術 的 姿 勢 の 形 成
◇ 新 劇 史 の 第 期 を 興 し た 築 地 小 劇 場 そ を 組 織 し て い た 小 山 内 薫 が キ ー パ ー と 歌 役 者 の 河 原 崎 長 十 郎 前 衛 美 術 集 団
ォ の 村 山 知 義 そ し て 小 説 望 郷 ュ ー し た 谷 信 郎 よ び 東 京 帝 国 大 学 文 芸 部 朱 門 人 を 中 心 と し 劇 団 心 座 が 結 成 さ た 舟 橋 そ に い て 劇 作 家
・ 演 出 家 と し て 活 躍 す し し 築 地 小 劇 場 の 分 裂 の 歴 史 と 相
よ う に 芸 術 派 と プ
ア 派 の 双 方 が 交 あ っ て い た 心 座 も の に 分 裂 し て 左 劇 団 へ と 変 貌 し て い く そ の た 舟 橋 自 己 の 芸 術 至 主 義 を 扚 し 通 し て 退 団 し そ の 半 年 後 に 劇 団 蝙 蝠 座 を 結 成 す そ 私 淑 し て い た 亡 小 山 内 の 目 指 し た 国 劇 と っ て い た が 舟 橋 が 彼 学 び そ し て 理 解 し た 新 劇 の も う 一 の 可 能 性 あ 近 代 劇 運 動 と し て の 第 四 期 を 目 指 し た も の あ っ た の 章
従 来 の 築 地 小 劇 場 の も の
く 心 座 よ び 蝙 蝠 座 と い っ た 小 劇 場 の 内 実 を 考 察 す と
舟 橋 の 芸 術 至 主 義 に 適 い 目 指 し た 新 劇 史 の 第 四 期 に あ た 運 動 と の よ う も の っ た の ま た そ 作 家 と し て の 活 動 に の よ う 意 味 を も っ て い た の を 検 討 し て い く
新 劇 史 に け 心 座 の 位 置 日 本 の 新 劇 運 動 明 治 年 に 結 成 さ た 文 芸 協 会 と 自 劇 場 に よ っ て 牽 引
・ 展 開 さ 関 東 大 震 災 後 の 築 地 小 劇 場 の 運 動 へ と が っ た 大 正 十 四 年 結 成 の 心 座 文 芸 協 会 自 劇 場 近 代 劇 協 会 芸 術 座 台 協 会 第 一 次 春 秋 座 文 芸 座 築 地 小 劇 場 と 続 い て た そ の 新 劇 運 動 に 続 く 小 劇 団 の 一 あ ま た 新 劇 史 に 従 っ て 第 一 期 第 二 期 と 分 け
築 地 小 劇 場 来 の 第 期 に 当 す 第 一 期 明 治 四 十 年 前 後 大 正 七
・ 八 年 頃 ま の 文 芸 協 会 と 自 劇 場 を 中 心 と し た も の あ そ 前 に も 新 劇 あ っ た が 運 動 と し て の 組 織 化 ま 至 っ て 多 く 散 発 的 試 終 わ っ て い た 坪 内 逍 遥 と 島 村 抱 月 に よ っ て 結 成 さ た 文 芸 協 会 素 人 を 俳 優 に 育 て げ て い く 方 式 を と っ て
時 代 的 に 歌 俳 優 市 川 左 団 次 と 新 進 演 出 家 小 山 内 薫 に よ っ て 結 成 さ た 自 劇 場 と 時 期 あ っ た が そ の 素 因 が 最 初
っ て い た し し が の 二 劇 団 と も に 新 劇 運 動 の 母 体 と っ た 点 に い て 史 的 に 名 を 残 し た
文 芸 協 会 島 村 抱 月 と 須 磨 子 の 退 団 ㅰ の に 芸 術 座 を 結 成
も ま た 島 村 と 須 磨 子 の 死 に よ っ て 大 正 八 年 に 幕 を 閉 ㅱ が っ け と 終 焉 を 迎 え た 自 劇 場 左 団 次 が
第 二 期 大 正 九 年 前 後 に 期 を 迎 え 文 芸 座 と 第 一 次 春 秋 座 を 中 心 と し た も の あ 関 東 大 震 災 ま を そ の 期 間 と す
の 両 劇 場 の 特 と も に 歌 俳 優 が 主 宰 し 歌 仲 間 の 新 劇 運 動 参 加 を し た と に あ が そ の 一 番 の 功 績 菊 寛 や 山 本
谷 崎 潤 一 郎 日 本 の 新 劇 作 家 の 瘡 場 に 機 会 を 与 え た と う 媉 田 弥 が 主 宰 し た 文 芸 座
