3 章
Version 2 で作成した仮想マシンを Version 3 で使用
このセクションでは、旧バージョンの仮想マシンを VMware GSX Server 3 向 けに設定する方法と、仮想ハードウェアをアップグレードする方法を説明し てきます。
• すべて最初から新規作成 (P.100)
• 仮想ハードウェアをアップグレードせずに既存の仮想マシンを使用 (P.100)
• 既存の仮想マシンを仮想ハードウェアをアップグレードして使用 (P.101)
• ゲスト OS の仮想ハードウェアをアップグレード (P.101)
すべて最初から新規作成
「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の「仮想マシンの新規作成」の手 順に従って仮想マシンを新規作成し、そこにゲスト OS をインストールしま す。全く新しく仮想マシンを作成すれば、簡単に最新のテクノロジーを利用 することができ、仮想マシンで最高のパフォーマンスを実現することが可能 です。
仮想ハードウェアをアップグレードせずに既存の仮想マシン を使用
「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の「VMware Tools のインストール」
で該当するゲスト OS の項を参照し、その指示に従って VMware Tools を新 しいバージョンにアップグレードしてください。 新しいバージョンをインス トールする前に、旧バージョンの VMware Tools を削除しないでください。
この方法で仮想マシンを設定しても問題なく稼動しますが、パフォーマンス の向上、ネットワーク機能の強化、稼動中の仮想マシンでのスナップショッ トの設定、仮想ディスクフォーマットの改善といった新しい機能の一部を利 用することができません。また、コンソールインターフェイスも以前の仮想 マシンの機能に合わせて変更されます。詳しくは、「VMware GSX Server 仮 想マシンガイド」の「旧 GSX Server、ESX Server システム、旧仮想マシンへ の接続」をご覧ください。
注意 : 仮想マシンを GSX Server 3 で最初に起動すると、CMOS が更新されま す。その結果、仮想ハードウェアをアップグレードしなくても、ゲスト OS
がハードウェアの変更を検知して、新しいハードウェアに対して新しいドラ イバをインストールすることがあります。 同様に、GSX Server 2 に戻った場 合にも、ゲスト OS がハードウェアの変更を検知して、それに合ったドライ バをインストールするかもしれません。VMware GSX Server のバージョン間 で使用を切替える度に、このような動作が起こる可能性があります。
既存の仮想マシンを仮想ハードウェアをアップグレードし て使用
既存の仮想マシンを、仮想ハードウェアをアップグレードして使用すると、
新しい機能にアクセスできるようになりますが、元のように旧バージョンで 利用できる状態には戻せません。
まず既存の構成ファイル (.vmx) と仮想ディスク (.vmdk または.dsk) を使 用します。
「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の「VMware Tools のインストール」
で該当するゲスト OS の項を参照して、その指示に従って VMware Tools を 新しいバージョンにアップグレードしてください。 新しいバージョンをイン ストールする前に、旧バージョンの VMware Tools を削除しないでください 仮想ハードウェアをアップグレードすると、パフォーマンスの向上、ネット ワーク機能の強化、仮想マシンの稼動中のスナップショットの設定、仮想 ディスクフォーマットの改善といった新しい機能を利用できるようになりま す。詳しくは、「ゲスト OS の仮想ハードウェアをアップグレード (P.101)」
をご覧ください。
注意 : Windows XP または Windows Server 2003 で仮想ハードウェアをアッ プデートすると、Microsoft のプロダクトアクティベーション機能がゲスト OS のアクティベーションを再度行うように要求してくることがあります。
ゲスト OS の仮想ハードウェアをアップグレード
仮想マシンの仮想ハードウェアをアップグレードすると、GSX Server の新し い機能にアクセスできるようになります。ただし、仮想ハードウェアのアッ プグレードを行う前に、次の点を考慮してください。
• 仮想ハードウェアのアップグレードは元に戻せません:仮想ハード ウェアのアップグレードプロセスは取り消すことができず、その仮想 マシンに設定されているディスクは VMware GSX Server 1 または 2 と互 換性を持たなくなります。アップグレードの前に、仮想ディスクの バックアップコピーを作成しておいてください。
• GSX Server 3では新しいCMOSが使用されています: VMware GSX Server 2 で作成された仮想マシンを使用する場合、その仮想マシンを VMware GSX Server 3 で最初に起動すると CMOS が更新されます。その結果、
仮想ハードウェアをアップグレードしなくても、ゲスト OS がハード ウェアの変更を検知して、新しいハードウェアに対して新しいドライ バをインストールすることがあります。
• VMware Tools のインストール: 仮想ハードウェアをアップグレードす る前に、新しいバージョンの VMware Tools をインストールする必要が あります。詳しくは、「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の
「VMware Tools のインストール」をご覧ください。
• 物理ディスクからのアップグレード:仮想ディスクではなく、物理 ディスクから実行される仮想マシンをアップグレードする場合、仮想 ハードウェアのアップグレード中に、「Unable to upgrade
<drivename>. One of the supplied parameters is invalid.」 というエラー メッセージが表示されることがあります。この場合、[OK] をクリック してアップグレードを続行してください。
