A 特定個人情報の提供の原則禁止【マイナンバー法第 19 条柱書】
【マイナンバー法第19条柱書】
何人も,次の各号のいずれかに該当する場合を除き,特定個人情報の提供をしてはならない。
『特定個人情報』の提供は,原則として,禁止されている。
B 特定個人情報の提供の禁止の適用除外
『特定個人情報』の提供は,例外として,認められている場合がある。
a 個人番号利用事務のための提供【マイナンバー法第 19 条第1号】
【マイナンバー法第19条第1号】
一 個人番号利用事務実施者が個人番号利用事務を処理するために必要な限度で本人若しくはその代理人又は個人番号関 係事務実施者に対し特定個人情報を提供するとき(個人番号利用事務実施者が,生活保護法(昭和25年法律第144号)
第29条第1項,厚生年金保険法第100条の2第5項その他の政令で定める法律の規定により本人の資産又は収入の状況 についての報告を求めるためにその者の個人番号を提供する場合にあっては,銀行その他の政令で定める者に対し提供 するときに限る。)。
『個人番号利用事務実施者』は,『個人番号利用事務』を処理するために,例外として,必要な 限度で,本人・その代理人・個人番号関係事務実施者に対して,『特定個人情報』を提供すること ができる。
b 個人番号関係事務のための提供【マイナンバー法第 19 条第2号】
【マイナンバー法第19条第2号】
二 個人番号関係事務実施者が個人番号関係事務を処理するために必要な限度で特定個人情報を提供するとき(第11号に 規定する場合を除く。)
『個人番号関係事務実施者』は,『個人番号関係事務』を処理するために,例外として,必要な 限度で,『特定個人情報』を提供することができる。
c 本人または代理人の提供【マイナンバー法第 19 条第3号】
【マイナンバー法第19条第3号】
三 本人又はその代理人が個人番号利用事務等実施者に対し,当該本人の個人番号を含む特定個人情報を提供するとき。
本人またはその代理人は,本人が行うことから,例外として,『個人番号利用事務等実施者』に 対して,当該本人の『個人番号』を含む『特定個人情報』を提供することができる。
四 国民の利便性の向上に資するものとして総務大臣が定める事務を処理する民間事業者(当該事務及びカード記録事項 の安全管理を適切に実施することができるものとして総務大臣が定める基準に適合する者に限る。)
『個人番号カード』を本人確認のために利用する以外で利用する場合には,これらの者は,『カ ード記録事項』の漏洩・滅失・毀損・その他のカード記録事項の安全管理を図るため必要なもの として,総務大臣が定める基準に従って『個人番号カード』を取り扱わなければならない(マイ ナンバー法第18条柱書後段)。
7 特定個人情報の提供
『マイナンバー制度』は,『特定個人情報』をいかに利用するかが重要となる。ここでは,この
『特定個人情報』に関する『マイナンバー法』上の手続きについて紹介する。
(1)特定個人情報の提供の制限等
① 特定個人情報の提供
A 特定個人情報の提供の原則禁止【マイナンバー法第 19 条柱書】
【マイナンバー法第19条柱書】
何人も,次の各号のいずれかに該当する場合を除き,特定個人情報の提供をしてはならない。
『特定個人情報』の提供は,原則として,禁止されている。
B 特定個人情報の提供の禁止の適用除外
『特定個人情報』の提供は,例外として,認められている場合がある。
a 個人番号利用事務のための提供【マイナンバー法第 19 条第1号】
【マイナンバー法第19条第1号】
一 個人番号利用事務実施者が個人番号利用事務を処理するために必要な限度で本人若しくはその代理人又は個人番号関 係事務実施者に対し特定個人情報を提供するとき(個人番号利用事務実施者が,生活保護法(昭和25年法律第144号)
第29条第1項,厚生年金保険法第100条の2第5項その他の政令で定める法律の規定により本人の資産又は収入の状況 についての報告を求めるためにその者の個人番号を提供する場合にあっては,銀行その他の政令で定める者に対し提供 するときに限る。)。
『個人番号利用事務実施者』は,『個人番号利用事務』を処理するために,例外として,必要な 限度で,本人・その代理人・個人番号関係事務実施者に対して,『特定個人情報』を提供すること ができる。
