• 検索結果がありません。

雇用船員に家族・親族が含まれないと回答したのは、全体で56.1%、小型一杯船主で29.4%

であり、小型一杯船主の方が家族・親族による運航が多かった。

表 73 雇用船員における家族、親族の割合 回答 全体(458社) 小型一杯船主

(51社)

その他の船主

(197社)

船主以外

(210社)

全員が家族・親族船員 37社(8.1%) 8社(15.7%) 17社(8.6%) 12社(5.7%)

家族・親族船員は半数

以上(全員ではない) 46社(10.0%) 8社(15.7%) 16社(8.1%) 22社(10.5%)

家族・親族船員は半数

未満 90社(19.7%) 20社(39.2%) 41社(20.8%) 29社(13.8%)

家族・親族船員の乗船

なし 257社(56.1%) 15社(29.4%) 113社(57.4%) 129社(61.4%)

回答なし 28社(6.1%) 0社(0.0%) 10社(5.1%) 18社(8.6%)

船員の確保に関しては、自社で全て確保できていると答えた事業者が全体の 73.1%であ り、小型一杯船主においては、86.3%であった。

表 74 船員の確保が自社で出来ているか 回答 全体(458社) 小型一杯船主

(51社)

その他の船主

(197社)

船主以外

(210社)

100%出来ている 335社(73.1%) 44社(86.3%) 140社(71.1%) 151社(71.9%)

半数以上は出来てい

る(全員ではない) 69社(15.1%) 3社(5.9%) 36社(18.3%) 30社(14.3%)

自社で確保できてい

るのは半数未満 9社(2.0%) 1社(2.0%) 5社(2.5%) 3社(1.4%)

自社では全く確保で

きていない 19社(4.1%) 2社(3.9%) 8社(4.1%) 9社(4.3%)

回答なし 26社(5.7%) 1社(2.0%) 8社(4.1%) 17社(8.1%)

※ 子会社や関連会社は含まない

しかしながら、予備船員の数を見ると、全体では予備船員数 0人が 32.5%、予備船員数 1名が21.6%であるのに対して、小型一杯船主で予備船員数が0人であるとの回答が54.9%、 予備船員数1人を合わせると94.1%となっていた。

149 99 46 28 17 15 11 8 8 7 9 31 30

全体

(458社) 32.5% 21.6% 10.0% 6.1% 3.7% 3.3% 2.4% 1.7% 1.7% 1.5% 2.0% 6.8% 6.5%

28 20 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

小型一杯船

主(51社) 54.9% 39.2% 2.0% 2.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.0%

55 37 27 16 6 7 5 7 5 4 8 10 10

その他の船

主(197社) 27.9% 18.8% 13.7% 8.1% 3.0% 3.6% 2.5% 3.6% 2.5% 2.0% 4.1% 5.1% 5.1%

66 42 18 11 11 8 6 1 3 3 1 21 19

船主以外

(210社) 31.4% 20.0% 8.6% 5.2% 5.2% 3.8% 2.9% 0.5% 1.4% 1.4% 0.5% 10.0% 9.0%

グラフ4.予備船員の人数

今後の船員確保に関しては、小型一杯船主が、「可能だと思う」「まあ可能だと思う」と 答えた割合(37.3%)がその他の船主(44.2%)と比べて低く、「あまり可能だと思わない」「全 く不可能になると思う」の割合(54.9%)が高い(その他の船主で46.7%)結果となった。

船員の確保をどのように行っているかとの質問に関しては、「自社の努力で確保してい る」という選択肢を選んだ事業者が、小型一杯船主で74.5%、その他の船主においては81.7%

であった。

表 75 船員確保をどのようにして行っているか

回答 全体

(458社)

小型一杯船主

(51社)

その他の船主

(197社)

船主以外

(210社)

① 自社の努力で確保して

いる 358社(78.2%) 38社(74.5%) 161社(81.7%) 159社(75.7%)

② 他社からの斡旋で採用 115社(25.1%) 12社(23.5%) 48社(24.4%) 55社(26.2%)

③ 貸渡業を利用すること により他社からの船員 を確保

17社(3.7%) 1社(2.0%) 9社(4.6%) 7社(3.3%)

④ 船員派遣許可事業者か

らの派遣により確保 45社(9.8%) 2社(3.9%) 25社(12.7%) 18社(8.6%)

⑤ 他社からの出向により

確保している 14社(3.1%) 0社(0.0%) 10社(5.1%) 4社(1.9%)

⑥ その他 35社(7.6%) 2社(3.9%) 16社(8.1%) 18社(8.6%)

