度」及び第 5 章で開発した標準評価問題を用いた学習効 果の検証を行うこととする。
単元及び主な学習活動 評価観点 評価規準
①日常生活とコンピュータのかかわりを調べよう。 関心・意欲・態度 コンピュータを用いたプログラムに関心をもち,身の回りで 見られる計測・制御について調べようとしている。
②走行型ロボットに目的の動作のための手順を理解 しよう。
1)計測・制御のしくみを理解しよう。
2)仕事の流れを表すフローチャートのかき方を理解 しよう。
1)知識・理解 簡単なプログラムの作 成に関する知識を身につけ,コンピュ ータを用いた計測・制御の仕組みについて理解している。
2)知識・理解 簡単なプログラムの作成に関する知識を身につけ,コンピュ ータを用いた計測・制御の仕組みについて理解している。
③自律走行型ロボットに目的の動作をさせよう。
1)計測・制御システムの機能と構成を理解しよう。
2)目的のプログラムを作成しよう。
1)技能 コンピュータを用いた簡単なプログラムの作成,及び計測・
制御ができる。
2)技能 コンピュータを用いた簡単なプログラムの作成,及び計測・
制御ができる。
④センサを使った 生活課題に対応した計測・制御シ ステムを開発しよう。
1)ベストアイディア賞を選ぼう。
2)生活課題に対応した計測・制御システム の仕組み を理解しよう。
3)生活課題に対応した計測・制御システム の動作手 順を考えよう。
4)生活課題に対応した計測・制御システム を動かす プログラムの作成をしよう。
5)生活課題に対応した計測・制御システムを 動かす プログラムの工夫をしよう。
1) 関 心 ・ 意 欲 ・ 態度
コンピュータを用いたプログラムに関心をもち,身の回りで 見られる計測・制御について調べようとしている。
2)技能 コンピュータを用いた簡単なプログラムの作成,及び計測・
制御ができる。
3)工夫・創造 計測・制御にかかわる課題を設定し,その課題解決のために プログラムの手順を工夫し創造している。
4)工夫・創造 計測・制御にかかわる課題を設定し,その課題解決のために プログラムの手順を工夫し創造している。
5)知識・理解 簡単なプログラムの作成に関する知識を身につけ,コンピュ ータを用いた計測・制御の仕組みについて理解している。
⑤これからの生活とコンピュータのかかわりを考え よう。
関心・意欲・態度 コンピュータを用いたプログラムに関心をもち,身の回りで 見られる計測・制御について調べようとしている。