)為
在 召 晋 翼
:築薪 猪
°ホウ酸 (1.5kg/10a)3年 間基肥施与
られる
FTEと BMよ
うりん を比較す ると,BMよ
うりん中のB力渚 しく可溶化 しやす い(第13図)。 保証成分 はい ず れもく溶性
Bで
,その溶解性 は資材 としては類似 して いると考えられる。 しか し,土
壊 中での可溶化 には上記 の女日き差異 がある。 この ことは,BMよ
うりんはFTEよ
りB含有率 が%と低 いため
,同
一成分量の添加では現物 量 が多 く,それだけ土壊粒子 との接触面積 が大 きいことも一因 と考 えられ る。
資材の種類 を問 わず
,土
壊 に施与 されたBは
その一部 が水の移動 に伴 って移動 し(第13図 ,第46表), その移動 速度はN03, Cl な
どよ り遅 く, H2POr
よ り1よ著 しく 速 い3)とぃゎれている。熱水可溶性
B含
有率 は土壊 中の可給態Bの測定法 と し て採用 されているが,こ
の値 とアズキあるいはダイコ ン の葉のB合有率 との間 には,同一土壊 ではホ ウ砂,FTE
の使用肥料 に無関係 に
,一
つの有意 な正 の相関関係 が認 め られた(第19図)。 しか し,上
壊 が異 なる場合 には,別
の回帰曲線 をとる。す なわ ち,作
物体 のB含
有率 を同 じ 値 に保つために必要 な土壊 の熱水可溶性B含
有率は,B
吸着容量の大 きい土壊 (黒ボ ク
)で
は,その小 さい土壊(沖積)よりも高 い。 アズキは
looppmB以
上のB含
有率 で過剰症 が発現 し(第43・45表),それに対応す る熱水可 溶性B合有率 は沖積土壊 では1.2ppmB,黒
ボ ク土壊では 3.2ppmB(第19図)と なる。一方,ダ
イ コンでは250ppmB以
上のB含
有率で過剰症 が発現 し(第41表),その際の 熱水可溶性B含
有率 は沖積土壊 で ■ppmB,黒
ボク土壊で30pp14B以上 となる。
熱水抽出よ りさらに弱 い条件で溶 出 した易動性Bと作 物体 のB合有率 との関係 をみ ると(第20図
),熱
水可溶性 Bの場 合 に認 め られた土壊 間差 はな くな り,一
つの有意 な正の相関関係 が得 られた。 この場 合,い
ずれの土壊 に おいて も易動性B合
有率 が0.7ppmBお よび3ppm B以上 で,ア
ズキおよび,ダ
イコンにそれぞれB過
剰症 が発現6 10 14 18 熱水可溶性
B(ppmB)
0 20 40 60 熱水可溶性
B lppmB)
第19図土壌 の熱水可溶性 ホウ素 と葉の
ホ ウ素合有率の関係 した。
さて, 6月11日か ら10月下旬 までの栽培期 間の後
,跡
地上壊 の易動性
B合
有率 を測定 した結果 によると (第47 表),アズキ系 とダイコンーアズキ系ではやや異 な り,後
者の方 がやや易動性B合
有率 が高い傾 向 にあった。 しかし
,こ
の差 は使用ポ ッ トの形状 に由来す る排水の難易 に 原因す るもの と思 われ る。ここでは, ダイコ ンーアズキ系のポ ッ トにおける作物 栽培後 の残存
B合
有率 につ いて検討 してみ る。 アズキで は0。7ppm B以上の易動性B合
有率で過剰症 が現 れる。約 100日の栽培後 において も0,7ppmB以上 が残存す るB施
与区は,沖
積・ホ ウ砂 区では20ppmB以
上,沖
積・FTE
区で は50ppm B以上
,黒
ボク・ホウ砂 区では20ppmB以
上,黒
ボ ク・FTE区
で は50ppm B以上のB施
与区 となっ ている。現在
,Bの
施肥基準 は作物別 に定め られているとは限 らないが,一
般 に欠乏 が懸念 される作物 につ いては,基
砂 E 砂 E ウ T ウ T ホ F ホ F
一 一 一 一 積 積 ク ク ボ ボ 沖 沖 黒 黒 O o
△
▲ 00
∞ 50
20 葉 のB 含有 率 含 日& 習 C
000 500
200
100
50
. 葉 の 含B 有 率 困︵ 日& ぎ C
アズキ開花期
山 内益 夫
砂 E 砂 E ウ T ウ T ホ F ホ F 待 辟 分 分
ボ ボ 沖 沖 黒黒 O o
△
▲ 葉のB含有率︵田日働臼moC葉のB含有率奮E&ぎc
