複数のトラックの演奏を2つのトラックにまとめて別のトラックに 録音し、元のトラックを録音用として確保します。この作業をバ ウンスといいます。再生したいトラックが12トラックに収まらな い場合などに使用します。
バウンスを使って次の操作が可能です。
・ 12トラック分の音声をまとめて、2トラックに上書き録音しま す。
・ 12トラック分の音声を、現在選択していない2つのバーチャ ル・トラックに録音します。
・ 10トラック分の音声と外部入力の音声 2 つを、残りの 2ト ラックに録音します。
CD-R/RWドライブでオーディオCDを作成する場合は、ト ラック1と2のデータが書き込まれますので、完成したソン グをトラック 1と2にまとめてください。
完成したソングを外部の2チャンネルのレコーダーにミック ス・ダウンする代わりに、D12の2トラックにまとめておくの もよいでしょう。
12トラック分の音声をまとめて 2トラックに 上書き録音する
例として、トラック1 〜12の音声をまとめてトラック1と2に上 書き録音する方法を説明します。
① 録音モードをバウンス録音にします。
・ [RECORD] RecMode タブ・ページを表示します。
・ Bounce (= バウンス録音)を選びます。
② バウンス・モードを選びます。
・ [RECORD] Bounce タブ・ページを表示します。
・ BounceMode で 12Tr→ 2Tr を選びます。
③ 現在選択されているトラックに録音します。
RecordVirturalTrack で Current を選びます。
④ 録音するトラックを選びます。
録音するトラック(1、2)のステータスをREC(LED赤点灯)
に設定します。それ以外のトラック(3〜12)をPLAY(LED 緑点灯)に設定します。
⑤ 再生トラックの定位を調整します。
[PLAY]キーを押して再生し[PAN]、[BALANCE]ツマミを まわしてチャンネル1〜12のステレオ定位を調整します。
⑥ 再生 / 録音レベルを調整します。
再生レベルは、各[CHANNEL]フェーダーで調整します。
・ [METER/TRACK VIEW]キーを押します。
・ ボタンを選択し[ENTER]キーを押して、ダイアログ を開きます。PostFaderLev を選択し、それぞれの フェーダーに対応したメーター表示で確認することがで きます。
⑦ 録音レベルは[MASTER]フェーダーで調整します。
調整後、[STOP]キーを押します。
⑧ 現在時刻をソングの先頭に移動します。(→ p.35)
⑨ バウンス録音を開始します。
[REC]キーを押して録音待機(LED点滅)にし、[PLAY]キー を押して録音を開始(LED点灯)します。
⑩ 録音終了後、[STOP]キーを押して停止します。
⑪ 録音した内容を確認します。
・ 録音トラック(1 、2)の[TRACK STATUS]キーを押し てPLAY(LED緑点灯)にします。
・ 他 の チャン ネ ル の フェー ダ ー を 下 げ るか 、ま た は [SOLO/MONITOR] Solo タブ・ページの 1−2 を
On にします。
・ [PLAY]キーを押して再生し確認後、[STOP]キーを押 して停止します。
12トラック分の音声を現在選択されていな い、異なる2つのバーチャル・トラックに録 音する
例として、トラック1〜12(すべてバーチャル・トラック a を選 択)の音声をトラック1と2 のバーチャル・トラック b に録音す る方法を示します。
○ 「12トラック分の音声をまとめて2トラックに上書き録音す る」(→p.29)を参照して、バウンス録音をします。ただし、
③で Record VirtualTrack で b を選択し、異なる バーチャル・トラック b に録音してください。
○ バウンス録音した内容を確認するときは、バーチャルトラッ ク b を選び再生します。
[TRACK] Vtr1−6 タブ・ページを選択して、トラック1と 2の SelectVirturalTrack で 1b 、2b を選びます。
10トラック分の音声と外部入力音2 つを残 りの2トラックに録音する
トラック1〜10の音声およびINPUT1と2に入力した音声を、
トラック 11と12に録音する方法を説明します。
① 入力チャンネルを指定します。
・ [INPUT] Ch7−12 タブ・ページを表示します。
