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第3章 計画課題の整理

21 1.現況からの課題

1)健全な都市経営に向けた定住促進を図る環境形成

市街化調整区域における開発許可などの様々な制度等を上手く活用しながら、亀井・今 宿地区における都市基盤の整備を進め、魅力ある居住環境の形成を図る必要があります。

さらに、地区の特性に応じ、産業施設の集約的な立地を目指す地域の設定や、居住環境 との適切な調和の範囲で産業が複合する土地利用を誘導していくことも必要です。

2)人口減少と市街地の低密化への対応

全町的な人口減少とともに、市街地での人口も減少傾向にあり、人口の落ち込みを要因 とした施設・店舗の撤退等により、現在の生活サービスが維持できなくなる可能性があり ます。生活を支える必要最低限の施設を維持するため、市街地における一定の居住人口を 維持する必要があります。

3)高齢化への対応

将来的な高齢者の増加と高齢化率の高まりが懸念されます。医療施設、高齢者福祉施設 等、高齢者が利用する施設の需要増加が見込まれるため、施設の充実が必要です。

4)自然環境の保全と都市の活力増進施策との調和

町の大きな魅力の源である豊かな自然環境を守り育てることと、街や産業を活性化させ ることの両方の調和を図るために、土地利用の方針や機能分担等をより具体的に定めてい く必要があります。特に丘陵地については、保全すべきゾーン、活用すべきゾーンを明確 に位置づけ、自然と共生したまちづくりを誘導していく必要があります。

5)均衡ある発展を目指した計画的な市街地整備

亀井・今宿地区における都市基盤の整備の推進や商業施設など日常生活に関連する施設 の充実について検討していく必要があります。

6)道路網整備の必要性

自動車交通を円滑に処理するとともに、バス路線の充実のためにも、道路の機能分担を 明確にし、体系的な道路網の整備を進める必要があります。

また、地区相互を結ぶ道路網の充実、及び、生活道路や遊歩道等の整備による歩行者ネ ットワークの形成などを進めることも重要です。

7)緑地の保全・整備による潤いある都市環境の形成

既存施設のリニューアルなどによる有効活用を図りながら、土地区画整理事業の施行に 伴う住区基幹公園の整備や、広域的なレクリエーション拠点、広域防災拠点の整備を実現

第3章 計画課題の整理

22 させることが必要です。

また、町内を流れる越辺川などの河川については、自然環境の保全・復元に配慮した多 自然型河川工法や緑化修景などにより、町民の憩いや散策の場となる良好な河川空間を創 出していく必要があります。

さらに、点在するため池については、野鳥など野生生物の生息空間となっていることか ら、これらに配慮した保全・活用の方策を検討していく必要があります。

8)すべての人にやさしい都市環境の充実

町内の主要な公共施設すべてについてバリアフリー化を実施していく必要があります。

また、交通関連施設、高齢者関連施設、余暇活動施設などの整備に関しても、高齢者の 歩行距離限界などを考慮し、円滑なサービスが行えるよう配置を考えていく必要がありま す。

9)都市防災機能の充実

今後の建物の老朽化や地盤災害・水害等の危険性に鑑み、町民が安全かつ安心して日常 生活を営めるよう、都市防災性の向上に資する土地利用の誘導や都市基盤の整備、建物誘 導などを進めていく必要があります。

第3章 計画課題の整理

23 2.町民意見からの課題

過年度の町民アンケート調査の結果及び作業部会・幹事会における議論の中から明らかに なった課題としては、概ね以下のことが挙げられます。

① 北部地域における宅地開発や産業の誘致を自然との共生のもとに推進していくこと。

② 亀井・今宿地区における生活基盤の整備による地区格差を是正していくこと。

③ 高齢化対策として若年層の流入・定着につながる施策の必要性。

④ 土地利用の誘導や都市施設の整備といった側面からの産業の活性化を支援していくこと。

⑤ 荒廃農地などの未利用地の有効活用を図っていくこと。

⑥ 亀井・今宿地区における生活環境の維持・向上のための道路整備の推進。

⑦ 丘陵地や河川沿いへの遊歩道の整備。

⑧ 身近な子供の遊び場とともに、自然を生かした大規模公園の整備。

⑨ 自然環境を活用した観光・レクリエーションの活性化。

⑩ 良好な里山環境や優れた植生群落、野鳥の生息地、さらには、町域に点在するため池な

どの保全。

また、上記のほか、第5次総合計画策定における町民意識調査結果からは、以下のような 課題が考えられます。

① 緑豊かな環境を保全し、すみやすさの向上に努めること。

② 安全や安心につながるまちづくり・都市計画施策の展開を図ること。

③ 自然災害や公害などから守られた生活空間を保ちつづけること。

④ 道路網の整備などによる交通アクセスの改善と公共交通利便の向上を図ること。

⑤ 商業機能の充実による日常生活の利便性向上を図るとともに、身近な就業の場を確保す

ること。

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