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章 トラブルシューティング

ドキュメント内 コンピュータの準備および操作 (ページ 55-65)

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第 6 章

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ディスクのチェック

Windows XPには、ファイルやフォルダのエラーを発見し修復するためのツールが装備 されています。ハードディスクに対して定期的にこのツールを実行することにより、

エラーをより早く軽微な段階で発見して対処することが可能です。

Windows XPでハードディスクのチェックを行うには、[スタート]メニューから[マイ コ

ンピュータ]をクリックして開き、目的のドライブをクリックして選択してから、[ファ イル]メニュー→[プロパティ]→[ツール]タブの順に選択して[エラーチェック]の欄で [チェックする]ボタンをクリックします。

ディスクチェック用のツールについて詳しくは、Windowsのヘルプを参照してくださ い。

コンピュータ ウィルス対策

コンピュータウィルスに侵入されると、大切なファイルだけではなく時にはハード ウェアまで破壊されてしまうこともあります。コンピュータをネットワークに接続し て使用している場合は、ネットワーク上の他のコンピュータのデータを破壊すること もあります。

ウィルスの被害からコンピュータを守るには、日常のデータ セキュリティ管理が欠か せません。まず、以下のような項目をチェックしてみてください。

コンピュータウィルス対策用のソフトウェアを使用する

コンピュータウィルスは刻々とその形態を変化させます。対策用ソフトウェアを インストールしたら、ソフトウェアの製造販売元の提供する「パターン ファイル」

と呼ばれるウィルス認識用のファイルを定期的にアップデートすることも忘れな いでください。

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■ 出所が不明なファイルは絶対に開いたり使用したりしない

知らない人や知らない会社から届いた電子メールにファイルが添付されていた場 合、そのファイルは開かずに、メール自体をすぐに削除することをおすすめしま す。

もらう覚えのないファイルが添付されていたり、メールの差出人を知っていても メールの内容に疑問を感じたりした場合は、添付ファイルを開く前に、ウィルス 対策用のソフトウェアを使用して確認したほうが安全です。その添付ファイルが 悪質なウィルスだった場合、お使いのコンピュータに不具合を引き起こすだけで なく、感染したコンピュータの電子メール用アドレス帳を勝手に使用して多くの 人にウィルスをばらまき、自分が感染源になってしまうこともあります。

電子メールだけでなく、フロッピーディスクなどでやり取りするデータがウィルスに 汚染されていることもあります。外部から持ち込んだデータは、自分のコンピュータ で使用する前にこまめにチェックすることをおすすめします。

データのバックアップ

データのバックアップをとることにより、万が一ファイルが壊れたりした場合でも、

被害を最小限に食い止めることができます。作業の区切り、1日の終わり、1週間の終 わりなど、必要に応じてバックアップをとることをおすすめします。

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注意:何らかの理由により、付属のリストアCDを使用してコンピュータのハードディ スクドライブの内容を工場出荷時の状態に戻す場合、ハードディスクドライブ上の データはすべて消去されます。

このためにも、データのバックアップをとることをおすすめします。

また、ワープロや表計算などのアプリケーションを使用してファイルを作成している 場合は、アプリケーションの自動バックアップ機能を使用したり、手動でこまめに保 存したりすることも大切です。何らかの原因でコンピュータへの電源供給が停止して しまった場合でも、保存しておいたファイルはハードディスクなど保存した場所に 残っています。

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トラブルの診断方法

コンピュータにトラブルが発生した時は、まず、次のチェックリストでコンピュータ の状態を確認してください。状況が改善されない場合、Microsoft Windowsに付属のヘ ルプツールやコンパックのユーティリティを使用して、トラブルの内容を診断するこ とができます。コンパックのサポート窓口にお問い合わせになる際に、可能であれば これらの診断結果をお手元にご用意ください。

チェックリスト

コンピュータ本体、モニタ、ソフトウェアにトラブルが起こったときは、まず次のこ とを確認してください。

■ コンピュータ本体とモニタの電源コードが、ACコンセントに正しく差し込まれて いますか。

■ コンピュータ本体の電源が入っていて、電源ランプが点灯していますか。

■ モニタの電源が入っていて、電源ランプが点灯していますか。

■ モニタ画面の表示がぼやけているときには、モニタの調節つまみで輝度とコント ラストを調整してください。

■ 何かキーを押し続けるとビープ音がなりますか。

■ すべてのケーブルを正しく接続していますか。ゆるんでいたり、間違ったコネク タに接続していませんか。

プラグ アンド プレイに対応していない拡張ボードやオプションを取り付けた後 にコンピュータを再設定しましたか。

必要なデバイスドライバが正しくインストールされていますか。例えば、プ リンタを使用する場合は、コンピュータにプリンタを接続するだけでなく、

プリンタ ドライバをインストールすることが必要です。

動作しないデバイスがある場合は、そのデバイスのドライバをインストールしなおし てみてください。

フロッピーディスクドライブからフロッピーディスクを取り出してから、本体の 電源を入れましたか。

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警告:コンピュータがACコンセントに接続されていると、電源が入っていなくても システムボードには常に電気が流れています。感電やシステムの損傷を防ぐため、コ ンピュータのカバーを開ける場合は、必ず事前に電源コードをコンセントから抜いて ください。

