2017 年度の取組み・実績
グローバル・マーケッツにおいては、地政学リスク の高まりなどから、お客様フローが期初に減速し、
金融市場で低ボラティリティが継続したことを受け、
厳しいスタートとなりましたが、国内外株式市場が 堅調に推移するなか、お客様ニーズを的確に捉えた ことで日本株・外国株ともにお客様フローが増加し、
全体収益を牽引しました。また、日経ヴェリタスの アナリストランキングにおいて、若手の育成、外部 採用、全体的な底上げにより、
2012
年以来となる3
位に入りました。グローバル・インベストメント・バンキングに おいては、引受業務のうち、国内では、日本郵政や ルネサスエレクトロニクスの株 式の売出し、
SG
ホ ールディングスのIPO
、出光興産および大和ハウスリート投資法人の公募増資などにおいて、ジョイント・
グローバル・コーディネーターを務めました。また、
海外では、国際協力銀行のベンチマーク債発行の主 幹事を務めました。また、「
DEALWATCH AWARDS 2017
」においては、2012
年度以来の、「総合部門House of the Year 2017
」を受賞しました。
M&A
アドバイザリー業務では、投資ファンドのMBK
パートナーズによる黒田電気の買収案件に おいて、大和証券がMBK
パートナーズのアドバイザー を務めました。また、大和証券とDC Advisory
が 協働し、投資ファンドのCinven
による英国のIT
サー ビス企業Northgate Public Services
のNEC
への 売却に際し、Cinven
のアドバイザーを務めるなど、当社グループ各社の連携により多くの
M&A
案件に 関与しました。四半期業績推移 グローバル・マーケッツ
(十億円)
グローバル・インベストメント・バンキング
(十億円)
純営業収益 経常利益
純営業収益 経常利益
2016年度 2017年度 2016年度 2017年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
0 20
10 30 40
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
0 16
12
8
4
株式公募・売出し 日本郵政 グローバルPO 1兆3 , 089億円
ルネサスエレクトロニクス グローバルPO 3 , 485億円
ヤクルト本社 グローバルPO 1 , 400億円
出光興産 グローバルPO 1 , 248億円
大和ハウスリート投資法人 REIT グローバルPO 568億円
SBIホールディングス ユーロ円CB 計500億円
IPO SGホールディングス グローバルIPO 1 , 276億円
カチタス グローバルIPO 378億円
債券 国際協力銀行 ベンチマーク債(2回) 計95億米ドル
アサヒグループホールディングス 普通社債 計2 , 800億円
クレディ・アグリコル サムライ債 計2 , 039億円
三井住友海上火災保険 劣後債 計1 , 300億円
M&A CPA Global(英)のLeonard Green & Partners(米)への売却 MBKパートナーズによる黒田電気のMBO
Cinven(英)によるNorthgate Public Services(英)のNECへの売却 JX金属によるH.C.Starck Tantalum and Niobium(独)の株式取得
2017
年度の主な引受け主幹事(共同主幹事案件を含む)・M&A
案件2018 年度のアクションプラン
1 企業の高付加価値化を促進
2 お客様ニーズを捉えたプロダクト・サービスの提供
3 事業構造や日本の産業構造転換を支援
4 アジアのリージョナル・ブローカーとしての汎アジアビジネスサポート さらに、グローバル、特に北米における
M&A
アドバイザリー事業強化のため、業務提携・出資先であった
Sagent
を100
%子会社化し、新たにSignal Hill
を買収 のうえ、両社を統合し当社グループ100
%子会社のDCS Advisory
を発足させました。各海外拠点との 連携により、今後増加が見込まれる日本とのクロス ボーダー案件や、市場規模の大きい欧米間の案件に 対応できる体制を構築しました。戦略
1 企業の高付加価値化の促進
グローバル・インベストメント・バンキングでは、
企業の経営課題の解決に資する高度なソリューション を提供します。特に、日米欧に中国を加えたグロー バルネットワークの拡充を梃子に、
M&A
ビジネスの さらなる強化を図っていきます。欧州ではすでに
DC Advisory
が、欧州ミドルキャップ(
5
億ユーロ以下、会計系を除く)のM&A
リーグテー ブルにおいて、2016
年は2
位、2017
年は3
位となり、首位を狙えるポジションにつけています。北米におい ては、
Sagent
と、TMT
*セクターに強みを持つSignal Hill
を統合したDCS Advisory
が加わったことにより、より市場規模の大きな欧州
-
米国間の案件への対応 力が強化されました。国内においても、
M&A
ビジネスの人員強化を図り、今後
6
年間で人員数を約1.7
倍まで増員し、生産性 向上とあわせて、収益を2
倍以上にすることを目指し ます。当社グループでは、日本、アジアを含め、今後と も各地域が有機的に連携することで、ミドルキャップM&A
市場における、グローバルなトップ・プレイヤー の地位を確立したいと考えています。*TMT:Technology、Media、Telecommunicationの略
グループ連結
M&A
関連手数料の推移(十億円)
国内 アジア DC Advisory
DCS Advisory(買収後の2017年度3Qより収益計上)
(年度)
2018年5月に松井COOがDCS Advisoryサンフランシスコ支店を訪問 21.7
16.2
10.3 11.4 9.1
7.4
2017 2016
2015 2014
2013 2012
部門戦略
現金・預金
53%
債務証券 1%
株式 11%
投資信託 4%
年金・保険 29%
対外証券投資
1%
戦略
3 IPO ビジネスの強化
IPO
ビジネスにおいては、今後拡大が見込まれるIT
セクターの案件獲得に注力し、リーグテーブルでは3
位以内を堅持しながら、新中計期間中には常に1位 を目指して体制を確立していきます。当社グループ では、IPO
関連部署の人員数を今後6
年で約1.5
倍に 拡充する方針です。同時に、大和証券主幹事案件の さらなる品質向上に取り組み、発行体企業の高付加 価値化を促進していきます。新規公開リーグテーブル順位(
2017
年度通期)日経ヴェリタス・アナリストランキング推移 国内個人金融資産の残高内訳(
2018
年3
月末)順位 会社名 シェア*
1
(1
) 野村26.7%
2
(3
) 大和26.0%
3
(2
) 三菱UFJMS 13.6%
4
(4
) みずほ12.0%
5
(5
)SMBC
日興11.8%
※( )は2016年度実績
*リーグテーブルでの獲得金額をパーセンテージで表記
出所:大和証券(払込日ベース、主幹事間で引受金額に応じて按分)
2009 1位
2位
3位 3位
3
位4位 4位 4位
5位 5位
2011 2013 2015 2017
2010 2012 2014 2016 2018
「お客様ニーズを捉えたプロダクト・サービスの 提供」に向けて、グローバル・マーケッツでは、国内 外のリサーチを強化し、日経ヴェリタスのアナリスト ランキングにおいて、安定的に
3
位以内に入れる体制 の確立を目指します。また、日本における個人金融戦略
2 お客様ニーズを捉えた サービスの提供
出所:エクイティリサーチランキング会社別総合順位
出所:日本銀行、投資信託協会
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