日本核磁気共鳴学会
N M
R
2 0 1
6
7巻 若手
NMR
研究会便り箱根高原ホテルで開催された
若手
N M R研究会便り
基礎講座1
S1
平野 桐子(ブルカー・バイオスピン株式会社)「低分子有機化合物のための
NMR
の基礎講座」基礎講座2
S2
松木 陽(大阪大学・蛋白質研究所)「
DNP
固体NMR
の基礎」9
月11
日(日)基礎講座3
S3
池上 貴久(横浜市大院・生命医科学研究科)「生 体 系溶 液
NMR
の基 礎(プロダクトオペ レータ)」企業セミナー1
C1
日本カンタム・デザイン株式会社講演者:大田 剛司
C2
大陽日酸株式会社講演者:寺内 勉C3
ブルカー・バイオスピン株式会社講演者:金場 哲平 基礎講座4
S4
山口 秀幸(味の素株式会社・イノベーション 研究所)「
MRI
最初の一歩」企業セミナー2
C4
株式会社システムプラス講演者:梅本 伸一C5
株式会社JEOL RESONANCE
講演者:笹川 拡明
C6
株式会社シゲミ講演者:関 充男9
月12
日(月)口頭発表4
L11
奥出 順也(東大院・薬)「μ‒オピオイド受容体の
effi cacy
およびfunc-tionalselectivity
決定機構の解明」L12
柴田 友和(筑波大院数物)「ヘムと平行型四重鎖
DNA
の複合体の構造お よび機能の解析」L13
山口 芳樹(理化学研究所・糖鎖構造生物学 研究チーム)「レクチンを利用した
N
‒ 結合型糖鎖の準安定 構造の解析」L14
藤浪 大輔(九州大学・生体防御医学研究所)「古細菌糖鎖の化学構造決定」
口頭発表5
L15
北原 亮(立命館・薬)「静水圧
NMR
とガス圧NMR
によるタンパク 質の構造、ダイナミクス研究」L16
鎌足 雄司(岐阜大学・生命科学総合研究支 援センター)「タンパク質の構造揺らぎと機能発現」
L17
西村 千秋(帝京平成大・薬・薬)「アポミオグロビン折りたたみ中間体に含まれ る非天然構造」
会場には、箱根の山々や芦ノ湖を間近に臨み、温 泉も堪能できる「箱根高原ホテル」といたしました。
今回のコンセプトでもある幅広い分野間での深い議 論を達成するため、開催が決定してから多くの先 生方にお声がけを行い、その結果総勢
87
名の研究 者・学生の参加を募ることができ、また多くの企業 および学会にもご協賛いただくことができました。会期中の様子
2
泊3
日の会期中は大きなトラブルもなく、多少 雨模様の空ではあったものの円滑に運営することが できました。今年の若手
NMR
研究会は学生や先生方による 口頭発表で幕を開けました。昨年から始まったこの 企画は、ただ座って話を聞くだけでなく各々が主体 となって議論できる場となっており、今年も各発表 終了後活発にさまざまな分野の方から質問が飛び 交いました(写真1
)。口頭発表10
件に続き、ブル カー・バイオスピンの平野先生にNMR
測定におけ るロック・チューニング・マッチングの合わせ方の コツ等お話しいただきました。続いて大阪大学松 木先生にDNP
固体NMR
の基礎から最新の研究ま でお話しいただき、1
日目は終了しました。2
日目は横浜市大の池上先生による講義で始まり ました。プロダクトオペレーターの公式をこれから 覚えようと考えている学生を対象に分かりやすく解 説していただきました。続いて3
社の企業の方に自 写真1 会場では多くの質問が飛び交いました。日本核磁気共鳴学会
N M
R
2 0 1
6
7巻 社製品紹介や制作秘話など普段聞くことのできない
ようなお話をしていただきました。その後、味の素 の山口先生に実際の企業での研究における
MRI
の 活用等について講演いただきました。その後、さら にもう3
社の企業の方に自社製品の紹介をしていた だきました。2
日目の講義はここで終了し、会場の 近くにあるバーベキュー場で昼食を取りながら、分 野や世代を超えた活発な議論を行い、大いに盛り 上がりました。3
日目は口頭発表7
件を行い白熱した議論が展開 された後、閉会となりました。合宿形式の研究会の醍醐味は、何と言っても参 加者同士の交流に尽きると思います。
1
日目の夜の 懇親会では参加した各研究室の紹介を、所属して いる学生に「ユーモアたっぷりに」行っていただき ました。また2
日目のバーベキューでは、みんなで 協力して着火剤を用いない火おこしから行い一層 活発に交流を行いました(写真2
)。第
17
回研究会に参加して第
17
回若手NMR
研究会の準備・運営に関しま しては、多くの方のご協力のおかげで盛会のうちに 終えることができました。参加者の視点で振り返っ てみますと、今年は昨年に比べ女性の参加者が多 く、私としましては部屋に戻ってからも活発に議 論・交流することができ有意義でした。また、昨年 度より取り入れている口頭発表ですが、今年は昨年 に比べ学生からの発表が少なかったことが残念に 感じましたが、全体ではさまざまな研究室の学生と写真2 2日目の昼食のバーベキューは班に分かれ、
火おこしから一体となって取り組みました。
写真3 箱根高原ホテル前にて集合写真を撮影いたしました(1日目)。 交流でき、充実した研究会でした。
次回第
18
回若手NMR
研究会は2017
年に関西で 宗先生(阪大)、櫻井先生(近畿大)、星野先生(京 大)主催で開催される予定です。この記事を読み、研究会に興味を持たれた方々が、参加、ご講演、
告知等、それぞれの立場で当研究会にお力を貸し ていただけると幸いです。
末筆となりますが、このような会の運営に携わ れたおかげで、多くの方々と関わりをもつことがで き、いろいろな意味で世界が広がり、大いに成長す る機会をいただきました。ご参加いただいた皆様、
講師の諸先生、会場の箱根高原ホテルの皆様、協 賛企業・学会の関係者、スタッフの皆様、そしてア ドバイザーの方々に、この場をお借りして心より御 礼申し上げます。
I C M R B S報告
112