(1) 喫 煙 予 防 教 育 プ ロ グ ラ ム の 評 価 の 分 析 対 象 数 を 表 33に 示 し た 。
第 1 次 プ ロ グ ラ ム 、 第 2 次 は 各 々 1 校 ず つ で あ る が 、 第 3 次 プ ロ グ ラ ム は 2 校 の 児 童 を 対 象 と し て 、喫 煙 予 防 教 育 を 実 施 し た 。統 計 の 分 析 に は 、SPSSVer.17 を 使 用 し 解 析 を 行 っ た 。
67
表 33 分 析 の 対 象 と な っ た 児 童
人 数
男 女 合 計
第 1 次 プ ロ グ ラ ム (4 年 生 ) 66 52 118
第 2 次 プ ロ グ ラ ム (6 年 生 ) 34 35 69
第 3 次 プ ロ グ ラ ム ( 5 年 生 ) 51 53 104
合 計 151 140 291
(2) 喫 煙 予 防 教 育 プ ロ グ ラ ム 終 了 後 の 学 年 別 の 意 識 調 査
1 ) 頻 度 に よ る 分 析
そ れ ぞ れ の 項 目 に 対 し て 、 問 2 理 解 度 に つ い て は 「 よ く わ か っ た 」、「 わ か っ た 」、「 わ か ら な か っ た 」、「 ど ち ら と も い え な い 」 と い う 回 答 を 求 め た 。
問 3 に つ い て は 今 ま で タ バ コ の 影 響 に つ い て 聞 い た こ と が あ る か の 経 験 の「 あ る 」「 な し 」 を 問 い 、あ る 場 合 あ る 場 合 は「 ど こ で 」、「 だ れ か ら 」、「 ど ん な こ と 」を 聞 い た か た ず ね た 。 問 4 は 友 だ ち と タ バ コ に つ い て 話 し た こ と が あ る か の 経 験 の 有 無 を「 あ る 」「 な し 」た ず ね 、問 5 は 最 近 3 ケ 月 以 内 に 家 族 と タ バ コ に つ い て 話 し た か の 経 験 の 有 無 を た ず ね 、「 あ る 」
「 な し 」 で 回 答 を 求 め た 。 表 34 に チ ェ ッ ク し た 人 数 と 評 価 分 析 対 象 数 で 除 し た 比 率 の 学 年 別 の 結 果 を 示 し た 。
表 34 学 年 別 の 分 析
人 数 ( % ) 学 年
合 計
有 意 差p
( 注 a)
4 年 5 年 6 年
問 2 理 解 度
よ く わ か っ た
82
( 68.9)
87
( 83.7)
60
( 87.0)
229( 78.4)
0.007**
わ か っ た
33
( 27.7)
12( 11.5) 9 ( 13.0) 54( 18.5)
わ か ら な か っ た 1 ( 0.8) 3 ( 2.9) 0 ( 0.0) 4( 1.4)
68 ど ち ら と も い え
な い
3 ( 2.5) 2 ( 1.9) 0 ( 0.0) 5( 1.7)
問 3_
影 響
あ る
46
( 39.3)
77
( 74.8)
55
( 79.7)
178( 61.0)
0.000***
な い
71
( 60.7)
26
( 25.2)
14
( 20.3)
111( 38.0)
問 4_
友 達 と 話 す
あ る
28
( 23.7)
31
( 29.8)
18
( 26.1)
77( 26.4)
0.582 な い
90
( 76.3)
73
( 70.2)
51
( 73.9)
214( 73.3)
問 5_家 族 で 3 ヶ 月 以 内 話 す
あ る
43
( 36.1)
20
( 19.2)
15
( 21.7)
78( 26.7)
0.011*
な い
76
( 63.9)
84
( 80.8)
54
( 78.3)
214( 73.3)
***p<0.001, ** p<0.01, * p<0.05,
a.分 割 表 検 定 ( Fisher の 直 接 法 に よ る 正 確 確 率 ( 両 側 検 定 ))
4 年 生 n=119、 5 年 生 n=104、 6 年 生 n=69、 合 計 n=292
