この章では、WWWブラウザを使用した本製品の設定方法・設定項目について説明しています。
設定を行うには「第4章 設定の準備」で準備を行っている必要があります。
設定方法
ここでは、WWWブラウザを使用した設定方法について説明します。
◆パスワード入力
第4章で設定の準備を終了し、APに接続するとパスワードの入力画面が表示されます。
パスワードを入力してください。
出荷時設定では、パスワードが設定されていません。
◆無線接続モードの選択
無線の設定では、まず始めに、「設定変更」の無線LANの設定より、お客様がご使用になるネ ットワークの形態に合ったモードを選択してください。各無線接続モードについての説明は、
第2章を参照してください。
◆設定方法
設定には「基本設定」とその他の詳細な設定があります。
設定の方法自体は、WWWブラウザでインターネットに接続・操作する方法と変わりありませ ん。設定したい項目のフォームを変更してください。設定は、下記の方法で終了してAPに反映 させてください。
◆設定の終了
すべての設定が終了したら必ず「設定変更」ボタンをクリックしてください。
「設定変更」をクリックせずに設定を終了した場合、変更内容は保存されません。
「設定変更」ボタンをクリックした後、確認画面が出てきますので、確認後、それでよければ
「設定変更後リブート」ボタンをクリックしてください。やり直す場合は、「設定しなおす」
ボタンをクリックしてください。「設定変更後リブート」ボタンをクリックすると、APが自動 的に再起動します。WWWブラウザを終了してください。
変更内容を保存し、APの再起動による設定反映を後にしたい場合は、「設定変更のみ」ボタン をクリックしてください。
AP のステータス表示
APのステータスを一覧表示することができます。表示するにはWWWブラウザでAPに接続し、
パスワード入力後、「ステータス」をクリックします。
表示される内容は以下とおりです。
■環境情報
ファームウェアバージョン、IPアドレスなどを表示します。
■インターフェイス
イーサネット、無線LAN、シリアルのインターフェイスに関する情報を表示します。
■無線LAN
無線LANの基本情報、無線パケットの統計情報、無線ノード情報を表示します。
■MACアドレステーブル
APにログインしているユーザーユニット/ステーションの情報を表示します。
■ログ情報
APに記録されているログ情報を表示します。
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 57
設定項目一覧表
設定項目には下表のような項目があり、無線接続モードによって設定できる項目は異なります。
設定できる項目を○、設定のない項目を−で表記しています。
表5.1 設定項目一覧表
無線接続モード スタンダード
インフラストラク チャ モード
コンパチブル インフラストラクチャ
モード
アドバンスド インフラストラクチャ
モード 設定項目
2.4GHz 5GHz 2.4GHz 5GHz 2.4GHz 5GHz 基本設定
ホスト名 ○ ○ ○
IPアドレス ○ ○ ○
サブネットマスク ○ ○ ○
デフォルトゲートウェイ ○ ○ ○
言語設定 ○ ○ ○
パスワード ○ ○ ○
イーサネット
ポートスピード ○ ○ ○
リンクダウンセンス ○ ○ ○
無線LAN (5GHz / 2.4GHz)
無線接続モード ○ ○ ○
ユニットタイプ ○ ― ― (*1)
アクセスポイントタイプ ○ ○ ○
マスタAPのIPアドレス ○ ○ ○
バックアップAPのIPアドレス ○ ○ ○
ESSID ○ ○ ○
チャネル番号 ○ ○ ○
速度 ○ ○ ○
機能 ○ ○ ○
デフォルトキー ○ ○ ○
WEP
サイズ / キー1 - 4 ○ ○ ○
WSL ○ ― ○
送信出力 ― ○ ― ○ ○ ○
MACアドレスフィルタリング ○ ○ ○ ○ ○ ○
ブロードキャスト送信速度 ― ○ ― ― ― ○
ブロードキャスト再送回数 ○ ○ ○ ○ ○ ○
ANY ID拒否 ○ ― ○ ― ○ ―
ESSIDセキュリティ ― ○ ― ○ ― ○
