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第7章 保守

C.1 IPアドレス/ホスト名を変更する

C.1.10 各機能での設定

各機能での設定を行います。設定を行う機能と設定する場所を以下の表に示 します。「システム監視」の変更は、必ず行ってください。そのほかは、イン ストール種別/使用している機能により、設定を変更してください。

設定場所(インストール種別)

機能名 設定

条件 運用管理クライアント

/運用管理サーバ 部門管理サーバ 業務サーバ

システム監視 必須 ○ ○ ○

性能監視 選択 ○ - -

アプリケーション管理 選択 ○ - -

リモート操作 選択 ○ - -

リカバリフロー 選択 ○ - -

自動運用支援 選択 ○ ○ ○

資源配付 選択 ○ ○ ○

スクリプトファイル 選択 ○ - -

プロセス監視 選択 - ○ ○

○:設定します。

-:設定しません。

システム監視の変更

1. 構成情報の削除

部門管理サーバがメッセージ送信先システムとして定義していたシ ステムで、以下のコマンドをプライマリノード、セカンダリノードそれ ぞれのホスト名で実行します。

a) メッセージ送信先システムがWindows版の場合

opaconstat -D 変更前の部門管理サーバの物理ホスト名 b) メッセージ送信先システムがSolaris OE版の場合

/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 変更前の部門管理サーバの 物理ホスト名

2. 構成情報の登録

メッセージ送信先システムで、指定しているシステムが動作している ことを確認してから、部門管理サーバのプライマリノードとセカンダリ ノードで、以下のコマンドを実行します。

opaconstat –a 3. イベント通知先の変更

部門管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバで、

システム監視設定のメッセージ送信先システムを変更し、Systemwalker Centric Managerの再起動、構成情報の登録処理を行います。

イベント通知先の変更

下位サーバのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを変更します。

1) 運用管理クライアントで、[スタート]メニューから[プログラ ム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監 視設定]を選択します。

→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表 示されます。

2) 変更する下位サーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、

[OK]ボタンをクリックします。

→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

3) [通信環境定義]ボタンをクリックします。

→[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。

4) [メッセージ送信先システム]タブを選択し、変更前の部門管理サ ーバのホスト名を選択し、[更新]ボタンをクリックします。

→[メッセージ送信先システム(更新)]ダイアログボックスが 表示されます。

5) メッセージ送信先システムに変更後の論理ホスト名を指定し、

[OK]ボタンをクリックします。

6) Systemwalker Centric Managerを再起動します。

[下位サーバがWindows版の場合]

a- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を停止します。

pcentricmgr

b- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を起動します。

scentricmgr

[下位サーバがSolaris OE版の場合]

a- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を停止します。

/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

b- 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Manager を起動します。

/opt/systemwalker/bin/scentricmgr 7) 下位サーバで、構成情報を変更します。

a- 以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サ ーバに登録します。

[下位サーバがWindows版の場合]

C.1 IPアドレス/ホスト名を変更する

ーバに登録します。

[下位サーバがWindows版の場合]

opaconstat –a

[下位サーバがSolaris OE版の場合]

/opt/systemwalker/bin/opaconstat –a d- 部門管理サーバをフェールバックします。

部門管理サーバをイベント通知先として指定している 下位サーバとの接続形態が“常時接続”の場合、7.の作業 は必要ありません。

性能監視の変更

運用管理クライアントまたは運用管理サーバで、以下の手順に従って作業を 行ってください。

以下の作業は、すべてのノードでIPアドレス/ホスト名を変更したあとにま とめて実施すると、それぞれ一度の作業で効率よく設定することができます。

1. ネットワーク性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシ ーを更新し、配付します。

a) [Systemwalkerコンソール]を起動します。

b) [ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[ネットワークの性 能]-[全体]を選択します。

→[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボッ クスが表示されます。

c) [更新]ボタンをクリックし、ポリシーを再作成します。

d) [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択します。

→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。

e) [すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。

2. サーバ性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更 新し、配付します。

a) [Systemwalkerコンソール]を起動します。

b) [ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[サーバの性能]を 選択します。

→[性能監視-サーバ設定(サーバ性能)]ダイアログボックス が表示されます。

c) IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシー を選択し、[変更]ボタンをクリックしたあと表示される設定画面 で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。

IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてにつ いて、本作業を実施します。

d) [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択します。

→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。

e) [すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。

性能監視の動作環境の設定については、“Systemwalker Centric Manager使 用手引書 監視機能編”を参照してください。

アプリケーション管理の設定

アプリケーション管理を使用して監視している場合は、以下の作業を行って ください。

1. 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール]から、[ポリシー]

メニューの[ポリシーの定義]-[アプリケーションの監視]を選択します。

→[アプリケーション管理]画面が表示されます。

2. [アプリケーション管理全体の設定]-[動作の設定]を右クリックし、表 示されるメニューの[作成]を選択します。

→[動作の設定]ダイアログボックスが表示されます。

3. [アプリケーション情報送信種別]で、[エージェント起動時に毎回最新 情報を送信する]、または[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信 する]ラジオボタンを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

4. [ポリシー]メニューの[配付先の設定]を選択し、ポリシーの配付先に部 門管理サーバを設定します。

5. [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択し、ポリシーを配付しま す。ポリシーを適用するタイミングは、[すぐ適用する(配付先のサービ スを再起動する)]を選択します。

C.1 IPアドレス/ホスト名を変更する

リモート操作の変更

リモート操作エキスパート

接続しているリモート操作コネクションマネージャのIPアドレスを 変更した場合、\EXPCCL\SUPTCP.CCL内のコネクションマネージャのIP アドレスを変更してください。