b 個人番号関係事務のための提供【マイナンバー法第 19 条第2号】
【マイナンバー法第19条第2号】
二 個人番号関係事務実施者が個人番号関係事務を処理するために必要な限度で特定個人情報を提供するとき(第11号に 規定する場合を除く。)
『個人番号関係事務実施者』は,『個人番号関係事務』を処理するために,例外として,必要な 限度で,『特定個人情報』を提供することができる。
c 本人または代理人の提供【マイナンバー法第 19 条第3号】
【マイナンバー法第19条第3号】
三 本人又はその代理人が個人番号利用事務等実施者に対し,当該本人の個人番号を含む特定個人情報を提供するとき。
本人またはその代理人は,本人が行うことから,例外として,『個人番号利用事務等実施者』に 対して,当該本人の『個人番号』を含む『特定個人情報』を提供することができる。
d 機構の提供【マイナンバー法第 19 条第4号】
【マイナンバー法第19条第4号】
四 機構が第14条第2項の規定により個人番号利用事務実施者に機構保存本人確認情報を提供するとき。
『地方公共団体情報システム機構』は,『マイナンバー法施行令』11 条に規定する『個人番号 利用事務実施者』から,『個人番号利用事務』を処理するために必要があるとして求められた場合
(マイナンバー法第14条第2項)には,例外として,当該『個人番号利用事務実施者』に対して,
『機構保存本人確認情報』を提供することができる。
e 事業承継による提供【マイナンバー法第 19 条第5号】
【マイナンバー法第19条第5号】
五 特定個人情報の取扱いの全部若しくは一部の委託又は合併その他の事由による事業の承継に伴い特定個人情報を提供 するとき。
『特定個人情報』の取扱いの全部または一部の委託・合併・その他の事由による事業の承継が あった場合には,『特定個人情報』の提供が不可欠となることから,例外として,『特定個人情報』
を提供することができる。
f 住民票の記載等のための提供【マイナンバー法第 19 条第6号】
【マイナンバー法第19条第6号】
六 住民基本台帳法第30条の6第1項の規定その他政令で定める同法の規定により特定個人情報を提供するとき。
市区町村長は,住民票の記載・消除・記載事項の全部または一部の変更・その他『マイナンバ ー法施行令』第19条で定める住民基本台帳法上の事務(全部または一部の記載を省略した住民票 の写しの交付事務,住民票の記載・消除・記載事項の全部または一部の変更等に関する『特定個 人情報』の都道府県から『地方公共団体情報システム機構』への通知事務,開示請求に対する開 示事務)を行う場合には,例外として,都道府県に対して,当該住民票に関する『特定個人情報』
を提供することができる。
【マイナンバー法施行令第19条】
法第19条第6号の政令で定める住民基本台帳法の規定は,同法第12条第5項(同法第30条の51の規定により読み 替えて適用する場合を含む。),第30条の7第1項又は第30条の32第2項の規定その他主務省令で定める同法の規定 とする。
g 特定の事務のための提供【マイナンバー法第 19 条第7号】
【マイナンバー法第19条第7号】
七 別表第2の第1欄に掲げる者(法令の規定により同表の第2欄に掲げる事務の全部又は一部を行うこととされている 者がある場合にあっては,その者を含む。以下「情報照会者」という。)が,政令で定めるところにより,同表の第3欄 に掲げる者(法令の規定により同表の第4欄に掲げる特定個人情報の利用又は提供に関する事務の全部又は一部を行う こととされている者がある場合にあっては,その者を含む。以下「情報提供者」という。)に対し,同表の第2欄に掲げ る事務を処理するために必要な同表の第4欄に掲げる特定個人情報(情報提供者の保有する特定個人情報ファイルに記 録されたものに限る。)の提供を求めた場合において,当該情報提供者が情報提供ネットワークシステムを使用して当該 特定個人情報を提供するとき。
情報提供者は,『マイナンバー法施行令』第21条の規定により,情報照会者に対して,例外と して,特定の事務を処理するために必要な情報提供者の保有する『特定個人情報ファイル』に記 録された『特定個人情報』を『情報提供ネットワークシステム』を使用して提供することができ