海外事業 FY02/14 FY02/15 FY02/16 FY02/14 FY02/15 FY02/16 FY02/17
(百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 実績 実績 実績 期初会予
営業収益 9,972 11,061 12,447 14,992 15,541 17,227 18,908 25,870 24,598 25,702 26,348 32,431 48,472 77,547 109,080 119,100 東アジア地域 6,717 7,451 8,401 8,708 11,443 12,580 13,657 18,751 19,304 19,708 19,714 24,319 31,276 56,430 83,045 90,300 欧米地域 2,366 2,698 3,099 4,143 2,975 3,165 3,618 5,103 3,493 3,874 4,430 5,328 12,306 14,861 17,124 19,100 西南アジア・オセアニア地域 889 912 947 2,141 1,123 1,482 1,634 2,016 1,802 2,121 2,204 2,784 4,890 6,255 8,911 9,700
YoY - - - - 55.8% 55.7% 51.9% 72.6% 58.3% 49.2% 39.3% 25.4% - 60.0% 40.7% 9.2%
東アジア地域 - - - - 70.3% 68.8% 62.6% 115.3% 68.7% 56.7% 44.4% 29.7% - 80.4% 47.2% 8.7%
欧米地域 - - - - 25.8% 17.3% 16.7% 23.2% 17.4% 22.4% 22.4% 4.4% - 20.8% 15.2% 11.5%
西南アジア・オセアニア地域 - - - - 26.3% 62.5% 72.4% -5.8% 60.4% 43.1% 34.9% 38.1% - 27.9% 42.5% 8.9%
YoY (現地通貨ベース) 62.5% 62.5% 61.7% 42.7% 43.8% 30.0% 51.3% 14.2% 24.8% 50.7% 28.1% 17.6%
東アジア地域 80.9% 79.6% 77.8% 63.1% 47.5% 34.4% 50.0% 15.0% 28.9% 69.7% 31.2% 18.6%
欧米地域 26.0% 17.4% 17.4% -10.2% 17.6% 10.6% 41.6% 2.5% 8.4% 10.2% 12.3% 19.6%
西南アジア・オセアニア地域 26.6% 63.3% 73.8% 42.9% 74.2% 33.4% 89.6% 35.1% 68.9% 26.2% 37.7% 4.6%
YoY (既存店、現地通貨ベース) -0.1% 6.7% 10.1% 9.6% 21.7% 11.2% 9.7% 5.3% 5.8% 6.8% 11.6% 5.4%
東アジア地域 14.5% 9.0% 16.8% 14.5% 26.5% 12.9% 10.1% 4.7% 10.5% 10.1% 13.1% 5.4%
欧米地域 -0.4% 0.2% -0.8% -2.2% 3.2% 4.7% 9.1% 2.6% -1.0% -2.0% 5.4% 5.0%
西南アジア・オセアニア地域 5.2% 10.5% -0.8% 7.0% 15.7% 8.0% 8.0% 17.6% 0.1% 5.5% 12.7% 6.8%
営業利益 674 1,154 845 1,015 1,209 2,607 1,274 3,528 3,600 3,692 3,796 5,955 3,689 8,618 17,042 17,100
東アジア地域 761 1,160 869 630 1,417 2,601 1,443 2,974 3,871 3,971 3,796 5,623 3,420 8,434 17,261 17,500 欧米地域 -48 -60 8 368 -126 -43 -137 398 -188 -294 -97 165 268 93 -414 -600 西南アジア・オセアニア地域 -39 54 -31 17 -82 49 -32 156 -83 14 96 167 2 91 195 200
YoY - - - - 79.4% 125.8% 50.7% 247.6% 197.7% 41.6% 198.0% 68.8% - 133.6% 97.8% 0.3%
東アジア地域 - - - - 86.3% 124.2% 66.1% 371.9% 173.1% 52.7% 163.2% 89.1% - 146.6% 104.6% 1.4%
欧米地域 - - - 8.3% - - - -58.6% - -65.4% -
-西南アジア・オセアニア地域 - - - -9.5% - 802.2% - -70.6% - 7.2% -5,797.0% 114.6% 2.6%
利益率 6.8% 10.4% 6.8% 6.8% 7.8% 15.1% 6.7% 13.6% 14.6% 14.4% 14.4% 18.4% 7.6% 11.1% 15.6% 14.4%
