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CT では 45mm 大で内部濃度は高めであり、鼻中隔や上顎洞壁は菲薄化し膨張性発 育していると思われた。MRI では腫瘤は T2WI で比較的低信号で、造影にて漸増 性の増強効果を認めたが、内部には増強効果の乏しい点状の T2WI 高信号も散在 していた。当院での生検で多形腺腫などの唾液腺型の腫瘍が示唆され、鼻腔腫 瘍に対する通常の ESS では治療不十分となる可能性もあったため、他院紹介さ れ手術施行となった。永久標本から鼻中隔基部から発生したと考えられる多形 腺腫と診断された。今回我々は、比較的まれな鼻中隔から発生した多形腺腫の 1 例を経験したので報告する。

4. び漫性甲状腺腫大と石灰化リンパ節腫大を呈したアミロイドーシスの 1 例 福井赤十字病院 放射線科 竹内香代、欠田有美子、山田篤史

大堂さやか、高橋孝博 左合 直

耳鼻科 須長 寛 病理部 太田 諒

60歳代男性、急速増大する石灰化を伴う長径10cmのび漫性甲状腺腫があり、内 部はUSで不均一低エコー、CTで低吸収。気管狭窄評価目的のCTで縦隔/腸間膜に 石灰化リンパ節腫大を認めた。腸間膜病変はMRIで石灰化のない部分も含めT2WI 低信号で造影効果は乏しい。GIF/生検で胃十二指腸にアミロイド沈着と胃癌を 認め、幽門側胃切/腸間膜切除し、腸間膜リンパ節にアミロイド沈着を認めた。

CTを再検討し両肺に複数の石灰化結節と気腫を伴う結節も認めた。頚部圧迫感 のため甲状腺亜全摘しアミロイド甲状腺腫と診断した。

甲状腺/リンパ節のアミロイド高度沈着/腫大は稀で、アミロイド甲状腺腫は非 特異的な像で術前診断が難しいが、本症例では経過と他病変の存在から一元的

に疑えた。

5. 頬骨Langerhans cell histiocytosisの1例

金沢大学 放射線科 遠山 純、米田憲秀、八木俊洋、井上 大、北尾 梓 龍 泰治、川島博子、小林 聡、松井 修、蒲田敏文 病理 北村星子

症例は 1 歳、男児。急激な左眼周囲発赤・腫脹にて発症。発熱や搔痒感・疼痛 なし。経過観察にて発赤の改善あるも腫脹残存のため精査となる。血液検査で は ALP と LDH の上昇のみ。Xp・CT で左頬骨部を首座とする境界明瞭な骨溶解性 腫瘤あり。MRI では T2WI で不均一高信号、T1WI で中間信号を呈し、周囲骨の信 号変化は乏しい。dynamic study で辺縁が濃染するも内部は増強効果が乏しい。

FDG-PET では SUVmax=7.0 の高度集積あり、骨シンチでも高度集積あり。他、頚 部・顎下部リンパ節の軽度腫大以外に全身に有意所見なし。悪性腫瘍を疑い、

生検にて LCH の診断を得た。

6. 椎体破裂による右大量血胸の 2 例

福井県立病院 放射線科 髙田健次、永井圭一、服部由紀、山本 亨、吉川 淳

【症例 1】80 代 女性。転倒後背部痛のため当院 ER を受診した。胸腰椎 MRI 撮 影中にショックバイタルとなり、胸部 Xp、胸腹部造影 CT を施行した。画像上右 大量血胸、第 11 胸椎破裂骨折を認めた。右胸腔ドレーンを留置、保存的加療を 行い、第 29 病日にリハビリ療養目的に転院となった。

【症例 2】50 代 男性。作業車の操作中に崖から滑落し、フロントガラスに体幹 を挟まれた状態で発見された。発見時 CPA であり気管挿管、CPR 継続しヘリにて 搬送。蘇生処置施行したが反応なく死亡した。死因特定のため AI を施行。画像 上右大量血胸、第 1 腰椎破裂骨折を認め、外傷性出血性ショックが死因である と考えられた。

今回椎体破裂骨折によって生じた右大量血胸の2例を経験した。文献的考察を 加え報告する。

7. 虫垂憩室出血の一例 福井赤十字病院 放射線科

欠田有美子、竹内香代、山田篤、坂本匡人、大堂さやか、高橋孝博、左合直

症例は 76 歳男性。新鮮下血を主訴に来院。下部内視鏡で盲腸の小孔より出血が