CITESⅡ
術後 2 時間ほどで正常の反応に戻る。
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-の卵やヒナなどを食べる。成体になると地上で生活するようになり、あらゆる大 きさの哺乳類、鳥類、爬虫類などを捕食し、ときには、スイギュウ、シカ、イノ シシなどの大型の動物を襲うこともある。また、腐肉なども好んで食べ、共食い もする。
・上、下顎に平らな先の尖った小さな歯がある。この歯の後縁にはのこぎり状の小 さなぎざぎざがあり、肉を切り裂くのに役立つ。歯の切れ味は刃物のように鋭い ので、咬まれると危険。また、頑丈な尾をムチのように使うので、注意が必要。
・10~30 個の卵を産む。
・飼育するとよく馴れる。飼育下で 24 年生きた記録がある。
(2) 保定方法とマイクロチップの埋込み
ア 保定の方法
A 器具を使用しない保定法 器具を使用しない保定は避ける。
B 器具を使用した保定法
全長
50cmほどの大きさのトカゲであれば、玉網ですくい上げ、網を絞ってオオトカゲを 動けなくして床面に押さえつけ、網の上から頭部をつかむ。
C 特に注意すべき事項
マイクロチップの埋込み処置は短時間で終了するため、原則的には麻酔は要らない。全て 作業に当たり、保定者は皮手袋を装着する。
D 麻酔法
大きく成長して物理的な保定が不可能な場合、筋肉麻酔(メデトミジン 100μg/kg+ケタミ
ン 5mg/kg)を用いる。投与が困難な場合は、吹き矢で投与する。30~60 分でマイクロチッ
プ埋込みができるほどに不動化する。覚醒に際しては、保温パットを使用し、体温の低下に
気をつける。拮抗薬であるアチパメゾール 500μg/kg の投与後も覚醒効果は顕著でないが、
71 -23 無毒ヘビ類〈ヘビ亜目〉
ア 和名:ミナミオオガシラ〈ナミヘビ科、オオガシラ科〉
英名:Brown tree snake 学名:
Boiga irregularis【ミナミオオガシラ】
(財)自然環境研究センター提供
イ 和名:タイワンスジオ〈ナミヘビ科、ナミヘビ属〉
英名:Taiwan beauty snake 学名:
Elaphe taeniura friesi【タイワンスジオ】
(財)自然環境研究センター提供
ウ 和名:アナコンダ(オオアナコンダ)〈ボア科、アナコンダ属〉
英名:
Green anaconda学名:
Eunectes murinus【アナコンダ】
(財)東京動物園協会提供
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-エ 和名:アメジストニシキヘビ〈ボア科、
ミナミニシキヘビ属〉
英名:Australian scrub python 学名:
Morelia amethistina【アメジストニシキヘビ】
(財)東京動物園協会提供
(1) 動物の特徴と同定
ア ミナミオオガシラ
分布:スラウェシ島、ハルマヘラ島、ニューギニア、ソロモン諸島、オーストラリアの北 部、東部の沿岸地域
特徴:背面は茶褐色で、全体に薄い暗色の細かい縞模様がある。長さの割に体は細く、胴 の断面は側偏している。頭部は大きく、目も大きい。瞳は縦長。
全長:100~230cm、最大300cm 習性等:
・樹上性が強く、人家付近から森の中まで広く生息する。夜行性。食性は幅広くト カゲ類、鳥類、小型哺乳類などあらゆるものを捕食する。4~12個の卵を産む。
・無毒ヘビの仲間であるが、奥歯の根元から毒液を出す。毒性は弱い。
・輸送船や航空機などの貨物に紛れ込んで、太平洋の島々に移入。特に、グアム島 では大繁殖し、在来のトカゲや鳥類が激減した。
・我が国での定着は確認されていない。
イ タイワンスジオ 分布:台湾
特徴:背面はオリーブ色で菱形状の黒斑が散らばっている。体の後半の背正中線は先端に 向かって次第に黄色味を帯びた条になり、体側の黒斑もつながって尾では黒条にな る。口唇は黄白色で、目から口角にかけて黒い条がある。
