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『個人番号カード』とは,『マイナンバーカード』のことである。『マイナンバー制度』は,こ の『マイナンバーカード』の利用を多分に想定している。ここでは,この『個人番号カード』に 関する『マイナンバー法』上の手続きについて紹介する。

(1)個人番号カードの交付等

① 個人番号カードの交付【マイナンバー法第17条第1項】

【マイナンバー法第17条第1項】

市町村長は,政令で定めるところにより,当該市町村が備える住民基本台帳に記録されている者に対し,その者の申 請により,その者に係る個人番号カードを交付するものとする。この場合において,当該市町村長は,その者から通知 カードの返納及び前条の主務省令で定める書類の提示を受け,又は同条の政令で定める措置をとらなければならない。

市区町村長は,当該市区町村が備える住民基本台帳に記録されている者に対して,交付申請者 の申請により,その者に関する『個人番号カード』を交付する(マイナンバー法第17条第1項前 段)。

申請方法は,その交付を受けようとする旨,その他『総務省令』で定める事項を記載し,交付 申請者の写真を添付した交付申請書を,住所地市町村長に対して,提出をすることによって行う

(マイナンバー法施行令第13条第1項前段)。

【マイナンバー法施行令第13条第1項】

個人番号カードの交付を受けようとする者(以下この条及び附則第4条において「交付申請者」という。)は,総務 省令で定めるところにより,その交付を受けようとする旨その他総務省令で定める事項を記載し,かつ,交付申請者の 写真を添付した交付申請書を,住所地市町村長に提出しなければならない。この場合において,住所地市町村長以外の 市町村長を経由して交付申請書を提出することが当該交付申請者の利便及び迅速な個人番号カードの交付に資するも のとして総務省令で定める事情があるときは,当該市町村長(次項ただし書において「経由市町村長」という。)を経 由して,交付申請書を提出することができる。

この交付申請書は,原則として,交付申請者が,署名または記名押印をし(マイナンバー法に 関する総務省令第20条本文),住所地市町村長に対して,提出をする。

【マイナンバー法に関する総務省令第20条】

交付申請者は,令第13条第1項前段に規定する交付申請書(以下「交付申請書」という。)に署名し,又は記名押印 しなければならない。ただし,総務大臣の定める方法により交付申請書を提出する場合には,この限りでない。

『マイナンバー法施行令』第13条第1項前段の「総務省令で定める事項」とは,交付申請者の 氏名,住所,『個人番号』または生年月日,性別である(マイナンバー法に関する総務省令第 21 条)。

【マイナンバー法に関する総務省令第21条】

令第13条第1項前段の総務省令で定める事項は,交付申請者の氏名,住所並びに個人番号又は生年月日及び性別(第 35条第1項の規定により同項第3号に掲げる事務を地方公共団体情報システム機構(以下「機構」という。)が行う場 合には,交付申請者の氏名,住所及び個人番号(交付申請者が通知カードとともに発送される交付申請書の用紙を用い る場合には,交付申請者の氏名,住所,生年月日及び性別))とする。

