によって結成され、その後の育成計画を作成する余裕がなかったため、 n J : 的な祈動を するには至っていない側面が見受けられる。しかし、島原市では全市民が防災と深い I ) ! J わりを持たない限り、日常生活はできないといえ、災害に強い市民の育成が重要なテー マとなっている。
土石流および眉山の崩壊に備えた全市民的な避到 i
やI/IJ 内の降灰除去作業など、Ii引時多 発的に生じる災害に的確に対処するために、自主防災組織の活動は必民不 I I I 欠である"
これからの具体的対策のためにも現時点での自主防災組織の状況を把躍しておくことが 必要である。
本報告では、島原市の自主防災組織の現状と課題を把握することを u 的として、この 問題に対して地域の実態を最も把握していると考えられる自主防災組織の会長を対象に 実施したアンケート調査をもとに、町内会の現状、災害に対する認識、島原市の自主防 災組織の現状と課題、避難対策、さらに災害復旧の現状に対する認識および地震対策を 聞いた結果をまとめたものである。
第
2 アンケート調査の概要 アンケート調査は、平成 7 年 1 2 月に島原市の全自主防災 組織会長(島原市では町内会 長が兼ねる)を対象に行った。
調査票は、郵送方式により配 布・ I H I 収した。合計 1 8 6 部を
表 1 地区別配布数、│叶収数およびJiiJ収不
地 区 配 布 数 回 収 数 回 収 率 ( % ) 三 会 地 区
3 3 1 8 5 4 . 5
杉 谷 地 区
2 2 1 3 5 9 . 1
森 岳 地 区
3 2 2 3 7 1 . 9
霊 丘 地 区
3 0 1 6 5 3 . 3
白 山 地 区
3 1 2 5 6 1 . 6
安 中 地 区
3 2 2 5 1 8 . 1
』ロh 計
1 8 6 1 2 0 6 4 . 5
配布、 1 2 0 部を回収し、回収率は 6 4
,5% であったの多少のばらつきがあるが、全地│メか ら 50% 以上の凹答が得られている(表 1 )。なお、表 l において、安中地│メ:と杉谷地│メ は今回の噴火災害の被災地である。安中地区は水無川流域にあり、 1 ‑ .
イi 流および火州市 t
が頻発した平成 3年および 5年に被災した。杉谷地区は中尾川流域にあり、平成 5{ド に 被災した。これらの地区では、砂防ダム、導流堤、噂流工などの防災施設が建設 r l ' もし くは建設の予定である。この他の地区では、町内会活動が影響を受けるような被得は受 けていない。
第
3 町内会の現状について
‑173
「あなたの地区の
住民の町内会行事へ 非常に親密になった の参加はいかがです 多少親密になった か
J
と聞いたところ、「積極的に参加する
J
ほとんど変わらない13%
、 「かなり参加 多少悪化した するJ38%
、 お よ び 非常に悪化した「呼び掛けがあれば
わからない 参加する
J44%
を含めると、
90%
以上の。
10 20 30 40 50 60 70 町内会において、「参図
l 火山災害前と比べての近隣の付き合いの変化加する
J
という回答であり、適 表2
地区別の近隣との付き合いの変化 切な企画があればかなりの参加が期待できると思われる。
島原市は今回の災害で避難 所および仮設住宅を町内会単 位で使用した。経済力や年齢 などによる優先順位をつけず、
希望者全員が入居できるよう
〈問〉 雲仙普賢岳の火山災害前と比べ て、近隣とのつきあいは変わりましたか cl)以前に比べて非常に親密になった (2)以前に比べて多少親密になった (3)以前とほとんど変わらない (4)以前に比べて多少悪化した (5)以前に比べて非常に悪化した (6)わからない
被災地区(安 非被災地区 中・杉谷) (三会・森岳・
N=38人 霊丘・白山) N=82人 3( 7.9%) 3( 3.7%) 9(23.7%) 28(34. ! %) 20(52.6%) 49(59.8%)
3( 7.9%)
1 C
1.296) 3( 7.9%) O( 0 96)。( 0 %) !( 1. 2%) .5%
(人)
に配慮した。これも地域のコミュニティを保つのに有効で、あったと判断される。また、
災害継続中に降灰除去、自主防災組織の結成、行政への要望など町内会レベルの前動が 続いたp 乙のように│町内会における活動、行'},l:等を過して、
l F 賢 I l r
のH自火災',IFI i i H
去の近, 9 r