コネクション マネージャの 定義方法につ いては、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”を参照してください。

リモート操作クライアント

[クライアントセットアップ]画面で、自マシンの設定を指定している 場合は変更してください。

接続しているリモート操作コネクションマネージャのIPアドレスを 変更した場合、\EXPCCL\SUPTCP.CCL内のコネクションマネージャのIP アドレスを変更してください。

コネクション マネージャの 定義方法につ いては、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”を参照してください。

リカバリフローの変更

リモートコマンドの実行先に、IPアドレス/ホスト名を変更した部門管理サ ーバを指定している場合は、変更します。

[タスク情報]ダイアログボックスの直接指定で部門管理サーバを指 定している場合に、変更作業をします。以下の操作で[タスク情報]ダイ アログボックスを表示します。

1) 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール]から、[操 作]メニューの[リカバリフロー]を選択します。

→[リカバリフロー]ダイアログボックスが表示されます。

2) [登録]ボタンをクリックします。

→[リカバリフロー登録]ダイアログボックスが表示されます。

3) タスクを選択し、右クリックで表示されるポップアップメニュー の[タスク情報]を選択します。

→[タスク情報]ダイアログボックスが表示されます。

4) [コマンド実行ホスト]の[直接指定]で、IPアドレス/ホスト名を 変更した部門管理サーバを指定している場合は、変更後の物理IP アドレス/物理ホスト名に変更します。

自動運用支援の変更

運用管理クライアントで、運用している環境に合わせて、以下の作業を行っ てください。

1. [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー か ら [ プ ロ グ ラ ム ]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択し、接続先に各サーバ を指定します。

ク ラ イ ア ン ト の 場 合 は 、 [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー か ら [ プ ロ グ ラ ム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視クラ イアント設定]を選択します。

→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

クライアントの場合は、[システム監視クライアント設定]ダイアロ グボックスが表示されます。

2. [イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。

→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。

a) [イベント]メニューより[イベントの更新]を選択します。

→[イベント定義]ダイアログボックスが表示されます。

部門管理サーバのホスト名で特定している場合は、ホスト名を 変更後のホスト名に変更してください。

b) [アクション]メニューより[アクション設定]を選択します。

→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。

[音声通知]タブで、[音声通知を実行するホスト名]に部門管理 サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホ スト名に変更してください。

c) [アクション]メニューより[アクション設定]を選択します。

→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。

[リモートコマンド]タブで、[発行先:]に部門管理サーバのホ スト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変 更してください。

d) [アクション]メニューより[アクション設定]を選択します。

→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。

[SNMPトラップ]タブで、[トラップ通信先]の[ホスト名]に部門 管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後 のホスト名に変更してください。

3. [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー か ら [ プ ロ グ ラ ム ]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択し、接続先に各サーバ を指定します。

ク ラ イ ア ン ト の 場 合 は 、 [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ー か ら [ プ ロ グ ラ ム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視クラ イアント設定]を選択します。

→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

C.1 IPアドレス/ホスト名を変更する

資源配付の変更

以下の手順に従って、各マシン上で部門管理サーバのシステム定義(配付経 路)の変更作業を実施してください。

1. 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール 資源配付]を起動 し、[表示]メニューより[対象システム]を選択します。

2. [対象システム]画面の[ノードプロパティ]ダイアログボックスで、部門 管理サーバの物理IPアドレス/物理ホスト名を変更してください。

3. 業務サーバで、スケジュール文により、階層通知機能を用いて、部門管 理サーバ経由で結果通知を行っている場合は、通知先IPアドレスを部門 管理サーバの新しい論理IPアドレスに変更してください。

資源配付をクラスタサービス上で運用している場合は、以下の手順を 実施します。それぞれの設定方法の詳細は、“Systemwalker Centric Managerクラスタ環境運用管理ガイド”を参照してください。

1) 資源配付のクラスタアンセットアップ 2) 資源配付のクラスタセットアップ

3) 運用管理サーバで、システム定義内容の変更

スクリプトファイルの変更

スクリプトファイル内で、該当IPアドレス/ホスト名を意識した処理を行っ ている場合、以下の手順に従って、操作を実施してください。

1. 運用管理サーバで、該当するスクリプト内に書かれているIPアドレス/

ホスト名を変更します。

2. 運用管理サーバで(実際の作業は運用管理クライアントから)同スクリ プトを使用しているシステムへ、インテリジェントサービスのポリシー 設定を行い配付します。

プロセス監視の変更

プロセス監視の動作環境ファイルを変更します。

部 門 管 理 サ ー バ で 、 以 下 の プ ロ セ ス 監 視 の 動 作 環 境 フ ァ イ ル で 、

“MyIPaddr”に指定しているIPアドレスを変更後のIPアドレスに変更し ます。

Systemwalker イ ン ス ト ー ル デ ィ レ ク ト リ

\mpwalker.dm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.ini

下 位 サ ー バ で 、 以 下 の プ ロ セ ス 監 視 の 動 作 環 境 フ ァ イ ル で 、

“Destination”に部門管理サーバを指定している場合は、指定してい るホスト名を変更後のホスト名に変更します。

- [Windows版の場合]

Systemwalker イ ン ス ト ー ル デ ィ レ ク ト リ

\mpwalker.dm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.ini - [Solaris OE版の場合]

/etc/opt/FJSVftlc/pmon/mppmon.ini