東アジア地域 11.3% 15.6% 10.3% 7.2% 12.4% 20.7% 10.6% 15.9% 20.1% 20.2% 19.3% 23.1% 10.9% 14.9% 20.8% 19.4%
欧米地域 -2.0% -2.2% 0.3% 8.9% -4.2% -1.4% -3.8% 7.8% -5.4% -7.6% -2.2% 3.1% 2.2% 0.6% -2.4% -3.1%
西南アジア・オセアニア地域 -4.3% 5.9% -3.3% 0.8% -7.3% 3.3% -2.0% 7.7% -4.6% 0.7% 4.4% 6.0% 0.0% 1.5% 2.2% 2.1%
店舗数(ライセンス含む) 208 220 232 255 257 269 283 302 302 308 320 344 255 301 344 403 東アジア地域 117 125 133 153 154 162 171 189 190 197 207 227 153 189 227 277
欧米地域 62 65 67 68 68 69 72 74 73 70 70 72 68 73 72 72
西南アジア・オセアニア地域 29 30 32 34 35 38 40 39 39 41 43 45 34 39 45 54
海外においても、MUJIの基本理念である「素材本来の良さを活かし、シンプルで実質的」というコンセプトは多 くの国や地域で共感を得ており、この理念によって確立されたブランド力が武器となっている。成熟した消費を 志向する20~40歳の中間層や富裕層が主力のターゲットとなる。
東アジア地域事業(12月決算)
東アジア地域事業 FY02/14 FY02/15 FY02/16 FY02/14 FY02/15 FY02/16 FY02/17
(百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 実績 実績 実績 期初会予
営業収益 6,717 7,451 8,401 8,708 11,443 12,580 13,657 18,751 19,304 19,708 19,714 24,319 31,276 56,430 83,045 90,300 売上高 6,330 6,999 7,673 9,988 11,452 12,569 13,646 19,224 19,303 19,784 19,726 24,362 30,991 56,892 83,175 90,400 中国 3,683 4,263 4,758 6,159 5,806 6,662 7,637 10,496 11,258 11,748 12,059 14,802 18,863 30,601 49,867
-香港 2,030 1,999 2,097 2,767 2,557 2,314 2,543 3,447 3,573 3,269 3,383 3,718 8,893 10,861 13,943
-台湾 2,183 2,434 2,253 3,731 3,123 3,327 2,882 4,003 - 10,601 13,335
-韓国 617 737 818 1,062 906 1,159 1,213 1,550 1,348 1,439 1,402 1,839 3,234 4,828 6,028
-YoY 70.3% 68.8% 62.6% 115.3% 68.7% 56.7% 44.4% 29.7% - 80.4% 47.2% 8.7%
売上高 62.1% 76.1% 85.7% 73.4% 80.9% 79.6% 77.8% 92.5% 68.6% 57.4% 44.6% 26.7% 74.4% 83.6% 46.2% 8.7%
中国 97.1% 125.3% 112.6% 95.3% 57.6% 56.3% 60.5% 70.4% 93.9% 76.3% 57.9% 41.0% 106.1% 62.2% 63.0%
香港 20.8% 18.1% 39.9% 39.3% 26.0% 15.8% 21.3% 24.6% 39.7% 41.3% 33.0% 7.9% 29.7% 22.1% 28.4%
台湾 43.1% 36.7% 27.9% 7.3% 25.8%
韓国 74.3% 89.0% 107.1% 70.7% 46.8% 57.3% 48.3% 46.0% 48.8% 24.2% 15.6% 18.6% 83.6% 49.3% 24.9%
YoY (現地通貨売上、SR推定) - - - - 80.9% 79.6% 77.8% 63.1% 47.5% 34.4% 50.0% 15.0% 28.9% 69.7% 31.2% 18.6%
中国 66.4% 77.7% 65.6% 51.4% 38.8% 52.2% 53.6% 53.2% 71.8% 48.2% 37.7% 35.1% 64.2% 50.1% 45.7%
香港 3.5% -4.9% 12.2% 11.4% 13.3% 12.1% 15.4% 10.4% 20.5% 18.7% 13.0% -0.0% 6.0% 12.6% 12.3%
台湾 28.6% 17.9% 16.1% 4.2% 14.9%