学 年 ご と に よ る 解 析 で は 、問 2 理 解 度 、問 3 影 響 、問 5 家 族 で 3 ケ 月 以 内 に 話 し た か は 、 学 年 が 上 が る と 喫 煙 に 対 す る 興 味 も 上 が る た め な の か 、 ま た そ の た め 家 族 で 話 し 合 う 機 会 を 保 護 者 も 意 識 し て も つ た め か 、有 意 差 が あ る こ と が 分 か っ た 。よ く わ か っ た の 割 合 は 、4 年 生 と 5 年 生 と 比 較 す る と 、 5 年 生 に な る と 顕 著 に 高 く な っ て い る 。
69
(3) 喫 煙 予 防 教 育 プ ロ グ ラ ム 終 了 後 の 意 識 調 査 の 男 児 、 女 児 別 の 学 年 差
表 35 学 年 別 ( 男 子 の み )
人 数 ( % ) 学 年
合 計
有 意 差p 4 年 5 年 6 年 a
問 2 理 解 度
よ く わ か っ た
40
( 60.6)
43
( 84.3)
29
( 85.3)
112( 74.2)
0.005**
わ か っ た
22
( 33.3)
4 ( 7.8) 5 ( 14.7) 31( 20.5)
わ か ら な か っ た 1 ( 1.5) 2 ( 3.9) 0 ( 0.0) 3(2.0) ど ち ら と も い え
な い
3 ( 4.5) 2 ( 3.9) 0 ( 0.0) 5(3.3)
問 3_
影 響
あ る
22
( 34.4)
41
( 82.0)
27
( 79.4)
90(59.6)
0.000***
な い
42
( 65.6)
9 ( 18.0) 7 ( 20.6) 58(38.4)
問 4_友 達 と 話 す
あ る
17
( 25.8)
19
( 37.3)
11
( 32.4)
47(31.1)
0.403 な い
49
( 74.2)
32
( 62.7)
23
( 67.6)
104(68.9)
問 5_家 族 で 3 か 月 以 内 に 話 す
あ る
18
( 27.3)
11
( 21.6)
9 ( 26.5) 38(25.2)
0.763 な い
48
( 72.7)
40
( 78.4)
25
( 73.5)
113(74.8)
***p<0.001, ** p<0.01, * p<0.05,
a.分 割 表 検 定 ( Fisher の 直 接 法 に よ る 正 確 確 率 ( 両 側 検 定 ))
4 年 生 n=66、 5 年 生 n=51、 6 年 生 n=34、 合 計 n=151
全 学 年 男 子 の み の 結 果 は 、問 2、問 3、の 2 項 目 で 、学 年 が 上 が る と 理 解 で き た と 答 え た
70
こ と と 、 喫 煙 が 健 康 に 影 響 が あ る こ と を 聞 い た こ と が あ る と 答 え て お り 、 学 年 間 で の 有 意 差 が あ っ た 。よ く わ か っ た の 割 合 が 、4 年 生 60.6% だ っ た の が 5 年 生 に な る と 84.3% と な っ て お り 、 5 年 生 に な る と 大 き く 理 解 度 が 高 く な っ て い る 。
表 36 学 年 別 ( 女 子 の み )
人 数 ( % ) 学 年
合 計
有 意 差p a 4 年 5 年 6 年
問 2 理 解 度
よ く わ か っ た
41
( 78.8)
44
( 83.0)
31
( 88.6)
116
( 82.9)
0.611 わ か っ た
11
( 21.2)
8
( 15.1)
4 ( 11.4) 23( 16.4)
わ か ら な か っ た 0 ( 0.0) 1 ( 1.9) 0 ( 0.0) 1( 0.7)
ど ち ら と も い え な い
0 ( 0.0) 0 ( 0.0) 0 ( 0.0) 0( 0.0)
問 3_影 響
あ る
23
( 44.2)
36
( 67.9)
28
( 80.0)
87( 62.1)
0.002**
な い
29
( 55.8)
17
( 32.1)
7 ( 20.0) 53( 37.9)
問 4_ 友 達 と 話 す
あ る
11
( 21.6)
12
( 22.6)
7 ( 20.0) 30( 21.4)
1.000 な い
40
( 78.4)
41
( 77.4)
28
( 80.0)
109
( 77.9)
問 5_ 家 族 で 3 か 月 以 内 に 話 し た
あ る
25
( 48.1)
9
( 17.0)
6 ( 17.1) 40( 28.6)
