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機関管理とは?(ERM+α)

ドキュメント内 1 (ページ 103-108)

*1)本船周辺

4.5 機関管理とは?(ERM+α)

一般財団法人 海技振興センター

)

Engine Room Resource Management(ERM)

」の教材(動 画、教本)の通り、

ERM

とは直接的に機関部のメンバーが相互に連携をとって有機的に機能 できる体制を指す。

他方、事故予防を見据え最適な機関管理を実務面から考えた場合、さらにそのベースとなる 間接的(+ )に影響する状態監視・整備・教育体制を整えることが大事である。

(1)

直接とは(

ERM

出入港スタンバイ操船(機関運転)の即応体制の確立

緊急時(ブラックアウト、主機関停止、漏油、火災、浸水等)の即応体制の確立

油濁の恐れのある作業(燃料や潤滑油の補油、スラッジ揚げ等)

航海当直(船橋操船との連携、機関運転)

停泊当直(荷役作業との連携、整備作業)

保守整備作業

(重要注意事項の共有、作業の相互の連携・連絡・協力・状況把握の確立、

通常操作・運転しない弁や装置の特殊な状態の部内共有、他部署との連携等)

100

4.5 機関管理とは?(ERM+α)

(2)間接とは(+α)

継続的な主機関・補機器の運転情報(温度・圧力・消費・それらの変化)の状態監視・診断

(異常予兆を早期発見:本船運航環境下での特徴の把握、試運転、シリーズ船比較等 )

適切な計画保守整備(Planned Maintenance System):機器が設計性能を発揮する 状態維持

(完成図書の取扱説明書、メーカサービスインフォメーション、教訓に基づく自社整備基準等)

船内教育:機関システムに関する共通認識の確立

(チェックリスト消しこみに追われる業務に流されず、原理・原則のサイエンスの部分を机上の 空論に留めず、エンジニアリングの観点から実効的な機関管理へ結び付けるレベルアップ活動)

定期的にそれぞれの機関操作・手順の意味やシステム運転管理の勉強会

トラブル事例や経験の情報共有

整備作業手順やそのリスクアセスメントを踏まえた勉強会

ブラックアウト復旧訓練などの緊急対応訓練の実施

勉強会を通じて、発展的にチェックリスト、手順書、SMSの合理化を検討・提案等

五感を生かす「カンジニアリング」の醸成

かしこまった勉強会にとどまらず、お茶の時間や出入港S/B中の会話も大切に!

システム不理解によるうっかりミスや、メンテナンス整備理由の不理解による計画保守整備の怠慢のよう な、エラーの連続(負の連鎖)を許さない、守備固めそのものが目指すべき機関管理

ERM+α

を支える。

地道な取組みの積重ね! 101

【参考】 整備計画管理例

例:

ピストン抜き :12,000時間

排気弁 : 6,000時間

燃料噴射弁 : 4,000時間 メーカ 長期保守計画推奨表

保守用運転管理記録(月次)

添付 (6)

102

【参考】主機関計測表・点検表・注意喚起等

103

上記取説要点に従い、ピストン観察 ピストン点検記録表

ピストン整備時計測記録表

メーカサービスインフォメーション

(取説の要点、随時改訂、緊急情報等)

添付 (7)

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§ 5 離路が発生した場合の対応

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