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薬物の副作用が出やすい。

ドキュメント内 「地域医療と介護を考える会」 (ページ 81-95)

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11. 薬物の副作用が出やすい。

食塩について 食塩について

• 成分 NaCl 純度 (乾物基準、添加物除く) = 97% 以上

• 副成分 Ca,K,Mg,Naの硫酸塩、炭酸塩、

臭化物塩、Ca,K,Mgの塩化物= 3% 未満

• 塩分相当量は実際に食品に含まれている食 塩量に比べて若干大きくなる

• 安定した物質で、腐敗もしないため、賞味期

限を設定することを免除されている

塩の生理的作用 塩の生理的作用

• 浸透圧の調節: 細胞の状態を一定に保つ

• 酸アルカリの平衡: 体液のpHを7.4に保つ

• 栄養の吸収:

浸透圧で栄養素を細胞内に取り込む

• 筋肉の収縮: 筋細胞の活動電位を発生させる

• 神経の刺激伝達:

Na 神経細胞の活動電位を発生する

• 胃液の塩酸: Cl が食物の殺菌と分解に関わる

杉田静雄「塩の科学」海游舎,2001

食品に及ぼす塩の機能 食品に及ぼす塩の機能

組織への作用:

水分を引き出す:漬け物,塩もみ,野菜のふり塩

臭みを消す:魚のふり塩

タンパク質への作用:

熱凝固を促進:肉,魚,卵など

粘着力を増す:練り製品,すり身料理

小麦粉の弾力を増す:パン,麺類など

防腐作用:各種塩蔵品,塩辛

酵素の抑制作用:野菜・果実の褐色変化の防止

呈味性:酸味の抑制,対比効果(甘味強調)

その他: 緑色保持(青菜の茹で物),ヌメリ取り(魚,里

芋),低温を作る(魚の冷凍,アイスクリーム:-20℃)

加工食品に食塩が添付されるわけ 加工食品に食塩が添付されるわけ

①食塩含有量が多い食事を摂ると,また塩分 の多い食事を食べたくなる:塩分中毒

②肉製品に食塩を添付すると,水分含有量が 増えるため,素材の使用料が減り,一見旨み が増える

③ソフトドリンクのあまみを増すために食塩が

含まれ,ノドの乾きが一時的に癒されても,ま

た,水分(ソフトドリンク)を飲みたくなる

食塩の味 食塩の味

• 0.05 % 無味

• 0.1 ~ 0.2 % 甘味とかすかな塩味

• 0.3 ~ 0.4 % 弱い塩味

• 0.5 ~ 1.0 % 明瞭な塩味

(通常

0.8

%濃度の塩分が適塩。減塩嗜好なら

0.6

%前後の 塩分濃度にすると、おいしい減塩料理に)

• 1.0 ~ 2.0 % 強い塩味

• 2.0 %以上 塩味に苦味が混じる

和食の特徴

ごはんと一緒に食べた時に塩味が薄められて ほどよ い味付け(塩分濃度1%)になる物を おかず にする

味噌汁や漬け物などが定番

魚介類や野菜を中心とした料理が多い

ハム,カマボコなどの加工食品が多い

醤油やソースをかけて食べるメニューが多い

洋食にも付け合わせで塩の多い品がつく

なべ物,めん類など,汁をつける料理が多い

干物,煮物,漬け物など,塩が浸み込んだ食材が多い

「いい塩梅」=塩で梅干しの酸味が抑えられた状態

高血圧と塩分 高血圧と塩分

• 「食塩感受性」の人の特徴は

・ナトリウムを排泄する腎臓の働きが通常より 低下している

・食塩の影響が血圧にすぐ現れる

・食塩制限の効果が大きい

・高血圧の遺伝的な素因が強い人や女性の 高齢者、腎臓病になったことがある人などに 多い傾向がある

・本態性高血圧の 30 ~ 40 %に存在

食塩の過剰摂取 食塩の過剰摂取

• 高血圧や腎臓病、心臓病などの遠因となる

• 血液を含む体液の量が増え,血圧が高まっ て心臓の負担が増えるとともに、Naの体外排 出を司る腎臓に負担がかかる

• 体液の増加により,組織間隙に水がたまる

(浮腫,胸水,腹水)

• 塩や塩蔵の食品は胃がんのリスクが上がる

• 広東式の塩蔵の魚は,鼻咽頭がんのリスクを

上げる

浮腫の見方

痛くない程度の力で10秒間押す。

手を離しても,くぼみが残れば浮腫

顔面の浮腫

◎ 飲酒

◎ 寝不足

◎ 塩分の摂り過ぎ

◎ ビタミンやミネラルなどの不足

◎ 運動不足による新陳代謝の低下

◎ 腎機能の低下

リンパ浮腫

肥満とむくみの違い

脂肪

タンパク質 ミネラル

水分

糖質

むくみ 正常 肥満

減塩の際の注意点

• 食材に含まれる塩分(ナトリウム)は, 1 日当たり 2g前後。残りの 4g を調味料に当てる

• 塩分を摂ると食欲が増進し,肥満の原因になる

• 身近な加工食品や調味料の塩分量を知る

漬け物,水産練り製品,佃煮,魚介の干物,魚の塩 蔵品,肉の加工品

• 減塩醤油,だし割り醤油の活用

• あんを使った菓子類,パイの皮,パンに注意

• 極端な減塩(3g未満)は,高齢者,妊婦,幼児,

臓器障害のある人には,却って有害

味噌汁の味わい方

• 塩分を1%以下に抑える

• カリウムや食物繊維を多く含む野菜 や海藻を合わせ,具だくさんレシピに する

• 汁を残すようにする

• 1 日 1 回以下に

• 減塩タイプの味噌を活用する

塩分を控えるための12カ条(1)

塩分を控えるための12カ条(1)

1. うす味に慣れる : 古い習慣との決別 2. 効果的に塩味を :

1.減塩調味料,割り醤油の活用

2.味にアクセントをつける(濃い味を一品)

3.味付けは表面だけに

3. 「塩分控えめ」,「低塩」,「薄口」に注意

4. 漬け物・煮物・干物・汁物に気をつけて

5. 練り製品・加工食品には要注意

ドキュメント内 「地域医療と介護を考える会」 (ページ 81-95)

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