CITESⅡ
甲長 12. 5cm 以上が望ましい。
【マイクロチップ埋込み部位】
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-21 ドクトカゲ類〈トカゲ亜目、ドクトカゲ科、ドクトカゲ属〉
ア 和名:アメリカドクトカゲ 英名:Gila monster
学名:
Heloderma suspectum【アメリカドクトカゲ】
イ 和名:メキシコドクトガゲ 英名:Beaded lizard 学名:
Heloderma horridum【メキシコドクトカゲ】
(財)東京動物園協会提供
(1) 動物の特徴と同定
ア アメリカドクトカゲ
分布:アメリカ合衆国南西部(カリフォルニア、アリゾナ、ユタ、ニューメキシコ)メキ シコ北西部(ソノラ、シナロア)
特徴:体色は黒褐色か茶褐色で、頭頂部や胴にはピンク色の複雑な帯状の斑紋や斑点があ り、尾では横縞模様になる。吻端は丸く頭部は扁平で、胴は太く、尾も太くて短い。
全身は小さなビーズ状のうろこで覆われている。四肢は体に比較すると小さい。
全長:30~50cm 習性等:
・砂漠、岩の多い荒地、低木林などの住み、日中でも、餌を捜しに歩き回る。動作 は鈍いので、爬虫類、鳥、哺乳類などの巣を捜し、卵やヒナ、ネズミの子供など を食べる。
・トカゲのなかで毒があるのは本種とメキシコドクトカゲ(
Heloderma horridum) の2種のみ。下顎に毒腺があり、咬まれると毒は下顎の奥歯を伝って傷に入る。
毒は神経毒。
・卵生、3~10 個の卵を産む。
・飼育記録 28 年。
68 -イ メキシコドクトカゲ
分布:メキシコ西部、グァテマラ
特徴:体色は茶褐色で、胴にはやや赤味がかった淡黄色の小さな斑点が散在する。頭頂部 には斑点がなく、頭部は一様に黒か黒褐色であり、尾の淡黄色の横縞模様も細い。
体形は前種に似るが、ひとまわり大きい。尾も前種と比較するとやや細くて長い。
全長:40~70cm 最大 100cm 習性等:
・森林や潅木林に住み、主に地上で生活するが木にもよく登る。舌はオオトカゲ類 ほどではないが細長く、先端が二叉に分かれていて、においを嗅ぐのに使用し、
爬虫類の卵、鳥類の卵やヒナなどを捜し出して食べている。
・有毒。前種と同様下顎の奥歯を伝って毒液が出るので、深く咬まれない限り危険 性は少ない。また、動作も緩慢なので、ほとんど咬まれることはないが、不用意 に口先に手を出すと突然跳びかかられることがあるので、注意が必要。
・5~15 個の卵を産む。
・飼育記録 27 年。
(2) 保定方法とマイクロチップの埋込み
ア 保定の方法
A 器具を使用しない保定法 器具を使用しない保定は避ける。
B 器具を使用した保定法
ドクトカゲを玉網ですくい上げ、網を絞ってドクトカゲを動けなくして床面に押さえつけ、
網の上から頭部をつかむ。
C 特に注意すべき事項
マイクロチップの埋込み処置は短時間で終了し、また安全に保定できるため、原則的には 麻酔は要らない。全て作業に当たり、保定者は皮手袋を装着すること。
イ マイクロチップの埋込みの方法 A 埋込みの部位
鼠径部の皮下(左側)に埋込む。
B マイクロチップ埋込みの実際
術部をイソジン綿、70%アルコール綿で消毒し、埋込み器の針を上記の皮下に穿刺しマイ
クロチップを埋込む。マイクロチップの脱落を防ぐために、皮膚の穿刺痕に外科用接着剤を
塗布し、外用散剤を散布する。
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-22 大型トカゲ類〈トカゲ亜目、オオトカゲ科、オオトカゲ属〉
ア 和名:ハナブトオオトカゲ 英名:Crocodile monitor 学名:
