• 検索結果がありません。

結果

ドキュメント内 博 士 学 位 論 文 (ページ 99-103)

6.4.1 水吸収線量校正定数

図6.3に60Co γ線に対するRGDの素子毎の水吸収線量校正定数

0

RGD D,w,Q

N を示す。エラーバーは 5回の表示値の標準偏差である。同一ロットの素子の

0

RGD D,w,Q

N の変動係数は1.5 %であったが、

不確かさの減少を目的に素子毎に

0

RGD D,w,Q

N を与えることで0.6 %に抑えることができた。

1.05 10-6 1.10 10-6 1.15 10-6 1.20 10-6 1.25 10-6

0 5 10 15 20

Lot 1 Lot 2 Lot 3

Lot 4 Lot 5 Lot 6

Lot 7

Calibration coefficient in terms of D w

Element number 図6.3 素子毎の水吸収線量校正定数

85 6.4.1 線量応答直線性補正係数

図6.4に電子線によるRGDの線量応答直線性補正係数klin,QRGDを示す。klin,QRGDは校正時の線量で

ある100 cGyで正規化してあり、50 cGyから200 cGyの範囲では増加傾向を示し、およそ0.98か

ら1.02まで変化を示した。200 cGyより大きい線量では減少傾向を示した。6 MeVから18 MeV

klin,QRGDはエラーバーの範囲内で一致し、エネルギーによる違いはみられなかった。

図6.4 吸収線量による直線性補正係数klin,QRGDの変化

0.90 0.95 1.00 1.05 1.10

0 50 100 150 200 250 300 350

6 MeV 9 MeV 12 MeV 15 MeV 18 MeV

k lin

RGD

Absorbed dose [cGy]

86

6.4.2 モンテカルロシミュレーションによる線質変換係数

図6.5に60Co γ線を基準とした電子線によるRGDのkQを示す。各エネルギーともに0.5 cm深

から50 %線量深までの結果を示した。6 MeVでは0.5 cm深から3.0 cm深の範囲でkQはおよそ

1.03から1.23までの変化し、20 %の増加を示した。電子線エネルギーが増加するほどkQの変化 は小さくなり、18 MeVでは0.5 cm深から8.0 cm深の範囲でkQは5 %の増加を示した。また、全 てのエネルギーで校正深付近ではエネルギーによるkQの変化は小さく、深部になるほど増加 する傾向を示した。この傾向は公称エネルギーが小さいほど顕著であり、6 MeVでの変化量 が最大であった。

図6.5 深さによる線質変換係数kQの変化

1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25

0 2 4 6 8 10

6 MeV 9 MeV 12 MeV 15 MeV 18 MeV

k Q

Depth in water (cm)

87 6.4.3 中心軸の深部線量の比較

図6.6に電離箱およびRGDによる電子線の中心軸の深部線量を示す。実線が電離箱による測 定値であり、プロットがRGDによる測定値である。校正深における電離箱とRGDのDwの相対

差は6 MeVおよび9 MeVではRGDはDwを過小評価し、一方、12 MeVから18 MeVの範囲では

RGDはDwを過大評価した。全てのエネルギーにおいてDwは3.5 %以内で一致した。

図6.6の線量からPDDを算出し、電離箱のR50と比較した結果を表6.1に示す。全てのエネル ギーでRGDによるR50は深部へ変位した。この傾向はエネルギーが高いほど大きくなり、6 MeVでのR50の差は0.07 cmであるのに対して18 MeVでは0.22 cmであった。

図6.6 電離箱およびRGDの中心軸深部線量の比較

表6.1 電離箱によるR50とRGDとの比較

0 50 100 150 200

0 2 4 6 8 10

6 MeV 9 MeV 12 MeV 15 MeV 18 MeV

Absorbed dose (cGy)

Depth in water (cm)

電子線エネルギー

(MeV) 6 9 12 15 18

R50 (電離箱) (cm) 2.30 3.50 5.00 6.20 7.40

R50 (RGD) (cm) 2.37 3.68 5.12 6.39 7.62

Difference (cm) 0.07 0.18 0.12 0.19 0.22

88

ドキュメント内 博 士 学 位 論 文 (ページ 99-103)