【第4編】第1章 各災害共通復旧計画
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第1節 被災者の生活確保計画
1 基本方針
災害時には、多くの市民が負傷したり、家や家財等を喪失し、また、電気、電話の途絶等によ り、混乱状態に陥ることが想定される。
これらの混乱を速やかに収拾し、民生の安定と社会秩序の回復、及び被災市民が被災から速や かに再起できるよう、関係防災機関等と協力し、生活確保のための緊急措置を講ずるものとする。
2 生活福祉資金の貸与
災害によって被害を受けた低所得者に対して、速やかに自立更生させるため、県社会福祉協議 会は、生活福祉資金貸付制度によって、民生委員、市社会福祉協議会の協力を得て、災害援護資 金及び住宅資金を予算の範囲内において支援するものとする。
(1) 生活福祉資金貸付制度に基づく災害援護資金貸付
貸付対象者 災害によって困窮し、自立更生のための資金を必要とする低所得世帯 貸付限度 1世帯150万円以内
償還期間 据置期間:1年以内 据置期間経過後7年以内 利 率 年1.5パーセント。ただし、据置期間中は無利子
(2) 生活福祉資金貸付制度に基づく住宅資金貸付
貸付対象者 住宅を増築、改築、拡張、補修、保全、又は公営住宅法(昭和 26年法律 第 193 号)第2条第2号に規定する公営住宅を譲受ける等のための資金を 必要とする低所得世帯
貸付限度 250万円以内
償還期間 据置期間:6月以内 据置期間経過後7年以内 利 率 年1.5パーセント。ただし、据置期間中は無利子
(3) 資金貸付条件の緩和等の措置
災害援護資金、住宅資金は、借入者の自立更生を促進するため、特に必要があると認められ
る場合は、重複して貸付けることができる。
なお、この資金は他の資金から借入することができない者に対して貸付けるものである。
3 災害弔慰金、災害障害見舞金の支給及び災害援護資金の貸付
災害弔慰金の支給に関する法律(昭和48年法律第 82号)に基づき、自然災害(以下「災害」と いう。)により死亡した者の遺族に対して支給する災害弔慰金、災害により精神又は身体に重度 の障害を受けた者に対して支給する災害障害見舞金及び災害により被害を受けた世帯の世帯主 に対して貸付ける災害援護資金がある。八幡平市が実施主体となり、条例に基づき実施する。
(1) 災害弔慰金の支給
対象災害 ア 災害により災害救助法が適用された市町村が1箇所以上ある場合の災害 イ アのほか、当該市町村の区域内で5世帯以上の住居の滅失があった災害 ウ ア、イと同様と認められる特別の事情がある場合の自然災害
支給対象 ア 上記の災害による死亡者(3か月以上の行方不明者を含む。)
イ 住居地以外の市町村の区域内(県外含む。)で災害に遭遇して死亡した者 支給対象
遺族
死亡当時の配偶者(事実婚を含む。)、子、父母、孫、祖父母を対象とし、兄 弟姉妹は対象としない。ただし、死亡者に係る配偶者、子、父母、孫又は、祖 父母のいずれもが存しない場合であって兄弟姉妹がいるときは、その兄弟姉妹
(死亡した者の死亡当時その者と同居し、又は生計を同じくしていた者)を対 象とする。
支給額 ア 死亡者が遺族の生計を維持していた場合 500万円以内 イ ア以外の場合 250万円以内
費用負担 国1/2、県1/4、市1/4 ただし、県・市負担分は、特別交付税で財政措置
【第4編】第1章 各災害共通復旧計画
- 130 - (2) 災害見舞金の支給
対象災害 ア 災害により災害救助法が適用された市町村が1箇所以上ある場合の災害 イ アのほか、当該市町村の区域内で5世帯以上の住居の滅失があった災害 ウ ア、イと同様と認められる特別の事情がある場合の自然災害
支給対象 上記の災害により精神又は身体に重度の障害を受けた者
支給額 ア 上記支給対象者が世帯の生計を維持していた場合 250万円以内 イ ア以外の場合 125万円以内 費用負担 災害弔慰金と同様
(3) 災害援護資金の貸付
【資料編 第3(3) P223】
4 被災者生活再建支援制度の活用
(1) 市は、災害によりその居住する住宅が全壊した世帯又はこれと同様の被害を受けたと認めら
れる世帯であって、経済的理由等によって自立して生活を再建することが困難な被災世帯に対 し、被災者生活再建支援法(平成10年法律第66号。以下「支援法」という。)による支援金の 活用が円滑に行われるよう、同支援金に関する広報活動を実施し、積極的に、相談・指導等を 実施する。
(2) 県が実施主体となり、市が申請書類の受付窓口となるが、支給に関する事務については、被 災者生活再建支援基金に指定された公益財団法人都道府県会館に委託し実施する。
(3) 市は、申請を迅速かつ的確に処理するため、申請書等の確認及び県への送付に係る業務の実
施体制の整備等を図る。