菊 寛 讐 の 彼 方 に 山 本
津 村 教 授
を 演 し た 市 川 猿 之 助 が 主 宰 し た 第 一 次 春 秋 座
谷 崎 潤 一 郎 法 寺 物 語 岡 本 綺 堂 名 立 崩
を 演 し た が
も 菊 寛 の 父
が を 博 し た う し た 動 が 文 壇 に け ー
・ ラ 作 成 に も 影 響 を 与 え た 第 期 関 東 大 震 災 後 昭 和 四 年 ま の 築 地 小 劇 場 を 中 心 と し た も の あ 小 山 内 薫 と 土 方 与 志 が 組 織 し た 築 地 小 劇 場 新 劇 専 用 の 劇 場 あ と と も に 劇 場 属 の 劇 団
次 々 と 日 本 の 劇 界 に 新 し い 気 運 を も た し た そ の 新 し い 気 運 の 中 結 成 さ た 心 座 新 劇 史 に い て 大 衆 座 第 二 次 春 秋 座 そ し て 前 進 座 へ と 発 展 し て い く 歌 界 誕 生 し た 進 歩 的 劇 団 の 系 譜 の 語
と が 多 い と さ
心 座 の 中 心 と っ て い た 歌 俳 優 河 原 崎 長 十 郎 の 演 劇 界 に け 前 進 座 結 成 ま の 足
生 出 さ た 見 解 あ 文 学 史 に い て も 築 地 小 劇 場 の 結 成 と 分 裂 そ の 後 の 後 劇 団 へ の 流 が 中 心 と っ て い た そ の 系 譜 の 外 に あ 心 座 途 中 退 団 し た 舟 橋 の 自 伝 や 回 想 記 に よ っ て
う て 現 代 に 語 が て い 程 あ 心
座 の 結 成 大 正 十 四 年 四 月 東 京 帝 大 文 学 部 国 文 学 科 に 入 学 し た 舟 橋 ㅰ 図
‐ ㅱ 校 会 文 芸 部 朱 門 の 人 と
朱 門 の 編 集 兼 発 行 人 伊 藤 専 一 彼 す に
竹 専 属 と っ た と が 痛 手 と 終 焉 を 迎 え た 両 劇 団 と も に 関 東 大 震 災 に よ っ て 大 被 害 を 受 け た 文 芸 座 震 災 後 活 す が 興 業 的 に 失 敗 第 一 次 春 秋 座 震 災 後 昭 和 六 年 の 第 二 次 春 秋 座 の 旗 推 げ ま の 間 活 動 を 停 し て い た 第 期 い わ ゆ 築 地 小 劇 場 時 代 あ 小 山 内 の 死 去 ㅰ 昭 和 年 十 二 月 ㅱ の の 分 裂 す 昭 和 四 年 月 ま と す 中 野 正 昭 心 座 と の ラ ス
・
― 一 九 二
〇 年 代 の 演 劇 に
ア ー キ の 美 学 コ ュ
の 治 学
― ㅰ 文 芸 研 究 成 二 十 年 十 月 一 一 頁 ㅱ 朱 門 大 正 十 四 年 二 月
人 募 集 を 始 て い た 雑 誌 創 刊 号 と 第 一 年 第 一 号 ㅰ 大 正 十 四 年 十 月 ㅱ 第 二 年 第 号 ㅰ 大 正 十 五 年 月 ㅱ ま 計 五 回 発 行 さ た 舟 橋 が 朱 門 人 と っ た 理
一 高 系 高 系 大 阪 高 校 系
犊 門 到 底 入 て も え い と 考 え た
あ 一 高 系 川 滉 ㅰ 成 瀬 正 勝 ㅱ 深 田 久 弥 青 江 舜 二 郎 の 第 九 次
人 に 名 を 連 て い た 谷 信 郎 を 紹 介 さ
谷 イ ツ
・ ベ
学 体 験 に し た 小 説 望 郷
時 事 新 報 の 懸 賞 小 説 に 当 選 し 流 行 の 新 進 作 家 と し て 活 躍 し て い た
の 谷 と の 出 会 い が 舟 橋 の
朱 門 人 の 心 座 参 加 に 結 び く 年 九 月 歌 役 者 の 河 原 崎 長 十 郎 前 衛 美 術 集 団
ォ の 村 山 知 義 そ し て 望 郷 の 谷 信 郎 よ び 朱 門 人 を 中 心 と し た 劇 団 心 座 が 結 成 さ 第 一 回 演 が 築 地 小 劇 場 行 わ た ㅰ 図
‐ 図
‐ ㅱ
演 立 川 春 作 洞 ㅰ 台
・ 岡 田 桑 ㅱ 谷 信 郎 作 月 十 二 日 ㅰ 演 出
・ 谷 信 郎 台
・ 吉 田 謙 吉 ㅱ ク
