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第3章 特許動向調査

第5節 注目出願人の出願動向調査

注目出願人として、出願件数上位の中から出願件数推移を参考にして、突出した件数 1 位のサムスン(韓国)、近年の出願件数が急増している HON HAI PRECISION INDUSTRY CO., LTD.(鴻海精密工業股份有限公司)(台湾)(ここでは HON HAI と表示)、同じく出願件数 が急増している NINESTAR(纳思达)(中国)を選定して出願動向を解析した。

1.出願先国別出願件数推移及び出願件数比率

サムスンの出願先国別出願件数推移及び出願件数比率を図-38 に示す。出願件数は合 計 21,065 件、出願先国別の出願件数比率は、韓国が 50.2%、米国が 24.1%、中国が 11.0%、欧州が 7.7%、日本が 6.9%、台湾が 0.1%であった。全体の出願件数推移は、

2002~2005 年に急増し約 3,300 件をピークに 2006、2007 年には約 2,000 件となったが、

以後は急激に減少し 2011 年には 500 件弱となっている。2007 年以降 2011 年には韓国へ

中国

77.8% 71.4% 70.6% 26.5% 16.0% 13.9% 21.5% 20.7% 31.8% 25.2% 24.2% 19.0% 16.4% 17.9% 13.1% 11.5%

韓国

2.3% 0.9% 2.6% 6.3% 7.5% 4.7% 3.5% 2.2% 1.6% 1.7% 2.1% 3.5% 6.7% 5.0% 7.5% 9.3%

台湾

3.1% 1.4% 2.8% 2.1% 1.7% 5.5% 1.7% 1.7% 1.9% 2.8% 3.7% 4.9% 2.3% 4.4% 6.8%

中国

52.0% 58.7% 46.0% 42.6% 28.8% 35.0% 27.3% 40.9% 46.8% 31.2% 32.7% 28.3% 26.6% 23.5% 18.9% 16.7%

韓国

4.9% 3.0% 10.3%

30.6%

59.3%

100.0% 100.0%

22.2%

44.4% 63.2% 75.0% 42.9% 38.9% 38.1% 57.1%

台湾

25.0% 25.0%

59.1% 24.1% 12.1% 26.3% 13.3% 24.0% 17.8% 25.0% 22.2% 24.3% 19.7% 12.9% 20.6% 8.7%

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 出願人国籍

出願年(優先権主張年)

特許実用新案

- 40 -

本編 要約 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 資料編 第6部 第7部

811 1,188

917 609

431 582 1,519

1,949 2,823

3,295

2,025 2,023

1,029 763

623 478

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

願 件 数

出願年(優先権主張年)

日本 米国 欧州 中国 韓国 台湾 合計

優先権主張 1996-2011年

出願先国 日本への出願

1,454件 6.9%

米国への出願 5,073件

24.1%

欧州への出願 1,629件

7.7%

中国への出願 2,314件

11.0%

韓国への出願 10,573件

50.2%

台湾への出願 22件 0.1%

合計 21,065件

0 0 0 0 0 0 0 0 3

9 12 11 21

87

38 114

0 20 40 60 80 100 120

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

願 件 数

出願年(優先権主張年)

日本 米国 欧州 中国 韓国 台湾 合計

優先権主張 1996-2011年

出願先国

日本への出願 21件 7.1%

米国への出願 97件 32.9%

欧州への出願 0件 0.0%

中国への出願 103件 34.9%

韓国への出願 0件 0.0%

台湾への出願 74件 25.1%

合計 295件

の出願件数は米国への出願件数と同レベルとなっており、2005 年のピーク時からの急激 な減少には、全社的に「出願を厳選している」ためと推察される。

図-38 注目出願人(サムスン)の出願先国別出願件数推移及び出願件数比率

(日米欧中韓台への出願、出願年(優先権主張年):1996-2011 年)

注) 2010 年以降はデータベース収録の遅れ、PCT 出願の各国移行のずれ等で全出願データを反映していな い可能性がある。

HON HAI の出願先国別出願件数推移及び出願件数比率を図-39 に示す。出願件数は合計 295 件、出願先国別の出願件数比率は、中国が 34.9%、米国が 32.9%、台湾が 25.1%、

日本が 7.1%であった。全体の件数推移は、2005~2007 年は約 10 件、その後 2011 年に は 114 件まで増加している。

図-39 注目出願人(HON HAI)の出願先国別出願件数推移及び出願件数比率

(日米欧中韓台への出願、出願年(優先権主張年):1996-2011 年)

注) 2010 年以降はデータベース収録の遅れ、PCT 出願の各国移行のずれ等で全出願データを反映していな い可能性がある。

NINESTAR の出願先国別出願件数推移及び出願件数比率を図-40 に示す。出願件数は合 計 155 件、出願先国別の出願件数比率は、中国が 61.9%、欧州が 19.4%、米国が 11.6%、

日本が 7.1%であった。全体の件数推移は、2005~2007 年は約 10 件、その後 2010 年に は 47 件まで増加し、2011 年は 22 件であった。出願先国別件数推移については、近年は 中国への出願が急増し、欧州と米国へは 5 件前後で推移しており、日本へは 1、2 件の出 願が継続している。

