口 ︒
これは 23 日解放民族戦線のソ連常駐代表が「南ベトナムの米軍の増強とそ の積極的な行動が,結局は交渉の席でのワシントンの立場を強めると米国は
みているが,そうした見込みは絶対に実現しないと断言できる J と語ったよ
うに,解放戦線,ハノイともに当分の聞は 米国の力 によって会議に応じ る可能性のないことを示している。φ 6
月の貿易事情6月の貿易事情つぎのとおり。
輸 出 289万2669
ド
ノレ(5月:
249万9552ドノレ〉 輸 入 951方9663ド ノ レ (
5月 :
1144万6026ドル〉外国からの援助による輸入
アメリヵ: 3356万7608ドノレ
フランス: 181万5347フラン 苔ドイツ:677万9855
マルク
輸出が40フ5"Iごノレ近く増大したのはゴム,卵の粉末,落花生油,パンヤ(Kapok),紅 茶,冷凍えびの輸出増加によるものである。 5月, 6月の輸出量はつぎのとおりであ
る。
コ ム 卵の粉末
6 月 5 月
4364トン 11トン
3411トン 6
ト ン
‑ 57 ‑ 一(181)ー・
. . . .
イ ソ ド シ ナ C7, 8月〉
落花生油 277トン 264トン 紅 茶 354トン 60トン 冷凍えび 66トン 34トン
−外国からの援助による輸入は食糧品,原料,資材の輸入にあてられた。 5月のアメ リカの援助計画からの支出は2359万7392ドノレであった。
争米の需給
政府にとって米の需給を調整し,価格を安定させることは最大の関心事である。農 村における治安不良のため,昨年に比して今年はさらに約10万トンが不足すると言わ
れている。
政府はまず 7月 9日アメリカとの問に, むこう 4ヵ月で 5万トンの米を輸入する援 助協定に調印した。クワト前内閣が5月26日にアメリカと調印した協定に基づき, 7 月と 8月に2万5000トンが到着し,南ベトナムが本年輸入した米は5万トンに達した。
政府はさらにアメリカとの聞に8月13日,グイ米2万7500トンを輸入することをと り決めた。 また7月26日にはアメリカから小麦粉2万7000トン (192万6000ドノレ相当〉
を輸入することを決めた。これは10月から来年1月まで1回6750トン,毎月10日に4 固にわたって到着することになっている。
7月15日にはサイゴン経済局の保有米は米3万5000トン,籾5万5000トン(精米す れば3万5000トン〉に達し,サイゴンの米問題は解決したと発表されたが,それ以後 発表された輪入計画をみるとサイゴン,ダラト, 中部ベトナムなどの政府支配地域は むこう 4〜5ヵ月の聞は食糧を自給できないととを示している。当局の発表によれば 首都サイゴン150万人の必要とする米は月に1万5000トン,中部の沿岸,高原地帯が 3万トンを必要とする。 9月から来年1月までに到着する予定の米および小麦粉の総 量は10万4500トンで推定必要量22万5000トンの半分に達している。しかし今年さらに
10万トンの米を輸入することが計画されているという報道もある。
政府は輸入によって食糧を確保するとともにサイゴンその他の地区で米の配給制を 実旋し, 1人当りの配給量を月10キロと し, 8月6日価格表を次のように発表した。
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(100キロあ)卸売り価格 I i
〆l 、
売 り 価 格I , 、
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fキ ロ\I
/リットノレ たり袋っき/{l l I l l l
I \たり袋っき/!\あたり
J I
\あたり ジャワ赤米2等 級 (50%砕米〉| 575(550)1 599l
6p. 10I
Sp. 白米l等 級 (25%砕米)I
675(675)I
702I
7p. 10I
Sp. 90一(182)ー ‑ 58 ‑
ソクチャン米特等級(15%砕米〉 740(735)
I
普通長半島長 (15%砕米〉 760 I 長 粒 米 (15〜20%砕米〉 790 I 特 選 米 900 !
〈注〉 p,ピアストノレ。
( )内は 6月26日の公定価指。
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学生の反政府運動おこる769 790 820 934
7P. 80 I 6P. 50 8p. I 6p. 70 8p. 30 I 6p. 90 9p. 50 I 7P. 90
一一一一一一一ー
8月22日ユヱでゴ・ジンジェム政権の弾圧の犠牲者への法要が行なわれたが,その 後,学生約1000人が残って次のような「ユエ宣言」を決議した。
民衆が待ち望む社会を実現するため,外国人から国家威信,国家主権を守るため,
また現在の悲劇的情勢下で国f家の進む道を設定するため選挙による合法的政権の確 立を要求する。
グエン ・パンチュ一政権は無能,教条的,野心的であり,国家主権や民族自決の 権利を擁護する力がない。
ベトナム人民の民族自決権は外国人に侵害されている。
学生への徴兵免除を停止した新徴兵令は反対派を前線に出し,軍事独裁を樹立す るためのトリックである。
そして23日には学生約800人がデモを行ない米軍および南ベトナム軍憲兵は実力で これを阻止した。以後学生集会は連日開かれ, 25日には2000人が参加し, 28日の集会 で、はグヱン ・パンチユー執政府議長の辞任を要求する宣言を発表した。 ついに29日に は市民も参加して4000人の反政府集会が開かれた。
ユエの反政府運動は北部の都市にも影響し,ダナンでは30日, 4000人以上の市民が,
クアンガイでは31日,約1000人の学生,青年が「グエン ・パンチュー執政府議長打倒
J
