この章では、本製品の設定方法の概要を紹介し、WWWブラウザやターミナルで本製品の設定 を行うための準備について説明しています。
設定の種類
本製品は高度な無線LAN環境を構築するための詳細な設定が可能ですが、設定方法にはWWW ブラウザ、ターミナル、TELNETを使う方法の3種類があります。
各設定の特長は以下のとおりです。
■WWWブラウザ
・ グラフィカルに表示されるため設定しやすい。
・ 遠隔(LAN)から設定ができる。
・ PCのプラットフォーム(OSや機種など)に依存しない。
・ APのIPアドレスのネットワークアドレスと、設定に使用するPCのIPアドレスのネットワー
クアドレスが同一でないと設定できない。
■ターミナル
・ 旧式のPCでも設定に使用できる。
・ PCと本製品をRS-232Cケーブルで直接接続することで設定をおこないます。
■TELNET
・ 遠隔(LAN)から設定ができ、設定方法はターミナルによる設定と同様です。
・ APのIPアドレスのネットワークアドレスと、設定に使用するPCのIPアドレスのネットワー
クアドレスが同一でないと設定できない。
ターミナル ブラウザ、telnet
AP
LAN
1 0/ 10 0M W TX /W RX MG MT
P OW ER ONOF F W LI NKL IN K/ AC TF DX /C OL
C F2
図4.1 設定方法のイメージ
WWW ブラウザによる設定
本製品は、WWWブラウザが動作するPCからLANまたはモデム経由でソフトウェア設定が可能 です。グラフィカルに表示されるため、ターミナルよりも簡単に設定を行うことができます。
本製品は、出荷時設定で本体裏面に記載されているIPアドレスが設定されています。WWWブ ラウザからの接続ではこのIPアドレスを指定しますが、そのためには接続元PCのIPアドレスを 本製品のIPアドレスと同じネットワークグループに変更する必要があります(設定後もとのIP アドレスに戻します)。設定に使用するPCのIPアドレスを変更したくない場合は、ターミナル接 続でAPのIPアドレスを設定してください。ターミナル接続による設定方法は、本章「トップメ ニューの説明とIP層の設定」を参照してください。
■使用可能なWWWブラウザ(推奨)
・ Microsoft Internet Explorer 5.01以上
・ Netscape6以上
図4.2 ブラウザ設定画面の一例
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 45
◆WWWブラウザ搭載PCの接続
WWWブラウザによる設定では、LANまたはモデム経由で接続が可能です。以下の手順に従っ てWWWブラウザの接続を行ってください。
■LAN経由の場合
(1) WWWブラウザ搭載PCを本製品と同じネットワークに接続してください。
UTPケーブルにより本製品と設定に使用するPCとを直接接続することもできますが、その 場合はクロスケーブルを使用してください。通常のストレートケーブルでは正常に動作し ません。
注意
WWWブラウザでプロキシ利用設定の場合は、接続できないことがありますので、プロキ シを利用しない設定にて接続してください。なお、設定完了後はプロキシ設定を元に戻してください。
◆FX-DS540-AP/APPへ接続する
APにWWWブラウザで接続するには、WWWブラウザを起動するPCのIPアドレスのネットワー クグループとAPのIPアドレスのネットワークグループを同じグループに設定する必要があり ます。APの出荷時設定のIPアドレスは [10.xxx.xxx.xxx] のように、[10] から始まるクラスAの ネットワークグループなので、設定を行うPCにも同じく [10] から始まるIPアドレス(例えば
[IP 10.1.1.1、MASK 255.0.0.0] など)を指定してください。APに接続し、設定を終了した後、設
定に使用したPCのIPアドレスを元のアドレスに戻してください。APの設定の際、APのIPアド レスを変更することをお奨めします。
(1) WWWブラウザを起動してください。
推奨WWWブラウザは、Microsoft Internet Explorer 5.01以上、Netscape Navigator 6以上です。
(2) WWWブラウザを起動し、URL記入欄に本製品のIPアドレスを指定してください。
本製品のIPアドレスが [10.66.1.1] の場合、次のように入力します。
http://10.66.1.1/
以降は第5章を参照しながらソフトウェア設定を行ってください。
