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品目(記載は省略している)があり、36 ページからが開放式若 しくは密閉式又は屋外式ストーブの内容である。40 ページ、41 ページに

以 上

続いて 11 品目(記載は省略している)があり、36 ページからが開放式若 しくは密閉式又は屋外式ストーブの内容である。40 ページ、41 ページに

トーブの品目の中に今回検討した屋外式カートリッジガスストーブも含ま れており、27 ページから 33 ページまで当該基準を追加している。また、

33 ページの半ばから技術的内容の例の備考に記載する事項が規定されて おり、33 ページから 36 ページの 2 行目までがカートリッジガスこんろ、

続いて 11 品目(記載は省略している)があり、36 ページからが開放式若 しくは密閉式又は屋外式ストーブの内容である。40 ページ、41 ページに 屋外式カートリッジガスストーブに関する内容を追加している。

○ 資料 No.2-2-2 の試買試験の結果を受けて不合格でも技術的に対応可能 としている基準と、参考資料 1 で経過措置を設けるとした基準とではどの ような違いがあるのか。

→ 技術的に対応可能とした基準は、若干の仕様変更で対応することができ

ると考えたものである。一方、経過措置を設けるとしたものは、事務局と

しては設計変更など対応が容易ではないため、基準案において現在流通し

ている製品を否定しない対応案を検討しなければならないと考えたもので

ある。

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→ 今回経過措置を設けたものは、安全上重要な基準であり、経済産業省よ り表示での対応ではなくゆくゆくは構造で対応してもらいたいとの要望を 受け、参考資料 1 の 2 ページ目の 10(2)において、経過措置(運用解釈 の施行日から 3 年)を含んだ形で提案させて頂いた。この件についてもご 審議頂きたい。

○ 技術的に対応可能として規定した基準についてはメーカーに対応をお願 いしなければならないが、事務局としては技術的に対応可能かも含めてこ の基準案で問題ないか判断頂きたいということか。

→ そうである。

○ 屋外式カートリッジガスストーブでは表示事項が他の品目に比べて多い が、実際に全て表示可能か試みたか。

→ 実際に表示可能かまで試してないが、表示の項目は整理し、ボリューム を確認した。表示スペースが少なく本体表示が難しい場合は、カートリッ ジガスこんろと同様、金属プレートなどに表示して製品に取り付けること で対応可能と考えている。

○ 参考としてファイリングされている資料の写真は、今回の委員会用に第 2 回委員会以降、更新されているのか。

→ 第 2 回委員会と同じ写真であり、特に更新していない。

○ 写真を見ても形状が製品によって大きく異なるため、基準についても対 応の可否が違ってくることが伺える。

→ その通りである。

(3)器具省令(技術上の基準)と解釈(技術的内容)の対比表(案)【審議事 項】

事務局から、資料 No.2-2-3 及び資料 No.2-3 を用いて、器具省令(技術上の 基準)と解釈(技術的内容)の対比表(案) について説明があり、以下の質疑 応 答 が あ っ た 後 、 器 具 省 令 ( 技 術 上 の 基 準 ) と 解 釈 ( 技 術 的 内 容 ) の 対 比 表

(案)は異議なく承認された。

○ 資料 No.2-3 の 2/4 ページ及び 3/4 ページの一番右の技術的内容の項目 の欄に 7(1)~7(3)の項目が振り分けられているが、資料 No.2-2-3 の 7 と は対応していないのではないか。

→ 資料 No.2-2-3 の 2 ページに記載されている項目 7 ではなく、12 ページ に記載されている項目 7(1)~7(3)と対応している。

3.その他

○ 事務局より、基準策定の検討経過も含めて本事業の報告事項であるため、

第 1 回~第 3 回までの委員会資料は、報告書として取りまとめて経済産業

省へ提出し、その後公表される旨のお知らせがあった。また、経済産業省

にて開催される製品安全小委員会においても資料が使用される可能性があ

る。委員構成や議事録などに委員・オブザーバーを含む関係者の氏名や所

属等が記載されているため公開されることになるが、ご了承頂きたい。

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→ 特に不都合のある方はいなかった。

○ 事務局より、第 3 回委員会議事録案について、早急に作成の上関係者に 送付するため、議事録案をご確認頂き、ご意見等があれば平成 30 年 2 月 2 日までに連絡してほしい旨、及び本事業の報告書の提出期限は平成 30 年 2 月 28 日までである旨の連絡があった。