⑦ 回答なし 24社(5.2%) 4社(7.8%) 6社(3.0%) 16社(7.6%)

※ 複数回答あり グラフ5.今後の船員確保について

※ 複数回答を可能としたため、%表示は各回答事業者数で除したもの

① 内航海運のアピール ② 船員給与の引き上げ ③ 時間外労働の短縮等労働環境の改善

④ 船員融通を自由にするような船員派遣制度の見直し

⑤ 外国人船員の導入 ⑥ 内航海運業者のグループ化 ⑦ 船舶の大型化

⑧ 船舶職員法・船員法の改正による定員の削減 ⑨ その他 ⑩ 無回答

「船員不足に対してどのような対策が必要か?」との質問に対しては、小型一杯船主に おいて、最も多かった回答が「船舶職員法・船員法の改正による定員の削減」(45.1%)であ り、次いで「船員給与の引き上げ」(37.3%),「内航海運のアピール」(33.3%)であった。「船 舶職員法・船員法の改正による定員の削減」は全体においても 33.2%が回答している。こ れは小型船において1名多く乗船させることとなった航海当直基準の一部改正(平成18年4 月)の影響が大きいと考えられる。

船員の確保に関する回答の要約

・船員確保は出来ているとの回答が多かったが、小型一杯船主のほとんどが予備員 0 人か 1 人であり、半数以上の事業者の船舶で家族又は親族が乗船している。

グラフ6.船員不足対策に関する方策

6.5 船員の育成に関して

船員の育成その他についての質問に対する回答をまとめると、以下の通りとなった。

船員の新規採用については、小型一杯船主の68.6%が、採用を行っていないと回答した。

新卒者の採用を行わない理由としては、小型一杯船主において「廃業を検討、今後の事 業継続が難しい」といった意見が 5 社存在し、その他の船主においては、廃業という言葉 は出なかったものの経済的・人的に余裕がないとの理由によるものが48社も存在し、その 他「即戦力を望む」「人数が足りている」「求人者がこない」「居住区が確保できない」とい った声が多く挙がっていた。「現在、海上経験3年未満の船員を育成しているか?」という 質問に対しても小型一杯船主においては 19.6%が「複数名育成している」、「1 人育成して いる」と回答し、その他の船主(39.6%)と大きな差が出た。

小型一杯船主の「新卒者の採用を行わない」理由上位5項目

・経済的・人的に育成する余裕がない。 10 社

・必要人数が確保できている(※)。 6 社

・廃業を検討,今後の事業継続が難しい。 5 社

・船舶の居住区がない。 2 社

・採用しても長続きしない。 2 社

採用を行わない理由については、記述式であったため、予備員を含んでの船員確保か否かは不明。

その他の船主の「新卒者の採用を行わない」理由上位5項目

・経済的・人的に育成する余裕がない。 48 社

・即戦力を望むため。 26 社

・人数が足りている。 18 社

・求人者が来ない。 9 社

・居住区が確保できない。 7 社

グラフ7.新卒者の採用を行っているか?

「現在または将来、自社で船員育成を行う意思があるか?」との質問に対しても、「ある」

と答えた小型一杯船主は 25.5%しか存在せず、その他の船主においては 69.5%と大きな差 が出た。

グラフ8.現在、海上経験3年未満の船員を育成しているか?

グラフ9.現在または将来、自社で船員育成を行う意思があるか?

船舶職員養成施設からの新卒者の採用については、小型一杯船主において 88.2%が採用 したことが「ない」と答え、「ある」の回答割合(9.8%)は、その他の船主(27.4%)を大き く下回った。

また新人船員の育成期間(見習い期間)は、船舶職員養成施設の卒業生(海技免許所有 者)について、2 年未満であったと答えた事業者が73.6%(89社)、独立行政法人 海技大 学校が提供する六級海技士(航海)養成コースの卒業生については78.0%(46社)の事業 者が2年未満としていた。

表 76 船員養成施設新卒者の見習い期間

9 16 32 17 15 14 10 1 6 1

全体

(121社) 7.4% 13.2% 26.4% 14.0% 12.4% 11.6% 8.3% 0.8% 5.0% 0.8%

0 3 1 0 0 0 0 0 1 0

小型一杯船

主(5社) 0.0% 60.0% 20.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 20.0% 0.0%

1 7 12 9 10 6 6 0 2 1

その他の船

主(54社) 1.9% 13.0% 22.2% 16.7% 18.5% 11.1% 11.1% 0.0% 3.7% 1.9%

8 6 19 8 5 8 4 1 3 0

船主以外

(62社) 12.9% 9.7% 30.6% 12.9% 8.1% 12.9% 6.5% 1.6% 4.8% 0.0%

3ヶ月未満 3ヶ月以上6ヶ月未満 6ヶ月以上1年未満

④ 1年以上1年半未満 ⑤ 1年半以上2年未満 ⑥ 2年以上3年未満

3年以上5年未満 5年以上 分からない 無回答

グラフ10.船員養成施設からの新卒者を採用したことがあるか?