0.001***
な い
27
( 51.9)
44
( 83.0)
29
( 82.9)
100
( 71.4)
***p<0.001, ** p<0.01, * p<0.05,
71
a.分 割 表 検 定 ( Fisher の 直 接 法 に よ る 正 確 確 率 ( 両 側 検 定 ))
4 年 生 n=52 、 5 年 生 n=53、 6 年 生 n=35、 合 計 n=140
全 学 年 女 子 の み の 結 果 は 、 問 3、 問 5 の 2 項 目 で 有 意 差 が あ り 、 喫 煙 の 影 響 に つ い て 聞 い た こ と が あ る と 回 答 し た 割 合 と 、 家 族 と 最 近 話 し 合 っ た こ と が あ る と 答 え た 割 合 が 、 学 年 が 高 く な る に つ れ て 高 く な り 、 学 年 間 で の 有 意 差 が あ る こ と が わ か っ た 。 よ く わ か っ た の 割 合 が 4 年 生 で は 、 78.8% で あ っ た が 、 5 年 生 に な る と 83.0% に な っ て お り 、 理 解 度 が 高 く な っ て い る こ と が わ か る 。
表 37 性 別
人 数 ( % )
男 子 女 子 合 計
有 意 差p a
問 2 理 解 度
よ く わ か っ た 112 ( 74.2%) 116 ( 82.9%) 228( 78.4)
0.063 わ か っ た 31 ( 20.5%) 23 ( 16.4%) 54( 18.6)
わ か ら な か っ た 3 ( 2.0%) 1 ( 0.7%) 4( 1.4)
ど ち ら と も い え な い
5 ( 3.3%) 0 ( 0.0%) 5( 1.7)
問 3_影 響
あ る 90 ( 60.8%) 87 ( 62.1%) 177( 60.8)
0.904 な い 58 ( 39.2%) 53 ( 37.9%) 111( 38.1)
問 4_ 友 達 と 話 す
あ る 47 ( 31.1%) 30 ( 21.6%) 77( 26.5)
0.083 な い 104 ( 68.9%) 109 ( 78.4%) 213( 73.2)
問 5_ 家 族 で 3 か 月 以 内 に 話 し た
あ る 38 ( 25.2%) 40 ( 28.6%) 78( 26.8)
0.596
な い 113 ( 74.8%)
100
( 71.4%)
213( 73.2)
***p<0.001, ** p<0.01, * p<0.05,
a.分 割 表 検 定 ( Fisher の 直 接 法 に よ る 正 確 確 率 ( 両 側 検 定 ))
男 子 n=151,女 子 n=140,計 n=291 名
72
( 4 ) タ バ コ に つ い て の 情 報 源
タ バ コ の こ と を ど こ で 、 だ れ か ら 、 聞 い た こ と が あ る か を 児 童 に 自 由 記 述 さ せ 、 そ の 内 容 を 分 析 し た 。
表 38 問 3- 1 ど こ で
項 目 人 数 ( % )
家 67( 42.4)
学 校 50( 31.6)
保 健 室 27( 17.1)
テ レ ビ 7( 4.4)
親 戚 の 家 2( 1.2)
本 1( 0.6)
覚 え て い な い 1( 0.6)
そ の 他 3( 1.8)
表 39 問 3- 2 誰 か ら
項 目 人 数 ( % )
担 任 49( 30.4)
母 親 ・ 両 親 47( 29.2)
養 護 教 諭 27( 16.8)
家 族 喫 煙 10( 6.2)
テ レ ビ 8( 5.0)
親 戚 6( 3.7)
予 防 教 室 実 施 者 3( 1.9)
本 2( 1.2)
不 明 2( 1.2)
73
表 40 問 3- 3 ど ん な こ と を
項 目 人 数 ( % )
病 気 に な る 35( 23.3)
タ バ コ は 身 体 に 悪 い 29( 19.3)
タ バ コ の 害 23( 15.3)
ニ コ チ ン ・ タ ー ル に つ い て 11( 7.3)
タ バ コ を 吸 っ て も い い こ と は な い 10( 6.6))
副 流 煙 に つ い て 7( 4.7)
危 険 5( 3.3
外 国 の タ バ コ に つ い て 2( 1.3)
