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•エアクリーナダクトクランプの爪を突起の間に 合わせます。

A. 爪

クラッチ

クラッチレバーの調整

クラッチレバーの遊びは813 mmが正規です。

遊びが大きくても小さくても調整が必要です。

まず、クラッチレバー部のアジャスタで遊びを 調整します。

•アジャスタを回してクラッチレバーの遊びを正 規に調整します。

A. クラッチレバー B. アジャスタ

C. 813 mm(遊び量)

クラッチレバー部のアジャスタの調整代が少な くなってきた場合は、クラッチケーブルのアジャ スティングナットで調整します。

•クラッチケーブルのアジャスティングナットを 回して、クラッチレバーに8 13 mmの遊びをつ くります。

A. アジャスティングナット

•クラッチケーブルのアジャスティングナットを 締め付けます。

警告

クラッチケーブルの遊びが大きすぎるとクラッチが 切れなくなり、負傷や死亡事故につながる可能性 があります。クラッチケーブルを調整するときは、

停車中に行い、アウターケーブルの上端がアジャ スタ穴に正しく取り付けられている事を確認してく ださい。

アドバイス

調整後にエンジンを始動させ、チェンジ操作がスムー ズであるか、エンストまたは飛び出しがないかを確 認します。

フリクションおよびスチールプレートの取り外し

•エンジンオイルを排出します(エンジンオイル の節を参照)。

•ブレーキペダルボルトとリヤブレーキペダルリ ターンスプリングを取り外します。

A. ブレーキペダルボルト B. ブレーキペダル C. リターンスプリング

•クラッチカバーボルトをはずします。

A. クラッチカバーボルト B. クラッチカバー

•クラッチカバーとOリングを取り外します。

•クラッチスプリングボルトをはずし、クラッチ プレッシャプレート、スプリングを取り外しま す。

A. クラッチスプリングボルト B. クラッチプレッシャプレート

•調整用ワッシャ、ニードルベアリング、プッシュ ロッドホルダ、プッシュロッドを取り外します。

A. 調整用ワッシャ B. ニードルベアリング C. プッシュロッドホルダ D. プッシュロッド

•フリクションプレートとスチールプレートを取 り外します。

アドバイス

クラッチには2種類のフリクションプレートが組み込 まれています。元の位置に組みつけられるように、

分解時には必ず各フリクションプレートにマークをつ けておいてください。

•クラッチハブナットをはずす時、クラッチハブが 回転しないようにクラッチホルダ(特殊工具:

57001-1243)を使用してクラッチハブナットを はずします。

•クラッチハブを取り外します。

A. クラッチハブナット

B. クラッチホルダ(特殊工具:57001-1243)

C. クラッチハブ

プレートの摩耗、損傷の点検

•フリクションプレートとスチールプレートに摩 耗、変色、フリクション材の欠け、およびその 他の損傷等がないか目視点検をします。

•フリクションプレートに損傷があるときは、フ リクションプレートとスチールプレートをセッ トで交換してください。

•フリクションプレートの厚さを数か所で測定し

•ます。測定値が使用限度より小さいときは、フリクショ ンプレートを交換してください。

フリクションプレートの厚さ

標準値 2.92 3.08 mm

使用限度 2.7 mm

スチールプレートを交換する時は、クラッチプ レートアッシの長さを測定し、クラッチプレート アッシの長さが標準値(34.9 mm 35.5 mm)にな るように次の表にしたがって、スチールプレート を交換してください。クラッチプレートアッシを 測定する時は、クラッチプレートアッシ(クラッ チハブ、フリクションプレート、スチールプレー ト、クラッチプレッシャプレート、クラッチスプ リング、クラッチスプリングボルト)を組み立て て、クラッチスプリングボルトを規定のトルクで 締め付けてください。

締め付けトルク

クラッチスプリングボルト:

9.0 N·m (0.92 kgf·m)

A. クラッチハブ

B, C. フリクションプレート D. スチールプレート

E. クラッチプレッシャプレート F. クラッチスプリングボルト G. スプリング

H. 34.9 mm35.5 mm(標準値)

スチールプレート

部 品 番 号 厚 さ 13089-1095(標準) 1.6 mm

13089-1005 2.0 mm 13089-1010 1.2 mm

アドバイス

厚さ2.0 mmのスチールプレートと厚さ1.2 mmのス チールプレートは、同時に使用しないでください。

A. 厚さ

B. フリクションプレート プレートの歪みの点検

•定盤の上にフリクションプレートまたはスチー ルプレートを置きます。

•プレートを押さえ、シックネスゲージでプレー トと定盤のすき間を測定します。

•測定値が使用限度を超えているときは、プレー トを交換してください。

フリクションプレートとスチールプレートの歪み 標準値 0.15 mm以下 フリクションプレート

使用限度 0.3 mm 標準値 0.2 mm以下 スチールプレート

使用限度 0.3 mm

A. 定盤

B. フリクションプレートまたはスチールプレート C. シックネスゲージ

クラッチハブの取り付け

•取り付けは取り外しの逆順で行ってください。

•クラッチハブを取り付けます。

•スペーサの刻印を外側に向けて取り付けてくだ さい。

A. スペーサ B. 刻印

•クラッチハブナットを新品と交換します。

•クラッチホルダ(特殊工具:57001-1243)を使 用して、クラッチハブが回転しないように固定 し、クラッチハブナットを規定のトルクで締め 付けます。

締め付けトルク クラッチハブナット:

