80 20 10 0 割
合
(%)
培養球 茎株 お よび慣行球 茎株 に着生
10 20
割
合
(%)
した子 芋 の形 状 の差
培 養球茎株 慣行球茎株
培養球 茎株 慣行球茎 株
‑29‑
T I I I 上
5。
22 6.12 7,3
第
9図
前歴お よび大 きさの異 なる種芋 を用 いた株の生育●
:培
養球茎株.▲ :順
化球茎株.△ :慣
行小球茎株.O:慣
行球茎株.第10図
種芋 の種類 によ る地上部 の生育 の差 異
A:慣
行小球 茎株.B:慣
行球茎株.C:順
化球茎 株.D:培
養球 茎株.7.24
8.21 9.1
( 3
月. 日)
ヒ
‑30‑
第10表
種芋の種類による地上部および地下部の生育特性(1989年)
の類
芋
種種
地上部 重量 (g) 親芋重 量 (g) ひ孫芋 個数
重量 (4固
) (g)
収量リ (g)
子芋 個数
重量 (4固
) (g)
孫芋 個数
重量 (4固
) (g)
培養球茎 順化球茎 慣行小球茎 慣行球茎96.9 aZ
592.4b
579。6 b 625.3 b 971.0 1005.3 945,2 009.0147.3 267,0 275。4 321.1 6.6 10.7 0.0 1.7
a a a a
C a h︶hv c
448.7 540.1 474.6 470.8
518。7 454.5 470,6 486.5
11.8a 13.la 12.2a 9.9a a 22,8b a 21.4b a 22,lb a 15.5a
0。
7a l.2a O,Oa O.2a
a a a a a a a a
︐いい1
Zダ
ンカンの多重検定,同
文字間に有意差なし. り子芋重十孫芋重+ひ
孫芋重. 値はすべて株当たりの数量.っ た 。 順 化 球 茎 株 お よ び 慣 行 小 球 茎 株 の子 芋 の形 状 は第 11図 に 示 す よ う に 細 長 い も の
,す
な わ ち 数 値 の 高 い もの が 多 く,慣
行 球 茎 株 と比 べ て も不 良 で あ っ た 。 長 田,後
藤(1980)は
ウ イ ル ス フ リ ー株 と在 来 株 の 生 育 を 同 程 度 の 大 き さ の 種 芋 を 用 い て 比 較 し,
ウ イ ル ス フ リー 株 は地 上 部 の 生 育 が 良 く草 丈 も高 い こ と を 報 告 し て い る。 ま た,着
生 す る球 茎 の 形 も長 くな る 傾 向 が あ る と して い る。し
か し
,本
実 験 で 培 養 球 茎 を 直 接 栽 培 に 用 い た 場 合 は 逆 に 地 上 部 の 生 育 は小 さ く, 地 上 部 の 枯 れ 込 み も早 くか ら進 ん だ 。 ま た,地
上 部 の 生 育 に比 べ 地 下 部 の 割 合 は 大 き くな っ た。 実 験 に用 い た 培 養 球 茎,順
化 球 茎 は い ず れ も ウ イ ル ス フ リー で あ る が こ れ ら の 間 で は地 上 部 の生 育 が 明 らか に異 な り,培
養 球 茎 株 の 特 性 の 変 化 が ウ イ ル ス フ リ ー化 単 独 の 影 響 と は考 え 難 い 。 種 芋 が 小 さ い と子 芋,孫
芋の 着 生 数 が 増 加 し
,親
芋 が 小 さ くな る傾 向 が あ る こ とが 明 らか に な り培 養 球 茎 株 の 子 芋,孫
芋 数 の 増 加 は種 芋 の 大 き さ が 影 響 して い る こ とが 明 らか に な っ た 。しか し
,培
養 球 茎 株 の 地 上 部 生 育 量 は 種 芋 の 大 き さ が ほ ぼ 同 じで あ る の に 対 し て 順 化 球 茎 株,慣
行 小 球 茎 株 に 比 べ 明 らか に 小 さ か った 。 順 化 球 茎 株,慣
行 小球 茎 株 で は と も に 慣 行 球 茎 株 に 似 て い た 。 さ らに
,子
芋 の 形 は 第 11図 に示 す よ う に 順 化 球 茎 株,慣
行 小 球 茎 株 で は 最 も長 く,次
い で 慣 行 球 茎 株,培
養 球 茎 株の 順 と な り
,培
養 球 茎 株 の 子 芋 の 形 状 は他 と異 な っ た。 こ れ ら の 結 果 は 種 芋 の 大 き さ だ け で は説 明 で き な い 。 球 茎 の 形 状 で は土 寄 せ 等 に よ る地 下 部 の 環 境 条 件 が 影 響 す る こ と が 知 られ て い る (小 河 原.1944)。
しか し,本
実 験 で は 同 程 度 の 大 き さ の 種 芋 を 用 い 同 様 に 上 寄 を 行 っ た の で 現 れ た 子 芋 の 形 の 差 は上 寄 が 原 因 と は 考 え 難 い 。 培 養 苗 の 生 育 特 性 に つ い てSwartzら (1981)は
イ チ ゴ で ウイ ル ス フ リー 株 か ら の ラ ンナ ー苗 と培 養 苗 を比 較 し
,培
養 苗 は 腋 芽 の 生 育 が 良 い と して お り,そ
の 原 因 を 培 養 に使 用 した ホ ル モ ン に よ る の で は な い か と推 定 して い る。 ま た,大
西 ら(側 90)は
パ レ イ シ ョ培 養 塊 茎 株 は慣 行 の塊 茎 を 種 芋 に用 い た 株 に 比 べ て 萌 芽 ま で の 日数 が 短 く,や
ゝ小 さめ の 品 質 の 良 い 芋 を 多 く 形 成 す る と して い る。 サ トイ モ 培 養 球 茎 株 に つ い て も ウ イ ル ス フ リー 化 の 効 果 や 種 芋 の 大 き さ と と もに 何 等 か の培 養 の 影 響 が 要 因 と して 考 え られ る。 順 化 球‑32‑
慣 行球茎 株
慣行 小球茎 株
順 化球茎株
培 養球茎株
o 25 50
ドキュメント内
組織培養によるサトイモ種苗生産技術の確立とその栽培に関する生理生態学的研究
(ページ 32-36)