ターミナルによる設定
本体背面のCOMポートにターミナル、またはターミナルソフト(Windows 98添付のハイパータ ーミナルなど)を搭載したPCを接続し、本製品の設定を行います。
Date: xxxx-xx-xx Time: xx:xx:xx [TOP]
1. 終了 2. 設定 3. 書込み 4. 再起動 5. システムパラメータ の更新 6. ダウンロード 7. アップロード 8. デフォルト 9. ステータス
=>
図4.3 ターミナル設定画面の一例
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 47
TELNET による設定
TELNETによる設定では、LANまたはモデム経由で接続が可能です。以下の手順に従って
TELNETの接続を行ってください。
■LAN経由の場合
(1) PCを本製品と同じネットワークに接続してください。
UTPケーブルにより本製品と設定に使用するPCとを直接接続することもできますが、その 場合はクロスケーブルを使用してください。通常のストレートケーブルでは正常に動作し ません。
APにTELNETで接続するには、設定を行うPCのIPアドレスのネットワークグループとAPのIP
アドレスのネットワークグループを同じグループに設定する必要があります。APの出荷時設定 の
IPアドレスは [10.xxx.xxx.xxx] のように、[10] から始まるクラスAのネットワークグループな ので、設定を行うPCにも同じく [10] から始まるIPアドレス(例えば [IP 10.1.1.1、MASK
255.0.0.0] など)を指定してください。APに接続し、設定を終了した後、設定に使用したPCのIP
アドレスを元のアドレスに戻してください。APの設定の際、APのIPアドレスを変更することを お奨めします。
MS-DOSプロンプトまたはコマンドプロンプトを起動し、次の手順でTELNETを用いて設定を
行います。ここでは、APのIPアドレスを10.168.132.15としています。
C:¥>telnet 10.168.132.15 ・・・・・・・・ (1)
TELNETターミナルが起動し、設定ができます。設定の詳細は下記ターミナルによる設定方法
の「コンソールプログラムへの接続の(7)」からと同様になります。
ターミナルの接続
以下の手順で、本製品とターミナルを接続してください。
(1) RS-232Cクロスケーブルの一方「9ピンD-SUB(オス)」を本製品のCOMポートに接続してくだ
さい。COMポートは背面にあります。
UTP 10/100M
CF1 POWER
WLINK COM
FX-DS540-AP/APP
RS-232C ケーブル
PCまたは ターミナル 図4.4 ターミナルの接続
(2) RS-232Cケーブルのもう一方「9ピンD-SUB(オス)」をターミナルのCOMポートに接続してくだ
さい。パソコンに接続する際は使用していないCOMポートに接続してください。
配線図は、第8章を参照してください。
注意
RS-232Cケーブルがご使用のターミナル、またはパソコンのポートに適合しない場合は、別
途変換コネクタをご購入ください。
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 49
◆コンソールプログラムへの接続
本製品のコンソールプログラムに接続するには、ターミナル側の通信条件を次のように設定す る必要があります。
・ 通信速度(ビット/秒) 9600
・ データビット 8
・ パリティ なし
・ ストップビット 1
・ フロー制御 ハードウェア
以下の手順で、コンソールプログラムへの接続を行ってください。なお、設定例としてWindows 98添付のターミナルプログラム「ハイパーターミナル」を使用して説明を行います。
(1) [スタート] − [プログラム] − [アクセサリ] −[通信] − [ハイパーターミナル] を選択 してください。
図4.5 ハイパーターミナルの選択
(2) [Hyperterm.exe] をダブルクリックしてください。
図4.6 HyperTerm.exe
(3) [接続の設定] の [名前] に接続を認識するための名前を入力してから、アイコンを選択し、
[OK] をクリックしてください。
[名前] にはどのような名前を入力してもかまいません。接続内容がわかりやすい名前(たと
えば“FLEXLAN”など)を設定してください。
図4.7 アイコンの選択
