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9mm/min(54mm/h)でも相当な雨量のため、JISの試 験方法に準じてはいないが、JIAで実施できる 簡易的な方法で何とか

以 上

ご指摘のとおり 0. 9mm/min(54mm/h)でも相当な雨量のため、JISの試 験方法に準じてはいないが、JIAで実施できる 簡易的な方法で何とか

8mm/h 程度の散水状態をつくり、参考までに実験を行った。その結果、 3 型式が電気点火性能の基準を満たさなかった。

○ 有風試験を行った印象を述べてほしい。

→ 15m/s の風速まで耐えられる製品もあったが、2.5m/s の風速で炎のあふ れが発生した製品もあった。製品の構造等によって違いがあるという印象 である。

○ 資料 No.2-2 の 2/2 ページについて表 2 の No.4 の試験と(参考)の No.1 の試験の違いは何か。

→ (参考)の No.1 は風速 15m/s の風の中で製品が転倒(移動)しないか を確認するための予備実験である。一方、表 2 の No.4 は 15m/s の風を送 り、消火、逆火、又は炎のあふれがないことを確認する試験である。

○ 有風試験について、ガス消費量が小さい製品の方が消火しやすいという 傾向はあったか。

→ ガス消費量と消火のしやすさという観点で結果を整理していないので即

答はできない。製品毎に形状等が違うので一概には言えないが、ガス消費

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量が大きい製品の方が炎のあふれを起こしやすいように感じた。

○ 有風試験について、風をあてる向きを教えてほしい。

→ 参考資料 2-1 の 2 ページ 図 2 に示すとおり、燃焼面に対して正面の位 置と 45°の位置から風を送る試験である。

○ 屋外式カセットストーブは手元を局所的に暖める目的で使用されること を想定した設計となっている。ストーブを使用している人が風よけとなる ため、正面から強い風を受けることは考えにくい。よって、この試験は屋 外式カセットストーブには適さないと考える。

(2)屋外式カセットストーブの基準案について

事務局から、資料 No.2-3-1、資料 No.2-3-2、参考資料 1 及び参考資料 3 を用 いて、屋外式カセットストーブの基準案について説明があった後、 以下の質疑 応答があった。

○ 資料 No.2-3-1 の 17 番の基準「屋外式カセットストーブは、器具ガバナ ー又は減圧機構を有すること。」は組込型屋外式カセットストーブ限定の 基準という理解でよいか。

→ 当該基準は組込型屋外式カセットストーブ限定の基準ではなく、全ての 屋外式カセットストーブを対象とした基準である。減圧機構という表現が 分かりにくいが、ノズルは減圧機構となる。よって、本事業で購入した製 品全てはこの基準にすれば基準を満足する。

○ 資料 No.2-3-1 の 22 番について、「風速 2.5 メートル毎秒以下の風を受 けたとき」とあるが、「風速 2.5 メートル毎秒以上の風を受けたとき」で はないか。

→ 最大で風速 2.5 メートル毎秒の風を受けたときでも、消火、逆火又は炎 のあふれがないことという意味合いで、他の品目の規定にあわせた表現と している。パラソルヒータなどの屋外式ストーブは 15 メートル毎秒以下 という表現をしているが、当該製品に強風は適さないという意見もあるた め、2.5 メートル毎秒以下とした。

○ 有風試験は壁を設置して試験を実施したか。壁がある方が厳しい試験か。

→ 参考資料 2-1 の 2 ページ 図 2 に示すとおり、壁を設置して試験を実施 した。壁がある方が厳しいか否かは一概には言えないが、燃焼機器の分野 では風圧帯の概念を考慮し、壁を設置した試験方法が規定されている。

○ 雨を想定した基準は表示のみか。

→ そのとおりである。

○ 屋外式カセットストーブの事故はないか。

→ 過去にテント内で屋外式カセットストーブを使用したことによる事故が あった。製品に原因がある事故はなかった。

○ 密閉空間での使用は危険度が高いと考えられるが、これに対しては表示 基準で対応するという考えか。

→ そのとおりである。危険度が高いので「原則として赤系色の 20 ポイン

ト以上の大きさの文字で表示されていること」と規定した。

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○ 表示事項が多いが問題ないか。

→ 対応できると考えている。

○ 資料 No.2-3-1 の 5 ページの点線で囲われた部分に規定しない基準がま とめられているが、規定しなくても問題ないか。

→ ①については適用容器に関する基準で、適用容器は屋外式カセットスト ーブの定義から外したため規定しなくても問題はない。②は開放式特有の 不完全燃焼防止装置に関する基準等であるため、規定する必要はない。③ は防鳥構造の基準であり、常設の製品を対象とした基準である。よって、