のプラカカードを掲げて反政府デモを行なった。サイゴンでも連日各種の学生集会が ひらかれていたが, ユエの学生団体との交流が行なわれるにつれ,その影響を受けは じめた。 30日サイゴンの学生代表 5人はグエン ・フーコ国防相と会見し,米軍の駐留 地域および駐留期間を定める協定を結ぶよう要求した。
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軍票発行商ベトナム政府およびサイゴンの米大使館は, 8月31日米軍人および米民間人に対 してドノレの支払U、に軍票を発行するとの了解覚え書きを交換した。 この軍票は米軍内
‑ 59 ‑ 一(183)一
イ ン ド シ ナ (7, 8月〉
の支払い機関またはベトナム国立銀行内に設けられる特別通貨機関の窓口を通して 1 ドルll8ピアス トノレで、交換されるが, これ以外の窓口での交換は厳重に罰せられる。
軍票は韓国,オーストラリア,フィリピン,ニュージーランドの軍隊にも適用される。
今回の措置について,政府および米当局は,①政府の外貨収入が確保されること。米 軍人は給料のうち 1ヵ月に200ドルしか消費を認められていないが,米軍10万となる と, l割をピアストノレに替えるとしても,月 200ガドノレ,年』こすると2400万ドノレに達 する。②ベトコンへのドノレ流入を防止できること。③軍粟そのものは通貨と して流通
しないから資本の海外流出を防止できる,など多くの利点があると説明している。
米軍の増強によって,米軍人が町のヤミ市場で交換するドノレも急激にふえ, ドルの ヤミ{直は一時の1ドJレ=140ピアストノレから120ピアストノレにまで, とくにダナンなど 重要な米軍基地のある地方都市では100ピアストルに落ちた。最 近 で は1ヵ月に約 2000万ドルが南ベトナムの通貨機構に流れ込んでいたといわれ, しかもこれら外貨は ほとんどヤミ市場を通じて多くは資本の海外逃避を助長していた。
南 ベ ト ナ ム 日 誌 C 7 , 8 月 〉
7 月
3 日 V新聞の刊行再開一一ーさる 1日から停刊を命じられたベトナム語の新聞雑誌36 のうち, 23について刊行再開が許可された。
7 日 v米軍8000人増強一一増援の米海兵隊約8000人ダナンに上陸。
8 日 vテーラ一大使辞任,ロ"Iジ氏再任。
夕 日 米の配給制度実施一一政府はサイゴンで米の配給制を実施すると発表した。
1人当りの配給量は月10キロ。また,米の卸売りおよび小売値段はこれまでの30
%安に定められ, 252軒の政府指定の店以外では買えないことになったo
12日 Vユエ ・ダンナで米騒動一一ダナン,ユエ両市で青年,学生たちが10;/J所の大 きな米穀店を襲撃し略容を行なった。
ごうした米騒動は,ベトコンの支配地域が拡大し,かっ交通をしゃ断したため 食糧の輸送が思うようにいかなくなったことと,一部には華商の買占めのためと いわれる。とくに中部地方で は風水害に見舞われたこと, 30数万の避難民が都市 に集中したことが拍車をかけ,公価で 100キロ当たり 900ピアストルの1級米が 2400〜2600ピアストルに上がった。
V米歩兵隊増強一一米歩兵第1師団所属の強化された1伺大隊約4000人,カム ラン湾に到着。
一(184)ー ‑60 ‑
14日 V米陸軍3000人増強一一一米第1師団の歩兵2大隊,砲兵1大隊がプンタウに上 陸,ピヱンホア基地に配置された。
T 3軍司令官にゲエン・フーコ将軍。
16日 曹マクナマラ国防長官,ロッジ氏,サイゴン着。
17日 米歩兵,ピエンホア着一一米歩兵第l師団の500人がピエンホア基地に到着。
20日 V南ベトナム解放民族戦線アビール一一解放戦線は19日ジュネーブ協定11週年 にあたって,アピールを発表したが, 「われわれの確固たる立場は, 1965年3月 22日の,南ベトナム解放民族戦線中央委員会の5項目の声明のなかにあますとこ ろなく明記されており,われわれは, 一貫してこのゆるぎない立場を堅持してい るJとアメリカの「平和的話合
ν
、Jを拒否した。23日 V徴兵反対デモ一一軍の訓練キャンプに送られる300人以上の青年たちの問に 徴兵反対デそが突発, 50人が川に飛び込んだ。
28日 Vジョンソン米大統領の記者会見一一ジョンソン大統領は記者会見において次 のように述べた。
「空輸機動師団および他の一部部隊をベトナムへ出動させるよう命令した。
その結果,われわれの戦闘能力はほとんど即時に7万5000から12万5000人に増 強されるであろう。後日兵力の追加の必要も起こるだろうが,そのときは要請 があり次第派遣するつもりである。こういうことであるから, 当分の間,毎月 の徴兵召集者を 1万7000人から3万5000人に引き上げて,わが現役戦闘兵力を 増強するとともに,われわれとしても兵役志願を勧めるる運動も強化する必要
がある」
「ひとたび、共産側が暴力による解決は不可能であるということをわれわれと 同様に知れば, 平和的解決は必至となる」
「われわれは,もし必要なら死と荒廃が会議のテープ、ノレにつくことを強制す るまで頑張り続けるつもりである」
「私は国連の能力,精力,大きな威信のすべてをベトナムでの侵略停止,平 和回復の道を講ずるために向けることを要請した」
「わが国はいかなる政府の破壊をも求めておらず,いかなる領土の寸土とい えども欲しがっていないが,南ベトナム国民に選択の権利,すなわち南におけ る自由選挙または国際監視下でのベトナム全土にわたる自由選挙によって自身 の運命を決定する権利を持っていることを主張する」
29日 V米空輸師団3700人力ムラン湾上陸一一一米第101空輸師団の一部3700人はカム
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