一 減 額
1 住宅の用に供する土地の取得に対する減額等
① 住宅を新築する土地の取得に対する減額
道府県は、次の各号のいずれかに該当する場合においては、当該土地の取得に対して課する不動産取得税については、
当該税額から150万円(当該土地に係る不動産取得税の課税標準となるべき価格(第二節一の5《宅地評価土地の取得に対 して課する不動産取得税の課税標準の特例》の規定の適用がある土地の取得については、不動産取得税の課税標準となる べき価格の2分の1に相当する金額)を当該土地の面積の平方メートルで表した数値で除して得た額に当該土地の上に新 築した住宅((3)で定める住宅に限る。以下①及び②において「特例適用住宅」という。)1戸について(共同住宅等にあ っては、居住の用に供するために独立的に区画された一の部分で(4)で定めるものについて)その床面積の2倍の面積の 平方メートルで表した数値(当該数値が200を超える場合においては、200とする。)を乗じて得た金額が150万円を超える ときは、当該乗じて得た金額)に当該税額の算定に用いられた税率を乗じて得た額を減額するものとする。(法73の24①、
法附11の2②、11の5②)
《参考》 減額される額の計算は次のとおり。(平成28年度) ○ 45,000円(=150万円×3%)
○ 土地1㎡当たりの課税
標準となるべき価格■ × 住宅の床面積 × 2 × 3% のいずれか高い方の額 ※ ②の既存住宅等の場合も同様。
(一)
土地を取得した日から2年以内に当該土地の上に特例適用住宅が新築された場合(当該取得をした者(以下(一)に おいて「取得者」という。)が当該土地を当該特例適用住宅の新築の時まで引き続き所有している場合又は当該特例 適用住宅の新築が当該取得者から当該土地を取得した者により行われる場合に限る。)
(二) 土地を取得した者が当該土地を取得した日前1年の期間内に当該土地の上に特例適用住宅を新築していた場合
(三) 新築された特例適用住宅でまだ人の居住の用に供されたことのないもの及び当該特例適用住宅に係る土地を当該特 例適用住宅が新築された日から1年以内に取得した場合
(注) 上記の税率については、第二節二の2《不動産取得税の税率の特例》を参照。(編者)
200㎡を限度
(①の(一)に係る新築期限の特例)
(1) 土地が取得され、かつ、当該土地の上に①に規定する特例適用住宅が新築された場合における①の(一)及び④の 規定の適用については、当該土地の取得が平成16年4月1日から平成30年3月31日までの間に行われたときに限り、
①の(一)中「2年」とあるのは「3年(土地の取得の日から3年以内に特例適用住宅が新築されることが困難である 場合として政令で定める場合(特例適用住宅が居住の用に供するために独立的に区画された部分が100以上ある共同住 宅等(第二節一の4の①のイ《新築住宅に係る1,200万円控除》に規定する共同住宅等をいう。)であって、土地を取 得した日から当該共同住宅等が新築されるまでの期間が3年を超えると見込まれることについてやむを得ない事情が あると道府県知事が認めた場合)には、4年)」と、④中「2年」とあるのは「3年(当該取得の日から3年以内に④ に規定する特例適用住宅が新築されることが困難である場合として政令で定める場合(特例適用住宅が居住の用に供 するために独立的に区画された部分が100以上ある共同住宅等(第二節一の4の①のイに規定する共同住宅等をいう。)
であって、土地を取得した日から当該共同住宅等が新築されるまでの期間が3年を超えると見込まれることについて やむを得ない事情があると道府県知事が認めた場合)には、4年)」とする。(法附10の2②、令附6の17②)
(特例適用住宅の要件)
(2) ①に規定する特例適用住宅は、次の各号に掲げる住宅の区分に応じ、当該各号に定める住宅とする。(令39の2の 4①)
(一) 共同住宅等以外の住宅
床面積が50平方メートル(区分所有される住宅の居住の用に供する専有部分が貸家 の用に供されるものである場合にあっては、40平方メートル)以上240平方メートル 以下の住宅
(二) 共同住宅等
居住の用に供するために独立的に区画された一の部分のいずれかの床面積が、50平 方メートル(当該独立的に区画された一の部分が貸家の用に供されるものである場 合にあっては、40平方メートル)以上240平方メートル以下の住宅
(注) 上表の共同住宅等については、第二節一の4の①のイ及び同(1)の(一)を参照((4)及び(5)について同じ。)。また、上表の(一)及び (二)の床面積については、同イの(1)の表の(一)及び(二)を参照。(編者)
(居住の用に供するために独立的に区画された一の部分)
(3) ①の居住の用に供するために独立的に区画された一の部分で減額の対象となるものは、第二節一の4の①のイの (2)に規定する一の部分とする。(令39の2の4②)
(①の(一)の適用の場合の建築後1年以内に行われた増築等への適用関係)
(4) 共同住宅等以外の住宅の新築がされたことにより①の(一)の規定の適用がある場合において、当該住宅の新築を した者が当該住宅の新築後1年以内にその住宅と一構となるべき住宅を新築し、又はその住宅に増築したときは、こ れらの前後の住宅の建築酢第二節一の4①イ(1)の(一)参照図をもって1戸の住宅の新築とみなし、その新築が同 (一)に規定する期間内にあったものとみなして同(一)の規定を適用する。(令39の3①)
(①の(二)又は(三)の適用の場合の建築後1年以内に行われた増築等への適用関係)