- 41 -

本編 要約 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 資料編 第6部 第7部

0 0 0 0 0 0 1 0 2

10

7 8 20

38 47

22

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

願 件 数

出願年(優先権主張年)

日本 米国 欧州 中国 韓国 台湾 合計

優先権主張 1996-2011年

出願先国

日本への出願 11件 7.1%

米国への出願 18件 11.6%

欧州への出願 30件 19.4%

中国への出願 96件 61.9%

韓国への出願 0件 0.0%

台湾への出願 0件 0.0%

合計 155件

図-40 注目出願人(NINESTAR)の出願先国別出願件数推移及び出願件数比率

(日米欧中韓台への出願、出願年(優先権主張年):1996-2011 年)

注) 2010 年以降はデータベース収録の遅れ、PCT 出願の各国移行のずれ等で全出願データを反映していな い可能性がある。

2.技術区分別出願件数推移

サムスンの技術区分別(プリンター種類別)の出願件数推移を図-41 に示す。電子写 真は 2002~2007 年が約 800~1,100 件と高く、インクジェットは 2005 年に約 700 件でピ ークとなり前後の 2002~2007 年は 400 件前後で推移し、サーマルは 2004 年の 200 件弱 をピークに短期間で出願され、共通技術(プリンター指定無し)は 2005 年の約 1,350 件をピークに増減しており、この 3 種のプリンター及び共通技術(プリンター指定無し)

はいずれも 2008 年以降は大きく減少している。共通技術(プリンター指定無し)は主要 の電子写真の件数推移に対して 1~2 年遅れて立ち上がっている傾向が見られた。プリン ター指定無しにはデジタル出力関連のソフト面や制御関連、用紙搬送関連など含まれて いる。

技術区分別の件数推移は、特許出願件数の多かった 2005 年周辺と、件数を減らしてき た最近とで技術区分の比率に大きな変化は見られなかった。

図-41 注目出願人(サムスン)の技術区分別出願件数推移

(日米欧中韓台への出願、出願年(優先権主張年):1996-2011 年)

注) 2010 年以降はデータベース収録の遅れ、PCT 出願の各国移行のずれ等で全出願データを反映していな い可能性がある。

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 出

願 件 数

出願年(優先権主張年)

1C: 共通技術(プリンター指定無し) 2: 電子写真 3: インクジェット 4: サーマル 分類

優先権主張 1996-2011年

- 42 -

本編 要約 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 資料編 第6部 第7部

HON HAI の技術区分別(プリンター種類別)の出願件数推移を図-42 に示す。共通技術

(プリンター指定無し)が多く、インクジェット関連がその 1/3 程度の件数であった。

共通技術(プリンター指定無し)についてもインクジェット関連での出願と推察され、

用紙搬送関連及びデジタル出力関連のソフト面や制御関連などに注力している。

図-42 注目出願人(HON HAI)技術区分別出願件数推移

(日米欧中韓台への出願、出願年(優先権主張年):1996-2011 年)

注) 2010 年以降はデータベース収録の遅れ、PCT 出願の各国移行のずれ等で全出願データを反映していな い可能性がある。

NINESTAR の技術区分別(プリンター種類別)の出願件数推移を図-43 に示す。2008~

2011 年でインクジェット関連([3D:インク供給])と電子写真関連([2F:現像])が 10

~25 件と多く、共通技術(プリンター指定無し)が 5 件前後であった。技術区分(主に 中分類)別の出願件数は、[1C:共通技術]は少なく、電子写真では[2F:現像]が多く、

インクジェットでは[3D:インク供給]が多かった。

図-43 注目出願人(NINESTAR)技術区分別出願件数推移

(日米欧中韓台への出願、出願年(優先権主張年):1996-2011 年)

注) 2010 年以降はデータベース収録の遅れ、PCT 出願の各国移行のずれ等で全出願データを反映していな い可能性がある。

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 出

願 件 数

出願年(優先権主張年)

1C: 共通技術(プリンター指定無し) 2: 電子写真 3: インクジェット 4: サーマル 分類

優先権主張 1996-2011年

0 5 10 15 20 25

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 出

願 件 数

出願年(優先権主張年)

1C: 共通技術(プリンター指定無し) 2: 電子写真 3: インクジェット 4: サーマル 分類

優先権主張 1996-2011年

- 43 -

本編 要約 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 資料編 第6部 第7部

139 261

130 162 115

193

320 335 380 379 501

621 573 712

973 1,224

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

録 件 数

出願年(優先権主張年)

中国 韓国 台湾 合計

優先権主張 1996-2011年

出願先国

139 261

130 162 115

193

320 335 380 379 501

621 573 712

973 1,224

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

録 件 数

出願年(優先権主張年)

日本 米国 欧州 中国 韓国 台湾 その他 合計

優先権主張 1996-2011年

出願人国籍 日本国籍

660件 9.4% 米国籍

22件 0.3%

欧州国籍 6件 0.1%

中国籍 5,057件 72.1%

韓国籍 607件 8.6%

台湾籍 642件 9.1%

その他 24件 0.3%

合計 7,018件 中国での登録

5,895件 84.0%

韓国での登録 589件

8.4%

台湾での登録 534件

7.6%

合計 7,018件

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