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短期的政策と中長期的政策

ドキュメント内 観光地域の競争戦略 (ページ 98-101)

第7章 考察とインプリケーション

第4節 短期的政策と中長期的政策

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となる。しかしながら、需要が見込まれてこそ、増便の判断がなされるものと考えられる。

そこで、観光プロモーションを通して観光需要を喚起することを前提に、増便がなされる と考えることが出来る。また、既存観光資源の観光アトラクションとしての資源化もまた、

観光プロモーションによって、マーケティング・コミュニケーションがなされてこそ、よ り効果を発すると考えられる。

これらの考えを総合すると、短期的には観光プロモーションが重要であると考えられる。

観光プロモーションを主要な観光政策として、観光プロモーションとの相乗効果を図るた めに、観光資源化、観光インフラストラクチャーの拡充にも取り組むべきであると考えら れる。

第3項 中長期的政策

中長期的に取りうる政策は、道路網、鉄道網、空港整備、宿泊施設などの観光インフラ ストラクチャー拡充、後天的な観光資源の開発である。

これら、中長期的な政策が必要となる観光地域は主に、観光地のライフサイクルで示さ れる「開発期」「成長期」に位置する観光地域と考えられる。観光経営主体によって、まっ たくの観光未開拓の地域にまず、観光インフラストラクチャーを整備することで需要を創 造していくケースが主である。8

この場合、リスクを伴った大規模な投資が必要なることが想定されるため、資本力ある 観光経営主体が主導する場合に適している。

8 その他、観光資源、もしくは観光プロモーションが引き金となって需要が生まれ、需要に追いつくかたち で観光インフラストラクチャーが拡張されるケースも考えられる。この場合、既に需要が存在することを前提 とするため、比較的リスクを低減しながら、見込まれる需要増加に合わせる形で、観光インフラストラクチャ ーの拡充を計画することが出来る。しかしながら、見込んだ需要増加を下回る需要しか生まれなかった場合に、

過剰な観光インフラストラクチャーを抱えることになることに留意が必要である。

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図表 37 短期的観光施策と中長期的観光施策

短期的政策変数 中長期的政策変数 操作不能

観光

インフラストラクチャー

・ 旅客運送能力

-

飛行機

-

鉄道

-

自動車

・ 飲食施設

・ 旅客運送能力

-

飛行場

-

鉄道網

-

道路網

・ 宿泊施設

-観光資源

・ 観光資源

-

既存観光資源の

“資源化”

・ 観光資源

-

後天的観光資源

・ 観光資源

-

先天的観光資源

観光

プロモーション

・ パッケージ ツアー

・ 口コミ情報

・ 観光振興予算

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