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6 章

ドキュメント内 2012 A, N, Z, Q, R, C (ページ 48-53)

解答 21 問題21

(1) 15と互いに素な15以下の数は

1, 2, 4, 7, 8, 11, 13, 14 である.よってf(15) = 8.

(2) 1<=m <=pqの範囲にあるpqと互いに素でない数はpの倍数とqの倍数でありそれぞれ,

{p, 2p, · · ·, pq}, {q, 2q, · · ·, pq} である.pqが共通なので,互いに素でない数が

q+p−1 よって

f(pq) =pq−(q+p−1) = (p1)(q1)

(3) 1からpe までの数のなかで pe と互いに素では ないものは,pで割り切れるものに他なら

ず,それは

1·p, 2·p, · · ·, pe1·ppe1個だけある.よって

f(pe) =pe−pe1=pe (

11 p

)

である.

解答 22 問題22

(1) (i) gcd(N, n)̸= 1となるものは,pまたはqの倍数である.したがってNより小さい自然 数nでは

p, 2p, 3p, · · ·, (q1)p q, 2q, 3q, · · ·, (p1)q である.

(ii) 1<=n < Nの範囲でgcd(N, n)̸= 1となるものが(i)より (q1) + (p1)個

ある.同じ範囲でgcd(N, n) = 1となるものはそれらを除いたものである.

ϕ(N) =pq−1(q1)(p1) = (p1)(q1) (2) N =pqなので(ii)から

ϕ(N) =N−(p+q) + 1 つまり,

p+q=N+ 1−ϕ(N), pq=N

よって,pとqを解としてもつ二次方程式は未知数をxとすれば次のようになる.

x2− {N+ 1−ϕ(N)}x+N = 0

(3)

N+ 1−ϕ(N) = 18426 = 2·9213 である.よって

p, q= 9213±

9213284754668 = 9213±√

106276 = 9539, 8887 解答 23 問題23

(1) 自然数 m, n を7 で割った商をそれぞれ m, n, 余りをそれぞれ i, j とおくと, m = 7m+i, n= 7n+j と書けて

mn= (7m+i)(7n+j) = 7(7mn+mj+ni) +ij

より,f(mn) =f(ij)を得る. そこで, これを用いて, 自然数n を7で割った余りで分類し, n2, n3, · · ·, n7 を7で割った余りを順に求めていくと,下表のようになる.

n 0 1 2 3 4 5 6

n2 0 1 4 2 2 4 1 n3 0 1 1 6 1 6 6 n4 0 1 2 4 4 2 1 n5 0 1 4 5 2 3 6 n6 0 1 1 1 1 1 1 n7 0 1 2 3 4 5 6 よって,すべての自然数nに対して

f(n7) =f(n)

注意7 これは言うまでもなく「フェルマの小定理」そのものである.文系入試問題であ るので,実際に7で割った余りの表を作ることで論証した.

他の演習問題にあるように,n7−nが7の倍数になることをn に関する数学的帰納法で示 すことができる.

(2) (1)の結果より,すべての自然数kに対して,k7−kは7の倍数であるから

7

k=1

kn+6

7

k=1

kn=

7

k=1

kn1(k7−k) = 7l (l は自然数)

g(n+ 6) =g(n)

よって, 1<=n <= 6の範囲で考えれば十分である. ここで, (1)の表を利用すると g(1) = 3f(1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 0) = 3f(21) = 0 g(2) = 3f(1 + 4 + 2 + 2 + 4 + 1 + 0) = 3f(14) = 0 g(3) = 3f(1 + 1 + 6 + 1 + 6 + 6 + 0) = 3f(21) = 0 g(4) = 3f(1 + 2 + 4 + 4 + 2 + 1 + 0) = 3f(14) = 0 g(5) = 3f(1 + 4 + 5 + 2 + 3 + 6 + 0) = 3f(21) = 0 g(6) = 3f(1 + 1 + 1 + 1 + 1 + 1 + 0) = 3f(6) = 18

となるから,n= 6をとれば

g(6) = 18 解答 24 問題24

(1) 集合{rk |k∈A}Bとする.nとpが互いに素なので

rk= 0 ⇐⇒ nkpの倍数 ⇐⇒ kpの倍数

1<=k <=p−1よりこれはない.よって0̸∈Bである.従ってB ⊂A.次にi, j ∈Aに対 して

ri =rj ⇐⇒ n(i−j)pの倍数 ⇐⇒ i−jpの倍数

−p+ 2<=i−j <=p−2なのでi−j= 0.つまり=jならri̸=rj

よってBp−1個の要素からなり,Aの要素の個数と一致する.よってB=Aである.