(4) [接続方法] を選択し [OK] をクリックしてください。
RS-232Cケーブルを接続しているCOMポートを選択してください 。
(5) [ポートの設定] を次の画面どおりに設定し、 [OK] をクリックしてください。
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 51
(6) ENTERキーを押してください。
ターミナルプログラムが起動し、パスワード入力画面が表示されます。
(7) [Password:] に続いてパスワードを入力してください。
出荷時設定では、パスワードが入力されていません。何も入力せずにEnterキーを押せばロ グインできます。
Wireless LAN Access Point Version 1.00 Password:
図4.9 パスワード入力画面 TOPメニューが表示されます。
Date: xxxx-xx-xx Time: xx:xx:xx [TOP]
1. 終了 2. 設定 3. 書込み 4. 再起動 5. システムパラメータ の更新 6. ダウンロード 7. アップロード 8. デフォルト 9. ステータス
=>
図4.10 TOPメニュー
注意
本製品のコンソールプログラムの漢字コードは「シフトJIS」を使用しています。文字化け を起こす場合は、ターミナルの漢字コードをご確認ください。◆ターミナルのキー操作
ターミナルでの設定は、メニュー項目に対応する数字を入力して行います。また、数字入力以 外に、以下のコマンドでも操作を行います。キー操作はすべてのメニューで共通です。
・ TT トップメニューに戻ります。
・ E 処理を中断し、終了します。
・ M 1つ前のメニューに戻ります。
・ GO 指定したカテゴリへジャンプします。
・ JP 日本語モードに変更します(SHIFT-JIS)。
・ US 英語モードに変更します。
・ W 設定内容を保存します。
・ BYE / OFF 終了します。
・ H / ? コマンド一覧(ヘルプ画面)を表示します。
7. アップロード 8. デフォルト 9. ステータス
=> ?
TT トップメニュー に戻ります E 処理を中断し、終了します M 一つ前の メニュー に戻ります GO 指定した カテゴリ へ ジャンプ します JP 日本語モードに変更します(SHIFT-JIS) US 英語モードに変更します
W 設定内容を保存します BYE or OFF 終了
H or ? コマンド 一覧を表示します
=>
図4.11 ヘルプ画面
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 53
◆トップメニューの説明とIP層の設定
ここではトップメニューについての説明と、例として、IPアドレスとサブネットマスクの設定 について説明しています。各メニューの下位についての説明はしていませんが、WWWブラウ ザによる設定項目と同等ですので第5章を参照してください。
表4.1 トップメニュー
メニュー 内容
1.終了 ターミナルによる設定を終了します。
2.設定 APの設定を行う際に選択します。
3.書込み 設定変更を保存する際に使用します。
4.再起動 APの再起動を行います。設定変更後(書き込み後)は、再起動を
行ってください。再起動後に設定変更は有効になります。
5.システムパラメータの更新 パスワードと日付を変更します。
6.ダウンロード 設定ファイルとファームウェアをAPからダウンロードします。
7.アップロード ターミナル接続しているPC(端末)から設定ファイルまたは
ファームウェアをAPに送って、更新させます。
8.デフォルト APの設定を出荷時設定に戻します。IPアドレスは残すことも
できます。
9.ステータス APの設定内容などを確認する際に使用します。
■IPアドレスの設定
(1) [2. 設定]を選択してください。
Date:xxxx-xx-xx Time:xx:xx:xx [CONFIG]
1. ホスト名 “”
2. IPアドレス xxx.xxx.xxx.xxx 3. サブネットマスク xxx.xxx.xxx.xxx 4. デフォルトゲートウェイ xxx.xxx.xxx.xxx 5. イーサネット
6. 5GHz無線 7.
-8. ターミナル
図4.12 IPアドレスの設定画面
(2) [2. IPアドレス] を選択し、本製品に割り当てる有線LAN側のIPアドレスを入力してください。
(3) [3.サブネットマスク] を選択し、(2)で割り当てたIPアドレスに対するサブネットマスクを
入力してください。