表 77 海技大学校が提供する新六級制度の卒業者の見習い期間

7 9 15 7 8 4 4 1 3 1

全体

(59社) 11.9% 15.3% 25.4% 11.9% 13.6% 6.8% 6.8% 1.7% 5.1% 1.7%

0 1 3 0 1 0 0 0 0 1

小型一杯船

主(6社) 0.0% 16.7% 50.0% 0.0% 16.7% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 16.7%

4 7 4 4 3 0 2 1 1 0

その他の船

主(26社) 15.4% 26.9% 15.4% 15.4% 11.5% 0.0% 7.7% 3.8% 3.8% 0.0%

3 1 8 3 4 4 2 0 3 0

船主以外

(27社) 11.1% 3.7% 29.6% 11.1% 14.8% 14.8% 7.4% 0.0% 11.1% 0.0%

① 3ヶ月未満 ② 3ヶ月以上6ヶ月未満 ③ 6ヶ月以上1年未満

1年以上1年半未満 1年半以上2年未満 2年以上3年未満

⑦ 3年以上5年未満 ⑧ 5年以上 分からない 無回答

新人船員育成に関する問題点としては、費用がかかる等のコストの問題が全てのグルー プで最も多くなっており、小型一杯船主の場合には、「居住区の確保が出来ない」という問 題が他の船主等に比べて高い結果となっていた。その他の意見としては、傭船料(収入)

の問題と新人船員が定着しないといった意見が多く聞かれた一方、「育成・教育の標準的な 方法についてのガイダンスが欲しい」「他の船員への負担がかかる」という意見も聞かれた。

「船員の定期的な教育は必要だと思うか?」という質問に対しては、「とても必要だと思 う」と「まあ必要だと思う」を足した回答は、小型一杯船主で 66.7%、その他の船主にお

いては77.2%であり、船員教育の必要性を感じている事業者が多く存在した。

必要だと思う理由については、「慣れからの安全意識低下の防止」「モラル向上、モチベ ーションアップ」といった安全意識の向上が多く述べられる一方、「法律改正」「新しい機 器」「新しい安全基準」といった変化への対応も多く述べられていた。

グラフ12.現在の内航船員のレベルは?

グラフ11.船員の定期的な教育の必要性は?

「現在の内航船員は船舶を運航する上で高いレベルにあると思うか」との問いに対して は、「高い」「やや高い」と回答した割合は小型一杯船主で21.6%、その他の船主で19.3%、

「やや低い」「低い」と回答した割合は小型一杯船主で27.4(11社)、その他の船主で26.4%

であり、総じてレベルが「低い」という回答が「高い」を上回る結果となった。

「高度な航海計器類の装備により安全面が向上した」という意見がある一方で、「長年の 勘に頼り新しい航海計器等が使いこなせていない」といった意見が多く聞かれた。また、

最近の若い船員について仕事に対する意欲や集中力が欠けている点、漁船乗りからの転職 者の航海法規に対する無知なども聞かれ、総じてレベルが「低い」という回答が「高い」

を上回る結果となった。

船員の育成に関する回答の要約

・自社の船員のレベルには満足しているが、どちらかと言えば船員のレベルが低いと 考えている事業者の方が多かった。

・新人船員育成に関する問題点としては、費用がかかる等のコストの問題が全てのグ ループで最も多くなっていた。また、小型一杯船主の場合には、「居住区の確保が出 来ない」という問題が他の船主等に比べて高い結果となっていた。

・その他の意見としては、傭船料(収入)の問題と新人船員が定着しないといった意 見が多く聞かれた一方、「育成・教育の標準的な方法についてのガイダンスが欲しい」

「他の船員への負担がかかる」という意見も聞かれた。

・新人船員の育成期間(見習い期間)は、船舶職員養成施設の卒業生(海技免許所有 者)について、2 年未満であったと答えた事業者が 73.6%、独立行政法人 海技大学 校が提供する六級海技士(航海)養成コースの卒業生については 78.0%の事業者が 2 年未満としており、4 分の 3 の事業者が新人船員の養成期間は 2 年未満と考えてい た。

関連したドキュメント