屋外式カセットストーブは持ち運びができる製品であるため、規定する必 要はない。④は立ち消え安全装置に関する基準であるが、製品の実力値及 び基準を検討するにあたっての条件「実際に販売されている製品に適用可 能なものであること」により、規定することができない基準である。

○ 資料 No.2-3-2 について、試験を実施できていない項目があるが、基準 策定に影響を与えるような項目はないか。

→ 資料 No.2-3-2 の No.42 の反復使用試験に時間がかかっている。現在実 施できていない試験項目は反復使用試験が終わらないと取りかかれない項 目だけである。No.42 の反復使用試験も No.44 の誤装着試験も試験結果に 関わらず規定する必要がある基準である。よって、基準を検討する上で必 要な試験項目については対応できていると考えている。

3.その他

○ 「カセットストーブ」が登録商標であることが分かった。よって、次回 までに他の表現(「カートリッジガスストーブ」等)を用いて基準案を整 理する。委員会名は変更しない。

○ 次回は、平成30年1月23日(火)15:00~ とする。場所は後 日連絡する。

〇 基準案、その他全体を通して意見等があれば1月5日(金)までに事務 局へ連絡してほしい。

以 上

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第3回 屋外式カセットストーブ基準策定委員会 議事録

日 時 : 平成30年1月23日(火) 15:00 ~ 16:45 場 所 : 一般財団法人日本ガス機器検査協会 本部 第1、第2会議室 出 席 者 : (順不同・敬称略)

委 員 長 堀 守雄 (拓殖大学名誉教授)

委 員 池田 正慶 (独立行政法人国民生活センター)

小方 秀夫 (代理 藤田 寛也:株式会社ニチネン)

篠崎 直美 (主婦連合会)

嶋田 憲孝 (株式会社旭製作所)

田瀬 明彦 (株式会社新越ワークス)

土井 正次 (株式会社千石)

端山 純子 (特定非営利活動法人東京都地域婦人団体連盟)

村上 洋介 (東邦金属工業株式会社)

丹羽 哲也 (一般財団法人日本ガス機器検査協会)

オブザーバー 林崎 公徳 (経済産業省 産業保安グループ 製品安全課)

邉見 泰之 (経済産業省 産業保安グループ 製品安全課)

永田 邦博 (経済産業省 産業技術環境局 国際標準課)

片岡 孝浩 (独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター)

志村 正樹 (東京消防庁)

榎本 幸司 (一般社団法人日本ガス石油機器工業会)

前山 幸康 (岩谷産業株式会社)

杉本 剛志 (コールマンジャパン株式会社)

久保 雄太 (コールマンジャパン株式会社)

山本 宏 (新富士バーナー株式会社)

事 務 局 鍋嶋 康成 (一般財団法人日本ガス機器検査協会)

渡辺 卓 ( 〃 ) 古松 雪乃 ( 〃 ) 添田 早貴 ( 〃 )

(以上24名)

議 題 1. 前回議事録(案)の確認

2. 屋外式カセットストーブの基準策定に係る検討について

(1)屋外式カセットストーブ基準案に対するご意見と対応案

(2)屋外式カセットストーブの基準案【審議事項】

(3)器具省令(技術上の基準)と解釈(技術的内容)の対比表

(案)【審議事項】

3. その他

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配付資料

資料 No.1 第 2 回屋外式カセットストーブ基準策定委員会議事録(案) 資料 No.2-1 屋外式カセットストーブ基準案に対するご意見と対応案 資料 No.2-2-1 屋外式カートリッジガスストーブの技術的内容の例(案)

資料 No.2-2-2 試験結果一覧

資料 No.2-2-3 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律及び関係政 省令の運用解釈について(別添5)(案)

資料 No.2-3 器具省令(技術上の基準)と解釈(技術的内容)の対比表(案)

参考資料 1 屋外式カートリッジガスストーブの技術的内容の例(案)検討資料