(5) 共同住宅等以外の住宅の建築酢第二節一の4①イ(1)の(一)参照図をして①の(二)又は(三)の規定の適用を受け る者が、当該住宅の建築後1年以内にその住宅と一構となるべき住宅を新築し、又はその住宅に増築した場合におい ては、これらの前後の住宅の建築をもって1戸の住宅の新築又は取得とみなし、その新築又は取得が同(二)又は(三) に規定する期間内にあったものとみなして同(二)又は(三)の規定を適用する。(令39の3②)
(前1年以内に取得した土地の通算)
(6) 土地を取得した者が当該土地を取得した日から1年以内に当該土地に隣接する土地を取得した場合においては、
前後の取得に係る土地の取得をもって一の土地の取得と、最初に土地を取得した日をもってこれらの土地を取得した 日とみなして、①の規定を適用する。(法73の24③)
(仮換地等に対応する従前の土地の取得に関する読替適用)
(7) 第一節三の5の①《仮換地等の取得》に規定する土地区画整理法による土地区画整理事業又は土地改良法による 土地改良事業の施行に係る土地について法令の定めるところによって同①に規定する仮換地等の指定があった場合に
おいて、当該仮換地等である土地について使用し、又は収益することができることとなった日前における当該仮換地 等に対応する従前の土地の取得について①及び(6)の規定を適用するときは、次の表の左欄に掲げる規定中同表の中 欄に掲げる字句は、同表の右欄に掲げる字句にそれぞれ読み替えるものとする。(法73の29、令39の8)
①の表以外の部分及び表の(一) 当該土地の上に 当該土地に対応する仮換地等の上に (6) 当該土地に隣接する土地 当該土地に対応する仮換地等に隣接する土地
(留意事項)
(8) 新築の特例適用住宅の用に供する土地の取得に対する不動産取得税の減額措置の運用については、次の諸点に留 意すべきものであること。(県通5-22)
(一) ①に規定する「特例適用住宅が新築された場合」又は「特例適用住宅を新築していた場合」には、建築会社等 に請け負わせて特例適用住宅を新築させた場合も含まれるものであること。
(二) 共同取得した土地の共有者のうち一部の者が特例適用住宅の新築の時まで当該土地を引き続き所有していた場 合又はその土地の上に特例適用住宅を新築していた場合若しくは単独で土地を取得した者がそれ以外の者と共同し てその土地の上に特例適用住宅を新築していた場合にも減額の取扱いを受けられるものであること。
(三) ①の(三)の規定は、特例適用住宅及び当該特例適用住宅に係る土地を同時に取得した場合に限らず、これらの 取得の時期が異なった場合にも適用して差し支えないものであること。
(四) 土地を取得した日から2年以内(土地の取得が平成16年4月1日から平成30年3月31日までの間に行われたと きに限り、3年(土地の取得の日から3年以内に特例適用住宅が新築されることが困難である場合として政令で定 める場合においては、4年)以内)に特例適用住宅が新築されたかどうか又は土地を取得した日前1年の期間内に 特例適用住宅が新築されていたかどうかの認定については、その実態に応じて判断すること。
(五) 土地を取得してから、当該土地を駐車場など住宅以外のものの用に一度供した後に、特例適用住宅が新築され た場合、(1)に規定するやむを得ない事情があるとはいえなのものであること。
(六) 次に掲げる場合にあっては、①の規定に基づく減額の取扱いを受けられなくなる場合があり、この場合におい ては不足税額を直ちに追徴しなければならないものであること。
ア 共同住宅等以外の住宅の新築がされたことにより①の(一)の規定が適用された場合において、当該住宅の新築 をした者が当該住宅の新築後1年以内にその住宅と一構となるべき住宅を新築し、又はその住宅に増築した場合 イ 共同住宅等以外の住宅の建築をして①の(二)又は(三)の規定の適用を受けた者が、当該住宅の建築後1年以内
にその住宅と一構となるべき住宅を新築し、又はその住宅に増築した場合
(七) 更地について減額されるべき部分について徴収猶予の申請があった場合においては、特に疑わしいものを除き 原則としてこれを容認すること。
② 耐震基準適合既存住宅等の用に供する土地の取得に対する減額
道府県は、次の各号のいずれかに該当する場合においては、当該土地の取得に対して課する不動産取得税については、
当該税額から150万円(当該土地に係る不動産取得税の課税標準となるべき価格(第二節一の5《宅地評価土地の取得に対 して課する不動産取得税の課税標準の特例》の規定の適用がある土地の取得については、不動産取得税の課税標準となる べき価格の2分の1に相当する金額)を当該土地の面積の平方メートルで表した数値で除して得た額に当該土地の上にあ る耐震基準適合既存住宅等(耐震基準適合既存住宅及び新築された特例適用住宅でまだ人の居住の用に供されたことのな いもののうち当該特例適用住宅に係る土地について①の規定の適用を受けるもの以外のものをいう。以下②において同 じ。)1戸についてその床面積の2倍の面積の平方メートルで表した数値(当該数値が200を超える場合においては、200 とする。)を乗じて得た金額が150万円を超えるときは、当該乗じて得た金額)に当該税額の算定に用いられた税率を乗じ て得た額を減額するものとする。(法73の24②、法附11の2②、11の5②)
(一) 土地を取得した者が当該土地を取得した日から1年以内に当該土地の上にある自己の居住の用に供する耐震基準適 合既存住宅等を取得した場合
(二) 土地を取得した者が当該土地を取得した日前1年の期間内に当該土地の上にある自己の居住の用に供する耐震基準 適合既存住宅等を取得していた場合
(注) 上記の税率については、第二節二の2《不動産取得税の税率の特例》を参照。(編者)