・ カ イ 作 村 山 知 義 訳 ユ ア ㅰ 演 出 台
・ 村 山 知 義 ㅱ そ に 村 山 知 義 の 表 現 派 風 の 踏 二 種 が 演
た 心 座 結 成 の キ ー パ ー
小 山 内 薫 第 五 回 演 心 座 人 に 加 わ っ た 日 出 海 が 芸 術 浪 ㅰ 昭 26 ㅱ に い て 次 の よ う に 書 記 し て い
新 思 潮
高 系 梶 基 次 郎 飯 島 正 外 村 繁 中 谷 孝 雄 淀 野 隆
好 達 治 の 青 空 大 阪 高 校 系 藤 沢 桓 神 崎 清 崎 山 正 毅 崎 山 猷 逸 の 馬 車 あ っ た 谷 信 郎 望 郷 ㅰ 時 事 新 報 大 正 十 四 年 一 月 一 日
~ 六 月 十 日 ㅱ 単 行 本 望 郷 ㅰ 新 潮 社 大 正 十 四 年 十 月 八 日 ㅱ 単 行 本 に 懸 賞 選 者 の 菊 寛 と 久 米 正 雄 が そ
序 を 書 い て い 装 幀 村 山 知 義 心 座 第 一 回 演 ㅰ 大 正 十 四 年 九 月 二 十 六 日
~ 二 十 八 日 ㅱ 日 出 海 芸 術 浪 第 二 回 ㅰ 芸 術 新 潮 昭 和 二 十 六 年 四 月 一 四 八 頁 ㅱ 二 回 の 連 載 第 一 回 芸 術 新 潮 昭 和 二 十 六 年 月
図
‐
東 京 帝 大 学 生
図
‐
心 座 時 代
図
‐
心 座 入 場
◇ 前 列 左 二 人 目 聖 一
私 の 大 学 の 頃 小 山 内 氏 が 講 演 に 来
会 て て 文 芸 部 の 委 員 達 と 茶 を 飲 が の 話 に 何 故 諸 君 芝 居 を や の 私 諸 君 の 年 に 左 団 次 等 と 自 劇 場 を や た 左 団 次 門 下 の い 歌 役 者 新 し い 芝 居 を や た が て い も の が あ 諸 君 が や 気 が あ
紹 介 し よ う 小
山 内 が 紹 介 し よ う と 話 し て い 左 団 次 門 下 の い 歌 役 者 が 河 原 崎 あ 小 山 内 個 人 的 に 彼 に 近 の 洀 瑠 璃 を 教 え て い た そ し て 小 山 内 の 言 葉 に を 受 け た 朱 門 人
谷 を 後 援 す 形 劇 団 結 成 へ と 向 う そ に 谷 の 一 高 時 代 の
イ ツ 学 時 の 水 案 内 人 と も っ た 村 山 が
と に
村 山 イ ツ
国 後 日 本 の 芸 術 界 に 旋 風 を 巻 起 し て
築 地 小 劇 場 日 本 最 初 の 構 成 派 の 台 装 置 を 手 掛 け て い た
う し た 心 座 の 成 立
朱 門 に 心 座 関 連 の 広 が 多 く 出 さ て
朱 門 創 刊 号 に 谷 信 郎 市 川 団 次 郎 伊 藤 専 一 河 原 崎 長 十 郎 民 谷 宏 村 山 知 義 村 瀬 幸 子 内 山 鋳 之 吉 心 座 人 の 名 が 伝 さ て い た 舟 橋 と 言 え 私 淑 し て い た 小 山 内 河 原 崎 に 代 数 幾 何 や 形 式 論 理 を 教 え て や っ て く と ま
個 人 的 に 他 の
ー よ も 近 し っ た が 谷 や 村 山 に 較 と ま ま 下 結 成 時 の 心 座 人 に 加 え て も え 第 一 回 演
フ を け プ プ ー を 担 当 し て い た そ の 時 の と を 舟 橋 瘣 の 泅 間 に い て 野 鴨 座 に 於 け 彰 二 の 役
符 を 売 さ
と と プ プ ー を や と あ っ た が プ プ ー ッ ク ス に そ の 主 任 が 入 彰 二 そ に 入 と を 許 さ
っ た と 書 い て い
の
心 座 を 野 鴨 座 と し た 理 わ い が 心 座 命 名 の う 河 原 崎 が エ ー フ の 戯 曲 心 の 劇 場
と っ た と 語 っ て い
村 山 大 正 十 年 十 二 月 築 地 小 劇 場 演 の
・ カ イ ー 作 土 方 与 志 演 出 朝 夜 中 ま の 台 装 置 を 制 作 し た 村 山 が 初 て 手 が け た 演 劇 の 事 あ 心 座 の 広
朱 門 け く 村 山 が 文 党 人 っ た 関