○ 委託元である経済産業省製品安全課の林崎様より、委員会をはじめとし た本事業への協力等についてのお礼があった。また、今後のスケジュール として平成 30 年 2 月末提出の報告書を基に「別添5の液化石油ガス器具 等の技術上の基準等に関する省令の運用について」への反映を進め、3 月 初旬にパブリックコメント、3 月中旬に製品安全小委員会合同部会での報 告を行い、早々に基準策定できるようにしたいと考えている旨のコメント があった。さらに、基準案の中で 1 箇所、経過措置に関する対応部分があ ったが、製品全体としても PS マーク貼付の開始時期や現在流通している 製品の経過措置なども検討しなければならないため、今後も引き続き関係 団体には協力をお願いしたい旨も併せてコメントがあった。

以 上

- 104 - 4.参考資料

実機での試験基準を参考資料として以下のとおり示す。

実機での検討試験項目 ... 105

No. 項目 細則

1 耐熱性

(1) について

融点が温度350度以上又は500度以上の金属材料につ いては、付表1[耐熱性材料]に示す。

2

耐食性 「表面」とは、液化石油ガスの通る部分(バーナー

及びノズル以外の部分に限る。)、器具栓、屋外式の もののケーシングにあっては外面を、排ガスの通る 部分にあっては内面を、バーナー、ノズル、熱交換 部及び空気調節器にあっては内面及び外面をいう。

4.1 実機での検討試験項目

液化石油ガスの通る部分、熱交換部、空気調節器、排ガスの通る部 分及び屋外式のもののケーシングは、日本工業規格S2092(2010)家 庭用ガス燃焼機器の構造通則の表5耐食性のある金属材料に定める 規格に適合する材料若しくはこれと同等以上の耐食性のある材料又 は表面に耐食処理を施した金属で製造されていること。

ノズルホルダーからバーナーまでの液化石油ガスの通る部分にあっ ては、温度500度、液化石油ガスの取入部からノズルホルダーの入 口までの液化石油ガスの通る部分(パッキン類、シール材、器具ガ バナーのダイヤフラムその他の気密保持部材及び液化石油ガスを充 塡した容器と燃焼器とを硬質管以外の管によって接合する構造の屋 外式カートリッジガスストーブ(以下「分離型屋外式カートリッジ ガスストーブ」という。)に使用される当該硬質管以外の管を除 く。2において同じ。)及び器具栓にあっては温度350度において溶 融しないこと。

試験項目基準 試験方法

技術上の基準に定めのある耐熱性の必要な材料については、次の方 法により確認する。

(1) JISに規定されている材料及びその他の材料で融点が明確なもの については、その融点を調べる。

(2) 融点が明確でない材料については、試料をガス炉又は電気炉の 中に入れ、炉内の温度を当該規定温度まで徐々に上げた後、当該規 定温度に1時間保ち、溶融の有無を目視又は試料の温度上昇記録など によって調べる。

技術上の基準に定めのある耐食性のある材料であること又は耐食性 のある表面処理を施した材料であることを、次の方法により確認す ること。

(1) JIS S 2092(家庭用ガス燃焼機器の構造通則)の表5耐食性のあ る金属材料に定める規格に適合する材料であることを確認するこ と。

(2) JIS S 2092(家庭用ガス燃焼機器の構造通則)の表5耐食性のあ る金属材料に定める規格に適合しない材料については、次に掲げる 方法により確認すること。

