行政経営の理念
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本市の目指していく姿の実現に向け、社会経済情勢や市民ニーズ等に的確に対応し ながら、行政経営に取り組みます。
○ 本市は、広域多角の都市構造を有しており、市街地、中山間地域が、それぞれの 個性を生かした地域づくりが進められております。
「地域」は市民の大切な暮らしの舞台であり、「めざしていく『いわき』の姿」を 実現するためには、それぞれの姿に即した都市機能の有機的な整備と適正な土地利用を 推進することによって、質の高い地域づくりを進めることが、これまで以上に重要と なってきております。
このため、これから本市が取り組んでいく地域づくりの方向を明確にした行政経営を 推進します。
○ 東日本大震災からの復興・創生、浜通り地方の拠点都市としての振興発展に向け、
自主自立のまちづくりの推進のもと、他の自治体との連携・相互協力を図りながら、
都市の魅力・価値の創造・発信の方向を明確にした行政経営を推進します。
○ 市政の主人公は市民であることを常に念頭に置きながら、ますます多様化・複雑化 する市民ニーズに的確に対応できる、スリムで質の高い行政サービスの提供に向けて、
「自治のしくみづくり」と「成果を重視した行財政運営」を大きな柱として、市民の 視点に立ったまちづくり、成果を重視した行財政運営の具現化に向け、その方向を明確 にした行政経営を推進します。
(1) 基本的考え方
○ 自治のしくみづくりを進める
「一人ひとりが主役」となり、「地域が舞台」となるまちをつくっていくため、これ までにも増して開かれた市政を推進するとともに、それぞれの地域が持つ個性と魅力を 自らの力で高め、伸ばしていけるような、自治のしくみづくりを進めていきます。
○ 成果を重視した行財政運営を進める
人口減少・少子高齢化の進行、経済環境の変化の中にあって、地方自治体には、知恵と 工夫でそれぞれの地域の魅力、個性を発揮した、「自主自立」のまちづくりが強く求めら れており、このため、常に市民の暮らしの満足度の向上を念頭に置きながら、生産性、効 率性を高めるとともに、評価の視点を重視した行財政運営を進めていきます。
(2) 「自治のしくみづくり」と「成果重視の行財政運営」
「成果を重視した行財政運営」を進めるために ２
効率的な行財政運営や民間活力の有効活用等を図るため、効率性や経済性が期待できる事務・事業 については民間委託を進めるなど、今後も積極的に民間活力を活用します。
さらに、いわき市は多様であり、それぞれの地域が抱えている課題も一様ではありません。様々な 地域の課題に対応するには、行政の画一的なサービスよりも、民間や地域がその特性や強みを活かし、
ニーズに合ったサービスを提供する担い手になるような仕組みの構築を検討します。
⑵ 民間活力の活用
主な取組み
① 事務・事業の民間 委託等の推進
③ 民間活力を活かした プロジェクトの推進
② 施設の維持・管理等 への民間活力の活用
市民一人ひとりが誇りと愛着を持てるまちづくりを進めるためには、市民と行政が共に知恵と 労力を出し合いながら、様々な施策を推進していくことが必要です。
このため、互いの役割をしっかりと明確にしながら、多様な主体の参加と協働によるまちづくりを 進めるための新しい仕組みづくりを進めるなど、施策の決定や実施等、あらゆる場面において、市民 との協働という視点に基づき、まちづくりを進めます。
⑴ 協働の推進
主な取組み
① 意識啓発と
相互理解の推進 ② 情報の共有 ③ 仕組みや体制の整備
効率的な組織体制を整えるとともに、変化の激しい時代に対応できる柔軟で、市民に分かりやすい 組織をつくります。
また、部門間の連携を強化し、いわゆる縦割り行政の解消、情報の一元化や非常時における 業務継続体制の確立を進めます。
市民の立場に立った対応、考え方、仕事の進め方をする職員を目指すとともに、組織風土も 変革していきます。また、これからの職員に求められる能力の育成にも取り組みます。
主な取組み
人口減少・少子高齢化の進展により財政状況が厳しくなることが予想される中、経済成長期等に 整備された公共施設等が老朽化し、今後、一斉に更新時期を迎え、その財政負担が課題となって いきます。
この課題に対応するため、限られた財源の中、市民サービスのあり方が最適になるよう、公共施 設等総合管理計画を策定し、総合的かつ計画的に修繕・更新等を実施するとともに、公有財産の有 効活用を進めます
⑷ 公共施設の適正化と公有財産の適正管理・有効活用
主な取組み
① 公共施設等総合管理 計画の策定
③ 公有財産等の 有効活用
② 公共施設の
維持管理の適正化・
再編
① 定員の適正化 ② 柔軟で部局連携を 進める仕組みづくり
③ 意識改革と 人材育成