(4) 対象となる自然災害は、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な 自然現象により生じる被害であり、対象となる被害の程度は次のとおりである。
ア 災害救助法施行令第1条第1号又は第2号が適用された被害が発生した市町村 イ 10世帯以上の住宅が全壊した市町村
ウ 100世帯以上の世帯の住宅が全壊した都道府県
(5) 支援金の支給対象は、被災者生活再建支援法が適用された自然災害により被災した次に掲げ る世帯
ア 住宅が「全壊」した世帯
イ 住宅が半壊、又は住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯 ウ 災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長時間継続している世帯
エ 住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯(大規模半壊世帯)
(6) 支援金の支給
ア 複数世帯の場合 (単位:万円)
区分 住宅の再建方法 基礎支援金 加算支援金 合計 全壊世帯等
建設・購入 100 200 300
補修 100 100 200
賃借 100 50 150
大規模半壊世帯
建設・購入 50 200 250
補修 50 100 150
賃借 50 50 100
イ 単数世帯の場合 (単位:万円)
区分 住宅の再建方法 基礎支援金 加算支援金 合計 全壊世帯等
建設・購入 75 150 225
補修 75 75 150
賃借 75 37.5 112.5
大規模半壊世帯
建設・購入 37.5 150 187.5
補修 37.5 75 112.5
賃借 37.5 37.5 75
【第4編】第1章 各災害共通復旧計画
- 131 - 5 農林業復旧資金
災害によって損失を受けた農林漁業者又は農林漁業者の組織する団体は、農林漁業の生産力の 維持増進と経営の安定を図るため、天災融資制度、日本政策金融公庫、自作農維持資金融通法に 基づき融資を受けることができる。
6 中小企業復興資金
市長は、被災した中小企業者の再建を促進するための資金対策として、一般金融機関(普通銀 行、信用金庫、信用組合)及び政府系金融機関(株式会社日本政策金融公庫、商工組合中央金庫) の融資並びに中小企業近代化資金等の貸付、信用保証協会による融資の保証、災害融資特別県 費預託等によって施設の復旧に必要な資金並びに事業費の融資が円滑かつ早期に行われるよう 県に要請する。
7 住宅復興資金
火災、地震等の大災害によって住宅に被害を受けた者に対し、独立行政法人住宅金融支援機構 法の規定によって災害復旧住宅資金の融資を適用し、建設資金又は補修資金の貸付を行う。
(1) 災害復興住宅資金
【資料編 第3(4) P224】
(2) 県及び市の措置 ア 災害復興住宅資金
県及び市は、災害地の滅失家屋の状況を速やかに調査し、独立行政法人住宅金融支援機
構法に定める災害復興住宅資金の融資適用災害に該当するときは、災害復興住宅資金の融 資について、借入れ手続きの指導、融資希望者家屋の被害状況調査及び被害率の認定を早 期に実施し、災害復興資金の借入手続の促進が図られるように努める。
イ 災害特別資金
災害によって滅失家屋がおおむね 10戸以上となった場合は、市長は罹災者の希望によっ
て災害の実態を調査した上で、罹災者に対する貸付金の融資を独立行政法人住宅金融支援機 構東北支店に申出るとともに、罹災者に融資制度の周知徹底を図り、借入れ申込み希望者に 対して借入れの指導を行うものとする。
8 租税の徴収猶予及び減免
市が賦課する税目に関して、罹災者に対する租税の徴収猶予及び減免等の措置は、地方税法及 び市条例に基づき、期限の延長、徴収の猶予及び減免等、それぞれの実態に応じて随時、適切な 措置を講じるものとする。
9 日本郵便での郵便局の社会貢献業務
天災その他の災害があった場合、被害者の救済活動・サービス、料金の無料扱いを実施する。
(1) 災害救助法が適用被災者への郵便はがき等の無償交付 (2) 被災者が差出す通常郵便物の料金免除
(3) 災害地の被災者の救助を行う地方公共団体等にあてた救援用物資を内容とする郵便物の料 金免除。なお、取扱いの実施については、日本郵便本社等が決定し取扱局へ指示する。
10 罹災証明書の交付
(1) 罹災証明書、家屋等の損壊の事実を証明するための書類で、損害保険会社への請求や金融機
関からの融資、市税の減免その他被災者支援策を実施するに当たって必要とされる家屋等の被 害程度について、被災者の応急的、一時的な救済を目的に、市長又は八幡平消防署長が確認で きる被害について証明し交付する。
(2) 罹災証明の対象
罹災証明は、災害対策基本法第2条第1項に規定する災害により被害を受けた家屋等につい
て、以下の項目の証明を行う。
ア 全壊、半壊、床上浸水、一部破損、床下浸水等 イ 火災による全焼、半焼、水損等