全長:150~250cm、最大270cm 習性等:
・八重山諸島のサキシマスジオ
(E.t.shmackeri) や中国のスジオナメラ
(
E.t.taeniura) など本亜種種を含めて6亜種がいる。
・森林や草地に住む。木にもよく登り、人里近くの畑などにも見られる。カエル、
鳥類、ネズミなどを捕食する。2~12個の卵を産む。
・我が国では沖縄本島中部で捕獲されている。
・肉は食用、皮はハンドバックなどに利用。
ウ アナコンダ(オオアナコンダ)
分布:南アメリカ北部(アンデス山脈の東側、オリノコ川、アマゾン川流域)
特徴:体色は緑がかった褐色で、背面に大きな黒い長円形の斑紋が並び、体側には黒で縁 取られた黄色い小斑が散在する。目はやや突出している。頭部に比較して胴は太い。
うろこは滑らかで、体表はつるつるしている。世界最大のヘビ。東南アジアのアミ
メニシキヘビ(
Python reticulatus)も 9m 前後になるといわれているが、太さは本
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-種ほどではない。
全長:400~600cm、最大 9m 体重:100kg 以上になる。
習性等:
・大きな川や湖沼などの岸辺で生活し、水中の水草や倒木の陰などに潜んでいるこ とが多い。水を飲みにきたバク、シカ、ペッカリーなどを水中に引き込んで、体 を巻きつけて絞め殺して食べるほか、カピバラ、カイマンなどのワニ、魚なども 食べる。
・胎生で、20~40 匹の仔ヘビを生む。
・ボアやニシキヘビの仲間は絞める力が強いので、巻きつかれると危険。
・飼育記録 31 年 9 ヶ月。
エ アメジストニシキヘビ
分布:オーストラリア北部、ニューギニア
特徴:体色はふつう黄褐色に菱形の黒褐色の斑紋があるが、地域によっていろいろな変異 がある。日光に当たると、体表が紫色に光を反射する。最長で 8.5m の個体が報告さ れている。長さでは、アナコンダ、アミメニシキヘビに次ぐ 3 番目に長いヘビ。長 さのわりに胴は細いので、いっそう長く感じる。
全長:200~500cm、最大 8.5m 習性等:
・主に、森林に住むが、サバンナなどにもいる。湖や川の土手などの水辺に多い。
・上唇の前部と下唇の後部に熱を感じることのできるピット器官があり、獲物を見 つけるのに役立つ。夜行性で、地上で小型の哺乳類を食べるほかワラビーやカン ガルーなども捕らえる。木に登ることもある。
・10~20 個の卵を産み、親が卵を孵化するまで抱く。
・かなり気が荒く、馴れにくい。よく飛びかかってくるので注意が必要。
(2) 保定方法とマイクロチップの埋込み
ア 保定の方法
A 器具を使用しない保定法
おとなしいヘビであれば、首の後ろをつかんで保定できる。ヘビの性格がつかめない時は、
避けたほうが良い。
B 器具を使用した保定法
気の荒いヘビでは、把持器(Tong)やスネークフックを用いて頚部を掴み、動きを固定し た後、首の後ろを利き手で抑え、他方の腕に体を巻きつかせる。
【器具を使用した保定法(1)】 【器具を使用した保定法(2)】
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-あるいは、エンビ板を用いないで首の後ろを手で抑え、腕に体を巻きつかせて術部を固定 する。
【保定法】
C 特に注意すべき事項
マイクロチップの埋めこみ処置は短時間で終了するため、原則的には麻酔は要らない。歯 が鋭いため、全て作業に当たり、保定者は皮手袋を装着する。
D 麻酔法