無線接続モード スタンダード
インフラストラク チャ モード
コンパチブル インフラストラクチャ
モード
アドバンスド インフラストラクチャ
モード 設定項目
2.4GHz 5GHz 2.4GHz 5GHz 2.4GHz 5GHz IEEE802.1x
機能 ― ○ ― ○ ― ○
再認証間隔 ― ○ ― ○ ― ○
RADIUSサーバ複数登録 ― ○ ― ○ ― ○
RADIUS サーバの IP アドレス ― ○ ― ○ ― ○
RADIUS サーバのポート番号 ― ○ ― ○ ― ○
共有シークレット ― ○ ― ○ ― ○
拡張機能
ブリッジパケット制御 ― ○ ― ○ ― ○
機能 ○ ○ ○
IPアドレス ○ ○ ○
ネットワーク タイム
タイムゾーン ○ ○ ○
SNMP
SNMPエージェント機能 ○ ○ ○
コミュニティ名 ○ ○ ○
トラップ先IPアドレス ○ ○ ○
機器名称 ○ ○ ○
機器設置場所 ○ ○ ○
管理者連絡先 ○ ○ ○
ターミナル
ボーレート ○ ○ ○
ログ情報
ログ機能 ○ ○ ○
上書きモード ○ ○ ○
開始日時設定機能 ○ ○ ○
開始日時設定
開始日時 ○ ○ ○
ログイン ○ ○ ○
ログアウト ○ ○ ○
ログイン拒否 ○ ○ ○
詳細設定
ローミング ○ ○ ○
*1 : アドバンスドインフラストラクチャモードでのAPにステーションを接続する場合、ステーション側をスタ ンダード インフラストラクチャモードの設定で使用してください。
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 59
設定内容
◆基本設定
■ホスト名
APに名前を付けることにより、ネットワーク上で識別しやすくします。英数字で半角16文字ま で入力できます。
■IPアドレス
自局のIPアドレスを設定します。出荷時設定は本製品の筐体側面のシールに書いてあります。
この設定は必ず行うようにしてください。この設定をLAN経由で他のPC上のブラウザで行う場 合、PCのネットワークアドレスをAPのネットワークアドレスと同じにしなければなりません。
■サブネットマスク
サブネットを使用している場合に、サブネットマスクを設定します。
■デフォルトゲートウェイ
本製品が所属するネットワークのルータのIPアドレスを設定します。
■言語設定
ターミナルやブラウザで表示される言語を、「日本語」または「英語」から選択します。
出荷時設定は「日本語」です。
■パスワード
パスワードを設定します。英数字で半角31文字まで入力でき、大文字・小文字を区別します。
出荷時設定では、何も入力されていません。ソフトウェア設定を開始する際のパスワード入力 画面では無入力のまま「設定」ボタンをクリックすればログインできます。
パスワードがわからなくなった場合は、DIPスイッチ(INIT)でAPを初期化してください。
パスワードは、APの初期化によりクリアされます。ただし、APの全ての設定が出荷時設定に 戻りますので再設定してください。DIPスイッチの使用方法は、第3章を参照してください。
◆イーサネット
■ポートスピード
ポートスピード設定の選択をします。「自動認識」、「100Mbps/全二重」、「100Mbps/半二重」、
「10Mbps/全二重」、「10Mbps/半二重」の中から1つ選択します。出荷時設定は「自動認識」
です。
■リンクダウンセンス
リンクダウンセンスを「有効」にすると、アクセスポイントの有線リンク切断時に無線機能が 停止します。出荷時設定は「無効」です。
◆無線LAN(5GHz / 2.4GHz)
■無線接続モード
本製品の動作モードを、「スタンダード・インフラストラクチャ」「コンパチブル・インフラス トラクチャ」「アドバンスド・インフラストラクチャ」の中なら選択します。
表5.2 無線接続モード スタンダード
インフラストラクチャ
アクセスポイントを核にして、配下にステーション(無線 LAN カードなど)を配置し た構成ができます。複数のアクセスポイントを LAN で接続した中・大規模システムか ら、アクセスポイント 1 台で構成する小規模システムまで対応できます。