Microsoft Windowsのヘルプ

1. [スタート]→[ヘルプとサポート]の順に選択します。

2. 次のどちらかを選択します。

[ヘルプトピックを選びます]の項目にある[問題を解決する]という項目を選 択します。

❏ [作業を選びます]の項目にある[ツールを使ってコンピュータ情報を表示し問

題を診断する]という項目を選択します。

3. 症状や現象に当てはまる項目を選択します。

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Compaq Diagnosticsユーティリティ

Compaq Diagnosticsユーティリティは、コンパックが提供するインテリジェント マネ ジメント機能のひとつで以下の情報を提供します。

システム

資産管理

入力装置

通信

記憶装置

グラフィックス

メモリ

マルチメディア

■ Windows

システムアーキテクチャ

リソース

ヘルス

その他

Compaq Diagnosticsユーティリティに含まれる診断ユーティリティは、コンピュータ本

体に取り付けられているすべてのデバイスがシステムによって認識されているかどう か、およびそれらのデバイスの動作に異常がないかどうかを確認します。ただし、

Compaq Diagnosticsユーティリティのバージョンによっては、この操作が行われない場

合もあります。

他社製のデバイスはCompaq Diagnosticsユーティリティによって診断できないことも あります。

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Compaq Diagnosticsユーティリティのインストール方法

Compaq Diagnosticsユーティリティがコンピュータにロードされていてもインストー

ルされていない場合は、以下の手順に従って操作してください。

1. すべてのWindowsアプリケーションを終了します。

2. [スタート]→[すべてのプログラム]→[Setup Computer Software]の順に選択しま す。

3. [Compaq Diagnostics for Windows]にチェックを入れてから、[次へ]をクリックし

てCompaq Diagnosticsユーティリティのインストールを開始します。

4. インストールが終了すると、システムの再起動を促すメッセージが表示されるか、

システムが自動的に再起動されます。メッセージが表示されたら、[終了]をクリッ クしてシステムを再起動するか、[キャンセル]をクリックしてインストールプロ グラムを終了します。Compaq Diagnosticsユーティリティのインストールを完了す るにはシステムを再起動する必要があります。

Compaq Diagnosticsユーティリティの操作方法

次の手順で、Compaq Diagnosticsユーティリティを実行します。

1. [コントロール パネル ]の [パフォーマンスとメンテナンス]にある[Compaq Diagnostics]アイコンを選択します。

ハードウェアとソフトウェアの概要が画面に表示されます。

2. 特定のハードウェアまたはソフトウェアに関する情報を調べる場合は、[カテゴリ]

メニューまたはツールバーから、目的のカテゴリを選択します。

ツールバーのアイコン上にポインタを合わせると、そのアイコンのカテゴリ名が表示 されます。

3. 選択したカテゴリに関して、さらに詳しい情報を調べる場合は、[インフォメーショ ン レベル]ボックスの[詳細]をクリックします。

4. 表示された情報を印刷します。

表示されている情報を印刷する場合は、[ファイル]メニューから[印刷]を選択した後、

[現在のカテゴリ]を選択し、[OK]をクリックします。全ての情報を印刷する場合は、

[ファイル]メニューから[印刷]を選択した後、[詳細情報レポート(全カテゴリ)]また は[基本情報レポート(全カテゴリ)]を選択し、[OK]をクリックします。

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テスト(Compaq Diagnosticsユーティリティ)の実行

Compaq Diagnosticsユーティリティの診断ユーティリティを実行するには、次の手順で

操作します。

1. [コントロール パネル]の [パフォーマンスとメンテナンス]にある[Compaq

Diagnostics]アイコンを選択します。

ハードウェアとソフトウェアの概要が画面に表示されます。お使いのコンピュー タにプリインストールされているCompaq Diagnosticsユーティリティに診断ユー ティリティが含まれている場合、[概要]タブ、[テスト]タブ、[ステータス]タ ブ、[ログ]タブ、[エラー]タブがあります。

2. [テスト]タブを選択します。

3. テストタイプの次の3つのオプションから1つを選択します。

❏ クイック テスト:システムを構成している各装置をすばやくテストするの で、システム全体を簡単にテストできます。

❏ 完全テスト:各装置の詳細テストを実行します。

カスタムテスト:選択された装置だけをテストします。各装置の一覧が表示 されるので、テストしたい装置のチェックボックスをクリックすると、赤い チェックマークが付きます。選択しなおしたい場合は、再度クリックします。

テストの実行内容に、CDドライブやフロッピーディスク ドライブの読み取りテスト が含まれる場合は、テスト用のCD-ROMやフロッピーディスクをドライブに挿入して おく必要があります。

挿入せずに実行した場合は、エラーとして表示されます。

4. テストモードから[対話形式]または[自動実行]モードを選択します。

[対話形式]を選択すると、Compaq Diagnosticsユーティリティがテストを行って いるあいだ、必要に応じてダイアログボックスが表示されるので、メッセージに 従って入力します。[自動実行]が選択された場合でも、エラーなどが検出される と、途中でテストが中断され、ダイアログボックスが表示されることがあります。

5. [テスト開始]ボタンを選択します。

テストの進み具合とテスト結果が表示されます。

6. エラーとなった場合、[エラー]タブを選択すると、エラーの原因と処置方法が表 示されます。

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