東 光 が 発 行 兼 編 集 人 を と た 人 雑 誌 文 党 ㅰ 大 正 十 四 年 七 月
~ 十 五 年 五 月 ㅱ に も 出 さ て い た 舟 橋 も そ に よ 東 光 を 知 と と
前 顔 見 知
あ っ た が 弟 の 日 出 海 を 紹 介 さ た 心 座 第 一 回 演 に け 村 山 知 義 訳 ユ ア
谷 信 郎 心 座 の と 河 原 崎 長 十 郎 心 座 に 就 い て が 文 党 第 一 巻 号 ㅰ 大 正 十 四 年 九 月 ㅱ に 掲 載 さ て い 舟 橋 の 人 加 入 が 正 式 に 決 定 し た の 心 座 第 二 回 演 の 大 正 十 五 年 一 月 舟 橋 前 掲 注 30
瘣 の 泅 間 七 七 頁 河 原 崎 長 十 郎 あ 歴 史 の 流
-心 座 前 進 座 へ ㅰ 新 劇 四 十 年 民 主 評 論 社 昭 和 二
心 座 分 裂 と 舟 橋 の 退 団 心 座 第 二 回 演 が 邦 楽 座 行 わ た 大 正 十 五 年 一 月 劇 団 本 柱 の 一 人 あ っ た 谷 が 劇 団 内 の 対 立 心 座 を 退 団 次 い 村 山 が ク ス 主 義 へ の 傾 倒 を 表 に 出 し 年 五 月 第 回 演 心 座 村 山 の 社 会 主 義 演 劇 の 一 部 と 舟 橋 の 芸 術 派 の 二 部 と に 分
併 存 し が 劇 団 運 営 を 行 う と に
舟 橋 非 常 措 置 と し て 第 五 回 演
人 の 日 出 海 を 引
そ し て そ の 第 五 回 演 が 終 わ と 心 座 の 顔 あ 河 原 崎 が 二 部 を 支 持 し た た 村 山 座 を 退 団 す と に
そ の 後 心 座 の 執 行 委 員 長 と っ た 舟 橋 ラ
ラ 間 ひ け に 心 座 人 を 出 演 さ 自 も 送 指 揮 を 執
心 座 の 活 動 範 を 広 げ も し た が 昭 和 四 年 七 月 市 川 左 団 次 一 座 の エ 演 に 参 加 し た 河 原 崎 が
ヱ ー の フ ア
と っ て 国 し た と に よ 心 座 完 全 に 左 傾 化 退 団 し た 村 山 を び 戻 す と に
舟 橋 が 相 容 退 団 し た 舟 橋 の 日 記 の 八 月 十 九 日 に 心 座 赤 化 決 定 の 日 僕 一 人 が 瘣 い と い ま 目 に あ
二 十 五 日 に 除 名 正 に や と 暗 殺 い や と 断 と 記 さ て い た そ の 時 の 様 子 が 私 の 歴 書 に 次 の よ う に 記 さ て い
私 が 執 行 委 員 っ た 心 座 を 退 座 す と に っ た の 昭 和 四 年 八 月 あ そ の 日
イ ツ ツ エ ッ
と い う 飛 行 船 が 東 京 の 空 を 訪 た 日 あ っ た 大 森 の 河 原 崎 長 十 郎 の 家 最 高 運 営 会 議 が 開 た い に そ の 左 化 が 確 さ 私 け が 調
い た に 辞 表 を 出 す と に っ た の
体 的 に イ ワ フ の 装 列 車 を 演 す 否 に い て 否 が 問 わ 私 必 演 禁 に と い う 理
対 投 票 し た 私 を 除 く 全 首 脳 部 が 成 投 票 し た の 十 何 対 一 私 破 去 っ た の あ 大 正 十 四 年 来 行 動 を 共 に し て
十 四 年 一 六 六 頁
~ 一 六 七 頁 ㅱ 心 座
ー の 第 一 回 の 集 ま
心 の 劇 場 の 本 を し て い 心 座 第 五 回 演 昭 和 二 年 五 月 二 十 九 日
十 日 に け て 行 わ た 村 山 の 頃 前 衛 座 プ
ア 演 劇 の 劇 団 も 作 っ て 活 動 し て い た 社 団 法 人 東 京 送 局 ㅰ
ㅱ 堤 正 弘 原 作 昭 和 年 一 月 二 十 六 日 送 東 京 送 局 大 正 十 四 年 月 に 開 局 小 山 内 が ラ
ラ の 事 を 依 さ た 来 ラ
ラ 新 劇 が 手 掛 け と に っ た 河 原 崎 前 掲 注 96
あ 歴 史 の 流
-心 座 前 進 座 へ -一 七 七 頁 舟 橋 前 掲 注 20
私 の 歴 書 二 一 一 頁
~ 二 一 二 頁