交付申請書に添付する写真については,申請前6ヶ月以内に撮影した無帽・正面・無背景のも のとの指定がある(マイナンバー法に関する総務省令第22条)。

【マイナンバー法に関する総務省令第22条】

令第13条第1項前段の規定により交付申請書に添付する写真は,申請前6月以内に撮影した無帽,正面,無背景の ものとする。

法人が,2人以上の交付申請者の交付申請書を取りまとめ得る場合(マイナンバー法に関する 総務省令第22条の2第1号),交付申請者が,東日本大震災により,当該交付申請者が記録され ている住民基本台帳を備える市町村の区域外に避難している場合(マイナンバー法に関する総務 省令第22条の2第2号),交付申請者が,DVの被害者で,その生命・身体に危害を受ける危険 があり,当該交付申請者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の区域外に居住している 場合(マイナンバー法に関する総務省令第22条の2第3号), 交付申請者が,ストーカー行為等 の被害を受け,つきまとい等をされる危険があり,当該交付申請者が記録されている住民基本台 帳を備える市町村の区域外に居住している場合(マイナンバー法に関する総務省令第22条の2第 4号),交付申請者が,児童虐待を受け,再び児童虐待を受ける危険や,児童の福祉のための必要 な措置を受けることに支障をきたす危険があり,当該交付申請者が記録されている住民基本台帳 を備える市町村の区域外に居住している場合(マイナンバー法に関する総務省令第22条の2第5 号),これらの事情に準ずると住所地市町村長が認める事情がある場合(マイナンバー法に関する 総務省令第22条の2第6号)。等,住所地市町村長以外の市区町村長を経由して交付申請書を提 出することが,当該交付申請者の利便及び迅速な個人番号カードの交付に資するものとする事情 がある場合には,経由市町村長を経由して,交付申請書を提出することができる(マイナンバー 法施行令第13条第1項後段)。

【マイナンバー法に関する総務省令第22条の2】

令第13条第1項後段の総務省令で定める事情は,次の各号のいずれかに該当する事情とする。

法人(法人でない団体で代表者又は管理人の定めのあるものを含む。以下この号において同じ。)が当該法人の事務所,

事業所その他これらに準ずるものにおいて2以上の交付申請者に係る交付申請書を取りまとめることができること。

交付申請者が東日本大震災(平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事

この交付申請書は,原則として,交付申請者が,署名または記名押印をし(マイナンバー法に 関する総務省令第20条本文),住所地市町村長に対して,提出をする。

【マイナンバー法に関する総務省令第20条】

交付申請者は,令第13条第1項前段に規定する交付申請書(以下「交付申請書」という。)に署名し,又は記名押印 しなければならない。ただし,総務大臣の定める方法により交付申請書を提出する場合には,この限りでない。

『マイナンバー法施行令』第13条第1項前段の「総務省令で定める事項」とは,交付申請者の 氏名,住所,『個人番号』または生年月日,性別である(マイナンバー法に関する総務省令第 21 条)。

【マイナンバー法に関する総務省令第21条】

令第13条第1項前段の総務省令で定める事項は,交付申請者の氏名,住所並びに個人番号又は生年月日及び性別(第 35条第1項の規定により同項第3号に掲げる事務を地方公共団体情報システム機構(以下「機構」という。)が行う場 合には,交付申請者の氏名,住所及び個人番号(交付申請者が通知カードとともに発送される交付申請書の用紙を用い る場合には,交付申請者の氏名,住所,生年月日及び性別))とする。

交付申請書に添付する写真については,申請前6ヶ月以内に撮影した無帽・正面・無背景のも のとの指定がある(マイナンバー法に関する総務省令第22条)。

【マイナンバー法に関する総務省令第22条】

令第13条第1項前段の規定により交付申請書に添付する写真は,申請前6月以内に撮影した無帽,正面,無背景の ものとする。

法人が,2人以上の交付申請者の交付申請書を取りまとめ得る場合(マイナンバー法に関する 総務省令第22条の2第1号),交付申請者が,東日本大震災により,当該交付申請者が記録され ている住民基本台帳を備える市町村の区域外に避難している場合(マイナンバー法に関する総務 省令第22条の2第2号),交付申請者が,DVの被害者で,その生命・身体に危害を受ける危険 があり,当該交付申請者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の区域外に居住している 場合(マイナンバー法に関する総務省令第22条の2第3号), 交付申請者が,ストーカー行為等 の被害を受け,つきまとい等をされる危険があり,当該交付申請者が記録されている住民基本台 帳を備える市町村の区域外に居住している場合(マイナンバー法に関する総務省令第22条の2第 4号),交付申請者が,児童虐待を受け,再び児童虐待を受ける危険や,児童の福祉のための必要 な措置を受けることに支障をきたす危険があり,当該交付申請者が記録されている住民基本台帳 を備える市町村の区域外に居住している場合(マイナンバー法に関する総務省令第22条の2第5 号),これらの事情に準ずると住所地市町村長が認める事情がある場合(マイナンバー法に関する 総務省令第22条の2第6号)。等,住所地市町村長以外の市区町村長を経由して交付申請書を提 出することが,当該交付申請者の利便及び迅速な個人番号カードの交付に資するものとする事情 がある場合には,経由市町村長を経由して,交付申請書を提出することができる(マイナンバー 法施行令第13条第1項後段)。

