社会的責任と 経営管理体制
Part 4 社会的責任と経営管理体制
(1)グループ経営会議
当社取締役会における決議事項のほか、当グループの経営戦 略や経営計画、持株会社体制を維持運営するための諸制度・
ルール、グループ各社における所定の基準を上回る規模の投資 や再編等のグループ経営にかかわる重要事項の審議・承認を行 うため、当社の常勤取締役(社長、代表取締役、人事総務部担 当、グループ経営企画部担当)及び当グループの各コア事業の代 表者等を構成員とする「グループ経営会議」を開催しています。
(2)コア事業戦略会議
各コア事業における将来の事業展開や、経営計画の策定・進 捗管理(実績評価)等に関する審議を行うため、当社社長、代表 取締役、グループ経営企画部担当取締役及び各コア事業の代表 者を主な構成員とする「コア事業戦略会議」をコア事業別に開 催しています。
(3)グループ社長会 〜グループの一体感の醸成に向けた取組〜
150社以上のグループ会社で構成される当グループでは、グ ループの一体感を醸成するとともに、グループの経営理念や経営 方針の浸透を図るため、年2回、子会社及び関連会社の社長が一 堂に会する「グループ社長会」を開催し、中期経営計画の共有を 図るほか、優れた業績の会社や業務上の新たな取組により成果 を挙げた個人・グループに対する表彰等を行っています。
■ その他の会議体
役員の報酬については、企業価値及び業績の向上に対するイ ンセンティブを働かせることができる報酬体系とし、その役位に 対して支給される報酬と、業績に連動して支給される報酬とか ら構成いたします。
なお、業績に連動して支給される報酬の半額は、当社株式の 取得に充当するものといたします。
ただし、社外取締役を含む非常勤取締役及び監査役の報酬に ついては、その職務の性質に鑑み、役位に対して支給される報酬 のみで構成いたします。
また、役員の報酬については、株主総会で決議された報酬総 額の範囲内で、取締役の報酬は取締役会の決議により、監査役 の報酬は監査役の協議により決定いたします。
(注) 取締役及び監査役の退職慰労金については、より透明性の高い報酬制度を 実現するため、2004年4月に廃止しています。
なお、当社は、当社の取締役に対するストックオプション制度 を採用していません。
ただし、当社では、当社子会社である阪急電鉄㈱の取締役
(非常勤取締役を除く。)及び阪神電気鉄道㈱の常勤の取締役
(使用人兼務取締役を除く。)に対して株式報酬型ストックオプ ションとして新株予約権を発行することを決議しています*。こ れは、当グループの中核会社である両社の取締役が、株価上昇 によるメリットのみならず株価下落によるリスクをも当社株主と 共有することで、中長期的な業績向上と企業価値向上への貢献 意欲や士気を一層高めることを目的とするものです。
* 阪急電鉄に対しては2012年3月29日開催の取締役会において、阪神電気鉄道に 対しては2012年6月14日開催の取締役会において、それぞれ、新株予約権を発 行することを決議。
■ 役員の報酬等
取締役会その他重要会議への出席状況(2012年3月期)
各種委員会の開催回数(2012年3月期)
氏名 取締役会出席状況
(出席回数/開催回数)
井上 礼之 9回/10回 森 詳介 5回/10回
グループ経営会議 13回
コア事業戦略会議 3回
グループ社長会 2回
氏名 取締役会出席状況
(出席回数/開催回数)
監査役会出席状況
(出席回数/開催回数)
土肥 孝治 8回/10回 11回/12回 阪口 春男 10回/10回 12回/12回 石井 淳蔵 8回/10回 10回/12回 社外取締役
社外監査役
取締役及び監査役の報酬等の額
区分 支給人員 2012年3月期支給額
取締役
(うち社外取締役員)
16名
(2名)
117百万円
(16百万円)
監査役
(うち社外監査役)
5名
(3名)
17百万円
(6百万円)
計
(うち社外役員)
21名
(5名)
134百万円
(22百万円)
※1: 支給人員及び本期支給額には、2011年6月16日開催の定時株主総会終結の 時をもって退任した取締役2名を含んでいます。