(a) 表面に塗装を施したもの以外のものについては、JIS Z 2371

(塩水噴霧試験方法)の箇条5(装置)及び箇条9(試験条件)に適 合する装置及び条件とし、箇条4(試験用の塩溶液)に規定する塩溶 液を、連続24時間噴霧した後、箇条13(試験結果の表し方)a)(腐 食面積)によって、腐食がないか又はレイティングナンバ9.8から6 までの腐食面積率であることを確認すること。

なお、JIS Z 2371(塩水噴霧試験方法)の箇条4及び箇条9(試験条 (b) 表面に塗装を施したものについては、塗装した試料(寸法130mm

×100mm)の表面に片刃かみそりによって、5Nの押圧で図1に示すク ロスカットを入れ、試料の端面をシールし、2(2)(a)の条件で24時間 噴霧した後、クロスカットラインの周囲2.5mm幅及び端面周囲10mm幅 以外の部分における、さび及び膨れの有無を調べる。

次に水洗いし、室温の条件で24時間乾燥した後、クロスカット1ライ ンにJIS Z 1522(セロハン粘着テープ)に規定するテープ幅12mmの セロハン粘着テープを貼り、これを塗装面に直角の方向に引き剝が した際のクロスカットラインの周囲2.5mm幅以外の部分の剝離の有無 を調べる。

        図1 塗膜の塩水噴霧試験用試験片

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No. 項目 試験項目基準 試験方法 細則

3

ほうろうで耐食表 面処理されたバー ナーの耐衝撃

「衝撃に耐える」とは、日本工業規格S2093(2010) 家庭用ガス燃焼機器の試験方法の表19材料試験中4 鋼球衝撃試験を行ったとき、ほうろうの剝離が生じ ないことをいう。

4

シール材、パッキ ン類、弁及びダイ ヤフラムの耐ガス 性

「液化石油ガスに侵されない」とは日本工業規格 S2092(2010)家庭用ガス燃焼機器の構造通則5.2材料 一般b)に適合していることをいう。

液化石油ガスの通る部分に使用されるシール材、パッキン類、弁及 びダイヤフラムは、液化石油ガスに侵されないものであること。

ほうろうで耐食表面処理されたメーンバーナーにあっては、衝撃に 耐えること。

バーナの大きさに応じた木製の台上にバーナを固定し、バーナの最 も平らな部分にJIS B 1501(転がり軸受-鋼球)に規定する呼び1 7/16(質量約200g)の鋼球を300mmの高さから力を加えずに落とし、

ほうろう部分の剝離のないことを確認すること

液化石油ガスの通る部分に使用するパッキン類、シール材などの気 密保持部材は、次による。

(1) パッキン類などの材料は、質量変化率が20%以内であり、か つ、使用上支障のあるぜい化、軟化などがないこと。

あらかじめ質量を測定した3個の試料を温度5℃以上25℃以下のn-ペ ンタン中に72時間以上浸せきした後にn-ペンタンから取り出し、24 時間大気中に放置した後、3個の試料の各々の質量を測定し、次式に よって質量変化率を算出し3個の試料の相加平均値を求め確認するこ と。

また、使用上支障があるぜい化、軟化などの有無を目視などにより 確認すること。

ΔM=(M-M0)/M0 ×100 ここに、

△M : 質量変化率(%)

M : 試験後の質量(g)

M0 : 試験前の質量(g)

(2) シール材は、質量変化率がガス温度20度の場合10%以内、ガス 温度4度の場合25%以内であること。

シール材約1gをアルミニウム板に一様に塗布し、24時間常温中に放 置した後、シール材の質量を測定し、図2に示すシール材の耐ガス試 験装置のU字管に入れ、ガラス栓A及びガラス栓Bを開き、内部の空気 をブタンガスで置換し、ガラス栓Bを閉め、U字管のブタンの圧力を 5kPaに保ち、かつ、温度20℃±1℃及び4℃±1℃で1時間放置した 後、それぞれの温度におけるシール材の質量を測定し、次式によっ て質量変化率を算出し、確認すること。

ΔM=(M-M0)/M0 ×100 ここに、

△M : 質量変化率(%)

M : 試験後の質量(g)

M0 : 試験前の質量(g)

        図2 シール材の耐ガス試験装置

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