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第4章 利用機能別に必要な設定

4.1 各機能で必要な設定

各機能で必要な設定について説明をします。

4.1.1 イベント監視機能を使用する場合

クラスタシステム上に構築した部門管理サーバに、直接通知するそれぞれの 業務サーバおよびクライアントで設定します。

イベント通知先には、クラスタに登録したSystemwalker Centric Manager用 グループのネットワーク名またはIPアドレスを指定してください。ネットワー ク名は、DNSなどのネームサーバまたはhostsファイルに定義されている必要が あります。

イベント通知先の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager 使 用手引書 監視機能編”を参照してください。

4.1.2 部門管理サーバを運用形態名で監視する場合

運用形態名の定義

部門管理サーバに運用形態名を定義することで、Systemwalkerコンソールに クラスタ名の代わりに運用形態名を表示することができます。運用形態名の定 義を行うことで、クラスタのフェールオーバに連動して、運用形態名を動的に 変化させることができます。

設定した運用形態名の定義を有効にするには、設定後、Systemwalker Centric Managerの再起動が必要となります。

定義ファイル

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpopagt\etc\oparuntype

ファイルの形式

4.1 各機能で必要な設定

DEFRUNTYPE

クラスタ名表示を指定します。

ONの場合は、クラスタ名を表示します。

OFFの場合は、クラスタ名は、表示されません。

省略された場合は、ONが指定されます。

RUNTYPE、GROUP

グ ル ー プ の 状 態 が 、RUNTYPE行 の 次 の 行 以 降 に 定 義 し た 状 態 に な る と 、 RUNTYPEに定義した運用形態とみなされます。上の行にある定義が優先されま す。RUNTYPE定義は、64行まで定義することができます。

グループを定義していない場合は、“ON”でも“OFF”でも一致とみなされま す。

運用形態名:

最大16バイトの文字列で定義します。

サービス名:

SafeCLUSTERを使用する場合、SafeCLUSTERに登録したサービスのリソ ース名を最大256バイトの文字列で定義します。MSCSを使用する場合、

MSCSに登録したグループ名を、最大128バイトの文字列で定義します。

ON:グループの状態が、オンラインです。

OFF:グループの状態が、オフラインです。

表示結果

表示結果を、以下の表に示します。

DEFRUNTYPE RUNTYPE,GROUP 表示 一致する運用形態名なし クラスタ名

ON 一致する運用形態名あり 運用形態名

一致する運用形態名なし なし

OFF 一致する運用形態名あり 運用形態名

4.1.3 共有ディスクのログファイル監視機能を使用する場 合

共有ディスクのログファイル監視機能は、共有ディスクファイル監視定義フ ァイル(opashrfmon)に、共有ディスク上のログファイルを定義することで、

クラスタ上のアプリケーションなどが、共有ディスク上に出力したテキスト形 式のメッセージを、監視イベントとして扱うことができます。

共有ディスクのログファイル監視の設定については、“クラスタ環境運用管 理ガイド”を参照してください。

4.1.4 資源配付機能を使用する場合

ここでの設定は、運用管理サーバまたは運用管理クライアントで、ポリシー を作成、配付および適用することにより実施します。

資源配付の適用結果スケジュールと適用結果通知先を設定します。[資源配 付]ウィンドウで、ポリシーを作成、配付することで設定します。通知先には、

クラスタに登録したSystemwalker Centric Manager用グループのネットワーク 名またはIPアドレスを指定してください。

資源配付機能の設定方法については、“Systemwalker Centric Managerクラ スタ環境運用管理ガイド”、および“Systemwalker Centric Manager 使用手引 書 資源配付機能編”を参照してください。

4.1.5 スローダウン監視機能を使用する場合

クラスタ環境で、スローダウン監視機能を使用する場合、プライマリノード およびセカンダリノードで設定を変更する必要があります。

設定の変更手順については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”

を参照してください。

4.1.6 セルフチェック機能を使用する場合

クラスタシステムでセルフチェック機能を使用する場合、以下のようにセル フチェックスクリプトを編集します。

監視元ホストの設定で、プライマリノード、セカンダリノードのホスト 名を空白で区切って指定してください。

運用系で監視を行う場合は、二重監視の設定をOFFにしてください。

プライマリ、セカンダリの両ノードへ登録、またはポリシー配付します。

スクリプトは、クラスタシステム運用を判断し、クラスタシステム運用 のノードで動作します。

設定方法の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照し てください。