• Windows 95 及び Windows 98 ゲスト:VMware GSX Server 2 の仮想マシ ンを初めて VMware GSX Server 3 で実行すると、ゲスト OS が CD-ROM ドライバを読み込む前に新しいハードウェアを検出し、そのハードウェ ア向けのドライバをインストールしようとします。この結果、オペレー ティングシステムのインストール用 CD からドライバを読み込むことが できません。ほとんどの場合、必要なドライバは既にC:¥Windows、
C:¥Windows¥System あるいはこの 2 つのディレクトリのサブディレ クトリに存在しているはずです。ただし、Windows がファイルを検出 できない場合は、この時点ではスキップする方が簡単です。ゲスト OS が読み込みを完了し、CD-ROM からの読み取りができるようになった時 点で、ゲスト OS の [ 新しいハードウェアの追加ウィザード ] を起動す れば、新しいハードウェアを検出し、該当するドライバをインストール することができます。
仮想マシンのハードウェアをアップグレード
仮想ハードウェアをアップグレードするには、[VM] メニューから [Upgrade Virtual Hardware] を選択してください。アップグレードを行えば元に戻すこ とができない旨を警告するメッセージが表示されます。[Yes] をクリックし て先に進み、画面の指示に従ってください。
仮想ハードウェアをアップグレードしたら、ゲスト OS に新しい仮想ハード ウェアを正しく認識させるために追加の作業が必要になる場合があります。
使用しているゲスト OS が下記の一覧に表示されている場合、該当する箇所 に、アップデートを実行するために必要な手順の一例が記載されています。
Windows 2000 ゲスト
下記の手順は、ゲスト OS が新しい仮想ハードウェアを認識するプロセスで 必要な作業の一例です。実際の手順は、仮想マシンの構成によって異なるこ とがあります。
1. 仮想マシンをパワーオンし、CMOS を更新します。
2. Windows が、検出したデバイスに必要なソフトウェアを自動的にイン ストールします。
3. 新しいバージョンの VMware Tools をインストールしてください。詳し くは、「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の「VMware Tools のイ ンストール」を参照してください。
4. Windows をシャットダウンし、仮想マシンをパワーオフします。
5. [VM] - [Upgrade Virtual Hardware] を選択します。
6. アップグレードを実行すれば元に戻せないことを警告して仮想マシン のバックアップを勧めるダイアログが表示されます。先に進む準備が できている場合は [Yes] をクリックして作業を続行します。
7. これから何が実行されるかを説明するメッセージが表示されます。[OK]
をクリックして先に進んでください。
8. 仮想マシンをパワーオンします。
9. Windows が PCI SVGA adapter と VMware SVGA II adapter を順に検出し ます。[ はい ] をクリックして、インストールを続行してください。
10. ディスクの挿入を求めるダイアログが表示されますので、次のディレ クトリを指定して VMware SVGA II アダプタをインストールしてくださ い。
C:¥Program Files¥VMware¥drivers
11. 仮想マシンにシリアルポートが構成されている場合は、Windows のデ バイスマネージャからリスト表示されている COM ポートを全て削除し てください。
12. 仮想マシンを再起動します。
13. Windows が COM ポートを検出し、正しくインストールします。
Windows NT 4.0 ゲスト
下記の手順は、ゲスト OS が新しい仮想ハードウェアを認識するプロセスで 必要な作業の一例です。実際の手順は、仮想マシンの構成によって異なるこ とがあります。
1. 仮想マシンをパワーオンし、CMOS を更新します。
2. ゲスト OS のビデオドライバに関するメッセージが表示されますので、
[OK] をクリックしてください。
3. 新しいバージョンの VMware Tools をインストールしてください。詳し くは、「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の「VMware Tools のイ ンストール」を参照してください。
4. Windows を再起動して、正常に動作していることを確認してください。
5. Windows をシャットダウンし、仮想マシンをパワーオフします。
6. [VM] - [Upgrade Virtual Hardware] を選択します。
7. アップグレードを実行すれば元に戻せないことを警告して仮想マシン のバックアップを勧めるダイアログが表示されます。先に進む準備が できている場合は [Yes] をクリックして作業を続行します。
8. これから何が実行されるかを説明するメッセージが表示されます。[OK]
をクリックして先に進んでください。
9. これで、仮想マシンをオンにして新しい構成を使用することができま す。Windows NT にはプラグ&プレイのプロセスがありませんので、こ れ以外の作業は必要ありません。
Windows XP ゲスト
下記の手順は、ゲスト OS が新しい仮想ハードウェアを認識するプロセスで 必要な作業の一例です。実際の手順は、仮想マシンの構成によって異なるこ とがあります。
1. 仮想マシンをパワーオンし、CMOS を更新します。
2. 新しいバージョンの VMware Tools をインストールしてください。詳し くは、「VMware GSX Server 仮想マシンガイド」の「VMware Tools のイ ンストール」を参照してください。
3. Windows をシャットダウンし、仮想マシンをパワーオフします。
4. [VM] - [Upgrade Virtual Hardware] を選択します。
5. アップグレードを実行すれば元に戻せないことを警告して仮想マシン のバックアップを勧めるダイアログが表示されます。先に進む準備が できている場合は [Yes] をクリックして作業を続行します。