韓国 43.5% 50.4% 62.2% 29.9% 30.2% 39.4% 30.6% 30.7% 32.1% 11.2% 11.6% 17.0% -65.1% 32.6% 17.2%
営業利益 761 1,160 869 630 1,417 2,601 1,443 2,974 3,871 3,971 3,796 5,623 3,419 8,434 17,261 17,500
YoY - - - - 86.3% 124.2% 66.1% 371.9% 173.1% 52.7% 163.2% 89.1% 146.7% 104.7% 1.4%
営業利益率 11.3% 15.6% 10.3% 7.2% 12.4% 20.7% 10.6% 15.9% 20.1% 20.2% 19.3% 23.1% 10.9% 14.9% 20.8% 19.4%
店舗数(ライセンス含む) 117 125 133 153 154 162 171 189 190 197 207 227 153 189 227 277
中国 67 75 82 100 101 108 112 128 128 132 140 160 100 128 160 200
香港 10 10 11 12 12 13 13 14 14 15 15 15 12 14 15 17
台湾 28 28 28 29 29 29 33 33 34 36 38 38 29 33 38 41
韓国 12 12 12 12 12 12 13 14 14 14 14 14 12 14 14 19
出所:会社資料よりSR作成
アジア地域は、1991年11月に、香港のウィオングループとの合弁により、アジア1号店として「MUJI Ocean Centre
(売場面積291㎡)」をオープンさせた。その後、1995年にはシンガポールへ進出し、1998年にはアジアで7店舗 を展開していたが、1999年に業績不振からすべて閉鎖し、アジアからは一時撤退した。2001年に香港へ、2003年 にシンガポールへ現地子会社による直営店で再出店した。また、2005年には、無印良品(上海)商業有限公司を 設立し、中国本土へ進出した。
中国
2014年2月期時点で、中国の客単価は平均200元程度(3,400円程度、1元17円として計算)と日本(2,282円)より 高い。商品別にみると、衣服は10~15%、生活雑貨は30%程度単価が高い。客単価が高い地域では380元(6,300 円程度)とかなり高くなる。客数は700万人程度(2014年2月期)である。
いを本格的に開始した食品は、2015年2月期の0.4%から2016年2月期は2.4%に上昇した。2016年1月より全店で食 品の取り扱いを開始したことから、2017年2月期以降は更に上昇が見込まれる。
また、国民の生活水準が上がる過程において、食から衣、そして生活雑貨に移るという一般的傾向である。今後 は、家具やファブリックなど住関連商品を強化していく考え。家具は中国の国家基準が日本より厳しいというこ ともあって、取扱アイテムはまだ少ない。2017年2月期には関係する商品は基準をクリアする見通しであり、今後 はアイテム数を増やすとともに、ファブリックも付随して販売増に繋げていく計画である。
顧客層は男性の比率が30%程度と、日本の20%弱と比較し高く、20代~40代が中心である(2014年2月期時点)
賃料は歩率(売上比例)で、契約期間は3年から5年契約が一般的。また、中国では、トラックの運搬コストを中 心とした物流費が高く、1店舗あたりの人員も多い。そのため、コスト構造は変動費比率が高い。
店舗フォーマットとしては、売場面積約200坪が標準となる。同社は中国において、大都市圏のショッピングセン ターや百貨店内中心に出店しているが、平均設備投資金額(償却対象資産、経費含む)は、日本よりやや低い水 準で、およそ4,000万円となる。在庫も日本より若干少なくおよそ3,000万円、保証金は店舗によりまちまちである。
回収期間は、日本の標準店よりやや長く、およそ1年半以内となる。
中国へは、2005年に進出したが、進出が遅れた理由は、同社商品の偽物が出ていたためである。同社は偽装品対 応のため、人民日報に「厳正声明」を掲載して、2005年7月に上海1号店をオープン、2015年12月末時点で160店 舗を有するに至った。
香港に本社を置く盛能投資有限公司が、1994年に衣料品や衣料雑貨で中国における「無印良品」と「MUJI」の商標を登録し、「無印良品」
に酷似した看板を掲げて営業を行っていた。2000年5月、同社は商標登録取り消しを中国政府に申し立て、最終的には2007年の12月、北京 高等人民裁判所で商標問題に勝訴した。しかし、今でも「無印良品」という商標は、依然として一部の食品、シーツ、カバー類について中 国の企業が登録している。同社はこれらのカテゴリーについて、「MUJI」をつけて販売しており、ビジネスの大きな障害にはなっていない ようだ。
香港・台湾
生活雑貨の売上構成比が46%、衣服・雑貨では39%となる。食品が14%程度と他国と比較し高い(2014年2月期)。