大きく成長して物理的な保定が不可能な場合、筋肉麻酔(メデトミジン 100μg/kg+ケタミ ン 10mg/kg)を用いる。投与が困難な場合は、吹き矢で投与する。30~60 分でマイクロチッ プができるほどに不動化する。覚醒に際しては、身体の下に保温パットを使用し、体温の低 下に気をつける。拮抗薬であるアチパメゾール 500μg/kg を投与後も覚醒効果は顕著でない が、術後 2 時間ほどで正常の反応に戻る。
イ マイクロチップの埋め込みの方法 A 埋込みの部位
総排泄孔より前の体側(左側)の皮下に埋込む。
B マイクロチップ埋込みの実際
術部をイソジン綿か 70%アルコール綿で消毒し、埋込み器の針を上記の皮下に穿刺しマイ クロチップを埋込む。マイクロチップの脱落を防ぐために、皮膚の穿刺痕に外科用接着剤を 塗布し、外用散剤を散布する。
【マイクロチップの埋込み】
75 -24 有毒ヘビ類 〈ヘビ亜目〉
ア 和名:ヤマカガシ〈ナミヘビ科、ヤマカガシ属〉
英名:Tiger keelback 学名:
Rhabdophis tigrinus【ヤマカガシ】
(財)東京動物園協会提供
イ 和名:コブラ〈コブラ科、コブラ属ほか〉
英名:Cobra
学名:
Naja spp, Ophiophagus hannah【コブラ】
(財)東京動物園協会提供
ウ 和名:ニホンマムシ〈クサリヘビ科、マムシ属〉
英名:Japanese mamushi 学名:
Agkistrodon blomhoffii【ニホンマムシ】
(財)東京動物園協会提供
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-エ 和名:タイワンハブ〈クサリヘビ科、ハブ属〉
英名:Taiwan pit vipers
学名:
Trimeresurus mucrosquamatus【タイワンハブ】
(財)自然環境研究センター提供
(1) 動物の特徴と同定
ア ヤマカガシ
分布:日本(本州、四国、九州)、朝鮮半島、中国、台湾
特徴:体色は黒褐色あるいは緑がかった褐色で、体側には赤か橙色の縞模様がある。若い 個体は頸部の両側に黄色の帯状斑が目立つ。地域によって体色の変異は著しく、赤 い縞模様がなく、黒褐色や緑色を帯びたものまでさまざま。うろこの中央に条(キ ール)があるので、体表はかさかさした感じがする。成長すると、長さよりも太さ が増す傾向がある。
全長:80~120cm、 最大 140cm 習性等:
・水田、川の岸辺の草むらなどで生活する。主に、カエルや魚を食べ、特に、他の ヘビがあまり食べないヒキガエルなども捕食する。
・分類的には無毒のヘビであるが、上顎に毒腺があり、やや大きな奥歯を伝って毒 液が傷口に入る。おとなしいヘビであまり咬まないし、毒牙が奥にあるため、ち ょっと咬まれただけではほとんど毒が入ることはなかったので、長い間、毒性は 確認されなかった。毒性は強く、全身的な出血がみられ、死亡例もある。
・8~20 個の卵を産む。
・飼育記録7年8ヶ月。
イ コブラ
分布:アジア、アフリカ
特徴:コブラ科のヘビのうち、頭を立ち上げ、頚部のフードを団扇状に広げて威嚇のポー ズをとる仲間の総称。約 20 種が知られている。フードの背面の模様はリング状、
眼鏡模様、帯状、無地など種類によってさまざま。代表的な種類としては、タイワ ンコブラ
(Naja atra)、タイコブラ
(N.kaouthia)、インドコブラ
(N.naja)、エジプ トコブラ
(N.haje)、アフリカクロクビコブラ
(N.nigricollis)、キングコブラ
(Ophiophagus hannah)
などがいる。
全長:ほとんどの種類は 100~200cm、キングコブラは 3~4m、最大 5m になる。
習性等:
・砂漠、草原、畑、森林などあらゆる所に住む。
・主に、カエル類、小型の鳥類や哺乳類を捕食するが、キングコブラはヘビを専門
に食べる。
ドキュメント内
特定外来生物・特定(危険)動物へのマイクロチップ埋込み技術マニュアル
(ページ 73-86)