(2) k∈Aに対してある整数qkを用いてnk=pqk+rkとおける.

(ni)(nj) =p(pqiqj+qirj+qjri) +rirj であるから,

2n· · · · ·(p1)n=pN+r1r2· · ·rp1

とある整数Nを用いて表せる.B=Aより

r1r2· · ·rp1= (p1)!

なので

np1(p1)!(p1)! =pN (p1)!とpは互いに素なのでnp11はpの倍数である.

解答 25 問題25 (1)

rpCr= rp!

r!(p−r)!= p(p−1)!

(r1)!{(p1)(r1)}! =pp1Cr1

上の等式の右辺はpの倍数であるが,rpは互いに素なのでpCrpの倍数である.

(2)

2p= (1 + 1)p= 1 +

p1

r=1

pCr+ 1

(1)より2p2はpの倍数である.よって余りは2 (p >2),0(p= 2)である.

(3) np−npの倍数であると推測される. これを,数学的帰納法で示す. (i) n= 1は明らか.n= 2のときは(2)より成立

(ii) n=kのとき成立するとする. つまり

kp−k=pMと整数M を用いて表される.

このとき

(1 +k)p= 1 +

p1

r=1

pCrkr+kp= 1 +

p1

r=1

pCrkr+pM+k

ここで,

p1

r=1

pCrkrpの倍数なのでこれを整数N を用いてpN とおく.

(1 +k)p= 1 +pN+k

∴ (k+ 1)p(k+ 1) =pN よって,n=k+ 1 のときも成立した.

(iii) したがって,すべての自然数nに対して,npnpで割った余りは等しい. つまり,nppで割った余りはnpで割った余りである.

解答 26 問題26

(1) (x1+x2+· · ·+xr)pの展開式は,式(x1+x2+· · ·+xr)をp個並べ,それぞれからx1, x2, · · ·, xr

のいずれかを取り出してかけあわせ,加えたものである.そのうち単項式x1p1x2p2· · ·xrpr となるものは,x1, x2, · · ·, xrがそれぞれp1, p2, · · ·, pr個取り出される場合だけあり,そ れらを加えた係数N は,その取り出し方の場合の数である.

Nx1, x2, · · ·, xrをそれぞれp1, p2, · · ·, pr個ずつを並べる場合の数である.その一 つの並べ方に対して,p1, p2, · · ·, pr個ずつあるx1, x2, · · ·, xrの一つ一つを区別すると p1!p2!· · ·pr!個でき,それらの並べ方の総数がp!である.よって

p1!p2!· · ·pr!N =p! . つまりx1p1x2p2· · ·xrpr の係数N

p!

p1!p2!· · ·pr! · · ·⃝1

である.ここではpが素数であることは用いていないので,p1+p2+· · ·+pr=pであるよ うな非負整数p1, p2, · · ·, prに対して1 は上記の場合の数として整数である.

(2) p1, p2, · · ·, prの中に0でないものがある.それをpjとする.

p!

p1!p2!· · ·pr! = p

pj · (p1)!

p1!· · ·(pj1)!· · ·pr! より

pj· p!

p1!p2!· · ·pr! = (p1)!

p1!· · ·(pj1)!· · ·pr!

(1)の注意より両辺整数で右辺はpの倍数である.ここでpが素数とする.pj< pであるな らppjは互いに素なのでこのとき p!

p1!p2!· · ·pr! はpの倍数である.

(x1+x2+· · ·+xr)p(x1p+x2p+· · ·+xrp) · · ·⃝2

に現れる単項式x1p1x2p2· · ·xrprは,そのすべての指数pjpj < pである.よってその係 数はpの倍数であり,x1, x2, · · ·, xrの正の整数を代入したならばその値はpの倍数になる.

(3) 式2 のx1, x2, · · ·, xrにすべて1を代入する.(2)の結論からrp−r=r(rp11)はp の倍数である.rがpと互いに素なのでrp11はpで割り切れる.

ドキュメント内 2012 A, N, Z, Q, R, C (ページ 48-53)

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