◆優先順位をつける
STEP1で把握した現状を踏まえて抽出した健康課題のすべてを事業化するのは現実的ではありませ ん。健康課題に優先順位をつける場合は、次の3つの視点をもとに検討します。
① 対象者は十分いるか
② 課題は重大であるか
③ 実施効果が期待できそうか
◆着実に前進できそうな健康課題を選定
優先順位が高い健康課題から、その解決を目指す課題を選定する場合、最初から難しい課題に挑戦す ると、うまくいかない場合もあります。「現状ではできていないが、これなら達成できそうだ」という 課題を選ぶことが大切です。
「第1期 + α 」の視点を忘れずに、できることから一歩ずつ、着実に前進できそうな課題を選定しま しょう。新しい課題を選定する場合は、段階的に、数年後まで見通しを立てて導入するようにします。
取り組むべき課題を選定する際のポイント
●実効性を担保できる
・体制は十分か
・事業定着までの道筋が見えるか
●受容性が高い
・事業所の文化・環境になじむか
・母体企業の経営課題と親和性があるか
●現状を大きく変えない
・ 既存事業を見直すことで課題解決を図ることができ るか
・ 新規で事業を導入する際には、スモールスタートが 可能か
STEP 2:健康課題を優先順位づけする STEP 2:健康課題を優先順位づけする
第
章第章第章45&145&145&145&1第章第章は じ め
に第
章45&1STEP 2
データヘルス・ポータルサイト画面
■健康課題を抽出する
現在の取組みの棚卸しと基本分析に基づき、A健保組合では以下のような課題を抽出し、「循環 器疾患の発症を減らすこと」を保健事業の目的とし、長期的には循環器疾患の医療費の伸びの抑制 を目指すことを決めました。最終的に医療費の伸びの抑制に着目しつつも、そこに至るまでには保 健事業の効果として、加入者の自身の健康状況及び生活習慣改善の必要性の認識、行動変容、検査 値の改善といった変化が段階的にあり、それを踏まえた短期・中期でのアウトカムの設定が必要と なります。また、それぞれの健康課題に応じた対策の方向性として、次のとおり整理しました。
・A
Health insurance association・ Case of
A健保組合 の事例
健康課題の抽出
※表示内容は例示であり、実際の数値とは異なります。
⇒p.43・44
⇒p.51
⇒p.54
⇒p.60・61
⇒p.41・42
⇒p.56〜58
⇒p.57 該当するSTEP1-3の基本分析を選択
優先すべき課題を チェック
STEP 2:健康課題を優先順位づけする STEP 2:健康課題を優先順位づけする
第
章第章第章45&145&145&145&1第章第章は じ め
に第
章45&1