香港については小型店(交通ターミナル立地など)や飲食事業も含めた出店を進めている(2014年2月期では11 店舗)。同社によれば、香港は、ブランド構築が最も成功している国である。店舗あたりの売上高は、700百万円 程度(2013年2月期)となっている。
台湾は、2013年までは持分法適用会社による事業展開だったが、2014年1月に100%子会社となった。生活雑貨の 売上構成比が52%、衣服・雑貨は42%、食品が6%程度となっている(2014年2月期)。香港同様に小型店や飲食 事業の出店を行っている。
2014年2月より、中華圏3社は同社の持分が100%になった。同社は、香港、中国、台湾の中華圏でのブランディン グ及びビジネスモデルの構築に注力し、この成功例を世界で展開していきたいとしている。
欧米地域事業
欧州では、1991年7月に、海外1号店としてロンドンの中心街に「MUJI WEST SOHO(売場面積155㎡)」をオープ ンさせた。現地の大手百貨店、リバティ社とパートナーシップを結び合弁で出店した。1991年当時、セゾングルー プがリバティ社と業務提携を結んでいたことから、MUJIの業態に興味を持ったリバティ社側から販売スペースの
提供が持ちかけられたことがきっかけである。50対50の出資比率でロンドンでの事業をスタートさせ、同社が商 品供給、リバティ社が販売を担当した。しかし、1997年には在庫や物流コストが膨らみ、リバティ社との共同事 業として継続することが困難となった。店舗を閉鎖することも考えられたが、イギリスでは、一般的に店舗の賃 貸契約が長期契約である上、家賃の仕組みが厳しいことから、同社が在庫を買い取る形でリバティ社との合弁形 態を解消し、RYOHIN KEIKAKU EUROPE LTD.へ事業移管した。その後、店舗開発を積極化し、2000年には、イギ リスに13店舗、フランスに9店舗を出店していた。しかし、同社の業績が悪化した2001年2月期以降、採算性の低 い海外店舗はリストラの対象となり、フランスのリヨンなど不採算店舗5店舗が閉鎖された。
欧州事業の再構築
欧州事業は、次期中期計画期間中に再び成長軌道に乗せるべく、抜本的な対策を実行中であり、2016年2月期・2017 年2月期で再建の道筋をつけ、2018年2月期には営業黒字転換を見込む。
具体的には、1)営業管理等の基幹システムのグローバル統一システムの導入、2)各国1番店の「新環境」への改 装、の取組を進める予定である。前者の導入により販売計画の精度や修正行動の迅速化など管理面の向上が図ら れ、後者により店舗の魅力・ブランド認知度上昇を狙っているとみられる。これらを着実に実行することで、成 長余力が大きい欧州事業の再成長に繋げていく計画である。
グローバル統一システムの導入
裏返せば、これらが整備されていなかったことが欧州事業低迷の大きな要因の一つと言えよう。同社は、1991年 にリバティ社とパートナーシップ契約を締結(1997年に解消)して英国に進出して以降、営業管理システムや会 計システムは現地法人独自に調達してきた。とりわけ、営業管理システムがグローバルで統一されていなかった ことが、サプライチェーンにおける商品戦略や販売計画の策定、商品調達などの各プロセスにおける迅速な意思 決定や行動において弊害となっていた。
営業管理システムについては、暫定的に各国のローカル会計システムを稼働させたまま暫定的にデータのブリッ ジを構築し、おおまかな数字は日本で日次ベースの把握ができるようになっている。その一方、より詳細な経営 管理を行うために会計システムを統一し、販売状況の分析、価格対応、在庫戦略、収益性の確保といった議論に 繋げていく計画である。
基幹システムのグローバル統一化とは:
1)営業管理システムについては、a)2010年に中国事業に日本の良品計画の営業管理システムを導入し、現地における課題の把握やサポー トなどへの対策を迅速に打つことが可能になるなど中国事業の成功に導いた、b)その後、2014年にグローバル展開を行うことを意思決定 し、ローカルシステムを稼働させながら、暫定的に現地及び本社システム間のブリッジを構築(アジア地域に導入、その後欧州)した 2)会計システムについては、a)2015年3月に良品計画及び国内子会社システムをリプレイスし、b)2016年1月には同仕様のシステムを米 国事業に導入、c)2017年1月にカナダに会計システム導入を計画、d)欧州には2018年2月には全面的に導入する計画、e)その後は年間3 か国程度を目途に展開を図っていく予定である
店舗戦略:「新環境」への移行と、地域旗艦店化の推進
店舗戦略としては、2016年2月期は不採算店舗の閉鎖などの構造改革を継続するとともに、各地域の一番店の改装 を先行して実施してきた(2015年9月にフランス・英国・ドイツで実施)。2017年2月期はイタリアで一番店の改 装を行い(2016年4月)、地域2番店の改装(仏・英・独・伊)を行い夏以降にのオープンを目指している。ただ、
店舗改装時は2か月程度の店舗閉鎖をせざるを得ず、且つ、閉鎖期間も固定費は発生する。
また、イギリス、フランス、イタリア、ドイツについては、直営店で運営している。店舗は、100坪程度で、生活 雑貨の売上構成比が70%程度と高い。店舗あたり売上高は、2億円前後となっている(2014年2月期時点)。