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-れの試料を規則領域の所定温度623,673,723,773,823,873 および923Kに設返した均熱炉中で所定時間保持したのち, 氷 温水中に焼入れて格子定数測定用試料とした. 保持時間はo .1 2 ---600ksの範l荊内の1 5点を めどとし, 72 3K以下の低温領域で はさらに1.2x103ksまでの保持時間をもつけ加えた.
模形の薄板試料に ついては以下のような熱処理を行い, その 昇温過程もしくは降温過程における電気抵抗測定を行った.
( i
)真空中で不規則領域の1073Kに3.6ks保持したのち, 氷塩水中に焼入れた.
( ii
)真空中で1123Kに3.6k s保持したのち 1K / minで723Kまで降温し,さらに規則化を進行させるため そのまま723Kに 36ks保持したのちlK/minで室温まで降温した.
( iii
)真空中で規則領域の773,823,873および923Kで所定の時間保持したのち,冷却アルゴンガスによるガス焼入れを行っ た.なお, 87 3K の場合はガス焼入れと比較するため, アルゴン ぷ囲気中で氷海水Iドに焼入れた試料も準備した. Fig.3-2に熱
処理(
i
),( i i
) , (iii
)の模式凶をぷす . ただし, 熱処理直後の試料の温度はそ の処用法によりそれぞれわずかに異なるが, 便A
t, 同じになるとして闘には示した.
さらに, 液体窒素qJにおける残留電気抵抗測定用試料には,
つぎの熱処理を行った.
( iv
)真空中
で,規則領域
の673K
から不規則
領域
の1073Kの聞
の適当な温度に所定の時間保持したのち, 氷塩水中に焼入れた.なお, 全ての熱処理における保持時間は, 第4章で述べるFeCo
38
-1173 K(ii)
1073K(i);
- 1 K/min
773 - 1923 K(iii)
723 K
-lK/ min
W.Q G.Q
Fig.3-2 Diagram of heat treatmen七s
39
-合金の等温規則化に伴う格子定数変化が, 完全にその温度の 、子 衡値に達するま で の時間よりもさらに長くとった.
3.2 測定法
( 1 )格子定数の測定
格子定数の測定は, 室温(293K)でCo-K α線を用い, 標准 試料混合法によりデイ フラクトメータ(島津VD-1 A型)で行 った. すなわち, 1073Kから焼入れたま ま の不規則状態の測定
用FeC 0粉末と, 標準試料α-A1203 (99.9%)粉末および純 鉄粉(99.96%)を混合し, Fe Coと純鉄の両方の220反射お よび α -A1203の309反射の連続走査によるラインプロ フィル を測定した. 純鉄の格子定数2.86075x10-10mを基準として,
不規則状態のFe Co合金の佑子定数の値 2.849 57x1 O-lOmを 得た. 以後の 等沿焼鈍を胞した試料については, その不規則状 態 の 格 子 定数 の 値と
α
- A1
20 3
の3
09
反 射 および
それ とFe Co220反射のピークの相対的位置(Bragg角で約1 0 の差) を用いて 格子定数を求めた. ここで, ピーク位置の決定はライ
ンプロ フィルの放物線近似により頂点付近の10点から最小2乗 法によっ て行い, また, 同一試料について 3回測定してその 、11' 均をもっ て格 子定数とした. 本研究では格子定数の絶対値より
も, むしろ規則化に伴う相対的変化に意味があるので, 測定に おける誤差としては系統誤差は考慮せず, ピーク位置の決定な どに伴う誤差2B=1.2x1 0一人 すなわち+2x10-15m のみを考 慮した. しかし, 便宜上, グラフにおける測定値としては 格子
-
40-定数の絶対値で示した. なお, x線回折の測定条件は以下の通 りである.
印加電圧 40 kV 答電流 15 mA 走査速度 1/16 deg/min 時定数 1 6
( 2 )電気抵抗の測定
昇降温に伴う電気抵抗の変化の測定は, 57 3Kから1123 Kま で3K毎に電流の向きを逆転し, すべて直流四端子法で行った.
電気抵抗の温度微分α Rの決定には次式を用いた.
α R
= 1/ Rct・(dR/dT), (3 -1 )
」 こで, RおよびRctはそれぞれ任意の温度Tと不規則状態の 1073Kにおける電気低抗である. また, 連続した15 点の測定 値から放物線近似による最小2乗法で, その中央点における値 としてdR/dTを決定した. 順次, 同様な方法でデータを1点づ っずらし, それぞれの中央点での値を求めた. このような方法 で, α Rの誤差は1 %以内におさえることができた. なお, 流し た電流は0.3Aであり , 端子リード線にはいずれも0.3x10-3m 併の白金線を用い, 試料の温度測定は, その中央部に0.3x10-3m併の白金一白金ロジウム熱電対を点溶接して行った. また,
ガス焼入れは高速加熱ガス冷却装置を装備した均熱域の広い赤 外線ゴールドイメージ炉を用い, 冷却ガス圧は最大値4x105Pa とした. ガス焼入れは氷塩水中焼入れに対してやや凍結空孔濃
-41
-度が低いと考えられるが, 試料を空気にさらすことがなく, リ ード端子のスポット溶接に伴う問題も発生せず, 焼入れ直後直 ちに測定可能であり, 実験再現性に優れているという利点を持
つ. したがって, 第5章の923K以下の焼入れはすべて冷却アル ゴンガス焼入れとした . ただ し, 残留電気抵抗の測定のみは,
923 K以上の高温度からの焼入れがあるため氷塩水中焼入れと
した . また, 残留電気抵抗値は, 所定温度から焼入れたのち,
ただちに室温(298K)と液体窒素温度(77K)において電気抵抗 を直流四端子法で測定し, それらの値を直線的にOKへ外挿する ことにより決定した .
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