(Ⅲ−3) 医療技術部
2 活動実績 1.超音波検査
腹部超音波検査 7428 件ほぼ横ばい、内科が 2916 件から 2497 件と減りましたが 外科が 142 件から 282 件に増加、血管外科が増加しました。
平成28年度
体表血管その他エコー1788 件、625 万 8000 円(ドップラー加算除く)
腹部エコー2989 万 2000 円 計 3615 万円
平成29年度は内科減少が考えられるので、各技師危機感を持っているので 各科先生には必要なエコーをだすように行っていきたいです。
心エコーは4529件とほぼ横ばいからやや減少です。
収入は3985万5520円です。
生理検査の収入の中心となる為、今後はまだまだ拾いきれてない必要な超音波検査があると思います。
今後は地域の病院への紹介にも随時対応ができ早くエコーができるようになると考えます。
今年、検査技師会福岡支部の理事となり福岡県中枢の病院と連携が取れるようになり、人脈ができたので 新たに即戦力の超音波検査士2名が入職し、腹部領域3名、心臓領域2名、体表領域1名、血管技師1名になり 生理検査室のほぼ全員が超音波検査をできる体制になってきています。
今後は地域の病院への紹介にも随時対応ができ早くエコーができるようになると考えます。
2.生理検査全般
トレッドミル検査は1125件とやや減少900万円です。
脳波は神経内科、脳外科が本格的に始まり、平成26年度比5.1倍に増加しました。
ホルター心電図は昨年よりやや減少の 701 件、1051 万5千円でした。
生理検査の技師が全員解析ができるようになりました。
脈波は 960 件と年々減少、144 万円でした。しかし血管エコーは増加しています。
肺機能検査はほぼ横ばいの 1472 件でした。206 万 800 円です。
3.睡眠時無呼吸検査
睡眠時無呼吸精密検査年間 169 件ほぼ横ばい、年間 557 万 7 千円
睡眠時無呼吸簡易検査年間223件やや昨年より減少も平年並み 160 万5600円 CPAP 管理年間1828件とほぼ横ばい457万円
(Ⅲ−3) 医療技術部
ASV 管理年間80件と減少224万円
循環器内科が睡眠時無呼吸検査をだしているので今後も患者さんが増えて いく余地はある。
また、若手技師が精密睡眠時無呼吸検査のときは、待ち時間が発生した場合 自主学習やその時間にきて残業を減らす取り組みを行っている。
0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600
入院 外来 合計 入院 外来 合計 入院 外来 合計 入院 外来 合計 入院 外来 健診
トレッド ミル
脳波 ホルタ−
心電図
脈波 肺機能
平成26年度 平成27年度 平成28年度
2000 400600 1000800 12001400 16001800 2000
精密︵3300点︶ 簡易
CPAP AS V
睡眠時無呼吸 720点 CPAP250点 ASV2800点
平成26年度 平成27年度 平成28年度 0
2000 4000 6000 8000 10000 12000
入院 外来 健診 合計 入院 外来 合計 入院 外来 健診
腹部エコ− 心エコ− 心電図
平成26年度 平成27年度 平成28年度
3 今後の課題と展望
超音波検査のできる技師が増えたことにより生理検査全体の人員配置、運用がうまくいくようになると考える。
技師会理事の紹介でグループ病院をまとめていた即戦力技師が入ったので全体をいい方向に変えていこうとい う流れになっている。
今後は地域の病院への紹介にも超音波検査が出来る技師が増えた為、随時対応ができるようになると考えま す。みんなが積極的になり検査部を変えていこうという流れができてきた。
今後は学会発表など積極的に行い済生会二日市病院をアピールしていきたい。
検査部(検体検査) 新田 誠 井上 真太郎
1 スタッフの構成
技師長新田、室長井上、大塚、熊谷、北川(産休交代)、佐藤千(産休交代)、河野(病理兼任)
有資格一覧
福岡県糖尿病療養指導士 1名 細胞検査士 1名
有機溶剤作業主任者 特定化学物質作業主任者
所属学会、役員 福岡県臨床衛生学会
福岡県臨床衛生学会 福岡地区理事 管理運営担当(学術補佐)
超音波検査学会
2 活動実績
1. 総括
① 一年間で外来 162 万 6938 項目(45482 件)、入院 61 万 5596 項目(23504 件)を実質午前中 4 名、午後 3 名で行ってきた。
平日は 1 日8000項目(300 件)の検査を行っている。
外来は内科が検査件数は 1 番多いが件数は 26 年度ほぼ同等。
循環器内科、泌尿器科はやや減少。増加は入院同様外科、呼吸器内科、神経内科。
入院は、内科が 2 番目に多いが人員の減少が目立つ。
今後は、診療科別に項目などを再検討し、効率よく必要最低限に精査していきたい。
医師、医事課などに協力してもらいながら行いたい。
外来科別件数実績(検体)
0
2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 16000 18000 20000
内科 循環器内科 泌尿器科 外科 呼吸器内科 透析 神経内科 脳外科 整形 皮膚科 麻酔科 形成外科
平成26年度 平成27年度 平成28年度
(Ⅲ−3) 医療技術部
入院科別件数実績(検体)
② 今まで全て右肩上がりだったがほぼ横ばいから一部の項目減少。
血液前年比94.4%、尿検査102.8%と微増。
髄液検査が 26 年度数件だったのが 27 年度 122 件、28 年度 150 件と増加した。
