仮想マシンの移動と共有
ここでは、仮想マシンを別のホストや同じホスト上の別の場所に移動する方 法と、仮想マシンを他のユーザーと共有する際の注意点に関して解説を行い ます。
• VMware GSX Server 3 の仮想マシンを 移動 (P.192)
• GSX Server 2 の仮想マシンを移動 (P.195)
• 旧バージョンの仮想マシンを移動 (P.198)
• 仮想マシンを他のユーザーと共有 (P.203)
注意 : 仮想マシンを新しいホストコンピュータや同じホストの別のディレ クトリに移動すると、あるいは仮想マシンの構成ファイルのパスに含まれる ディレクトリ名を変更すると、VMware GSX Server が各イーサネットアダプ タに新しい MAC アドレスを生成します(手動で MAC アドレスを指定して いる場合は除きます)。詳細は、「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の
「仮想マシンの MAC アドレスの維持と変更」をご覧ください。
VMware 製品間での仮想マシンの移動に関する情報は、弊社 Web サイトの
VMware GSX Server 3 の仮想マシンを 移動
GSX Server 3 を使用して作成した仮想マシンを別のコンピュータ、あるいは 同一ホスト上の別の場所に移動する必要が生じた場合、その作業は難しいも のではありません。多くの場合、Windows ホストと Linux ホスト間で仮想 マシンを移動することさえ可能です。ここでは、GSX Server 3 で作成した仮 想マシンを移動する手順を説明します。
注意 : 以下の説明では、ホストコンピュータ上の 1 個以上の.vmdkファイ ルに格納された 1 個の仮想ディスクを使用している場合を想定しています。
下記のプロセスを開始する前には、常に仮想マシンのディレクトリに保存さ れている全ファイルのバックアップコピーを作成しておくことをお勧めいた します。
注意 : Red Hat Linux 7.3/7.2 の仮想マシンを AMD プロセッサ上で稼動する ホストと Intel プロセッサ上で稼動するホスト間で移動することはお勧めい たしません。詳しくは、コンソールの [Help] メニューにある「VMware ゲス ト OS インストールガイド」で、該当するゲスト OS の「既知の問題」の箇 所を参照してください。
以下のセクションでは、GSX Server 3 仮想マシンの移動に関してさらに詳し く解説します。
• 相対パスを使用する仮想マシン (P.192)
• 移動に向けて仮想マシンを準備 (P.192)
• 仮想マシンを新しいホストに移動 (P.193)
相対パスを使用する仮想マシン
VMware GSX Server 3 の仮想マシンに関連付けられた全ファイルへのパス名は 相対的で、各ファイルのパスはその時点でアクティブなディレクトリとの相 対的な位置で表現されます。例えば、特定の仮想マシンのディレクトリにい る場合、その仮想ディスクファイルへの相対パスは<machine name>.vmdk となります。
移動に向けて仮想マシンを準備
1. ゲスト OS をシャットダウンしてから仮想マシンをパワーオフします。
仮想マシンがサスペンドされている場合、一旦レジュームしてから、
ゲストのシャットダウンを行ってください。
2. 次のいずれかを行ってください。
• 仮想マシンを新しいホストに移動する予定であり、現在使用してい るホストマシンと新しいホストがネットワーク接続されている場合、
現在のホストでの準備は完了です。ホストがネットワーク接続され ていない場合は、仮想ディスクファイル (.vmdk) を仮想マシンの ディレクトリから新しいホストに移動する方法が必要です。例えば、
仮想ディスクファイルを共有ネットワークディレクトリに移動した り、CD-ROM や DVD-ROM に焼き付けたりすることができます。
仮想マシンの移動方法が決定したら、「仮想マシンを新しいホストに 移動 (P.193)」に進んでください。
• 仮想マシンを同じホストの別のディレクトリに移動する予定であれ ば、この段階で移動の準備ができています。仮想マシンが現在格納 されているディレクトリにある全ファイルを新しい格納場所にコ ピーしてください。仮想マシンのディレクトリ以外の場所に格納さ れているファイルがあれば、必ずそれらのファイルを仮想マシンの 格納場所と相対的に同じ場所にある同じ名前のディレクトリに移動 してください。
VMware Virtual Machine Console(仮想マシンコンソール)を起動し、
移動したばかりの新しい仮想マシンを開きます。[File] - [Open Virtual Machine] を選択してから、その仮想マシンの構成ファイル (.vmx) を 探してください。
仮想マシンを新しいホストに移動
1. 新しいホストコンピュータに GSX Server がインストールされ、正常に 動作していることを確認してください。
2. 新しいホストに、移動する仮想マシンのディレクトリを作成します。
移動したい仮想ディスクファイルを、新しいディレクトリにコピーし ます。 この際、仮想マシンの現在のディレクトリにある全ファイルを必 ずコピーするようにしてください。仮想マシンのディレクトリ以外の 場所にファイルを格納している場合は、必ずそれらのファイルを仮想 マシンの格納場所と相対的に同じ場所にある同じ名前のディレクトリ に移動してください。この仮想マシンのユーザーが全てアクセスでき るように、新しいディレクトリのアクセス権を設定してください。
何らかの理由で特定のファイルを移動しなかった場合は、そのファイ ルを参照するパスが存在しないことを確認してください。仮想マシン
を選択します)。仮想マシン設定エディタで各デバイスを選択し、関連 ファイルを持つデバイスが正しいファイルを参照していることを確認 してください。また、[Options] タブで、redo ログファイルの格納場所 が正しいかチェックします。