コンパチブル インフラストラクチャ
本シリーズ以外の Wi-Fi 認定を取得した他社製無線機器を混在させて使用することが できます。ただし、IP トンネル機能などは、このモードで利用することはできません。
アドバンスド インフラストラクチャ
アクセスポイントをスタンダード・インフラストラクチャで使用しながら、同時にコン パチブル・インフラストラクチャでも使用できる、両モード混合モードです。
■ユニットタイプ
「AP」か「Station(ステーション)」のどちらかを選択します。APとは、他のユーザーユニットや
Stationモードで動作しているAPを管理するAPです。ステーションとは、他のAPに管理される(ロ
グインする)APのことで、ブリッジとして使用する際などに使います。出荷時設定は「AP」です。
■アクセスポイントタイプ
アクセスポイントの用途を「ノーマル」「マスタ」「バックアップ」から選択し、設定すること ができます。出荷時設定は「ノーマル」です。
■マスタAPのIPアドレス
本製品のユニットタイプがステーションのとき、マスタとなるAPのIPアドレスを指定します。
■バックアップAPのIPアドレス
バックアップAPがあるとき、そのAPのIPアドレスを指定します。
■ESSID
所属する無線LANネットワークの名称です。このESSIDを別の名称にすればネットワークを分 割することができます。英数字で半角32文字まで入力でき、大文字・小文字を区別します。
出荷時設定は「LocalGroup」です。
FX-DS540-AP, FX-DS540-APP 61
■チャネルのDIPスイッチ設定
この機能を有効にした場合、DIPスイッチで設定されたチャネル番号を使用します。無効にし た場合は、チャネル番号で設定した番号を使用します。
表5.3 チャネルDIPスイッチ設定 DIPスイッチ
CHANNEL1 CHANNEL2 CHANNEL3 チャネル番号
OFF OFF OFF 34
OFF OFF ON 38
OFF ON OFF 42
OFF ON ON 46
チャネル番号の設定をします。この設定は、チャネルのDIPスイッチ設定を無効にした場合に、
有効になります。設定可能なチャネル番号は「34」、「38」、「42」、「46」です。
■速度
無線の送信速度を設定します。
5GHzの場合は、「自動」、「54Mpbs」、「48Mpbs」、「36Mpbs」、「24Mpbs」、「18Mpbs」、
「12Mpbs」、「9Mpbs」、「6Mpbs」の中から1つ選択します。
2.4GHzの場合(FX-DS110CFC挿入時)は、「自動」、「11Mpbs」、「5.5Mpbs」、「2Mpbs」、
「1Mpbs」、「2/1Mpbs」の中から1つ選択します。出荷時設定は「自動」です。
■WEP
WEP機能を有効にするかどうかの設定です。デフォルト送信キーは、データ送信時に使用する WEPキーの番号を指定します。WEPキーは、16進数(0 - 9, a - fまたはA - F)で入力します。
「64bit」キーの場合は10桁、「128bit」キーの場合は26桁、「152bit」キーの場合は32桁入力し
ます。「無効」の場合は、そのキーは使用されません。出荷時設定は、WEP機能「無効」です。
WEP機能を有効にした場合は、WEPキーの異なる端末間の通信はできないので注意してください。
■WSL(Wireless Sequlity Link:独自暗号)
無線データの暗号化をするかどうかの設定です。WSL機能の有効な端末と無効な端末間の 通信はできないので注意してください。出荷時設定は「無効」です。WSLキーの設定は、
WSL機能を有効にしている場合のみ、有効となる設定です。WSL機能を有効にした場合は、
WSLキーの異なる端末間の通信はできないので注意してください。
■送信出力
5GHz無線LANでは、ソフトウェアの設定により、送信の出力を「50%」もしくは「25%」に下 げることができます。出力を下げる場合、どちらかを選択してください。出荷時設定は「MAX」 です。