アズキ開花期
0246
易動性
B(ppmB)
第20図
土壊の易動性 ホ ウ素 と葉 のホウ素含有率の関係
肥でホ ウ砂lkg/10aの施与 が妥 当 とされてお り,これが 全面上層5cmの 土壊 に混和 され ると仮定す ると約2.2ppm Bに相 当 し
,畦
巾75cmで 播 き溝15cmに作条施与 され同様 に5 cmの上壌 と混和 された とす ると約 ■ppmBに
相 当す る。作物栽培期 間中の降水量 が約■00mmで ,やや多雨の 年で あった とはいえ本実験 で は,20ppmB(ホ
ウ砂)ある いは50ppmB(FTE)以
上の施与 区(第47表)で初 めて高B濃
度培地耐性 の最 も弱 いアズキにとって危険培地濃度 といえる0.7ppm B以上 に達 してい る。それ故
,仮
に夏作物 に高B濃
度培地耐性 の強 い作物 を 栽培 し,秋
あるいは冬作物 に耐性 の弱 い作物 が入 る場 合 で も,か
な りの降水 が期待 される地帯で は,跡
作 に対す る懸念 な しに,夏
作物 に対 し適量のB施
与 が可 能で ある。これが, 1年後 になると,さ らに安全度 は高 ま り黒 ボ ク
・ホウ砂区 を除 き
50ppmBま
での施 与区で,ア
ズキ に過 剰症発現 をもた らすほど土壊 中にBを残留 した区はなか った(第48表)。施与 した
Bの
一部 は植物 に吸収 され,一
部 は落脱 して, 残 りは作土層 に水溶性 あるいは水不溶性の形で とどまる (第15〜 18図)が ,水
不溶性Bの植物 に対す る影響 は畑 作では一作,あ
るいは二作 とい う短期間で はほ とん どな いと考 えられる(第12,15図,第48表)が ,長
い年 月での再溶出の可能性 につ いてはあ きらかで ない。 また
,水
溶 性Bを施与 して も,水
に溶 け難 い形のBの
増加 が認 め ら れ(第15,16図), 一部 は土壊 に固定 されて ゆ くことが う かがわれる。 この種のBも湛水状 態で はいず れ,イ ネに 吸収 されるとされている40が,畑
状態で は さらに利用 が 困難 の如 くで ある(第48表 ,第 15図)。綜
合
考
察
ホ ウ素 が不足 あるいは過剰 となった場合で も
,作
物体 における同化産物(第13表)や無機養分(第5図 )の移動 はほ とん ど影響 を受 けず,そ
れ らの移動 の阻害 あるいは 促進 がB欠
乏あるいは過剰の初期反応 となることはない と考 えられる。 したがって,炭
水化物 の蓄積 や養分吸収 に対す るBの
影響 は,葉
の全炭水化物 や無機要素の合有 率 か ら,以
下 に示す よ うな基準 で判定す ることがで きる。は
)乾
物重 が標準区(0.5ppmB区
)と ほぼ等 しく,無
機要素や全炭水化物 の合有率 が高 い場 合
,要
素吸収 や炭水化物 の蓄積 が促進 された とみ な して(十)で示す。
(2)乾
物重 が標 準区 よ りおヽさく,含
有率 が高 い場合,蓄積量 か ら判断 して特 に全炭水化物 の蓄積 や無機要素の 吸収 が促進 されていると見 ることが出来 ない場合 は
,乾
物重 の変動 がな く合有率の変動 もない場 合 と同様
,影
響 がない として(±)で示す。0
乾物重 は標準区よ り小 さ く合有率 が変 わ らないか 低 い場 合は,乾
物童の変動 がな く合有率 が低 い場 合 と同 様,炭
水化物 の蓄積 はB処
理 によって減少 し,要
素の吸 収 は抑制 され るとみな して(―)で示 す。以上の判断基準 によって
Bの
欠乏 と過剰の影響 をまと め ると第50表の とお りで ある。す なわち,こ
の表 は第12 表 に示 した培地B濃
度適応性 による類別法 によ り,作
物 を配列 し,各
作物の炭水化物 の蓄積 および無機要素の吸 収 に対す るB欠乏 または過剰の影響 を上記 の十,± ,一
の表現法で示 したもので ある。B欠
乏の影響:
全炭水化物 の葉 での蓄積量 は,マ
メ 科作物,ゴ
ボウとカボチ ャで増加 し, ヒマ ワ リ,テ
ンサ イ,ォ
オムギ】 トウモロコシ,ス
イカで は減少 し,そ