Varanus salvadoriiイ 和名:コモドオオトカゲ 英名:Komodo dragon 学名:
Varanus komodoensis【コモドオオトカゲ】
(1) 動物の特徴と同定
ア ハナブトオオトカゲ 分布:ニューギニア
特徴:体色は黒色で、頭部や胴には黄色の斑点が散在し、尾では横縞模様になる。吻端は 丸く、鼻先は膨らんだように見える。尾は長く体長の 2 倍以上ある。そのため、全 長が 4m 以上の個体も報告されており、全長では、コモドオオトカゲより大きくな る種類といわれているが、体形はスリムで、体重はずっと軽量。
全長:120~200cm 最大 4m 習性等:
・森林地帯に住む。餌を捜して林床を徘徊したり、川を泳いだりすることもあるが、
長い尾を木に巻きつけ、四肢の鋭い爪を上手に使って木に登り、樹上で生活する ことが多い。現地では、木のワニと呼ばれている。
・他のオオトカゲ類と同様、先が二叉に分かれた細長い舌を持ち、これをヘビのよ うに出し入れしてにおいを嗅ぐ。
・小型哺乳類、鳥やその卵やヒナ、爬虫類、両生類、昆虫などを食べる。
・細長い尾をムチのように激しく振って攻撃してくる。
イ コモドオオトカゲ
分布:インドネシア(コモド、リンチャ、パダール、フロレスなどの各島)
特徴:小さな個体は体に淡黄色の小さな斑点模様があるが、成体では一様に暗褐色になる。
体や四肢は太く、他のオオトカゲ類と比較して頑強な体形をしている。頭部も幅が 広く、吻端も丸い。尾は体長よりやや長い。雌より雄のほうが大きくなる。全長 3m ほどになり、体重も考慮すると世界最大のトカゲ。
全長:100~250cm、最大 300cm 体重:30~50kg、最大 150kg 習性等:
・乾燥した林や草原に住み、夜は穴の中などで過ごし、日中活動する。
・幼時はあまり太っていないので、よく木に登り、昆虫、ヤモリなどのトカゲ、鳥
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-の卵やヒナなどを食べる。成体になると地上で生活するようになり、あらゆる大 きさの哺乳類、鳥類、爬虫類などを捕食し、ときには、スイギュウ、シカ、イノ シシなどの大型の動物を襲うこともある。また、腐肉なども好んで食べ、共食い もする。
・上、下顎に平らな先の尖った小さな歯がある。この歯の後縁にはのこぎり状の小 さなぎざぎざがあり、肉を切り裂くのに役立つ。歯の切れ味は刃物のように鋭い ので、咬まれると危険。また、頑丈な尾をムチのように使うので、注意が必要。
・10~30 個の卵を産む。
・飼育するとよく馴れる。飼育下で 24 年生きた記録がある。
(2) 保定方法とマイクロチップの埋込み
ア 保定の方法
A 器具を使用しない保定法 器具を使用しない保定は避ける。
B 器具を使用した保定法
全長
50cmほどの大きさのトカゲであれば、玉網ですくい上げ、網を絞ってオオトカゲを 動けなくして床面に押さえつけ、網の上から頭部をつかむ。
C 特に注意すべき事項
マイクロチップの埋込み処置は短時間で終了するため、原則的には麻酔は要らない。全て 作業に当たり、保定者は皮手袋を装着する。
D 麻酔法
大きく成長して物理的な保定が不可能な場合、筋肉麻酔(メデトミジン 100μg/kg+ケタミ
ン 5mg/kg)を用いる。投与が困難な場合は、吹き矢で投与する。30~60 分でマイクロチッ
プ埋込みができるほどに不動化する。覚醒に際しては、保温パットを使用し、体温の低下に
気をつける。拮抗薬であるアチパメゾール 500μg/kg の投与後も覚醒効果は顕著でないが、
ドキュメント内
特定外来生物・特定(危険)動物へのマイクロチップ埋込み技術マニュアル
(ページ 69-73)