第 5 章 後期の活動 23
5.4 学内成果発表会
5.4.3 来場者の評価
成果発表会では発表評価シートを配布することで,プロジェクトの活動について効果的な発表が 行われているかを問う発表技術,発表内容について,1から10の10段階で来場者に評価をしても らった. 来場者からは,「ぜひあれば利用したい」,「返却棚の活用に注目するということが面白い」
との意見を頂くことが出来た.一方で,「アイデアについては面白いが,UIの見たいめは改善の余地 がある」との意見もいただき,私たちでは気づけなかった部分についてアドバイスをいただくこと が出来た.次に,発表評価シートに書かれたコメントを記した.
図5.9 展示したメインポスター
図5.10 展示したメインポスター
発表評価シートのコメント 発表技術についてのコメント
• 実機で動かしながら説明してくれるのでわかりやすい
• 説明が分かりやすくて,質問にも明確に答えてました
• 実際に触ってみてかなり実用性があると思いました.(例であげていたテストの期間に 何をかりたかなど)
• 成果物を実際に使っての発表なので,成果がわかりやすいと思いました.
• こちらの質問に対してしっかりと対応していて素晴らしかったです.
• メンバー1人1人がプロジェクトに参加していることが伝わってきた.
• 3つのグループが各自で詳しく発表していたのでわかりやすかった.iPadを使い発表し ていてわかりやすかった.
• Live demonstrations (デモが生きた発表だった)Very interactive (非常にインタラ クティブだった)
• 体験できて良さが伝わりやすかった
• 声も聞き取りやすかったし,実際に使ってみれたのがよかった.
• 実物があったり,ポスターが分かりやすいでももう少し内容をまとめたほうがいいと 思う
• 活動しているグループを3つに分けて各グループの内容を説明し,質疑応答を行う方法 が良いと思います
• 内容をわかりやすこコンパクトにしたほうが良い. ストーリがわかりずらい.
• 少しつまるところが目立ったが,内容はよく伝わる話し方だった教室前の発表に気づけ なかった少々指示が甘いように感じた.
• ポスター,スライド,デモなど様々な発表方法を取り入れていて情報が多くわかりやす かったです.
• モール側の説明はわかりやすかったが,工房内での説明は人によって様々.プロジェク トとしての統一感がもう少しあっても良いと思う.狭い空間で3つの小プロジェクトの 説明がなされているので,少し聞きにくい.(これは学生の問題点ではありませんが)
• 返却棚の活用という注目ポイントがすごく面白いと思った.過去に借りられた(返却棚 の)本を検索することができる→身近に感じられるかなぁと思った.最近のだけじゃ 別に…
• デモを聴衆にやらせていたのがよかった.3つのシステムの発表を1つ6分で回す方式 だったけど,時間で区切るくらいだったらポスターセッションにしたほうがいい
発表内容についてのコメント
• ある程度十分なものである
• 新しい推薦本が出たら,それが新しくはいた本だってわかるようにしてほしいなあ. あ と,推薦本にかぎらず,先生が借りた本を全部知りたい...例えば,どの本とどの本を一緒 に借りたか とか. 一見関連なさそうな2冊が借りられてるけど,なにかつながりがある のかなーとか考えるの面白そう...
• 成果物がすごく,その目的を完全に達成していると思いました
• 対象ユーザがよく分からなかった.
• システム的な魅力はあるがUIへの考慮が少し足りないかも.
• 目的や計画がしっかりとされていた
• デモをiPadで見せて頂き,どういった時にどう使用するのかがよく分かったと思い ます.
• とても興味が惹かれ,自分で使用してみたいと思いました
• 「ライブラリー」という,ひとつの舞台でアプリを開発しているのであれば,グループ間 の連携などをすればもっと面白くて便利なものができると思う.
• 返却棚や足跡など着眼点が非常に興味深いです.ライブラリで実際にしようできるよう になるといいですね.
• どれも有用性を感じる提案物でよかったです.返却した本をグループ化する物について は表示の仕方の工夫があるとより良くなると思いました.
• 前期の時点に比べて各システムの特徴が薄くなってしまった気がした.streetとsearch を合体させれば面白そうだと思った.3つのシステムを作られたのは,進捗管理がしっ かりがしっかりしていた証拠のように感じられた.
• 本の関連性を示すなら,本同士のつながりをもっと分かりやすく見せられるのではない かと思いました.
• 実物をさわれて良かった.まだできていないのが残念.streetは視覚的に良かった.シス テムも良い.
• Well thought out process(よく考えられたプロセスでした)
• 非常に面白かったです.さらなる改善をきたいしています.
• とても興味深く,面白かったです
• UXをもう少し考えてみたらどうだろう.
• システム的な魅力はあるがUIへの考慮が少し足りないかも.
(※文責:吉川凌平)
発表技術についての評価と改善点
発表技術について50人に評価してもらったところ,平均点は8.00点であった5.11.意見として は「デモが生きた発表であった」,「デモを聴衆にやらせていたのが良かった」,「実機で動かしなが ら説明してくれるのでわかりやすい」と,制作したプロトタイプを用いて発表することについて評 価をする意見があった.また,「声が大きくはっきりしていてよかった」,「説明がわかりやすくて, 質問にも明確に答えていた」と発表態度についても評価を得ることが出来た.一方で,「狭い空間で 3つの小プロジェクトが説明なされているので,少し聞き取りにくい」,「場所が狭いので,どうして も実演やスライドが見づらくなってしまう」と,発表空間の狭さについて幾つか指摘がなされた.ポ スターセッションの内容については問題はないと考えられるが,発声量や空間レイアウトについて は,グループを順に発表するなど改善が必要だと考えられる.
(※文責:林貴洋)
図5.11 発表内容についての評価
発表内容についての評価と改善点
発表内容について45人に評価してもらったところ,平均点は8.13点であった5.12.「返却棚や足 跡など着眼点が非常に興味深いです.ライブラリで実際にしようできるようになるといいですね.」,
「とても興味深く,面白かったです」と,システムの方向性について評価を得ることが出来た.一方 で,「UXをもう少し考えてみたらどうだろう.」,「システム的な魅力はあるがUIへの考慮が少し 足りないかも.」とシステムのUIやUXについて指摘がなされた.見た目の部分では詰め切ること が出来ず,反省すべき点であり,2014年2月に行われる東京発表に向けて改善を行っていくべきで ある.
図5.12 発表技術についての評価
(※文責:林貴洋)