の 他 の作物ではほ とん ど影響 を受 けなかった。以上の よ う に,培
地B濃
度適応性 が等 しい群 内で もマ メ科以外で は 異 なった影響 を受 けるものが温在す る。低
B濃
度培地耐性の弱 い作物(b,c)では,多
量要素の 吸収 がB欠
乏 によって促進 され る例 はな く,抑
制 され る 場 合が多かった(66要素例 中48要 素)。 低B濃
度培地耐性 の強 い作物(a,d)につ いては,Bの
直接的影響 は明瞭ではなかった。
ホウ素に関す る作物栄養学的研究
第50表
各種作物 に対する全炭水化物の蓄積及び無機要素の吸収 に及ぼすホウ素の影響 培地
B
培地B道応性道応性キ
の機作要因*
B欠
乏 の 影 響B過
剰 の 影 響作
物
名
炭 車
N Ca Mg Ca Mg
士 土 士 土 土 土 士 士 土 十
+
土 士 土 士 士 士 十 十 十
排除 能弱 率耐 性 強 低 B含 有
ダ
イ
ズ
ァ
ズ
キ サ イ ト ウ 収
能 弱 積 極 的吸
ゴ
ボ
ウ レ
タ
ス パ
セ
リ
十 土 士
土 土
士 土
+
土 土 土 士
+
十 土 十 士
士 土 士 フ ダ ンソ ウ
土 土 土
+
土 士 土 土 土 土 土 土 上
士
率 耐 性 強 高 B含 有
シュ ンギ ク ヒ マ ワ リ テ ン サ イ 率耐
性 弱 低 B合 有
排 弱
ニ ン ジ ン
土 土
率耐 性 弱 高 B含 有
ナ
ス ピ ー マ ン ネ
ギ 収能
弱 積極 的吸
低耐弱
排 弱
ソ
バ
土 士 土
+
土 士 士
士 一 土 土 士 土 士 土 土 土 一︑ 士 一 一
低 耐 強排強 t典 ∴ 5
一率 耐性 強 高 B 合有 収 能 強 積 極 的吸
カ ボ チ ャ
十 ス
イ
カ
ー キ
ウ
リ
土 ダ イ コ ン
士
士 土
+ +
十
+
士
士 十
士
士 士
十 土
十 土
十 土
+ 十
積吸強
排 強 ハ ク サ イ
土
― イ
ネ
士
土
土 土
十 土
十
+
土 士
土
+
十 土
*第12表の類別に準ず。
車全炭水化物1+促 進,土 影響をし,一 抑制 を示す。
B過
剰の影響:
全炭水化物の蓄積は高B濃
度処理 に より,ゴ
ボウ,ハ
クサイ,イ ネでは促進 され,マ
メ科,パセリ,フ ダンソウ
,オ
オムギ,ス イカで抑常1された。また
,養
分吸収 に及ぼす影響 はB欠
乏の場合より小 さく,仕)の符号が多いが,高
B濃
度培地耐性の弱い作物(a,c) と広域B適
応作物 (d)で はCaとMgの
吸収が抑制 される 例 が多いのが特徴的であった。以上の結果を既往の研究結果 と比べると
,ダ
イズで低B濃
度培地でも高B濃
度培地でもCa吸
収 が抑制 されると い うMinarikら20の報告 と同様の結果が,23作 物中15作 物で認められ,こ
の現象はMgで
も認められた。 しか し,その外の要素については多 くの作物 に共通 なこの種の傾 向は認められなかった。ただ
B処
理 により生育が停滞 し た作物で,要
素の吸収が抑制 される場合が多かった。す なわち,他
要素の吸収 に及ぼすBの 影響は,Bの
過・不 足 が生育 に及ぼす影響 を通 じてあらわれるものと考えられる。
植物 間の
B要
求度 の種問差 は,同
一土壊 に生育 した場 合の植物体 のB合
有率の種間差 によって判定 されているP しか し,こ
の要求度 とい う概 念 には,作
物体 の低B濃
度 培地 あるいは高B濃
度培地 に対す る耐性 の種 間差 とい う 考 え方 は含 まれていない。 それ故,比
較的要求度 の高 い マ メ科作物 (第7表)が
高B濃
度培地耐性 が弱 かった り (第1図),要
求度の低 いイネ科作物 (第7表 )が
低・高 両B濃
度培地耐性 が比較的強 い (第1図 )といったよ うに
,要
求度 と培地適応性 とはかならず しも一 致 しない と い う事実 にはあま り注意 がむ けられて いない。第 Ⅱ章実験 2(PP,43〜47)は
B適
応性 の作物 種間差 を知 るために,低
Bあるいは高B培
地 における各種作物 の生育 反応 を比較 したものである。 しかし,農
業的 には培地B濃
度 の影響 があ らわれ る速度 などはかな らず しも意味 をも たず