そ の 他( 依 存 性 の こ と 、な ぜ 販 売 す る の か )
8( 5.3)
表 38 か ら 表 40 は タ バ コ の こ と を ど こ で 、 だ れ か ら 、 聞 い た こ と が あ る か の 問 い に 対 し て の 回 答 で あ る が 、 家 庭 で と 回 答 し て い る 割 合 が 一 番 高 く 、 次 い で 学 校 の 割 合 が 高 く な っ て い た 。 だ れ か ら と い う 割 合 は 高 い 順 か ら 担 任 の 先 生 、 母 親 ・ 両 親 、 養 護 教 諭 と い う 割 合 で あ っ た 。 家 庭 で 聞 い た こ と が あ る と い う 割 合 が 一 番 高 い こ と を 考 え る と 、 母 親 ・ 両 親 の 中 に 、 家 族 、 親 戚 、 テ レ ビ も 家 庭 と い う 範 疇 に 含 ま れ る と 考 え る 。 ど ん な 内 容 か と い う 質 問 は 、 病 気 に な る 、 タ バ コ は 身 体 に 悪 い 、 タ バ コ の 害 と い う 健 康 面 で の 影 響 の 内 容 が 多 か っ た 。
2 ) 得 点 に よ る 学 年 、 性 別 の 分 析
1 ) の 出 現 頻 度 に よ る 学 年 、 男 女 別 の 出 現 人 数 の 比 率 の 分 析 で は 学 年 の ど こ に 有 意 な 差 が あ る こ と は 明 ら か に で き な い の で 、 得 点 に よ る 分 析 を 行 っ た 。
問 2 理 解 度 に 対 す る 「 よ く わ か っ た 」 を 1 点 、「 わ か っ た 」 を 2 点 、「 ど ち ら と も い え な い 」 を 3 点 、「 わ か ら な か っ た 」 を 4 点 、 と し た 。
問 3 今 ま で に タ バ コ の 影 響 を き い た こ と が あ る か「 あ る 」を 1 点 、「 だ れ か ら 」、「 ど ん な こ と を 」 は 記 述 式 、「 な い 」 は 2 点 と し た 。
問 4 友 だ ち と 話 し た こ と が あ る か 「 あ る 」 を 1 点 、「 な い 」 を 2 点 と し た 。
74
問 5 最 近 3 ヶ 月 以 内 に 家 族 で タ バ コ に つ い て 話 し た こ と が あ る か「 あ る 」を 1 点 、「 な い 」 を 2 点 と し た 。
各 項 目 の (問 い )の 学 年 別 、 男 女 別 の 平 均 点 を 表 41に 示 し た 。
表 41 各 項 目 の (問 い )の 学 年 別 、 男 女 別 の 平 均 点
① 問 2 理 解 度 得 点 ( 得 点 が 高 い 方 が 理 解 度 低 い )
学 年 、性 を 主 要 因 と し て 平 均 値 の 分 散 分 析 を 行 っ た 結 果 、学 年 で 5%水 準 で 有 意 な 差 が あ っ た (F(2,285) = 3.221, p<.05)。 下 位 検 定 を 行 っ た と こ ろ 、 4 年 生 と 6 年 生 の 得 点 の 間 に 5%水 準 で 有 意 な 差 が あ り 、 4 年 生 の 得 点 が 6 年 生 よ り 高 く 、 理 解 度 が 低 か っ た 。 性 別 に つ い て は 、 10%水 準 で 有 意 な 傾 向 で 差 が あ り (F(1,285)=3.252, p<.10)、 男 児 の 得 点 が 高 く 、 理 解 度 が 男 児 は 女 児 に 比 べ て 低 か っ た 。 学 年 に よ る 男 女 差 は な か っ た 。 図 17 に 理 解 度 の 各 学 年 、 男 女 別 の 得 点 を 図 示 し た 。
図 17 理 解 度 の 各 学 年 、 男 女 別 の 得 点
問2 理解度 問3 影響聞いたことがあるか 問4 友だちと話す 問5 家族と話す
学年 性別 N 平均値 標準偏差 N 平均値 標準偏差 N 平均値 標準偏差 N 平均値 標準偏差
4年 男児 66 1.47 0.66 64 1.66 0.48 66 1.74 0.44 66 1.73 0.45
女児 52 1.21 0.41 52 1.56 0.5 51 1.78 0.42 52 1.52 0.5