づきあいの変化を/1H
いた1 " 1
作が│ヌ1
Iおよびぷ 2である,.1
主1
I のように『1 M G ( l h . │
付全域で 見ると、f
ほとんど変わらなしリが57.5%
を占めるが、r J
ド常に親密になったjと「多少刺 密になったJ
が35.8%
で、 「多少悪化したj とf
非常に悪化したJ
の計5.8%
よりもかなり多い。災害によって地域内での協力や話し合いが必要になり以前より
I H J
内会内での交 流が生じたために親密になったと思われる。また、表2
の被災地区と非被災地区とを比 較すると「悪化したj とする割合が非被災地区において高い。これらの被災地区では避 難のために地区内に町民は残っていないが町内会の組織だけが残っているという地域の コミュニティが崩壊した状態にある。住宅移転先の地区内において町内会を rIj.編成する 必要があり、その時期がきていると考えられる。また、
f
今川の火山災害を契機として、町内会活動は変わったと思いますかjの11¥Jに対し、「思う
jは全体の 30% 程度で、その内訳は被災地区で半数、非被災地区で 20% 強と、
被災地区で「変わった J という見方が強い。どのように変わってきたかを調べると、その 内容の上位 2 位は
f行政との交渉の窓1Iとなってきた J(52% 、 1 I 1 1 " f 内会)、「防災前動が 町内会活動の中心となってきた J ( 1
9%、
5町内会)である。今回の災害では、│町内会 は住民の避難、生活再建、防災工事などについて、地域の意向をまとめ、行政とのパイ プ役として機能を果たした。災害直後から継続的に今日まで、地域コミュニティの中核
として活動してきたことを反映しているといえる。その、 I~ 面、「活動が停滞している J お
よび「コミュニティが壊れて、活動ができなくなっている
Jという回答が被災地匹の 5 1 " f 内会 (22%) から寄せられている。
「あなたの町内会の課題はどのようなことですか
jの聞に対し、「高齢化が進んで町内 会活動ができる人材が少ないこと
j、
f若い人が町内会活動に関心を示さないこと
j、 r
I人暮らしの世帯が増えてきたこと
jなどといった、品原市に限らず、他のお
¥11 i
jのI " f l
人j会で も見受けられる一般的な課題を挙げている f l 1 1 答が多い。 ・方、「今回の火山災害によっ て、避難者や転出者が多く、活動できないこと J 、「火山災害によって集落が再編成され て、まだコミュニティが形成されていないこと J などといった火山災害の影響を受けて
いると思われる回答も一部に見受けられる。町内会活動においては、先に述べたように、
高齢化の進行、若者の町内会活動に対する無関心、 l 人暮らし│世帯の増加などが深刻で あり重大な課題といえる。町内会をベースとした祈動の限界をポすものであり、 I " J 内会 や自主防災組織の枠を超えた連携および行政、消防 I J I 員、警察'(,;、地区内の事業所、専 門知識を持った人材などとの協力が必要といえる。
第 4 今後において危倶される災害について
「島原市において、今後心配される災存は何で、すか J の I I ¥ J に 対 ・ し 、 r ; 1 < 力 l U 1 1 、 1 " )品川の
土石流
jには約 68% が回答しており最も心配されている。次いで、、「用山第六渓の : 1
イi 流 J および「眉山の山体崩壊 J を半数程度が選んでいる(
Iヌ12)。特に、普賢 I J r の火砕流と水 無川および中尾川流域の土石流に関して、別個に質問を行ったところ、普賢岳の火砕流 については、「たぶん発生しないだろう J および r ‑:.度と発生しないだろう」とするい!特が 約 60% を占めているのに対し、水無川・中尾川流域の土石流については、
r{続実に発生す るだろう
jおよび「十分考えられる J とする回答が
90%近くを占めている。噴火活動が停
止状態にある現在において、火砕流よりも土石流および 7 百山の崩壊に対する住民の危機 感が強いことが浮き彫りとなっている。
‑175‑
水無川、中尾川の土石流 眉山第六渓の土石流 眉山の山体崩壊
雲仙普賢岳の溶岩ドームの崩壊 台風による風害
地震による市街地火災 地震による津波
雲仙普賢岳の火砕流 その他
特に心配な事柄はない
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