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経営成績および財政状態についての経営陣による分析

2018/09/26 15:38:23 / 18419422_株式会社大和証券グループ本社_総会その他(C)

〈セグメント別業績の状況〉

【リテール部門】

 当連結会計年度においては、4月より、お客様目線をより重視 した営業推進体制へ移行し、個別商品の販売目標を廃止したこと などにより、営業員が、今まで以上に多くの時間を、お客様の ニーズやマーケットの動向をより的確に捉えた提案に割けるよ うになりました。その結果、市場環境が特に好調であった米国株 式を中心に、外国株式の売買代金が大幅に増加したほか、外国株 式の預り資産残高についても過去最高の水準となりました。

 株式投信販売については、マーケットのニーズに沿ったテーマ 型投信の取扱いにより、募集・販売額が大幅に向上し、投信募集 手数料も前年度比大幅増となりました。

 また、ラップ口座サービスの拡充に取り組んだ結果、平成29年 度末のラップ口座契約資産残高は過去最高水準となりました。

 好調な市場環境に加え、これらの取組みが寄与し、当連結会計 年度のリテール部門における純営業収益は前年度比13.9%増の 2,142億円、経常利益は同74.7%増の513億円となりました。リ テール部門の当連結会計年度の純営業収益および経常利益のグ ループ全体の連結純営業収益および連結経常利益に占める割合 は、それぞれ42.4%および33.0%でした。

【ホールセール部門】

 グローバル・マーケッツにおいては、当連結会計年度の期初に 地政学リスクの高まり等から顧客フローが減速しエクイティ収 益が落ち込んだものの、下期にかけて回復したため増加しました が、金融市場では低ボラティリティが継続したことを受けフィク スト・インカム収益が低水準で推移したため、当連結会計年度の 純営業収益は前年度比13.4%減の1,236億円、経常利益は同 36.0%減の342億円となりました。

 グローバル・インベストメント・バンキングにおいては、複数 の大型エクイティ募集・売出し案件でJGC(ジョイント・グロー バル・コーディネーター)や主幹事を務めたこと等により、当連 結会計年度の引受け・売出し手数料は、前年度比18.3%増の351 億円となりました。その結果、純営業収益は同18.7%増の474億 円となりました。M&Aビジネスにおいては、米国のSagent Holdings, Inc.とSignal Hill Holdings LLCを買収統合して DCS Advisory Holdings Inc.を発足させ、各海外拠点との連携 により、今後増加が見込まれる日本とのクロスボーダー案件や、

市場規模の大きい欧米間の案件に対応できる体制をより強化し ています。一方で、統合による給与の増加や、買収に伴うのれん を含む無形固定資産の償却により、販売費・一般管理費が増加し ました。これらの結果、グローバル・インベストメント・バンキ

ングの経常利益は前年度比11.1%減の101億円となりました。

 当連結会計年度のホールセール部門における純営業収益は前 年度比6.4%減の1,711億円、経常利益は同30.7%減の453億円と なりました。ホールセール部門の当連結会計年度の純営業収益 および経常利益のグループ全体の連結純営業収益および連結経 常利益に占める割合は、それぞれ33.9%および29.1%でした。

【アセット・マネジメント部門】

 当連結会計年度において、大和証券投資信託委託では、複数の ファンドにおいてR&Iファンド大賞の基準を満たす高パフォー マンスを維持するなど運用力の強化を図ったほか、「グローバル IoT関連株ファンド」などの残高を拡大させ、公募投資信託の運用 資産残高は前年比7.8%増の15.5兆円となりました。大和住銀投 信投資顧問では、顧客ニーズに対応した商品として、「グローバ ルEV関連株ファンド」を設定したほか、EUなど海外向けの日本 株ファンドを設定するなど、グローバルビジネスの拡大にも注力 し、公募株式投資信託及び投資顧問の運用資産残高は前年比 6.1%増の4.9兆円となりました。不動産アセット・マネジメント では、大和リアル・エステート・アセット・マネジメントが運用 する不動産及びインフラ資産は拡大した一方で、大和証券オフィ ス投資法人における運用資産残高は保有物件の入替えにより減 少しました。不動産アセット・マネジメントビジネスの運用資産 残高は前年比2.1%減の8,020億円となりました。その結果、当連 結会計年度のアセット・マネジメント部門の純営業収益は前年度 比6.4%増の493億円、経常利益は同9.6%増の291億円となりま した。アセット・マネジメント部門の当連結会計年度の純営業収 益および経常利益のグループ全体の連結純営業収益および連結 経常利益に占める割合は、それぞれ9.8%および18.7%でした。

【投資部門】

 当連結会計年度においては、大和企業投資において国内外の成 長企業への投資を積極的に実行するとともに、投資先企業と大手 企業とのマッチングを実施したほか、大和PIパートナーズは、エ ネルギー等の重点分野やミャンマー等の重点地域で積極的に投 資を実行しながら、エクイティ投資先の売却益により、着実に収 益を確保しました。

 その結果、投資部門の純営業収益は前年度比74.1%増の274億 円、経常利益は同87.9%増の244億円となりました。投資部門の 純営業収益および経常利益のグループ全体の連結純営業収益お よび連結経常利益に占める割合は、それぞれ5.4%および15.7%

でした。

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大和証券グループ 統合報告書 2018