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000
循環器内科 内科 呼吸器内科 外科 整形 神経内科 泌尿器科 脳外科 透析 皮膚科 麻酔科 形成外科
平成26年度 平成27年度 平成28年度
0 50 100 150 200
平成26年度 平成27年度 平成28年度 件
髄液
0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000
入院 外来 健診 合計 入院 外来 健診 合計 入院 外来 健診 合計
検尿 血液 生化学
平成26年度 平成27年度 平成28年度
③ 機能評価でも少ない人数でシステマティックに効率よく行っていると評価された。
また、災害時でも水を使わない生化学の機器を導入していることも評価された。
災害拠点病院として活躍すると考えている。実際断水の時も通常通り検査結果を報告できた。
④ 形態検査も細胞検査士が入ったことで全体のレベルアップにつながり今まで以上に 迅速でかつ詳しい報告ができた。今後の全体のスキルアップにつながった。
⑤ ICT 活動も技師長 1 名で行ってきたが、実務、技師会の理事会など多忙になってきたので 他 2 名井上、熊谷が中心に行っている。
細菌検査より院内感染情報を細かく分析出来るようになった為、一層感染管理に貢献している。
感染管理ネットワークでも対外的に情報を提供している。
感染対策加算の 2000 万円以上の収益にも貢献している。
⑥ TQM 活動での外注採血管一覧を配布し、看護師の確認業務も減少、検査技師ともに業務が軽減できた。
今後も円滑に回るように情報提供していきたい。
2. 輸血
① 1 病床あたり福岡県で7,8位の使用率で大学病院 とほぼ同比率です。同規模病院では1,2位です。
また、輸血部、自動機器、システムがないにも関わらず 輸血廃棄率が県平均を大幅に下回る 0.67%です。
また、患者さん、看護師の負担を軽減する為、
定期外来血小板 20 単位も採用。輸血終了時間を短縮した。
3. その他検体検査
① 尿蛋白定量は糖尿病性腎症などに有用な検査ですが、試薬の直線性の長い試薬に変更 再検査率低下、待ち時間短縮、コスト削減ができた。
② BNP より NT-Pro BNP に変更し、再検査率低下、待ち時間短縮、特殊採血管を 使用しないためコスト削減ができた。
③ 凝固検査で影響する因子(抗凝固薬リクシアナ、イグザレルトなど)を掲示し、カルテを 見ることにより再検査減少、検査時間を短縮できた。
④ 新たに抗ヘリコバクター・ピロリ抗体尿検査を 10 月に開始した。
検査部長である松元先生より健診で検査が出るだけでなく外来からも 5 ヶ月弱で 156 件検査が出た。
侵襲性も無く尿のみで簡便に検査が出来る。結果も検査時間15分で出る。
⑤ 外部精度管理(医師会、技師会)では過去最高の結果でした。
メーカーサーベイなど積極的に参加して今後も精度を上げていきたい。
⑥ 全員に検査結果を返す時間短縮、再検査率の削減、コスト意識を持つように 再検査やパニック値、試薬価格など掲示し意識を高めるようにしている。
また、機械の設定など調整している。今後にいかせると考える。
1000 1100 1200 1300 1400
輸血製剤使用延べ人数
3 今後の課題と展望
1. 輸血検査数は県内トップクラスにもかかわらず、自動化、システム化されていない。
輸血検査は人命に関わる危険な検査でもある。
当院よりかなり輸血検査が少ない済生会施設でも事故防止の為導入している施設も多数ある。
2. 現在、命に直結する検査にも関わらず血液ガス検査が未だにシステム化されておらず、時系列がバラバラ、
スキャンなど医療事故に繋がってもおかしくない。
導入により、業務の簡略化、コスト削減につながる。また、システムが入ることにより 1 台ずつ接続する費用も 1 台分でよく、検査項目増加、複写用紙もなくなる。
また、故障、不具合、較正などすぐに対応できます。
3. 一部の技師しか対応できない機器メンテナンスなどあり、短期雇用(産休)の技師も多く残業 休務に支障が出ている。
その為、技師長もメーカー研修会に参加することで全体の残業の減少、効率化、休務がとれるようにしてい く。
4. また、どうしても頼りがちな技師長不在時、技師長がいなくても業務対応ができるようにより一層室長がで きるように継続的に指導していきたい。
5. 技師会の理事をすることにより多忙にはなるが今までなかった人脈が広がっている。
会長、副会長はじめ理事の方に今までいなかった済生会二日市病院から理事がでたことを喜ばれた。
平成 29 年度福岡県臨床衛生技師会総会の資格審査議長なども任命されている。
今後この人脈を生かし、他病院の情報共有、情報を得ることにより検査部が少しでも病院に 貢献できるようにしたい。済生会二日市病院を広めて行きたい。
もちろん患者さんにも貢献していきたい。
6. また、来年度は福岡県の月例サーベイに参加して精度管理認定施設を取得できるよう努力したい。
7. 学生実習では長期実習純真大学、短期実習久留米大学医学部付属臨床検査専門学校を受けています。
また、熊本保健科学大学も今後は実習を受けてほしいと要請されています。
このことにより技師の責任感も出てきています。
また、熊本保健科学大学、純真大学、美萩野臨床医学専門学校などの先生と密な交流を図ることにより、売 り手市場でも優秀な人員確保を維持したい。
8. 技師会初め学会発表を行っていきたい。