※2: 上記のほかに、2012年3月期において、社外役員が当社の子会社から受けた 役員としての報酬額は22百万円です。
イントロダクション経営報告セクション
Part
1
特集
Part
2
コア事業の概況と今後の見通し
Part
3
財務情報/会社情報
Part
5
社会的責任と経営管理体制
Part
4
経営管理体制
当社では、原則として年2回、決算発表後に国内のアナリス ト・機関投資家を対象とした決算説明会を開催しており、決算内 容や経営計画等について、代表者自身が説明を行っています。
また、当 社のWe bサイト(h t t p: // h o l d i n g s . h a n k y u -hanshin.co.jp/ir/)には、決算情報・有価証券報告書・適時開 示資料・決算説明会資料等、投資判断に資する資料を適宜掲載 しているほか、主に個人投資家を対象に、当グループの概要や競 争力の源泉を紹介するコンテンツを掲載するなど、Webでの情 報開示の充実に努めています。
なお、当社常勤役員のうち、取締役である角和夫、野崎光男及 び若林常夫並びに監査役である川島常紀は、当社の子会社であ る阪急電鉄㈱の役員を兼務しています。また、代表取締役である 坂井信也、取締役である秦雅夫、並びに監査役である末原親司 は、当社の子会社である阪神電気鉄道㈱の役員を兼務していま す。これらの役員については、それぞれの会社から別途役員報酬 を受けています。
■ 株主・投資家とのコミュニケーション
補足説明
株主総会招集通知 の早期発送
議決権の行使をするための十分な検討期間 を確保する観点から、招集通知の早期発送に 努めており、2012年6月開催の定時株主総 会招集通知は、開催日の20日前(2012年5 月25日)に発送しました。
集中日を回避した 株主総会の設定
より多くの株主様にご出席いただくため、株 主総会の開催日につき、 いわゆる「集中日」
を避けて開催しており、2012年6月開催の定 時株主総会は、集中日の14日前(2012年6月 14日)に開催しました。
電磁的方法による 議決権の行使
株主総会にご出席いただけない株主様の議 決権行使促進及び利便性向上の観点から、
電磁的方法(インターネット)による議決権の 行使を受け付けているほか、株式会社ICJが 運営する議決権電子行使プラットフォームに 参加しています。
その他
招集通知及び決議通知を当社ホームページ に掲載しているほか、招集通知の英訳版を作 成しています。
株主総会の活性化及び議決権行使の 円滑化に向けての取組状況
IR活動について
内部統制システム
当社では、企業活動を行う上で、業務の適正を確保することを 重要なものと認識し、グループ全体を対象として内部統制システ ムを整備しており、適宜見直しを行うこととしています。現在の 内部統制システムの整備状況は次のとおりです。
■ 阪急ホールディングス(当時)と阪神電気鉄道との経営統合に 際してグループ経営理念を制定して、使命(私たちは何を目指 すのか)・価値観(私たちは何を大切に考えるのか)・行動規範
(そのためにどう行動するのか)を定め、グループの役職員へ の徹底を図っています。
■ コンプライアンス啓発マニュアルの作成・配布や内部通報制度 の整備等を通じて、コンプライアンス経営の確保に努めていま す(☞コンプライアンスへの取組については次項もご参照くだ さい)。
■ 全社業務モニタリングのための独立した組織として、監査専任 スタッフからなる社長直轄の内部監査部門を設置し、阪急阪 神ホールディングスグループのすべての組織及び事業会社を対 象とした内部監査を実施しています。
■ 当グループにおける業務の適正を確保する体制の構築につ いては、グループ各社の監査役に対して、監査権限を会計監 査に限定せず、業務監査権限まで付与するとともに、いわゆる
「内部統制システム」の構築に関する取締役会決議を行うよ う、大会社に該当しないグループ各社についても指導してい ます。