100 N·m (10.2 kgf·m)

プレートの取り付け

•部品の取り付けは取り外しの逆順で行います。

•フリクションプレートとスチールプレートにエ ンジンオイルを塗布します。

•フリクションプレートとスチールプレートを取り 付けるときは、最初にフリクションプレート、

次にスチールプレートと交互に取り付け、最後 はフリクションプレートとなります。

A. フリクションプレートとスチールプレート アドバイス

分解時にマークをつけた両端のフリクションプレー トを元の位置に取り付けてください。

新品のフリクションプレートに交換するときは、2種 類のプレートを混同しないようにパーツ袋から取り 出す際、両端(2枚)のプレートにマークを付けてお いてください。

•図のように二硫化モリブデングリースをプッシュ ロッドに塗布します。

•プッシュロッドを取り付けます。

A. 二硫化モリブデングリースを塗布する。

B. プッシュロッド

C. プッシュロッドオイル通路穴

•プッシュロッドホルダの摺動部分、ニードルベ アリングの両面、調整用ワッシャに二硫化モリ ブデングリースを塗布します。

•プッシュロッドホルダ、ニードルベアリング、

調整用ワッシャを取り付けます。

アドバイス

二硫化モリブデングリースでプッシュロッドオイル通 路穴をふさがないでください。

A. 二硫化モリブデングリースを塗布する。

B. プッシュロッド C. プッシュロッドホルダ D. ニードルベアリング E. 調整用ワッシャ

•クラッチプレッシャプレートとスプリングを取 り付け、クラッチスプリングボルトを規定のト ルクで締め付けます。

締め付けトルク

クラッチスプリングボルト:

9.0 N·m (0.92 kgf·m)

•クラッチレリーズシャフトレバーを前方へ軽く押 しながら、レバーとケーブルブラケット間の長 さを計ることによって、クラッチレリーズシャ フトレバーの位置を確認します。

A. クラッチレリーズシャフトレバー B. 前方へ押す

C. 位置長さ(69.977.7 mm)

D. ケーブルブラケット

•もしレバーの位置が標準値以外なら、次の表に 従って、調整用ワッシャを選択してください。

•交換が必要なときは、クラッチプレッシャプレー トを取り外し、選択した調整用ワッシャを取り 付けてください。

A. 調整用ワッシャ B. ニードルベアリング C. プッシュロッドホルダ 調整用ワッシャ

厚 さ 部 品 番 号 1.5 mm 92200-1548

1.0 mm 92200-0045

クラッチレリーズシャフトレバー位置と調整用ワッシャ 選択表

位置長さ 判定 ワッシャ 厚 さ

ワッシャ 枚数 69.977.7 mm 標準値 1.5 mm 1 77.7 mmを超える 過大 1.0 mm 1 69.9 mm未満 過小 1.0 mm 2

•クラッチカバーのOリングを新品と交換します。

Oリングにグリースを塗布し、クラッチカバー に取り付けます。

A. クラッチカバー B. Oリング

•右エンジンカバーにクラッチカバーを取り付け、

クラッチカバーボルトを規定トルクで締め付け ます。

締め付けトルク クラッチカバーボルト:

12 N·m (1.2 kgf·m)

•リターンスプリングを取り付けます。

•ブレーキペダルボルトのOリングを新品と交換 し、取り付けます。

•ブレーキペダルピボットの摺動部分にグリース を塗布します。

•ブレーキペダルボルトにネジロック剤を塗布し、

規定のトルクで締め付けます。

締め付けトルク

ブレーキペダルボルト:

25 N·m (2.5 kgf·m)

•エンジンオイルを注入します(エンジンオイル の節を参照)。

バルブクリアランス

バルブとバルブシートが摩耗するとバルブクリ アランスが減り、バルブタイミングがずれてきま す。これをそのまま調整せずに放っておくとエン ジンの故障の原因となります。

定期点検表に従い、バルブクリアランスの点検、

調整を行ってください。

アドバイス

バルブクリアランスの点検は、エンジンが冷えてい るときに行ってください。

バルブクリアランスの点検

•スパークプラグキャップを取り外します(スパー クプラグの節を参照)。

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