【マイナンバー法に関する総務省令第22条の2】

令第13条第1項後段の総務省令で定める事情は,次の各号のいずれかに該当する事情とする。

法人(法人でない団体で代表者又は管理人の定めのあるものを含む。以下この号において同じ。)が当該法人の事務所,

事業所その他これらに準ずるものにおいて2以上の交付申請者に係る交付申請書を取りまとめることができること。

交付申請者が東日本大震災(平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事

故による災害をいう。)の影響により当該交付申請者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の区域外に避難する ことを余儀なくされていること。

交付申請者が配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(平成13年法律第31号)第1条第2項に規 定する被害者であり,かつ,更なる暴力によりその生命又は身体に危害を受けるおそれがあり,かつ,当該交付申請者 が記録されている住民基本台帳を備える市町村の区域外に居住していること。

交付申請者がストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号)第7条第1項に規定するストーカー 行為等に係る被害を受け,かつ,更に反復して同法第2条第1項に規定するつきまとい等をされるおそれがあり,かつ,

当該交付申請者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の区域外に居住していること。

交付申請者が児童虐待の防止等に関する法律(平成12年法律第82号)第2条に規定する児童虐待を受け,かつ,再 び児童虐待を受けるおそれ又は監護,教育,懲戒その他児童(18 歳に満たない者をいう。)の福祉のための必要な措置 を受けることに支障をきたすおそれがあり,かつ,当該交付申請者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の区 域外に居住していること。

第2号から前号までに掲げる事情に準ずると住所地市町村長が認める事情があること。

交付申請を受ける場合,当該市区町村長は,交付申請者から,『通知カード』の返納及び書類の 提示を受け,住民票の写し等(マイナンバー法施行令第12条第1項第1号),『個人識別事項』と 写真の表示等から,本人であることを確認することができる書類(マイナンバー法施行令第 12 条第1項第2号)の提示を受けること等の措置を執らなければならない(マイナンバー法第 17 条第1項後段)。

また,住所地市町村長は,交付申請書の提出を受けた場合には,交付申請者に対して,当該市 区町村の事務所への出頭を求めて,『個人番号カード』を交付する(マイナンバー法施行令第 13 条第2項本文)。

【マイナンバー法施行令第13条第2項】

住所地市町村長は,前項の規定による交付申請書の提出を受けたときは,交付申請者に対し,当該市町村の事務所へ の出頭を求めて,個人番号カードを交付するものとする。ただし,交付申請者が,同項の規定による交付申請書の提出 を,住所地市町村長が指定する場所(同項後段の場合にあっては,経由市町村長が指定する場所)に出頭してしたとき は,当該交付申請者が確実に受領することができるものとして総務省令で定める方法により,当該事務所への出頭を求 めることなく,個人番号カードを交付することができる。

但し,交付申請者が,住所地市町村長が指定する場所に出頭して,交付申請書の提出をした場 合には,当該交付申請者が確実に受領することができるものとして,名宛人本人に限り交付し,

または,配達する方法(マイナンバー法に関する総務省令第23条の2)により,当該事務所への 出頭を求めることなく,『個人番号カード』を交付することができる(マイナンバー法施行令第 13条第2項但し書き)。

【マイナンバー法に関する総務省令第23条の2】

令第13条第2項ただし書の総務省令で定める方法は,名宛人本人に限り交付し,又は配達する方法(名宛人である ことの確認を行うことにより交付又は配達するものに限る。)とする。

交付申請者が,『個人番号カード』の交付を受ける場合には,当該交付申請者は,当該『個人番 号カード』に4桁の数字から構成される暗証番号を設定する(マイナンバー法に関する総務省令 第33条第1項)。

つまり,『個人番号カード』には,必ず,暗証番号が設定されることとなる。