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付 I

ドキュメント内 アジアの動向 インドシナ 1965 (ページ 105-115)

解放民族戦線声明全文

過 去10余年来,アメリカ帝国主義者は,たえず南ベトナムに干渉と侵略をおこなっ てきた。さいきん,かれらはまたも,ミサイノレ部隊, 海兵隊, B57戦略爆撃機をふく む多数の米戦闘部隊と南朝鮮, 台湾,フィリピン,オーストラリア,マラヤなどの履 い兵を南ベトナムにおくりこんだ。

かれらは,ひいては, 米空軍とその従僕国の空軍に気遣いじみた命令を下して,た えずベ トナム北部とラオスを空襲させさえしている。現在,かれらは南ベトナムで犯 罪的な侵略戦争を,かたくなにつづけているばかりでなく, 戦火を全インドシナと東 南アジアにひろげようとしている。

アメリカの南ベトナム従僕・かいらい当局は,毎日のように人民にたいして,新た な極悪非道の罪を犯している。厚顔無恥の売国奴らは3 侵略者の前で奴れいのように ひざまずき,狼を家のなかに引きいれているdかれらは,アメリカとその多くの従僕 国の軍隊を南ベトナムに招き入れて, われわれの人民を虐殺させ,われわれの神聖な 祖国の領土を占領,じゅうりんさせ,われわれの人民をきわめて残酷に抑圧,搾取さ せている。

ベトナム人民,全インドシナと東南アジアの人民および平和と正義を愛する全世界 の人民は,すべてアメリカ帝国主義者の犯罪的, 好戦的な侵略行為にきわめて激しい 憤りをあらわし,強硬な抗議を提出している。

現在あらわれている,こうしたきわめて重大な情勢のもとで,南ベトナム解放民族 戦線は, アメリカ帝国主義者に反対する抗戦を最後までおしすすめるみずからの鉄の

ような,確固不動の立場を,いまいちど,明らかにする必要があると考える。

I アメリ力帝国主義者はジコネーブ協定の破壊者であり,厚顔無恥な戦争屋,

侵略者であり,ベトナム人民と絶対に両立できない敵である

周知のとおり,ベトナム人民は, 比類なく光栄な抗戦をおこなって,アメリカ帝国 主義者の介入・援助をうけたフランス植民地主義者の侵略をうちゃぶった。事実,ア メリカ帝国主義者は, ベトナム人民の過去の抗戦中,フランス植民地主義者に26億の ドノレ, 10万トンをこえる軍事装備, 200名にのぼる軍事顧問を提供し,ベトナム人民の 独立と自由の頗いを圧殺しようとした。しかし, 英雄的なベトナム人民はあくまで屈 せず,たとえ命を失.っても奴れいにはならないという意気ごみで,断固として勇敢に

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イ ン ド シ ナ

たたかい,かつ全世界人民の全力あげての支持をかちとった。こうして,ベトナム人 民は偉大な勝利をおさめ,敵の魔手から愛する祖国の領土の半ばを解放し,ついに1954 年のジュネーブ国際協定の締結を実現させた。 との協定はベトナム,ラオス,カンボ

ジアの主権,独立,領土保全をおごそかに確認し,この地域の平和を問復し,さらに 平和的手段によるベトナムの再統ーに土台をすえつけたのである。

ベトナム人民はこの協定の意義を深刻に理解している。ベトナム人民はいまでも以 前と同じように, この協定を正しく実施するとともに,この協定を完全に合法的な国 際協定の趣旨,条文として履行する決意を固めている。

これに反して,アメリカ帝国主義者とその南ベトナムの従僕は, 一歩一歩とますま す恥しらずにジュネーブ協定をふみにじったのみか,事実上この協定を破棄してしま った。これまでの11年間, かれらは南ベトナムで公然と残虐な侵略戦争をおこない,

南ベトナム人民を奴れい化し,抑圧し,南ベトナムをかれらの植民地,軍事基地に変 え,さらにベトナムの分裂状態をいつまでもそのままにしようとした。

ジュネーブ協定のサインのインキがまだかわかないうちに, アメリカ帝国主義者は おおいそぎでその従僕どもをかりあつめて, 東南アジア条約機構の軍事ブロックをっ くりあげ, 南ベトナムをおおっぴらに,このブロックの傘の下に入れた。これは実際 には, 南ベトナムをアメリカの指揮のもとにおくということである。そのとき以来ア アメリカはヤっそう深く,いっそう露骨に南ベトナムに介入してきた。1954年末から 1959年にかけて,アメリカ帝国主義者とゴ・ジンジェムか