■ 監査役及び内部監査部門は、リスク管理担当部署から、当社及 び子会社における、内部統制の構築・運用状況(リスク管理の 実施状況及びコンプライアンス経営の推進状況を含む)につ いて定期的に報告を受けるなど、内部統制部門との連係を深 め、その機能強化を図っています。
■ 金融商品取引法に基づく「財務報告に係る内部統制の評価及 び監査」制度については、規程を整備した上で、連結ベースで 選定した評価対象範囲について経営者評価を実施することで 適切に対応しています。
■ 内部統制システムについて
Part 4 社会的責任と経営管理体制
当社は、コンプライアンスや企業防衛の観点から、暴力団、暴 力団関係企業、総会屋その他の市民社会の秩序や安全に脅威を 与える反社会的勢力との関係は一切持たず、不当な要求に対して は毅然とした態度をとることとしており、その関係遮断を徹底す ることを基本方針としています。この方針を「内部統制システムの 構築の基本方針」において規定するとともに、「阪急阪神ホール ディングスグループ コンプライアンスの手引き」においても明確 にし、グループ各社の役員や従業員に配布することで浸透を図っ ています。
具体的な取組として、平時には、弁護士、警察等の外部機関と の連携強化を図るとともに、グループ各社が締結する契約書に おいて、いわゆる反社会的勢力排除条項を導入するものとしてい ます。
また、グループ会社間での情報交換、各種社員研修等を通じて 意識の向上・啓発に努めるほか、反社会的勢力の排除に関する地 域活動や会合にも積極的に参加しております。
なお、有事の場合には、担当部署を中心に組織的な対応をとる こととし、外部の専門家と連携しながら対応いたします。
法令等違反行為・反倫理的行為、あるいは、その恐れがある行 為を速やかに認識するよう努めるべく、役職員が通常の業務ライ ンとは別に相談・通報することができる窓口を設置しています。こ の窓口は、お取引先からの相談にも対応するとともに、必要に応 じて弁護士をはじめ社外の専門家を利用することで、その実効性 を高めています。
■ 反社会的勢力排除に向けた
基本的な考え方及びその整備状況
■ 「企業倫理相談窓口」 (内部通報窓口) の 設置
コンプライアンス
当グループでは、コンプライアンス経営を確保するため、当社 内にコンプライアンス担当部署を設置し、グループ全体を対象に した以下のような取組を行うことにより、コンプライアンスに関す る意識の高揚を図っております。
「コンプライアンスの手引き」や「コンプライアンスカード」の 発行を通じて、グループ会社の役職員に対し、法令や社会規範に 反する、あるいは、お客様の信頼を裏切るような行動をとること は許されないという当社の強い意志を表明するとともに、陥りや すいコンプライアンス違反事例等を紹介し、意識の向上に努めて います。
また、新入社員、中途入社の社員及び新任役員については、グ ループ全体でコンプライアンスに関する集合研修を実施している
■ 「コンプライアンスの手引き」の発行と 研修の実施
企業倫理相談窓口に寄せられた相談案件等により、重要な事 象の発生が確認された場合には、対処方法等を協議・決定するリ スク管理委員会を速やかに設置することとしています。
その他、阪急電鉄㈱、阪神電気鉄道㈱、㈱阪急阪神交通社 ホールディングス、㈱阪急阪神ホテルズ等グループの主だった会 社にコンプライアンス推進部署を設けるほか、それ以外の会社に もコンプライアンス・リーダーを選任して、グループ全体でコンプ ライアンスの推進に努めております。
■ 「リスク管理委員会」の設置
ほか、グループ各社においても職位や職務に応じて独自の教育を 行うことで、コンプライアンス意識の一層の向上を図っています。
報告
社 長
企業倫理相談窓口概念図
相談窓口 指示 報告
監査役
報告
社 長 相談窓口
報告
監査役
承認・指示
調査状況と結果を適宜に報告 相談窓口
イントロダクション経営報告セクション
Part
1
特集
Part
2
コア事業の概況と今後の見通し
Part
3
財務情報/会社情報
Part
5
社会的責任と経営管理体制
Part