・ Ch11 に INPUT1 を、 Ch12 に INPUT2 を 割り当てます。
② 録音モードをバウンス録音にします。
・ [RECORD] RecMode タブ・ページを表示します。
・ Bounce (= バウンス録音)を選びます。
③ バウンス・モードを選びます。
・ [RECORD] Bounce タブ・ページを表示します。
・ BounceMode で 10Tr+2In→2Tr を選びます。
④ 現在選択されているトラックに録音します。
RecordVirtualTrack で Current を選びます。
⑤ 再生および録音するトラックを選びます。
[TRACK STATUS]キーを押して、再生するトラック(1 〜 10)をPLAY(LED緑点灯)に、録音するトラック(11、12) をREC(LED赤点灯)に設定します。
⑥ 再生トラックと入力音の定位を調整します。
[PLAY]キーを押して再生し、[PAN]または[BALANCE]ツ マミをまわして1〜10のステレオ定位を調整します。また チャンネル11/12の[BALANCE]ツマミは中央にしてくだ さい。
⑦ 再生 /入力レベルを調整します。
再生レベルと入力レベルは、各[CHANNEL]フェーダーで調 整します。
・ [METER/TRACK VIEW]キーを押します。
・ ボタンを選択し[ENTER]キーを押して、ダイアログ を開きます。ダイアログで PostFaderLev を選択し、
それぞれのフェーダーに対応したメーター表示で確認 することができます。
⑧ 録音レベルを調整します。
録音レベルは[MASTER]フェーダーで調整します。
調整後、[STOP]キーを押します。
⑨ バウンス録音を開始します。
「12トラック分の音声をまとめて2トラックに上書き録音す る」(→ p.29)の⑧〜⑪を参照してください。
録音やトラック編集後、アンドゥを実行することによって、録 音およびトラック編集前の状態に戻すことができます( → p.99)。録音前の状態に戻した後は、11-12のバーチャル トラックを a に戻すのを忘れないでください。
ベー シック 編
録 音その他の録音
トリガー録音の方法
入力音のレベルをきっかけ(トリガー)にして録音を開始する機能 です。D12 への音声入力と同時に録音が始められます。
① 入力機器を接続し、録音レベルを調整します。
「1. アナログ入力」、「1. 録音レベルの調整と録音」を参照 してください。(→p.23, 27)
② トリガー録音を設定します。
[ T R I G G E R ] T r i g g e r タブ・ペ ージを 表示し、
TriggerRec を On にします([TRIGGER]キー点灯)。
③ [REC] キーを押して、録音待機の状態にします(LED 点 滅)。
④ 演奏を始めます。
入力がスレッショルド・レベル( Threshold )を超えると録 音が自動的に開始します。
Threshold 、PreTrigTime を参照してください。
(→ p.100)
スレッショルド・レベルはリハーサル機能で確認できま す。
⑤ 演奏が終わったら[STOP]キーを押して停止します。
ループ録音の方法
オート・パンチ録音時、ループ録音で繰り返し録音し、終了後、ア ンドゥ/リドゥで録音した中から最高のテイクを取り出すことがで きます。
オート・パンチ録音時に Loop を On にすると、IN−OUT間 を繰り返し(ループ)録音します。
このとき[AUTO PUNCH] AtPunch の RolTime ( PreRoll 、 PostRoll )で設定した時間を、IN−OUTの前 後に加えて再生します。
① 録音する区間(IN−OUT)を登録します。(→ p.35) [LOOP] Loop または[AUTO PUNCH] AtPunch タ ブ・ページの Wave で設定することもできます。
② 入力機器を接続し、録音レベルを調整します。
「1. アナログ入力」、「1. 録音レベルの調整と録音」を参照 してください。(→p.23, 27)
③ モニターへの出力のしかたを設定します。
「マニュアル・パンチ・イン−アウト」②を参照してください。
(→ p.28)
④ プリ・ロール、ポスト・ロールを設定します。
・ [ A U T O P U N C H ] A t P u n c h タブ・ページで RolTime を選びます。