注意 : 移動する仮想マシンのスナップショットを作成している場合、ス ナップショットを削除するか、一旦スナップショットの状態に戻して からスナップショットを削除すれば、簡単に移動を行うことができま す。スナップショットを残しておきたい場合は、必ず仮想マシンの ディレクトリにある全ファイルと共に redo ログファイル (.REDO) も移 動してください。
3. VMware 仮想マシンコンソールを起動し、移動したばかりの新しい仮想 マシンを開きます。[File] - [Open Virtual Machine] を選択してから、そ の仮想マシンの構成ファイル (.vmx) を探してください。
4. 仮想マシンを最初にパワーオンすると、既存の UUID を残しておくか、
新しい UUID を作成するかの選択画面が表示されます。
管理上の目的で UUID を使用する場合は、[Keep] を選択してから [OK]
をクリックしてください。仮想マシンがパワーオンされます。UUID に 関する詳細情報は、「UUID による仮想マシンの識別 (P.135)」をご覧く ださい。
GSX Server 2 の仮想マシンを移動
GSX Server 2 で作成した仮想マシンを移動する場合、その仮想マシンが GSX Server 3 と完全な互換性を持つように、移動の前にアップグレードすること をお勧めします。 アップグレードには、GSX Server 3 で該当する仮想マシン を実行し、[VM] - [Upgrade Virtual Hardware] を使用します。仮想ハードウェ アをアップグレードする場合、アップグレード後に「VMware GSX Server 3 の仮想マシンを 移動 (P.192)」の手順に従ってください。
アップグレードした仮想マシンは、GSX Server 2 では実行できなくなりま す。GSX Server 2 と GSX Server 3 の両方で仮想マシンを実行する必要がある 場合は、仮想ハードウェアをアップグレードしないでください。代わりに、
このセクションの指示に従ってください。
注意 : 以下の説明では、ホストコンピュータ上の1個以上の.vmdkファイ ルに格納された 1 個の仮想ディスクを使用している場合を想定しています。
下記のプロセスを開始する前に、常に仮想マシンのディレクトリに保存され ている全ファイルのバックアップコピーを作成しておくことをお勧めいたし ます。
以下のセクションでは、GSX Server 2 仮想マシンの移動に関してさらに詳し く解説します。
• 相対パスを使用する仮想マシン (P.195)
• 移動に向けて仮想マシンを準備 (P.196)
• 仮想マシンを新しいホストマシンに移動 (P.197)
相対パスを使用する仮想マシン
GSX Server 2 で作成された仮想マシンに関連付けられた全ファイルのパス名 は相対的で、各ファイルのパスはその時点でアクティブなディレクトリとの 相対的な位置で表現されます。例えば、特定の仮想マシンのディレクトリに いる場合、その仮想マシンが使用する仮想ディスクファイルへの相対パスは
<machine name>.vmdkとなります。
GSX Server 2 以降もしくは Workstation 3.1 以降を除く VMware 製品で作成し た仮想マシンを移動する場合は、「旧バージョンの仮想マシンを移動 (P.198)」をご覧ください。
移動に向けて仮想マシンを準備
1. GSX Server 2 を使って仮想マシンに接続します。仮想マシンに複数の仮 想ディスクが設定されており、各仮想ディスクが異なるディスクモー ドを使用している場合、 Configuration Editor([Settings] - [Configuration Editor])を使って全ての仮想ディスクが同じモードを使用するように変 更してください。
2. ゲスト OS を完全にシャットダウンします。仮想マシンがサスペンドさ れており、その仮想ディスクが Persistent または Nonpersistent モード に設定されている場合、一旦レジュームしてからゲスト OS をシャット ダウンしてください。
3. Undoable モードのディスクを使用している場合、ゲスト OS のシャッ トダウン時に変更内容の反映または破棄を行ってください。ディスク への変更内容を反映も破棄もできない時は、「Undoable モードのディ スクを移動する際の注意点 (P.201)」をご覧ください。
4. 次のいずれかを行ってください。
• 仮想マシンを新しいホストに移動する予定であり、現在使用してい るホストマシンと新しいホストがネットワーク接続されている場合、
現在のホストでの準備は完了です。ホストがネットワーク接続され ていない場合は、仮想ディスクファイル (.vmdk) を仮想マシンの ディレクトリから新しいホストに移動する方法が必要です。例えば、
仮想ディスクファイルを共有ネットワークディレクトリに移動した り、CD-ROM や DVD-ROM に焼き付けたりすることができます。
仮想マシンの移動方法が決定したら、下記の「仮想マシンを新しい ホストマシンに移動」に進んでください。
• 仮想マシンを同じホストの別のディレクトリに移動する予定であれ ば、この段階で移動の準備ができています。仮想マシンが現在格納 されているディレクトリにある全ファイルを新しい格納場所にコ ピーしてください。仮想マシンのディレクトリ以外の場所に格納し ているファイルがあれば、必ずそれらのファイルを仮想マシンの格 納場所と相対的に同じ場所にある同じ名前のディレクトリに移動し てください。
コンソールを起動し、移動したばかりの新しい仮想マシンを開きま す。[File] - [Open] を選択してから、その仮想マシンの構成ファイル (.vmx) を探してください。