5年 男児 51 1.27 0.72 50 1.18 0.39 51 1.63 0.49 51 1.78 0.42
女児 53 1.21 0.53 53 1.32 0.47 53 1.77 0.42 53 1.83 0.38
6年 男児 34 1.15 0.36 34 1.21 0.41 34 1.68 0.47 34 1.74 0.45
女児 35 1.11 0.32 35 1.2 0.41 35 1.8 0.41 35 1.83 0.38
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6
4年 5年 6年
男児 女児
75
② 問 3 タ バ コ の 影 響 を 聞 い た こ と が あ る か
学 年 、 性 を 主 要 因 と し て 平 均 値 の 分 散 分 析 を 行 っ た 結 果 、 学 年 で 0.1%で 有 意 な 差 が あ っ た ( F(2, 282) = 24.101, p<.001) 。 下 位 検 定 を 行 っ た と こ ろ 、 4 年 と 5 年 、 4 年 と 6 年 の 得 点 の 間 に 5%水 準 で 有 意 な 差 が あ り 、 4 年 生 の 得 点 が 5 年 生 、 6 年 生 よ り 高 く 、4 年 生 は 聞 い た こ と が な い こ と が 明 ら か と な っ た 。性 差 お よ び 学 年 ×性 は 有 意 な 差 が な か っ た 。
図 18に 影 響 を 聞 い た こ と が あ る か の 得 点 を 示 し た 。得 点 が 高 い 方 が 聞 い た こ と が な い こ と を 示 し て い る 。
図 18 タ バ コ の 影 響 を 聞 い た こ と が あ る か
問 4 友 達 と 話 す
学 年 、性 を 主 要 因 と し て 平 均 値 の 分 散 分 析 を 行 っ た 結 果 、年 齢 の 有 意 差 は な か っ た( F(2, 284)=0.555, ns)。性 別 の 主 効 果 が 10%水 準 で 有 意 な 傾 向 が あ り( F(1, 282)=3.786, p<.10)、
女 児 の 得 点 が 高 く 女 児 は 友 達 と 話 さ な い 傾 向 が 男 児 よ り も 高 か っ た 。 学 年 ×性 の 交 互 作 用 は な か っ た の か を 図 20に 示 し た 。
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8
4年 5年 6年
得 点
男児 女児
76
図 19 友 達 と 話 し た こ と が あ る か 男 女 別 の 得 点
問 5 家 族 と 話 す
学 年 、性 を 主 要 因 と し て 平 均 値 の 分 散 分 析 を 行 っ た 結 果 、学 年 で 1%水 準 で 有 意 な 差 が あ っ た (F(2, 285)= 5.645, p<.01)。 下 位 検 定 を 行 っ た と こ ろ 、 4 年 生 と 5 年 生 、 4 年 生 と 6 年 生 の 得 点 の 間 に 5%水 準 で 有 意 な 差 が あ り 、4 年 生 の 得 点 が 5 年 生 、6 年 生 よ り 低 く 、4 年 生 は 家 族 と 話 す こ と が 5 年 、 6 年 よ り も 多 か っ た 。 性 差 は な か っ た が 、 年 齢 ×性 で 有 意 差 が あ り (F(2, 285) = 3.492, p<.05) 、 4 年 で 男 児 が 女 児 よ り 得 点 が 高 く 、 4 年 生 で 男 児 は 女 児 よ り も 家 族 と 話 さ な い こ と が 明 ら か と な り 、 以 上 の 結 果 を 図 20 に 示 し た 。
図 20 家 族 と 話 し た こ と が あ る か ( 得 点 高 い ほ う が 話 さ な い )
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8 2
4年 5年 6年
得 点
男児 女児
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8 2
4年 5年 6年
得 点
男児 女児
77