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、政府は, たびたび大 がかりに野蛮な襲撃と迫害をおとなった。たとえば,チャンシンパウ,ノレイユホ一事 件では,各階層の愛国的な人びと,平和を愛する人びと,抵抗運動の以前のメンバー を狂気のように虐殺し, 宗教の宗・派やかれらに味方しないすべての人び、とを絶滅しよ

うとした。

平和回復の最初の日から, 南ベトナム人民はドウィスェン,フンテイヰ乙ン村,チョ オドック,ピンティン, その他の多くの地で,ひいてはサイゴンの街頭でさえも,そ の血を流してきた。アメリカ帝国主義者とその従僕は, その大規棋で・野蛮な襲撃に拍 車をかけるために, 1959年第10号のファッショ的法令を制定し,かれらに反対する南 ベトナム人民, かれらが「共産党員」という名をかぶせた南ベトナム人民および他の すべての政治的グループと個人を非合法なものである,と宣布した。 これと同時に,

かれらは南ベトナムの各地に断頭台をもうけた。この期間,おおざっぱな統計によっ ても,死刑執行人アメリカとその従僕は, 10万をこえる南ベトナムの愛問者を虐殺し,

投獄した。その唯一の理由は,これらの人びとが平和をかち左るためにたたかい,ジ 一( 94 )ー ‑ 34

ュネーブ協定各条項の実施を要求し,普通選挙をおこなって国家を再統一する問題に ついて話し合うことを要求したということである。 さらにまたベトナムの愛国者が屈 服を拒んだという理由だけで,虐殺され,投獄されたのである。

アメリカ帝国主義者とその手先の犯罪行為が, ベトナム全土に怒りの炎をもえあが らせ,全世界に憤怒のあらしをまきおこしたのは,当然である。

ベトナムとアジアの世論および 5大陸のすべての公正な世論は, アメリカ帝国主義 者とその手先の暴行をきびしく糾弾し, かれらに南ベトナム人民にたいする好戦的な 侵略行為の停止, 1954年のジュネーブ協定の正しい履行を要求している。

しかし,アメリカ帝国主義者は,平和と正義を愛する全世界人民の抗議を無視して,

南ベトナムにおける強盗戦争を,かたくなに,ひきつつきおしすすめてし、る。

過去の11年間,アメリカ帝国主義者は, 南ベトナムで侵略的な植民地主義政策をお しすすめるために, 「援助Jという看板をかかげて,すでに40億ドノレをつぎこんでい る。しかもそのうちの80パーセント以上は直接軍事費なのである。南ベトナムの侵略 戦争は,米支配層のとくに大きな関心をひいている。アメリカの故ケネディ大統領と ジョンソン現大統領,アメリカ国家保障会議, 国防総督,国務省,中央情報局は,南 ベトナムのあらゆる事態の推移に一日も目をはなしていなヤ。ホノルノレは, すでにホ ワイトハクスとペンタゴンの首脳連や太平洋地域のアメリカの将軍たちが,保月定例 会議をひらいて南ベトナム侵略計画を討議する場所となっている。

南ベトナム侵略戦争をしっかりと統御し, じかに指揮するため,アメリカ帝国主義 者は,軍事代表団一一軍事援助顧問団一ーのほか,サイゴンにP・ハーキンスを長と する米軍事司令部を設置している。 さいきんにはまた, 「アメ リカ・ベトナム連合司 令部」なるものをデッチあげた。この・司令部は, 実際には,南ベトナムで最高権力を もっ米軍事機構の一つにほかならず, アメリカ大統領と国防総省の直接の指揮のもと におかれて,南ベトナムにたいする侵略戦争の遂行につとめている。各省長官や将軍 をふくむアメリカ政府の高官は,その大多数が南ベトナムに姿をあらわし,侵略計画 の指導や制定にくわわった。かれらの略奪戦争を現場で指導するために, アメリカ政 府はサイゴンにオダニーノ,レ コリンス,マックガノレ, ウィリアムス,ノ)ーキンスなど 多数の有名な将軍を派遣した。 もっと最近では,アメリカ帝国主義者は前統合参謀本 部議長テーラーやウエストモアラン,ド スロクモノレトンなどのような一群の将校を南 ベトナムにおく りこんだ。

アメリカ帝国主義者とその手先は,原子爆弾以外のあらゆる最新式の兵器と戦争手 段をつかって南ベトナム人民をおどし, 虐殺し,かれらの唯一の目的一ーその支配を

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