・ PreRoll で、録音開始時刻よりどのくらい前から再生 を開始するかを、 PostRoll で、録音終了後どこまで
・ 設定後、 OK ボタンを選択し[ENTER]キーを押しま す。
⑤ [AUTO PUNCH] AtPunch タブ・ページで Auto Punch を On にします。([AUTO PUNCH]キー点灯)
⑥ [LOOP] Loop タブ・ページの Loop を On にしま す。
⑦ 録音を開始します。
・ [REC]キーを押すと、設定したIN(録音開始)時刻よりプ リ・ロール時間分前の時刻に移動し、録音待機になりま す。([REC]キー LED点滅)
・ [PLAY]キーを押すと、再生します。
プリ・ロール時間分を再生し、IN時刻より録音が始まりま す。([REC]キー LED点灯)
OUT時刻に達すると録音が終了し、ポスト・ロール時間 分を再生します。([REC]キー LED点滅)
その後、プリ・ロール時間に移動し、同様の動作が繰り返 されます。
・ 録音区間(IN−OUT)外で[STOP]キーを押して停止し ます。
⑧ 録音内容を確認します。
アンドゥ/リドゥを行うことによって、もっとも優れたテイクを 選びます。
⑨ [UNDO]キーを押します。
リストには、最新の録音と過去の録音が並びます。
⑩ リストから最高のテイクと思われるものを[VALUE]ダイヤ ルを回して選びます。
⑪ Undo ボタンを押して、アンドゥを実行します。
選択したテイク録音が呼び出されます。
⑫ 再生して、選択したものが正しいか確認してください。
[AutoPunch] AtPunch タブ・ページの AutoPunch を On の状態にして PLAY]キーを押すと、録音開始(IN) 時刻と録音終了(OUT)時刻間がループ再生されます。
⑬ アンドゥを取り消したいときは R e d o ボタンを選択し [ENTER]キーを押すと、Level00 のテイクに戻ります。
⑪で実行したアンドゥは取り消されます。
OK ボタンを選択し[ENTER]キーを押すと、元の画面に 戻ります。
前述で説明した録音の他に、次のような録音が行えます。それぞ れのページを参照してください。
・ 録音する音声にEQをかけます。(→ p.38)
・ 録音する音声にエフェクトをかけます。(→ p.44)
・ 内蔵のリズムを聞きながら、演奏を録音します。(→ p.61)
・ 内蔵のリズムを録音します。(→ p.61)
・ 録音のリハーサルを行います。(→p.112)
ベー シック 編
再 生STEP5 再生
プログラム再生をする
① [SONG] PrgPlay タブ・ページを表示します。
② [PLAY]キーを押して、再生を開始します。
プログラムの1 曲目からリストの番号順に再生されます。
再生中に[FF]キーを押すと次のソングへ、[REW]キーを押す と、ソングの先頭にいるときはその前のソングの先頭に移動し ソングの途中にいるときはそのソングの先頭に移動します。
③ [STOP]キーを押して、再生を停止します。
その他の再生
ループ再生の方法
ソングのINーOUT間を繰り返し再生します。その区間の内容を 確認したり、オート・パンチ録音と併用してループ録音する機能 です。(→ p.31)
① 再生トラックを選びます。
再生するトラックの[TRACK STATUS]キーを押して、
PLAY(LED緑色点灯)にします。
② ループ再生する区間(IN−OUT)を登録します。(→ p.97) [LOOP] Loop または[AUTO PUNCH] AtPunch タ ブ・ページの Wave で設定することもできます。
③ [LOOP] Loop タブ・ページを選び、 Loop ボタンを On にします。
④ ループ再生します。
[PLAY]キーを押すと、IN時刻から再生を開始し、IN−OUT 間を繰り返し再生します。
⑤ [STOP]キーを押して、停止します。
前述の再生の他に、次のような再生が行えます。それぞれの ページを参照してください。
・ 再生する音声にEQ をかけます。(→ p.37)
・ 再生する音声のレベルや定位を調整します。(→ p.37)
・ 再生する音声にエフェクトをかけます。(→ p.43)
・ 再生に合わせて、内蔵のリズムを鳴らします。(→p.61) D12の基本的な再生と、プログラム再生の方法を説明します。
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